ゴーキョな思い出　4　最終回　ヒマラヤトレッキング

2005/11/08 - 2005/11/24

パーンチポカリ（ゴーキョ五湖）も見たし、帰るぞ～！

ゴーキョの更に北から撮った写真ですが、これらの山の名前が分かりません。誰か知ってますか？　チョラツェ・タウツェかなぁ？

エリア エベレスト山周辺(ネパール)

トレッキングルートにある立派なトイレ。

かつては、「トイレは、どこでも」だったが、2005年当時でも要所には立派なトイレが整備されつつあったので、今では「トイレに困ること」はないかも。

トレッキングって、往きは往きで苦しいけど初めての景色が広がるし、帰り（下り）はらくちんで空気がどんどん濃くなって快適。

ナムチェはすぐそこ。
この辺り（4000m以下）まで下りて来ると、トレッキング関係者ばかりでなく、村人も一緒に歩いている。

シャンボチェには重機がある。

シャンボチェには「あの有名な」エベレストビューホテルがあって、その建設過程を綴った本は面白い。飛行場やホテルを造るために、カトマンズからユンボをバラバラにして何百人ものポーターに運ばせて、現場で組み立てたという。当時はルクラの飛行場も無かったからね。

いよいよ「ヒマラヤの大都会」ナムチェバザールが眼下に見えた。

ちょうど市が立つ日で、村内？は大賑わい。

今回はここで昼ご飯を食べて通過するだけ。
でも、ちょっとバザールを覗いてみよう。

何処から運んで来るのか、売っているものは中国製ばかり。

日用品は揃う

100円ショップみたいだ。

ブランド山ジャケットも売ってる。
ノースフェースのゴアテックスジャケットが2000円とかで売ってるが、もちろん本物ではない・・・と思う。

ナムチェは都会だ！

この時代2005年、ナムチェバザールには、既にネットカフェがあった。

昼ご飯を食べたら、更に下りる。

この日の内に飛行場があるルクラまで行けちゃいそうな勢いだったが、飛行機のチケットが明後日だったので、途中パグディンで泊まった。

写真は他の村です。

翌日はのんびりと歩く。
3時間で着いちゃうからね。

ルクラ手前でこんな看板。
飛行機で帰るならルクラへ。
カトマンズまで歩いてお帰りの方は「Jiri」へってことだ。
飛行機なら45分、歩くと1週間。

ガイドのギャルツェンの家はルクラの近くだと聞いていたので、ちょっと寄って行こう・・・って話になった。で、トレッキングルートを外れて暫く歩いて気が付いた。

手ぶらで行くわけにもいかないが、日本からのお土産は何も持ってない。
何か買おうと思っても、トレッキングルートを外れちゃったんで質素な食料や日用品しか売ってない・・・ナムチェで買っておけば良かった。

で、村にあった小さなのお店のカップ麺・石鹸・濃縮ジュース・お菓子などを爆買いした。2000円くらいだったかな。1万円で商品全部買えちゃいそう。

それを持ってギャルツェン宅に突撃だ。

村に入ると、村の綺麗どころ？を紹介してくれた。

ギャルツェンの家はこの辺りでは、平均的な大きさと造り。

街道から離れているので、当時水道はもちろん、電気も無い。
ネパールらしく、食器や台所用品が綺麗に並べられている。

期待通り？ギャルツェンのお母さんが何か作ってくれるようだ。

うどんはネパールやチベットではポピュラーで、トゥクパって言ったっけかな。
もちろんバリエーションはいっぱいあって、野菜や肉を入れたりする。

どういう風にスープを作るのか、これが美味しいんだな・・辛くて温まるし。

頂きました

続いてお茶。

家の周りを散歩したり、2時間ほどお邪魔して退散。

家族写真。
真ん中は17歳の娘さん。

ルクラに着いて、夕飯はギャルツェンとポーターと3人で「高級レストラン」へ。
おごりだから何食べてもいいよ・・・って言ったのに、二人とも相変わらずの「ダルバート」、遠慮してたのかなぁ。ビールは飲んだけどね。

翌日、ギャルツエンもカトマンズまで一緒に飛ぶことになっていたのだけど、天候の関係で飛行機が半分しか飛ばない。私とギャルツエンは別の飛行機だったのだが、3-4時間待たされて最後の1機のボーディングパスはギャルツェンが持っていた。私が乗るべき飛行機はキャンセルとなった。

ギャルツエンが彼のボーディングパスを私にくれたのは、ガイドとしては当然なのかもしれないが、彼のガイドの仕事は昨晩で終わっている。

ネパールでガイドとの別れ際に使う「定型文」に
「今回は客とガイドの関係だったけど、次は友達同士としてヒマラヤを歩こう」
っていうのがある。

数年後に再びギャルツェンとヒマラヤを歩いたが、もちろん「客とガイド」の関係であった。それはあくまでも金銭的なことであって、今回にも増して楽しいトレッキングとなった。

