2016/12/10 - 2016/12/10
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kojikojiさん
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早朝にスロヴェニアのリュブリャーナを出発して一路オーストリアのグラーツを目指します。ジュリアンアルプスを左に眺めながら3時間のドライブです。オーストリア国境の手前のドライブインでトイレ休憩があります。このトイレ休憩が日本のドライブインと違ってお洒落だったり立ち寄るのが楽しくなります。そしてまた1時間ほど走ってグラーツに到着です。オーストリアは今までに3回来ていますが、ほとんどがウィーンを中心とした2週間ほどで、郊外は昨年のクリスマスマーケット巡りでザルツブルグに来たくらいです。今まで特に来たいと思っていなかったグラーツでしたが、とても魅力のある街でした。これはザルツブルグもそうですし、その後に行ったインスブルックも素晴らしい街でした。これは一度チロルやハルシュタットなどを含めてちゃんと旅行しないといけないなと思いました。訪問した日はグラーツだけでヨーロッパ中から約400台の観光バスが集まっているという情報がありました。それくらいクリスマスマーケット巡りが盛んなようです。なので街の中心部にバスは乗り入れられず、少し離れた場所でバスを降りて15分くらい歩くことになりました。中心部の「ハウプト広場」で解散して約3時間の自由行動です。ここでも添乗員さんの案内もありましたが、いろいろ行かなければならない所もあったので2人で行動しました。まずは物議を醸しだした「クンストハウス」、ついでにトイレも借りて川の橋に設けたカフェの「ムーアインゼル」を眺めながら街をぶらつきます。グラーツにはクリスマスマーケットが10か所くらいあるので、事前の下調べは非常に大切でした。旧市街のマーケットはほぼ網羅することが出来ました。後は宮廷御用達の古いパン屋さんでシュトレンを買って、COSというH&Mのお姉さんブランドのショップで姪にコートを買うだけです。このブランドはこの当時日本にも2店舗くらい入っていたのですが、子供服はほとんど扱っていませんでした。インスブルックにも店があるのですが、訪問が日曜日なのと子供服を扱っていないのでここで買うしかありません。このミッションも無事遂行できました。正直あと1時間くらい時間があれば王宮辺りまで足を延ばせたのですが。食事もしなければならないし少しせわしなかったのと、やっぱり夜のマーケットを見ることが出来ないのが残念でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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リュブリャーナのホテルを午前8時30分に出発してすぐに、このような田園風景の中を走ることになります。
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ヨーロッパアルプスの東端のジュリアンアルプスを左手に眺めながらの旅です。
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最高峰のトリグラウ山はもっと西のイタリア国境の近くですが、雪をいただいた美しい山並みが望めました。それを見越して左側に席を取っていました。バスの大きさに対して参加者が少ないので好きな座席が選べました。
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しばらくするとのどかな田園風景が広がり、長時間の移動でも飽きることはありません。
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昨年のドイツのマーケット巡りでも美しい景色を楽しめました。
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この木の棒はホップ栽培用の物だと思います。ドイツだと足元にからし菜を植えますが、この冬の時期では確認も出来ません。去年は12月だというのにミュンヘン郊外ではからし菜が黄色い花を残していました。それくらいの暖冬だったということです。
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南向きの斜面ではブドウの栽培も行われています。今回あまりワインを飲まなかった上に買ってこなかったのが悔やまれます。
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クロアチアやスロヴェニアは宿り木が少ないように思えました。
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小さな村にも立派な教会が必ずあります。まぁ日本でもどこにでもお寺や神社はありますね。
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オーストリア国境の手前でトイレ休憩がありました。大体2時間弱に1回は休憩があります。平均年齢の高いツアーだったからかもしれませんし、ドライバーさんの休憩が必要なのも理由だと思います。
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トイレよりも売店の方が興味深かったです。トイレもここまでは無料でしたがオーストリアはほとんどが有料で、イタリアに入るとまた無料が多かったように思います。金額は大体0.5ユーロで一番高い所で0.7ユーロというのがありました。
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バスの中も表も乾燥しているので水は必需品です。それと美味しそうだったザクロのジュース。そしてヴェネツィアで有名なフラゴリーノ!フラゴラはイタリア語でイチゴの事です。つまりイチゴ風味の微炭酸の赤ワインです。こんなのがここで買えるとは思いませんでした。しかも2ユーロです。この日はザルツブルグまで移動して夜はホテル・ザッハーのカフェに行ってザルツブルガー・ノッケルンを食べる予定です。その後のホテルでのお楽しみにします。
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ドライブインを出てしばらくするとオーストリア国境でしたが、誰もいなくそのまま素通りです。車内で添乗員さんからエッケンベルグ城の名前を聞いて「大阪図屏風」の話を思い出しました。以前NHKのテレビの番組で見たことがありました。そうかあの城はこの辺りだったのかと思います。
