鎌倉霊園－2016年冬

2016/12/10 - 2016/12/10

　鎌倉市十二所にある鎌倉霊園は東西1km余り、南北1km余りに広がり、その敷地面積は55万平方メートル（約16.7万坪）と広大であり、この敷地に総区画数：40,779区画（合葬墓含む）を誇る大規模な霊園で、昭和40年（1965年）に開園した。古都保存法が成立する以前のことで、十二所のこの霊園の敷地内にあった尾根道などの古道はすべて整然と並んだ墓地の区画の中に消えてしまっている。
　先日、吉沢川のもみじヶ淵から鎌倉霊園の西側の山の尾根に出、そこから南に下ると鎌倉霊園に出た。また、今日は天園峠から円海山方面に進み、「鎌倉霊園」の道標がある分かれ道を進むと鎌倉霊園の北西の端に出た。先日の場所には出なかったので、先日下りてきた山道を逆に上ると、今日下りてきた場所の手前が出口となっていた。トイレの横である。要は、古道は鎌倉霊園の中で消滅していたのだ。
　最初に下りてきたときに、参拝者に、「この霊園からは富士山が見えますか？」と尋ねると、「向こうの山の上のお墓からは見える。しかし、今日は隠れていて見えない。」と言われた。2度目に下りてきたときに、管理事務所前にバスが止まっており、運転手がいたので聞いてみた。「隠れて見えないがあの方角の、今売り出し中の区画からは富士山が見えますよ。今日は見えないですが。」と、東の朝比奈側を指差した。なるほど、傍の「霊園案内図」に目をやると、富士見休憩所売店と表示されている。「じゃあ、25区辺りが富士山が見えて最高ですね。」、「あの区画は土地だけで300万円、整備すると600万円くらい掛かります。」ということだ。私が、「古道が霊園内で途切れ、繋がっていませんね。」というと、「あそこからハイキングコースに入れます。」と答えてくれた。十二所神社裏に出るハイキングコースであろう。おそらくは昔はこの3本の古道が繋がっていたのだろうが、今では2箇所の墓地区画で分断されているということだろう。「霊園案内図」には分断されてしまっていても残っているハイキングコースも記載して欲しいものだ。
（表紙写真は鎌倉霊園の長い生垣）

エリア 鎌倉(神奈川)

鎌倉霊園。

鎌倉霊園内の道路。

鎌倉霊園の端。向こうの山から下りてきた。

「みどりの協定区域」。

鎌倉霊園内の端で道路が無くなる。ガードの向こうに山道が見えるので下りてみる。鉄塔の保守用の道のようだ。

鎌倉霊園内。山の上に観音堂。

鎌倉霊園の長い生垣。

鎌倉霊園の長い生垣。

鎌倉霊園の長い生垣。

鎌倉霊園の長い生垣。

鎌倉霊園の長い生垣。

鎌倉霊園の長い生垣。

鎌倉霊園の長い生垣。

狛犬が守るお墓。

鎌倉霊園の長い生垣。

鎌倉霊園の長い生垣。

谷に続く石段。

谷は川に。

桜並木。

「太刀洗門」。

十二所側に少し下りるとロータリー。

ここにも「太刀洗門」。こちらは歩行者専用だ。

「霊園案内図」。

「修善寺寒桜」。

鉄塔の向こうに先日下りてきた山が。

先日下りてきた山から上って下りた場所は石段が。

ロータリー。園内には何箇所もロータリーが設けられている。

谷底まで。

向こうには山を上る坂道。

谷は道路沿いに川が。

十字架が刻まれた墓石。宗教は不問とある。

鉄塔が立つ山の尾根を縦走しただけだ。

十字架の墓が並ぶ。朝比奈門側に鉄塔と電波塔？

その横の廟にも十字架。

三角錘の形の墓。外人墓地の幕末に亡くなった人の墓にも三角錘の形の墓があった。

ドーム型のお墓。奈良でも見た。

朝比奈門側に鉄塔と電波塔？

太刀洗門横の滝。