2017/01/13 - 2017/01/13
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Tagucyanさん
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大震災に伴う大津波の影響で不通になっていた常磐線の相馬-浜吉田間が、昨年12月10日に線路を内陸に移設の上復旧しました。復旧ですが新線のような感じなので、乗りに行ってきました。
あわせて、いい機会なので、その周辺の鉄道その他にいろいろ訪れてみました。
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まずは、これに先立って昨年7月に復旧した小高~原ノ町間に乗るために、小高駅に向かいます。
現在も常磐線の竜田~小高間は、原発事故の影響で不通になっています。その区間を走る代行バスに乗りました。ここを通るのは2回目ですが、なんとも言えない雰囲気の場所という印象は変わらないのでした。
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朝6時半、品川駅9,10番線ホーム。
来てみて初めて知ったのだが、現在は常磐線専用ホームらしい。 -
当駅始発、特急ひたち1号 いわき行き。
朝品川駅を出発する常磐線の電車はこれだけ。次の電車は9時半すぎである。特急 ひたち 乗り物
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乗るのは最後部1号車。
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まだ夜も明けきっていない品川駅は閑散としている。
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始発の品川駅から乗る乗客は少ない。
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この列車は全車指定席。座席上の緑のランプは、ここには乗客がいる証拠。
黄色いランプは、ここでは乗っていないがすでに発売済みの座席。
赤いランプは空席。指定席券を持っていない人はここに座ることになる。
これらの表示はマルスのシステムから自動受信して表示している。
ヨーロッパで同じシステムの列車に乗ったことがある。 -
乗車券と特急券。
乗車券にはさりげなく「経由:常磐」とだけ書かれているが、現在はこれから行くような結構凝った行程となる。
かつては朝の特急に乗れば、昼頃には仙台に着いたのに… -
品川駅を出発。
通路の反対側の座席には、こんな早朝からサンドイッチ頬張りながらものすごい勢いでパソコンをたたくサラリーマン。その音が気になる。あんな仕事したくないなあ。
でも向こうも「あそこに鉄がいやがる」と思ってるかも。
…まあ、お互いさまということで(笑) -
東京駅に停車。ここでもあんまり客は乗ってこない。
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上野東京ライン走行中。
上野東京ラインを通るのは5回目ぐらいだが、なぜかすべて常磐線の電車である。
たまたまの巡り合わせでしかないんですが... -
上野駅に着く直前。
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上野駅を出発。上野で結構客が乗ってきたが、それでも乗車率は6割ぐらい。
JR常磐線 乗り物
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北千住の手前。つくばエクスプレスの電車と並行。
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本日の朝食。品川駅で買ったチキン弁当。
コアなファンの多いロングセラー商品。 -
子供の頃、生まれて初めて新幹線に乗ったときに東京駅で買ってもらったのがこの弁当。
以来、東京駅や大宮駅などからの車内で食事をとるときは、必ずこれを買うことにしている。
これを食べると「旅が始まるなあ」という気がする。 -
取手までの複々線区間。
常磐線快速は本当に「快く速い」という感じがする。
停車駅が多すぎ過密ダイヤで結果のろい中央線の「『快』くない『速』くない」で通勤している身からすると、うらやましい限り。 -
利根川を渡る鉄橋を越えて、茨城県。
複々線区間が3都県にまたがっている常磐線。
ようやく多摩地区に入った三鷹までしか複々線でない我らが中央線とえらい違い(←どこまで卑下する) -
この先、ずーっと逆光。まともな写真が撮れず。
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大企業日立製作所の城下町にある日立駅。
予想通り、車内の大半を占めていたサラリーマン風の客がほとんど降りてしまい、1号車はたったの5人に。
あの品川から乗っている反対側のサラリーマンは降りずに、まだひたすらパソコン打ってる。よく疲れないな。日立駅 駅
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高萩駅。上野方面からの直通鈍行は、この駅まで。
以前は平(現いわき)行きとか仙台行きとかあったんだけどな。高萩駅 駅
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地図上では海の近くを走っているが、意外と海沿いには出ない。
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数少ない海岸線を走る区間。
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終点、いわき駅着。
いわき駅 駅
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向かいのホームに竜田行きが接続している。
昨年のダイヤ改正でこの電車に接続するようになって、この先の行程が組みやすくなった。 -
現在、東京方面からの線路は竜田駅までとなっている。
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先頭車両にはなぜかJRの社員が大量に乗っていた。
何かあるのかな。 -
最初の駅、草野駅。
さっきのJR社員の集団が全員降りた。草野駅 駅
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現在は区間運転の鈍行しか通らない区間。
全線復旧したら再び優等列車が走るのだろうか。 -
四ツ倉駅。
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四ツ倉駅の駅舎。
上野方の常磐線鈍行にグリーン車がつくまで、上野からここまで直通する鈍行電車があった。四ツ倉駅 駅
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ここから先、単線区間となる。
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四ツ倉-久ノ浜間。
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四ツ倉-久ノ浜間。海沿いを走る。
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久ノ浜駅。
久ノ浜駅 駅
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末続駅。
末続駅 駅