NHK名作選みのがしなつかしでダイジェストが見られます。
http://cgi2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009010790_00000 -
ちょうど3時間でグラーツに到着しました。街の中心部にまではバスが入れないのでオペラハウス近くの路上で下車しました。添乗員さんが地元の大学生の女の子に道を聞いて中心部に向かいます。
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グラーツという名前はスラブ語で「小さい城」を意味する「グラデツ」に由来し、対オスマン帝国の重要な防衛拠点となった歴史も持っています。
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オーストリアの一地方都市くらいにしか思っていなかったグラーツですが、ヘレンガッセの通りの美しさには驚かされました。考えたらオーストリア第2の都市でした。
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通りに面した豪華な館に言葉もありません。
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14世紀にはハプスブルク家の分家に当たるレーオポルト家がグラーツを居住地とし、そこから15世紀に神聖ローマ皇帝となるフリードリヒ3世が輩出されたことで、グラーツは神聖ローマ帝国の首都となり、この時期に王宮と大聖堂が築かれ街は繁栄したそうです。
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伝統的町並みの保存状態はきわめて良好で、「中欧で最も完全な歴史的旧市街」とも言われるそうです。
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イタリアルネッサンス様式の建造物が数多く見られる他にゴシックやバロック建築や新古典主義の建物など各様式の博物館のようです。
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「ハウプト広場」まで全員で移動した後は3時間の自由行動になりました。ここでも2人の時間を優先させます。まずは川の反対側のクンストハウスを目指します。
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「エルツヘルツォーク=ヨハン橋」を渡ります。手前にもマーケットがありますが先を急ぎます。
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オーストリアの3都市は天気も良くて昨年に引き続き暖かい冬でしたが、さすがに川面を渡る風は冷たいです。
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ムール川の対岸には建築家のピーター・クックとコリン・フルニエが設計した「クンストハウス」が鎮座しています。この建物は独特のデザインから古い街並みの中に突然現れるので、2003年の竣工時から物議を醸しているそうです。個人的には嫌いではありませんし、利用するには良い場所だとは思います。
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設計した2人はこの不思議な建物を「フレンドリーエイリアン」と呼んでいるそうです。曲面はアクリルの透明パネルで覆われています。夜になるとLEDライトが点灯するそうですが見られないのが残念です。
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入口に銅製の模型が置かれてあり全体像が見てとれます。
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午前7時から午後10時まで毎時間の定刻10分前には、超低音の振動音も出すそうです。残念ながらこれは確認できませんでした。
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数千年前の土器にコカコーラのロゴが描かれていたって感じのエキシビジョンでしょうか。
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外装のパネルは建物の中まで続いています。
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地下にトイレがあったのでついでに借りておきます。個室の扉が斜めだったり青い間接照明が入って美しくデザインされていたので写真を撮っておきます。
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トイレ前にはロッカーとハンガーです。ロッカーは分かるけど、上着はハンガーに掛けっぱなしなのでしょうか。荷物を持ってエキシビジョンには入れないようでした。
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ここはどうしても見たい所でした。
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上の階まで周っていたら時間が足りなくなるので諦めます。
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建物の外観には対岸の旧市街が綺麗に映り込んでいました。
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裏側から見るとエイリアンのお尻のようでした。
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対岸にはグラーツのシンボルにもなっている時計塔がある「シュロスベルク」です。この時計は時間を現わす通常短い針が長く、分を現わす針が短くなっています。この時計が作られた1712年当時は時間単位の生活で後に分刻みの生活になって分針を後付けしたそうです。また1809年にグラーツはフランス軍に占領され、お仕置きに城や時計塔などが破壊されそうになりますが、街の人はナポレオンに大金を払ってこの時計塔を守ったそうです。お金を払わなかった城は破壊されて公園になっています。
