ザグレブと10のクリスマスマーケット巡り（9）山間部の美しい保養地メラーノのクリスマスマーケットで、市役所のインタビューを受ける。

2016/12/12 - 2016/12/12

オーストリアの影響の濃い南チロルのクリスマスマーケット巡りはトレント（トリエント）から始まって、ボルツァーノ（ボーツェン）でお昼を含んだ観光の後に1時間かけてさらに山の中の街メラーノ（メラーン）へやってきました。100年近く前はオーストリアに属していたエリアなので、それぞれの町にイタリアお語名とドイツ語名があって面白いです。周囲を山に囲まれた川沿いの小さな町というよりは村に近い印象を受けました。そのパッシリオ川に沿った遊歩道にクリスマスマーケットが広がっています。ここの町のホームページはかなり詳しく、1つ1つの屋台の情報まで詳しく載せられていたので何屋さんがあるか事前に分かりました。ここでは「ケーテ」が目当てで、2人が気に入ったクリスマスの飾りを買うことが出来ました。「ケーテ・ウォルファルト社」はドイツのローテンブルグのクリスマス専門店で、過去にベルギーのブルージュで初めて出会い、昨年のドイツのマーケット巡りではニュールンベルグでも入りました。そしてここメラーノでようやく買い物が出来ました。メラーノの後のヴェローナのマーケットにも出店していましたし、2016年には六本木ヒルズにも出店していました。買い物が出来て表の等身大のくるみ割り人形と写真を撮っていると自治体の方にアンケートと写真撮影をお願いされました。2017年がコミューンの700年記念で、世界中からメラーノに来た人の写真を集めているとのことでした。ここでの自由時間は1時間しかなかったのですが、買い物をした上にアンケートなど受けていたので思ったより歩けなかったのが残念です。小さいですが周囲の景色も美しく素晴らしい町でした。ここももう少し滞在したいところでした。ただ非常にもバスに乗って1時間かけてボルツァーノ、さらにトレント経由でヴェローナまで大移動です。この辺りは今回のツアーのコース組で改善がなされた方が良いと思いました。添乗員さんが成田空港で言っていましたが、今回のツアーは２本だけで参加人員は予定の半分くらいだそうです。もう1本のツアーは不催行だったので来年は無いかもしれないとのことでした。マニアックで個人的には魅力あるツアーだと思っていたのですが。

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

午後3時頃にボルツァーノを出てさらにオーストリア国境に近いメラーノに向かいます。

川沿いの細い渓谷に沿って山を登っていくので、山の影が反対側の山に写り込んでいます。

時折雪を被った山々が顔をのぞかせます。

何とか明るいうちにメラーノに着きそうです。

ボルツアーノから東に進んだコルチナ・ダンペツッオ辺りは険しい岩山が美しい姿を現しますが、北西に進むメラーノ方面は穏やかな山々が続いています。

南斜面にはブドウ畑が広がっています。

約1時間ほどでメラーノに到着しました。ここでも町の中心部から少し離れたところでバスを降ります。歩いて5分ほどで橋を渡り、村の中心部に到着しました。

山の斜面に教会が建っていたり平地が少ないイメージです。

夏場はよい避暑地になるのではないでしょうか。サンモリッツのような高級リゾートの雰囲気も感じられます。通りや橋にテルメの名前がついているので温泉リゾートなのかもしれません。

