パリ～アルザス・ドライブ #23 - 番外編、大トリアノン宮殿

2016/04/14 - 2016/04/14

4月 14日（木） 晴れ
パリ～アルザス・ドライブ #23 - 番外編、大トリアノン宮殿です。ここは初めてだと思っていましたが、大学4年の卒業旅行で訪れていました。三十数年前なので、ほとんど記憶は無く、写真が残っていなければ行ったこともわからなかったです。

表紙の写真は、ヴェルサイユ宮殿の庭園にある離宮の一つ「大トリアノン宮殿」の柱廊（ロッジア）です。大トリアノンは1687年、ジュール・アルドゥアン＝マンサールの設計により、 「磁器のトリアノン 」と呼ばれていた建物跡に建設されたものだそうです。この柱廊の床は、迎賓館・赤坂離宮の玄関ホールの床のモデルとなっています。

大トリアノン宮殿　http://jp.chateauversailles.fr/jp/grand-trianon-

以下、今回の7泊9日の日程です。夫婦とも、1年間、健康でお金を使わなかったので、ご褒美のバカンスです。心の健康、重要ですね！

□ 4/09 (土) 東京（羽田）10:35→パリ 16:10
□ 4/10 (日) パリ 8:25→ストラスブール 10:44
#1 春のストラスブール「街道の町」を満喫
http://4travel.jp/travelogue/11125345
#2 ストラスブールの絶景ポイントへ
http://4travel.jp/travelogue/11125853
#3 プティット・フランスと大聖堂の展望台へ
http://4travel.jp/travelogue/11127108
□ 4/11 (月) ストラスブール、清々しい春の朝
http://4travel.jp/travelogue/11131540
→オベルネ　http://4travel.jp/travelogue/11133824
→オー・クニクスブール城　http://4travel.jp/travelogue/11135913
→コルマール　http://4travel.jp/travelogue/11137879
□ 4/12 (火) コルマール
メルヘンの世界をお散歩　http://4travel.jp/travelogue/11140033
パステルカラーの街並み　http://4travel.jp/travelogue/11140536
→エギスハイム→コルマール
フランスの最も美しい村　http://4travel.jp/travelogue/11141975
アルザスワイン発祥の地　http://4travel.jp/travelogue/11146023
→テュルクハイム　アルザスワインのメッカ
http://4travel.jp/travelogue/11149873
→カイゼルスベルグ　城砦が残る皇帝の山
http://4travel.jp/travelogue/11149955
→リクヴィール　ぶどう畑の真珠
http://4travel.jp/travelogue/11152139
→ユナヴィール　フランスの最も美しい村
http://4travel.jp/travelogue/11156261
→リボヴィレ　アルザス屈指の観光地
http://4travel.jp/travelogue/11156361
→バカラ→ナンシー
http://4travel.jp/travelogue/11165572
□ 4/13 (水) ナンシー　世界遺産 スタニスラス広場
http://4travel.jp/travelogue/11174849
アール・ヌーヴォーの町、ナンシー街歩き
http://4travel.jp/travelogue/11175386
→パリ
■ 4/14 (木) パリ→ベルサイユ
広大なベルサイユの庭園
http://4travel.jp/travelogue/11184079
大トリアノン宮殿
→パリ
□ 4/15 (金) パリ→フォンテーヌブロー→パリ
□ 4/16 (土) パリ→東京（羽田)
□ 4/17 (日) 東京（羽田）着

今年は JALマイレージバンクで、2016年4月1日?2016年4月22日（搭乗日）の期間、国際線特典航空券 ディスカウントマイル + JALカード割引で、ヨーロッパ往復が39,000マイル（通常：55,000マイル必要）とお得だったので、この機会に行くことにしました。成田便は、￥87,000と1万円、安かったけど、自宅に近くて楽な「羽田便」にしました。

運賃：￥97,000 x 1人、\0 x 1人
　　　-> 特典航空券で、1人分無料！
税金・燃油特別付加運賃等：￥24,130 x 2人

エリア ヴェルサイユ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

大トリアノン宮殿へ
気持ちの良い春の木漏れ日の並木道です。

大学の卒業旅行の写真から・・・
このときも並木道を歩いたようです。2月だったので葉がすっかり落ちていますね。新緑の春の並木道とは印象が随分、違います。

ヴェルサイユ領地・マップ
大運河は十文字になっているのですね。大トリアノン宮殿はマップの中央付近。大運河の下側から右上に、斜めに並木道を歩いて行きました。

大トリアノン宮殿
ヴェルサイユ宮殿の庭園にある離宮の1つに到着しました。

大トリアノン宮殿 城・宮殿

大トリアノン宮殿

大トリアノン宮殿 城・宮殿

大トリアノン宮殿「左翼棟入口」
Grand Trianon Entree
左翼棟の入口は閉っていました。入口横の案内板を見ると、12時開館でした。朝からオープンしているわけでは無いのですね。