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ムール川沿いに少し遡ると「マリアヒルファー教会」がありました。この教会前の広場はマリアヒルファー・アドヴェントマルクトです。物販と言うよりは移動遊園地の観覧車といった感じです。
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でも教会の尖塔近くまで観覧車で上がれるのは魅力ですね。時間があったら乗りたかったです。妻と観覧車に乗ったのはいつだったかと考えてみましたが、中国の旧満州の長春で旧関東軍の指令本部の写真を撮るために乗った時以外思い出せませんでした。
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そう言えばその時に長春で買った小型のキャリーバックを今回持ってきていました。大連から哈爾濱まで中国語も全く話せないのにメモ用紙と鉛筆だけ持って10日間くらいかけてよく旅したものだと思います。
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「ムルシュテク橋」を渡って旧市街に戻ります。本当はもう1つ上流まで行きたかったのですが、時間を考えて外観だけの見学にしました。
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2003年の欧州文化首都をきっかけにクンストハウスと一緒に計画され、設計されたムーアインゼルも新たな街のシンボルになっています。ニューヨークの芸術家ヴィト・アコンチの設計で「川辺に浮かぶ貝」というコンセプトだそうです。2本の桟橋によって川の両岸に繋がれていて、中には喫茶店と半円形劇場があるそうです。
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真っ直ぐ行けば時計塔へ行けそうですがここも割愛します。
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最初に橋を渡ったところまで戻ってきました。「フランツィスカーナ教会」の前のノルトガッセのマーケットに入ります。
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クライネ・ノイトルガッセの子供のためのクリスマスマーケットのメインは可愛らしい観覧車です。ホームページを見ると夜はライトアップして綺麗です。毎週水曜日は乗り物が1日1ユーロになるのだそうです。
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お昼前なのでお客さんが少なくて閑散とした雰囲気でした。オーストリアの伝統菓子(Schaumbecher)や子供用パンチが売っています。
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売っている物は子供の喜びそうなものばかりで、プラスチックのバケツに入っているのは綿アメです。新宿の花園神社のお酉さまで5歳の姪に綿アメを買ったことを思い出し、彼女が不在なことにホームシックになった気分です。もう妻ではダメです。
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観覧車以外にもミニトレインや回転木馬もあって、小さい子が喜びそうな雰囲気です。
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旧市街のフランツィスカナー・ヴィエルテル(フランシスコ会市街区)のマーケットを歩いてみます。
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初めてプラハで食べた時は感動したお菓子で、チェコではトゥルデルニークでドイツではバウムシュトリーツェルって名前だったと思うけれど、グラーツではチェコと同じトゥルデルニークの名前でした。
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作り方をじっくり見たい気分でしたが時間が無いです。
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フランシスコ修道院の大きな外壁に張り付いたようなお店がありました。子供服の店「ゲルストナー」です。
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チロルの伝統的な衣装の子供服屋さんです。3世代で75年にわたって営業している老舗です。ここで姪にお土産とも思いましたが、この後に行く店が決まっているので諦めます。革製の半ズボンはレーダーホーゼンと呼ばれるものです。村上春樹の短編に「レーダーホーゼン」てありますよね。それがこのパンツです。
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同じサイズの可愛らしいお店が並んでいます。これがマーケットごとにデザインが違うので面白いです。
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「ハウプト広場」に戻ってきましたが、そのまま「州庁舎中庭」へ向かいます。
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街中を走るのは汽車の形をしたアドヴェント・トレインです。
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新古典様式の美しい建物がどこまでも並びます。
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グラーツの所属するシュタイアーマルク州は緑地に左向きの銀豹が紋章です。
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裏通りを歩いていても店が少ないだけで建物の美しさは変わりません。
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州庁舎の「ラントハウス (Landhaus)」 は1557年から1565年に建てられたルネサンス様式の建物でルネサンス建築の傑作と評されています。そのファサードは地味なものですが中庭の美しさには驚きです。手がけたのはイタリア人建築家のドメニコ・デッラリオで建設当時のルネッサンス様式がそのまま残っています。トスカーナのどこかの城塞都市にでもいるような錯覚を感じます。後で調べたらフィレンツェの生まれらしいので、あながち間違えでは無かったかもしれません。