そんな話もいつかしたい。

食べる？飲むチャンスが無かった、スルメと「看板娘」をここで賞味。

以上でトレッキングは終わり。

面白写真を追加して「ゴーキョな思い出」は終了です。

経文が書かれた岩。

ポーターが下りのナムチェでヤギの脚を買ったらしい。

経文が書かれた布が風に揺れるたびに、お経を唱えたことになるという便利グッズ。

水道は都会の証！

ビール自慢

建設中・・・かな？

石造り

なんとなく分かる看板。

重い荷物を担いだポーターが休み易い様に、街道沿いにはこんな休憩施設がある。

立ったまま休む時は、荷物を担いだまま、これを荷物の下に入れる。

肩でなく、おでこで支えるのがネパール流。

TVだって大丈夫。

あのノースフェースなのかどうかは知らない。

ネパールの犬はダラけていて大人しいが、田舎では夜になると「犬が変わって・・」徒党を組んで走り回っていたりする。
今でも狂犬病の被害があるところだから要注意。

ロッジのおばちゃん。
「東京ディズニーランド行って来たさ、ありゃ楽しいところだねぇ」

電波障害・・・？

自由時間の馬

お参りでもしようか

？

この頃のネパールは反政府ゲリラの活動が盛んで、テロも多く発生していたのでルクラ飛行場も警戒が強くなっていた。

かつては誰でも自由に入れた滑走路も、今はフェンスで囲まれてしまった。
そういえば、滑走路が舗装されてた。

飛行場の隅には、壊れた飛行機が野ざらし。

前回に続き、今回は1999年に来た時の写真を発見。

カトマンズ間の飛行機は主に午前中。
ギャラリーがたくさん。

キタ～・・みたいな。

滑走路

狭い駐機場。
カトマンズから飛んで来て乗客や荷物を降ろし、直ぐにカトマンズ行きの乗客を乗せて飛び立つので、混雑時の駐機場は戦場の様だ・・・ヘリコプターも離着陸するし。

離陸は坂を利用して一気に加速。

グッドラック！

この旅行記へのコメント （13）

• pacorinさん 2025/01/28 20:36:28

  ネパールへの扉

  ほいみさん、こんばんは
  
  ほいみさんのネパール旅行記を見たり、日本でネパール人を見かける機会が増えたこともあり、なんとなくネパールが気になりつつある今日この頃です。
  
  で、めちゃくちゃしょーもない質問で恐縮なのですが、ほいみさんはネパールへ行かれる際、ビザを日本で取得されていますか？アライバルビザでしょうか？どちらも微妙にめんどくさそうなので、リピーターの方はどうされているのか、気になりました。
  
  寒い間は冬眠中？次はどこへ行かれるのか楽しみにしています('ω')ノ
  
  pacorin

  ほいみさん からの返信 2025/01/28 22:17:15

  Re: ネパールへの扉

  pacorinさん、こんばんは
  
  早速ですが、ネパールのオンラインビザは簡単なので事前に取った方が絶対にいいです。代金はカトマンズの空港で入国時に支払い、領収書を提出すると入国出来ます。あれ？いくらだったかな4000円？　ドルでも払えます。
  
  到着時に空港でも取れますが、タイミングによっては非常に混雑していて1時間掛かっちゃうこともあるみたいです。
  
  カトマンズ、春は特に空気が悪いです。5月から9月末まではモンスーンで、なかなかヒマラヤが見えないかな。短期間ならナガルコットやドゥリケルに宿泊すると、ネパールらしさが体験出来るかも。
  
  2月に、パタゴニアに行く予定になってます。
  
  ほいみ

  pacorinさん からの返信 2025/01/28 23:20:31

  Re: ネパールへの扉

  ほいみさん、早々にご返信ありがとうございます。
  
  駐日ネパール大使館へパスポートを郵送して取得するのは面倒だと思っていたのですが、事前にオンライン申請＋カトマンズの空港で代金支払いが簡単そうですね。ありがとうございます。
  
  ４月にお気楽ツアーで行こうかな、とか考えていたのですが、空気悪いんですか…ナガルコットで山が見えない、とかだったら悲しいし、次の冬まで待った方が良いかも(>_<)
  
  パタゴニアですか！しかも来月！！絶景写真をお待ちしております♪
  
  pacorin

  ほいみさん からの返信 2025/01/29 13:27:00

  RE: Re: ネパールへの扉

  ネパールはツーリスト天国なので航空券だけ手配すれば、エコノミースタイルからセレブ風まで、何でもありなんですよ。ネパール人自体が優しいので困ることは無いし。
  
  過去にナガルコットには4回行きましたが、11月は2回ともエベレストまで見える快晴、10月始めと、3月末はほとんど見えなかったかな。まぁ、運の良し悪しが一番重要なんですけどね。
  
