2016/12/11 - 2016/12/11
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kojikojiさん
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ザルツブルグのクリスマス・マーケットの夜を楽しんだ翌朝は比較的ゆっくりできました。朝食のレストランでカイザーゼンメルという丸パンを見るとオーストリアに来ていると実感します。(ドイツなどの周辺国にもありますが。)バスに乗ってミラベル宮殿の近くのバス乗降所まで移動します。市内ではここでしか観光バスは乗降できないのは昨年のマーケットツアーで知っていました。ミラベル庭園の脇にもマーケットがあるし、「ミラベル宮殿」から庭園を抜けるルートもあるのですが、旧市街にまっしぐらです。我々は2度目なので良いですが、初めての方もいるのではと思いました。
三位一体教会からモーツアルトの家の前を抜けて、前の晩に来たホテル・ザッハーとカラヤンの家の間を抜けてザルツァッハ川の河畔に出ます。目の前が広がりホーエンザルツブルグ城とザルツブルグの旧市街が広がります。鍵のたくさんついたマカルト橋を渡り、ラートハウスのバス停の前あたりで解散になり2時間弱の自由時間が与えられます。ここでも添乗員さんと一緒にマーケットを周るチームとベと行動チームに分かれます。我々は2人で街歩きを始めます。まずはメインストリートの「ゲトライデガッセ」に最短で行けるパサージュへ向かいます。去年は枝で造った大きなトナカイがあったなと思っていると、今年は大きなツリーにシルバーの翼と赤い球体のオーナメントの美しい装飾で統一されていました。上手い具合に立つと翼が背中から生えたようになります。ここは「オーストリアのザルツブルグ」で、「翼をさずかる。」…。あっこのパサージュには確か!奥にレッド・ブルのショップがあるのでした。お店は日曜日で閉まっていますが粋なことしますね。そして更に小さいパサージュを歩いていると何ともいえない雑貨屋さんを見つけました。ラクダに乗った大きな東方の3博士(カスパール・メルキオール・バルタザール)のキャンドルスタンドです。2人で見た瞬間に「欲しい!」でも今日は日曜日なので店は開いていないので諦めます。去年買いそびれた「コレーギエン教会」の前に出ているチーズ屋さんに立ち寄り、念願のチーズを購入しました。その足で「ザルツブルグ・ザルツ」という塩屋さんに行くも休み。マックス・レインハード広場の日時計とパパゲーノ像を見てクリスマス・マーケットに突入します。大聖堂にお参りするのも忘れません。細かいオーナメントなどお土産を物色して、モーツアルト・クーゲル発祥の店「フュルスト」に寄ります。ここは日曜日でもやっています。義理の妹のご両親が我が家に対して良くしてくださるので、ここのシュトレンをお土産に購入すました。美味しいと良いのですが。残りの時間はゲトライゼカッセとパサージュをブラブラしているといくつかのクリスマス雑貨の店が開店していました。もしかするとと思って先ほどの店に戻ってみると果たして店は開いていました。すぐに店の店主を呼んで現物を見せてもらいます。セラミックでは無くて樹脂製ですが良く出来ています。すぐに購入を決めて、パッキングについて相談します。発砲スチロールと段ボール箱がありましたが、とてつもなく大きくなるので、エアパッキンで梱包してもらいました。これでもうザルツブルグのマーケットに未練はありません。集合場所へ急ぎインスブルックへ向かいます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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この日は朝から市内のクリスマス・マーケット巡りなので出発は遅めです。あまり早く行ってもマーケットは閉まっていますからね。朝食会場は昨晩と同じレストランでした。
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土地柄ハムやチーズは豊富です。ただ風邪で体調が良くないので食べる量は控えめにしました。
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ヨーグルトはスープのカップでいただきます。
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カイザーゼンメルというこの5つの断片を持ったロールパンは、オーストリア農林省に正式に認可されたオーストリア料理になります。カイザーゼンメルは伝統的にはオーストリアで見られますが、オーストリアハプスブルク帝国であった他の国々(クロアチア、セルビア、スロベニア、イタリアの一部、ハンガリー、チェコ)にも残っています。それらの地域でホテルの朝食にこのパンが出たらハプスブルグの影響下の地域だという事ですね。
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朝食のテーブルが決まっていたので、他のツアーの参加者の方と楽しくお話ししながらの食事です。1人参加の女性の方が多く、女性のパワーはすごいなと感じました。
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「ウィンダム・グランド・ザルツブルク・カンファレンス・センター」は駅に近くなかなか良いホテルでした。自分たちで旅行する場合は歴史的なホテルを選ぶことが多いので、こういったシティホテルかえって目新しかったです。1ブロックで駅前に出られました。ホテルからバスに乗ってミラベル宮殿近くの観光バスの乗降場まで移動します。
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「三位一体教会」はウィーンのカールス教会と同じ設計者、フィシャー・フォン・エルラッハ親子です。教会の右手にはモーツアルトの生家があります。
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ミラベル宮殿と庭の園横にミラベル広場のクリスマス市がありますが、そこには立ち寄りませんでした。まぁここは食べ物屋さんが多く、日曜の朝のこの時間では通り抜けるだけになってしまいます。でもザルツブルグが初めての方もいると思うので、ミラベル庭園を通り抜けても良かったのではと思いました。
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「ホテル・ザッハー」に通りがかりました。昨晩はお世話になりました。帰国後カフェの情報を送って下さったポールさんにお礼のメールと写真を送りました。
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今年もカラヤン像も忘れずに写真を撮っておきます。
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ザルツァッハ川とホーエンザルツブルグ城が見えてきました。この景色は日中のほうが美しいですね。ここに立つとザルツブルグに来たなと思います。
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マカルト橋を渡って旧市街に入り、再集合場所と時間の確認があって解散になります。添乗員さんチームと自由行動チームと別れます。