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オーストリア政府観光局の情報ですとこのオブジェはゲルト・へードルという有名な氷彫刻家が手掛けているようです。
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氷で出来たクリッペの人物は完成しているようですが、馬小屋はこれからまだ削るのでしょうか。
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中庭にあったのは中世の頃からのオリジナルの井戸です。
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細かい装飾が美しいです。アントワープの大聖堂の前にも似たような井戸があったような気がします。
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「Faun mit Weitblick」先を見渡すフォーンってところでしょうか。フォーン(Faun)は豊穣を司る精霊で、顔と胴体は美しい青年で耳と足は鹿に似ていて、足の毛は光沢があり手触りもすべすべしているといわれます。ギレルモ・デル・トロ監督の「パンズ・ラビリンス」を思い出したけど、フォーンとパーンは別のものだそうです。
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一か所だけ伸びた樋がありました。初めはドラゴンかと思いましたが花をモチーフにしているようです。なぜこれ1本だけ?
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中世の騎士の持つ旗にも州の紋章の名残があります。
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州庁舎の裏から入って、中庭から出るとメインストリートのヘレンガッセでした。高地の土佐電には海外からやってきた電車が3両ありますが、そのうちの1両はこの道を走っていたものです。
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そのまま通りを渡ってシュテンプファーガッセに入ってみます。レッドカーペットですからね。
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「グロッケンシュピール」という仕掛け時計の前に来ました。この広場もアドヴェントマーケットの1つです。
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美しい建物です。時計の下の2つの黒い格子入りの窓が開いて人形が出てくるそうです。
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登って周囲を見渡したらきれいでしょうね。
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こちらは近所のメールプラッツのアドヴェントマーケットです。ここのマーケットはいろいろな作家さんの造った工芸品が並んでいます。
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屋台のデザインもかっこいいです。閉店するときは屋根がガラスケースの高さまで下がって来るようになっています。
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マーケットのシンボルのロボットです。
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プロコピガッセのマーケットも工芸品のマーケットでした。
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クリスマスのオーナメントの1点物が欲しかったらグラーツのこの辺りがお薦めです。
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可愛らしくディスプレイした焼き栗屋さんは1袋2.5ユーロから2.7ユーロです。
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この時点では眺めているだけです。
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自分の好みのものが見つかればこんな楽しいマーケットは無いと思います。我が家に置くにはピンと来るものはありませんでしたが。
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シュポルガッセに出ると途端に人通りが増えます。
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その先にあるのが「ホーフベッケライ・エーデッガー・タックス」という長い名前のパン屋さんです。
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ここは1569年創業でハプスブルク家御用達の店だったそうで、フランツヨーゼフやシシィ(エリザベート)なども利用したという由緒あるところです。イギリスでいうロイヤル・ワラントのようにハプスブルグ家の紋章の双頭の鷲が掲げられています。
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エリザベート御用達と聞いては来ない訳にはいきません。ギリシャのコルフ島のエリザベートの別荘のアヒリオン・パレスにまで行ったくらいですから。エリザベートはアキレスが好きだったので、ギリシャ神殿風のデザインとアキレスの像や絵画があって面白い建物でした。個人的にはマキシミリアンのトリエステのキャッスル・ミラ・マーレの方がセンス良いと思いましたが。
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お薦めはクッキーやパンみたいでしたが、シュトーレンもありました。
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ということでこの白いのを1本買いました。