日暮前に到着して良かったです。美しい景色を楽しめました。

奥の高い山は何となくドロミテ・アルプスの雰囲気が感じられます。

さあクリスマスマーケットを歩きましょう。

同じ形の小屋風の屋台が並んでいます。歩いている人もお金持ちっぽい人が多いです。

こんなデザインの塔は初めて見ました。雪が積もらないような工夫がされているのでしょうか。

本格的な薪で焼いているパン屋さんがありました。

こういったお店は日本では絶対に出来ないですからね。

素朴なクリスマスのオーナメントなどが売っていました。全部で70軒くらいのスタンドがあるので1時間では見切れないです。

まとまってあると良いなと思うのですが、ちょっとだけ買ってくると家に帰ってからイメージと違うことが多々あります。

これなどはもうスタンドとは言えないような本格的なお店です。ここも表で美味しそうなパンを焼いていました。それに玉ねぎとチーズをのせた物とか美味しそうでした。

こんな小さな町に立派なクアハウスがありました。やっぱり温泉リゾートだったようです。昔ツェルマットへスキーに行った帰りにローザンヌから北にあるイヴェルドンという町へ温泉に入りに行ったことがあります。スキーの帰りは温泉ですからね。温泉に入っていて湿布薬を貼ったままだったことに気が付いて、水着のポケットに入れておいたら、化学反応を起こして泡が大量に出て焦ったことを思い出しました。

目的地のケーテに到着です。一応くるみ割り人形のポーズらしいです。

やっぱりケーテのくるむ割り人形はクオリティが高いです。本物のメイド・イン・ジャーマニーです。

このサンタクロースを買えばよかったな。

これは星が光って音楽も流れます。これも良いなと思ったのですが。

この巨大なのに目が留まってしまいました。目ざとくお店の女の子が電源を入れてくれます。家々に明かりが灯り何とも言えない美しさです。スイッチをさらに入れると音楽が流れます。それも6曲…。店の女の子の美しい笑顔にやられました。

一体どれだけ買い物したのでしょうか。大きなクリスマスピラミッド2個に大きな東方三博士のキャンドルスタンド3個にこれです。自分で荷物を運ばないで済むツアーだと歯止めが効きません。まぁ個人旅行でもあまり変わりませんが。

ケーテで記念写真を撮っていたら自治体の職員の女性とカメラマンにインタビューされました。ここの自治体の700年記念が2017年になるそうで、世界中からメラーノに来た人にインタビューと写真撮影をお願いしているとのことでした。アンケートと写真利用の承諾許可のサイン中です。時間が無いけど断れない性格なので仕方ありません。

お姉さんたちとお別れしてもう少しマーケットを歩きます。

ここからドゥオーモの方を廻っていると時間が無くなりそうなので引き返します。

ツーリストインフォメーションで地図をもらったら、クリスマスマーケットの絵葉書をくれました。数種類あったので見せてもらっていたら全種類くれました。残念ながらここで絵葉書を書いている時間が無いので諦めます。

こじんまりとしているけれど素敵な町でした。インフォメーションの方も自治体の方々もケーテの方々もみんな親切で優しい感じでした。ちょっとイタリアというよりはオーストリアが近いように感じました。

スタンドに明かりが灯り出しました。1時間くらいで帰らなければならないのが残念です。

最低1晩は滞在したかったです。トレントでは無くてこの村かボルツァーノの方が良かったと思います。

そろそろ日が落ちてきました。たそがれ時のマーケットも良い雰囲気です。

妻がトレッキングやスキーが好きだったらスイスやオーストリアなど行きたいところの選択肢が増えるのですが。でも歩けるうちにスイスにはもう一度行っておこうかと思います。

ケーテまで戻ってきました。

先ほどのパン屋さんにも明かりが灯りました。

元々のモミの木にイルミネーションが飾られています。

高級ブランドのブティックが軒を連ねています。

パッシリオ川沿いに瀟洒なホテルが建っています。ここもきっと温泉施設があるのだと思います。

またいつか来てみたいところです。

後1時間くらい欲しいところでしたが、ヴェローナまで3時間の移動が待っています。そして体調は絶不調なので早くバスに戻らないと倒れそうです。

あまりに美しいメラーノのクリスマスマーケット全景です。

バスに乗ってヴェローナまでの3時間はほとんど気絶したように寝ていました。ヴェローナに着いた後はこの日最後のマーケット巡りが待っています。