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ゲトライゼカッセへ抜ける一番近いパサージュへ向かいました。すると大きなクリッペがありました。
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昨年も大きなトナカイのオブジェがありましたが、今年はソリが置かれてありました。
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これは去年と一緒かもしれません。
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その先には大きなツリーがありました。そしてシルバーの翼と赤いオーナメントで統一されています。
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立ち位置によってはこんな風に背中に翼が生えたように見えます。まるで翼を貰ったような。翼をさずかる…。あれ?
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パッサージュの中も翼で一杯です。
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日曜日でお休みでしたがここは「レッド・ブル」のショップでした。謎が解けました。さらにザルツブルグのフットボールのクラブチームはFCレッドブル・ザルツブルクという名前です。
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何ておしゃれなパッサージュでしょう。
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どこまでも翼が続いています。
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ゲトライゼカッセのお店は日曜日なのでみんな休みです。前の晩に通りを見ておいてよかったです。
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風も通らないので小さいパサージュを歩いてみます。
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そして見つけてしまいました。ラクダに乗った東方三博士です。カスパールとメルキオールとバルタザールの3人の大きなキャンドルスタンドです。キャンドルまで入れると50センチくらいの高さです。見た瞬間に気に入ったのですが、お店は閉まっています。日曜日ですからね。
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面白いお店を見つけてはウインドウの写真を撮って行きます。
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マーケットの屋台とは違ったセンスの良いものが多いです。
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小さくて美しいパサージュです。
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この陶器で出来た鳥たちも凄く綺麗でした。大きさは1個30センチくらいあります。妻はこれも気に入ってました。
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日本では見掛けないお洒落なものが多いです。
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パサージュを抜けました。
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何やら水の流れる音がします。
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すごい勢いで水が流れていきます。これが何なのか周囲を見ても何も書いてないし、尋ねようにも誰も歩いていません。
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「コレーギエン教会」は2つの塔とドームを持つ大きな教会で、ザルツブルク大学の付属教会だそうです。
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「ザルツブルグ・ザルツ」という塩屋さんは日曜日で休み。
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お洒落な家の扉でポーズをとってみます。
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「マックス・レインハード広場」の日時計と大学の学部を擬人化した壁画。その前に立つのはパパゲーノの像です。モーツアルトの作曲した「魔笛」の登場人物です。
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聖ペーター僧院教会の尖塔とホーエンザルツブルグ城が見えます。だいぶ近くになりました。でも今回もお城に登っている時間はありません。
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大聖堂の尖塔も見えてきました。この辺りは寂しいのでマーケットへ急ぎましょう。
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ザルツブルクの北20キロのオーベルンドルフは聖歌「きよしこの夜」の誕生した場所として知られています。モール神父とグルーバー教師が作詞/作曲したこのミサ曲が最初に歌われた古い教区教会の跡地に、1906年現在の記念礼拝堂が建てられ、今もこの名曲によるクリスマスミサが行われています。去年はここまで足を伸ばしました。
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振り返ると時計塔とピエタのフレスコ画が見えました。
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ドーム広場とレジデンツ広場のクリスマス市の来ました。昨日の晩は賑わっていましたが日曜の朝は閑散としています。
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大聖堂は今日も美しいです。
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グリューワインの店にはベファーナおばあさんがいました。ベファーナはイタリアに伝わる魔女の一種でエピファニア(公現節)の日に、その年に良い子だった子供には素敵なプレゼントを、悪い子だった子供には靴下に炭を入れていくと言われます。昔シャモニーへスキーに行って、イタリア側のクールマイユールヘ寄った際にこのおばあさんに会いました。背中に背負った籠から焼きメレンゲの入った袋をくれました。
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グリューワインを飲んでいたおじさんに「教会を全部入れて写真撮って。」とお願いしたらこの写真です。昨晩のカップルはダメでしたが今日はOK!