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これは母にお土産にしました。お味は・・・、個人的にはミュンヘンのダルマイヤーが今までで一番おいしかったかな。
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可愛いサンタも良いですが、やはりクッキーも買って来れば良かったと思います。
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この後戻りかかると同じツアーの方とばったり出会いました。このお店のことをご存じなかったので、お教えすると同じシュトーレンを買われたそうです。
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シュポルガッセを戻りました。
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この後もマーケット巡りを続けましたが、今思えばパン屋をそのまま進んで王宮の螺旋階段やドームとマウソレウムを見てくればよかったと思います。
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この時はホームページで紹介されている15のアドヴェントマーケットを見るべく奮闘していました。グラーツのマーケットを巡る場合はホームページが非常に参考になります。
グラーツのHP:https://www.graztourismus.at/advent/en/markets-highlights/christmas-markets -
こんなおしゃれな楽団の音楽を聴いたり。石造りの通りをジャズの音楽が心地よくどこまでも響いていきます。
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小さな帽子屋さん。帽子だけで商売が成り立ったらいいなと憧れます。
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小腹が空いてきたので大粒の栗を焼いている屋台に立ち寄ります。
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めちゃくちゃ美味しかったです。今までのヨーロッパにおける焼き栗人生で最高かもしれません。
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これは焼く前のものです。
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ショーウインドウの子供のマネキンを見て妻と一緒にびっくり。姪によく似ていました。あと2年くらいしたらこんな感じかな~。
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隣ではトランペットが冬空に響いています。楽器を利用した小銭入れが面白いです。
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ヘレンガッセに戻ってきました。先ほど通った時は凄い人だかりだったチョコレート屋さん。
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このまま持って帰りたくなります。
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今度は建物のディテールを眺めていきます。
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翼の生えたペタソスを被っているのはヘルメスの姿ですね。旅人や商人などの守護神です。この館を建てた人もそんなことを考えてモチーフにしたのでしょう。盾にはグラーツの紋章が見えます。
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ヘレンガッセのアドヴェント飾りはモミの枝を逆さに吊っています。
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トラムのパンタグラフに当たりそうですが、うまいことできています。
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シュタイアーマルク州の紋章の銀豹は右も向いたりするのでしょうか。下にもすごい紋章が並んでいます。それこそロイヤル・ワラントのように。
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最後のミッションはこのCOSで姪にプレゼントを買うことです。日本にも数店展開しているブランドです。残念ながらこの当時子供服は日本では売っていませんでした。今回のルートではグラートとインスブルックにお店がありますが、子供服を扱っているのはここだけです。店の人に子供服売り場に案内してもらい姪の話をしながら30秒で買い物終了です。びっくりしていたのでネットで調べてきたことを話すと喜んでくれました。便乗されて妻の分も一緒にお勘定しましたが、心は日本に飛んでいます。
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お店の方に「オーストリアの旅を楽しんでくださいね。」なんて言われるとうれしくなってしまいます。
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時間はまだありましたが「ハウプト広場」に一度戻ります。丸屋根と時計と角型の尖塔を特徴とする市庁舎は19世紀末から現在まで中央広場にその姿を誇っています。
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16世紀にルネサンス様式で建てられ19世紀になってから新古典主義で改築されています。その前はアドヴェントマーケットと大きなツリーが置かれ、グラーツのクリスマスの中心になっています。
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中央広場の真ん中には1878年に造られたヨハン大公像の噴水があります。これは「シュタイヤマルクの王子」と呼ばれたヨハン大公を追悼するものだそうです。