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広野駅。
広野駅 駅
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広野駅からその次の木戸駅までは複線。
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木戸駅。
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木戸駅。
木戸駅 駅
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木戸駅から先は、不通区間の途中にある大野-双葉間を除き、東北線と合流する岩沼まで単線となる。
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木戸駅の次が現在の終点、竜田駅。ここから先は現在も不通区間。
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竜田駅。
竜田駅 駅
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ここに来るのは1年1ヶ月ぶり。
その時はすでに日没後だったので、非常に暗ーいイメージがあったが、今日は印象が違う。 -
駅前には、この先の不通区間を行く代行バスのバス停がある。
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この代行バス、1日2往復しかない。
まだ放射線量が高い地域を行くからか、もともとそれしか需要のない区間だからなのか… -
その代行バスの午前中の便が、今乗って来た電車に連絡して待っていた。
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見た目はJRバスに似ているが、「浜通り交通」という地元のバス会社。
運転手の他に、女性の車掌さんが乗っていた。 -
最前列の左側の2席は車掌さんの席。
そして、右側の2席には、このような放射線量を測定する装置が置いてある。 -
さっきの電車からの乗り継ぎ客10名を乗せて、竜田駅前を出発。
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しばらく駅周辺の集落の中を走り、
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ほどなくして国道6号線に出る。
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出発して約15分、ここから富岡町。
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富岡町の中心部。
この先から、帰還困難区域に入る。 -
帰還困難区域に入ると、基本的に国道から外は立入禁止となる。
出発するとき、車掌さんからも「この区間では窓を開けないで下さい」と言われた。 -
このような廃屋をたくさん見かける。
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除染作業で出た放射線物質が大量に保管されていた。
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夜ノ森駅の近く。
2.509マイクロシーベルトの表示。 -
引き続き、大熊町。
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町域の多くが、帰還困難区域である。
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ということで、沿道にはバリケードがしてある。
一見普通の町なんだけど、なんだか異様な感じである。 -
このように沿道の建物には入れない。
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幸楽苑も。
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ENEOSのガソリンスタンドも。
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トヨペットの営業所も。
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大野駅の近く。2.845マイクロシーベルト。
車内の放射線測定装置をずっと見ていたわけではないが、最大で4.8マイクロシーベルトぐらいまでは行っていた。 -
あのあたりが福島第一原発。
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そのすぐ先から双葉町。
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ここも、基本的に国道以外は立ち入れない。
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分岐する道には、すべてこのようなバリケードがしてある。
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草ぼーぼーのファミリーマート。
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そして、浪江町。
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ようやく、帰還困難区域から抜ける。
3月には、仙台方面からの常磐線がこの町まで復旧する。
その時には、また来ようと思っている。 -
でもまだ、しまむらはやってない。
この先のショッピングセンターの駐車場も、資材置場と化していた。
この町に日常が戻るのはいつだろうか。 -
ひきつづき、南相馬市。
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以前三陸地方に行ったときに、あちこちで見かけた看板。
海からずいぶん離れていると思うが、こんなところまで来たんだなあ。 -
ここにも放射線物質の保管場所が。
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田んぼの向こうに、小高駅が見えてきた。
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この交差点を、一旦左折。
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竜田駅から約50分、小高駅前に到着。
昨年7月に原ノ町-小高間が復旧。それと同時に小高駅にも停車するようになった。
JRの代行バスなので、出口ではJRの駅員が切符のチェック。
と言っても、ここで降りたのは自分を含めて2人だけ。
残りの8名は、終点の原ノ町駅に向かうようです。 -
小高駅の駅舎。
小高駅 駅
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約5分間の停車後、バスは原ノ町駅に向かって出発して行った。
これから、しばらく小高駅周辺を歩いてみようと思う。
【その2】につづく。
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2017.1 常磐線復旧区間とその周辺に行ってきた
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