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今年も大聖堂にお参りしましょう。
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大聖堂の扉は巨大な銅板にレリーフが施されてあります。
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内陣は厳かな雰囲気です。そしてイタリアンバロックの美しい装飾で覆われています。
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モーツアルトが演奏したヨーロッパ最大のパイプオルガンです。
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参拝の後はしばらくマーケットをブラブラします。
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白いモチーフのオーナメントを売るお店。
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レジデンツの広場のマーケットも覗きながら歩きます。
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新レジデンツの塔レジデンツ広場の東側の旧領主館と向かい合って建つ新領主館の時計塔には、グロッケンシュピールと呼ばれるカリヨンがあり、毎日7時と11時と午後6時の3回モーツァルトの曲を演奏してくれるそうです。1695年にベルギーから購入したかなりの年代ものです。
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女の人はこんなマーケットにいたら1日いても飽きないでしょうね。
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でもこんなかわいくない赤ん坊も売っています。
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ドイツ語圏のクリスマスの飾りっていいなと思います。
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ああ、いつか買いたいクルミ割り人形が並んでいます。
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3週間でプラハとウィーンとブダペストを周った旅は、ちょうどイースター前だったので卵細工の飾りを何十個も買ってしまったことがあります。
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これもクリッペと呼ぶのでしょうか。機関車が走り回っています。
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妻にダメ出しされたこのベル買いたかった。
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前の都市にも買い物をした「フュルスト」のお店は日曜日でも開いています。
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去年たくさんお土産を買ったけど、あげた人からのリアクションが無いのでモーツアルトクーゲルは2個だけ買いました。1個1.2ユーロですからね。この店にもシュトレンがあったので、義妹が実家に帰る際の手土産用に1本買いました。いつもお世話になっていますから。
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これでお土産は大体買えたかな。
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フィアカーは20分で40ユーロみたいです。乗ってみたいとは思いますが…。
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人けのない旧市街は少しさみしい雰囲気です。
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カツカツと蹄の音を石畳に響かせながらフィアカーがやってきます。
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もう1軒のフュルストもお店が開いていました。
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モーツアルトクーゲル以外にもたくさん商品があるみたいです。
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このモーツアルトクーゲルがオリジナルです。特許を取らなかったので後発の会社に同じような物を造られています。この辺りの物語はウィキペディアで「モーツアルトクーゲル」を検索するととても詳しく説明されています。そして各社のクーゲルを輪切りにして中身の断面の写真まで載っています。
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製造過程のディスプレイがリアルです。
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なるほどこのディスプレイも勉強になります。
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「コレーギエン教会」のある大学広場のチーズ屋さんが店開きしていました。去年ここで試食だけして、後で買おうとしたら時間が無くなって断念した店です。今年はちゃんと買えました。とっても美味しいです。オランダで買ったチーズスライサーが役に立ちました。
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焼き栗はグラーツに比べると50%くらい高いです。
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パサージュを歩いているとクリスマス飾りの店が開いていました。
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これはもしかするとと思い、ゲトライゼガッセに出て朝に東方三博士を見た店に向かいます。
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開いていました。店の方に日曜日なので開いていないと思ったと言うと「クリスマスの時期は休みは無いんだよ。稼ぎ時だからね。」とのことです。新しいのを見せてもらいすぐに購入しました。集合時間まで15分しかありませんから。
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ここで問題が。発泡スチロールと段ボールの箱に入れるととんでもない大きさになるのでエアパッキンにしてもらいました。奥さんが慌てて包んでくれますが、丁寧です。3体で285ユーロだったかな。
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でもこの笑顔を見たら安いものです。家の居間に飾ったらとても見栄えがしました。
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ザルツブルグのマーケット巡りもこれでおしまいです。
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集合場所に到着し、集合時間にも間に合いました。
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来たときと同じルートで観光バス乗降場へ向かいます。次回来る機会があればじっくり観光したいものです。次はインスブルックです。
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