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ヨハン大公は女帝マリア・テレジアの3男であるトスカーナ大公レオポルド(後の皇帝レオポルト2世)とその妃であるスペイン王女マリア・ルドヴィカの13番目の子としてフィレンツェで生まれています。産業教育や社会福祉の保護者として広く知られ、民衆から慕われたそうです。
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お腹もすいたのでここでお昼にしましょう。
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何故かタイ風のココナッツカレーを食べています。でも熱々でとてもおいしかったです。それとサンドイッチなど。
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こんな雰囲気で食事するのがマーケット巡りの醍醐味ですね。
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狭い広場ですが銅像の周りにメリーゴーランドまで置かれています。
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グリュワインもいただきましょう。大きなカップなので2人で半分こ。仲良しですから。
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この帽子の被り方を見たらレーゲンスベルクのフート・ケーニッヒのお姉さんに怒られます。間違いなく。もっと目深に被らないといけません。妻の帽子も一緒に買ったお揃いです。仲良しですから。
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ヨハン大公はヨーデルの中に謳い込まれていて、人々に敬慕されています。それは偉業を果たしたという以外に平民の娘アンナ・プロッフルとの恋を貫き通して民間人とまでなってまで結婚したことにも由来しているそうです。
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そんな資料を読みながら写真を撮りますが、クリスマスの時期は結構邪険に扱われているような気がします。
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また何か食べてる・・・。
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聖クリストフォロスのフレスコ画がありました。彼はもともとレプロブスという名前のローマ人でした。彼はキリスト教に改宗しイエス・キリストに仕えることを決意します。彼は隠者のもとを訪ねイエス・キリストにより親しく仕える方法を尋ねます。隠者は流れの急な川を示して川を渡る人々を助けることを提案します。ある日小さな男の子が川を渡りたいとレプロブスに言います。彼があまりに小さかったので引き受けましたが、川を渡るうちに男の子は異様な重さになり倒れそうになります。男の子は自らがイエス・キリストであると明かします。イエスは全世界の人々の罪を背負っているため重かったのでした。川を渡りきったところでイエスはレプロブスを祝福し、今後は「キリストを背負ったもの」という意味の「クリストフォロス」と名乗るよう命じます。こんな絵1枚にもそんな物語があります。
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午後2時に集合してグラーツの観光は終わりです。バスを降りたところまで戻ります。グラーツの街も夜に滞在したいところでした。
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グラーツを出て今晩の宿泊先のザルツブルグまで約4時間のバス移動です。
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でもこんな景色が続くので飽きることはありません。
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景色はどんどん変わっていきます。
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チロルの山間部やドロミテのハイキングにも行ってみたいです。でもその前に妻をスイスに連れて行かなければならないと思っています。
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ヨーロッパは何度旅しても満足することがありません。
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美しい景色の中を2時間ほど走ってトイレ休憩になりました。
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オーストリアと言えばレッドブルで、見たこともない種類の多さです。それにこのベンダーマシーンのカッコよさ。
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トイレは有料で0.5ユーロでした。店で使える0.5ユーロのチケットが出てきます。
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アドベンツクランツ。これはモミの木のリースにろうそくを4本立てて、日曜日ごとに1本火を灯していきます。クリスマスまであと2週間です。
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トイレの割引券です。
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1枚は妻のコーヒーに変わってしまいました。1つの商品で2枚は使えないルールがあります。
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仕方ないので自分でお金を払ってヨーロッパの地図を買いました。今持っているヨーロッパ全土の地図は30年位前に買ったものなので、まだUSSRとかユーゴスラビアとか、現在とは違った東西冷戦の頃のものです。日本で買うと2,600円くらいしますが、ここでは約半額で買えました。ザルツブルグまであと少しです。
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