  カトマンズ市内は排ガスのせいで、とっても空気が悪いですからマスクは持って行った方がいいかもです。
  
  高齢者突入まで残ってしまっていた「生きている間に観たい世界の絶景」のひとつをツアーで簡単に見て来ようと思ってます・・・パタゴニア！
  
  
  ほいみ
  

• gontaraさん 2017/03/25 18:17:00

  怪力ポーター

  ポーターの担いでる荷物を見るとユンボを部品にバラして運んだってのが理解できそう。
  それにしても人力って凄いんだと感心！
  「今回は客とガイドの関係だったけど、次は友達同士としてヒマラヤを歩こう」ってのも、ほいみさんがネパールを愛してやまない理由なのですね。
  
  明日からオランダ行きのはずでしたが、巷で噂の　てるみくらぶ倒産！
  傷心旅行のプランを練らねば・・・

  ほいみさん からの返信 2017/03/26 17:59:52

  RE: 怪力ポーター

  重機をばらして運び上げた話は、エベレストビューホテルの建設を書いた本に詳しく出てます。どうしてもばらせない思い部品はどうしたのでしょう。
  
  ネパール人は直ぐに仲良くなれますが、あまり仲良くなると大変なことも。

  ほいみさん からの返信 2017/03/26 18:19:05

  RE: 怪力ポーター

  そうそう、輝美にクラブも大変なことに。
  安いので老後には使ってみようかと思っていたのですが。
  ＠小笠原

  gontaraさん からの返信 2017/03/26 20:37:22

  RE: RE: 怪力ポーター

  小笠原ですか。
  いいでしょう。
  僕も大好きな場所ですが、新造船になったとは言え、航海は辛かったのでは？
  １航海じゃ勿体無いので、是非２航海、３航海を！
  旅行記楽しみにしています。

  ほいみさん からの返信 2017/04/01 22:34:37

  RE: RE: RE: 怪力ポーター

  一昨日帰宅しました。
  母島に渡る船が揺れましたが、酔い止め薬が効いたのか大丈夫でした。
  まだ涼し過ぎて、海には入れなかったけれど、楽しかったです。
  旅行記は明日あたりアップします。

• くろねこだりゅんさん 2017/03/25 11:54:26

  飛行場

  壊れた飛行機が置かれた横の滑走路に降りるのは怖いですね(笑)
  昔は飛行機も珍しかった山奥、見れることが話のタネになったんでしょう。パイロットだったら一回は挑戦してみたい空港なのでしょうか？
  
  宗教熱心なのに、はためいたり回したりしてお経を唱えたことにしちゃうのは、合理的なのか怠慢なのかいつも考えちゃいます。
  白い山々・青い空にタルチョは絵になりますね(*^_^*)
  
  

  ほいみさん からの返信 2017/03/26 17:56:10

  RE: 飛行場

  ルクラの飛行場は今でも楽しめますよ。
  舗装されちゃったのは残念ですが。
  
  水車で回すマニクルマや風で回すやつ。
  私も持ってますが、太陽光で回るコンパクトなのもあります。
  
  現地人が登る山には、たいていタルチョヶはためいてますが、もっと高いところはどうなんでしょうね。時々新しいのと取り替えなきゃならないし。
  
  ほいみ＠小笠原

• 猫大好きさん 2017/03/24 16:48:19

  ギャルツエンさん！

  あたたかな感じの人ですね〜
  パーカーもノースフェースだもん
  
  この後、家族連れで再訪されたのでしょうか？
  
  やっぱりネパール良い感じ
  行かねば！！
  
  ルクラの空港の飛行機の残骸って　もしや？
  あの谷の中を　出たり　入ったりじゃぁ
  ホントに　グッドラック！！
  
  明日から　気を付けて　行って来てくださいね
  お土産　気を使わなくっていいですから（笑）
  旅行記待っています〜〜〜！
  
  

  ほいみさん からの返信 2017/03/24 19:59:05

  RE: ギャルツエンさん！

  ネパールは、とにかくヒトがいいです。
  もちろん、旅行者を食い物にする連中も多いけど、仏教徒が多いので基本的には信用出来ます。山を見るならパキスタンに勝るとも劣らない。
  トレッキングも、小学校の遠足程度のコースから、死んじゃいそうなコースまで豊富。レスキュー体制も割としっかりしてますよ。
  
  ルクラの飛行場だけでも十分に「世界遺産より面白い」です。
  
  ギャルツェンはいい奴でした。
  再会したときには新婚さんだったのに、泊まってご馳走になっちゃいました。