大トリアノン宮殿 城・宮殿

開園・開館時間
トリアノン宮殿とマリー=アントワネットの離宮
ハイシーズン（4月1日～10月31日）、月曜日を除く毎日
12時-18時30分、最終入館 :18時 - 売場窓口は17時50分までオープン

開園・開館時間 - ヴェルサイユ宮殿
http://jp.chateauversailles.fr/jp/prepare-my-visit-/single/opening-times

大トリアノン宮殿 城・宮殿

正門
門の奥は、「柱廊」

大トリアノン宮殿 城・宮殿

柱廊（左）と右翼練（右）

大トリアノン宮殿 城・宮殿

正門越しに左翼棟

大トリアノン宮殿 城・宮殿

左翼棟（左）と柱廊（右）

左翼棟入口

大トリアノン宮殿 城・宮殿

日本語パンフレット
ありました。喜しいですね！

廃止とならないように、多くの日本人の方に訪れて頂きたいものです。

日本語パンフレット
案内図があったので、観光や旅行記の作成には便利でした。

左翼棟・配膳の中庭（案内図・下）から入館しました。皇帝の小居室と森のトリアノンの２ヵ所は、ガイド付き見学のみとなっていたので、割愛しました。

控えの間
左翼棟の入り口から「控えの間」に入りました。

控えの間

控えの間

版画の回廊

版画の回廊

1. 皇后の私室
以前はナポレオンの母君の私室でしたが、後に、皇帝ルイ・フィリップの居室の一部になったそうです。

1. 皇后の私室

1. 皇后の私室

2. 鏡の間
大水路を望む美しい眺めと鏡の装飾が特徴的なこの「鏡の間」は、左翼棟で最も美しい部屋です。

2. 鏡の間

2. 鏡の間

3. 皇后の寝室
ルイ14世の寝室として作られ、帝政下では、「皇后マリー・ルイーズの寝室」および第２居間として使われたそうです。

3. 皇后の寝室

3. 皇后の寝室
部屋を区分しているコリント式の柱と、彫刻された素晴らしい木工細工の装飾が特徴的です。

4. 礼拝堂の間
1692年、ルイ14世が居を構えたとき、この部屋は控えの間に改造されましたが、当初の目的を維持したそうです。

4. 礼拝堂の間

5. 領主達の控えの間
ルイ14世の第二の居室の控えの間でしたが、長方形の窓は当時のままだそうです。

5. 領主達の控えの間
レモン作の大テーブルには一枚の木で彫られた板が張られていて、壁にはヴェルディエとウアスの絵が飾られています。

柱廊
loggia du Grand Trianon
「柱廊」を通って、反対側の右翼棟へ向いました。この床は白と黒の大理石が互い違いに敷き詰められていて、最近、訪れた迎賓館赤坂離宮の玄関ホールはこの大トリアノンの床をモデルに作られています。

正面中庭
「柱廊」から見た正面中庭です。

柱廊
loggia du Grand Trianon
日本語パンフレットの表紙にも使われていた光景ですね。こちらを当旅行記の表紙にしました。

大トリアノン宮殿 城・宮殿

庭園

庭園

庭園

庭園

柱廊
loggia du Grand Trianon
他の宮殿にはない、柱廊（ロッジア）が素晴らしいですね。

でも、吹きさらしになるので、左翼棟から右翼棟への冬の移動はちょっと寒いかもしれませんね。

大トリアノン宮殿 城・宮殿

柱廊
loggia du Grand Trianon

大トリアノン宮殿 城・宮殿

6. 円形の間
右翼棟に入ってすぐの「円形の間」は、ルイ14世の最初の居室（1688～1691年）に続く控えの間でした。

6. 円形の間
コリント様式の円柱や絵画などの内装は、当時のものです。暖炉の右側にある木製の二重扉は、ルイ15世が作った礼拝堂への階段を隠しています。その階段から演奏者たちが、王の夕食に使用された次の部屋を望む壇上に上がることができたそうです。

6. 円形の間
ルイ14世の三番目の居室につながる扉があります。リュリーの音楽が演奏されていた劇場が1703年に壊され、そこに作られた部屋だそうです。

6. 円形の間

7. 皇帝の家族の間
案内図では、左の扉の先に「8. ベルギー王妃の寝室」があるはずでしたが、今日は扉が閉っていて、未公開だったようです。

7. 皇帝の家族の間

7. 皇帝の家族の間

9. 音楽の間
ルイ14世の最初の居室の控えの間で、王の夕食が出された部屋だったそうです。

9. 音楽の間

9. 音楽の間

9. 音楽の間
ナポレオンはこの部屋を衛兵士官の間にし、ルイ・フィリップは息子たちのビリヤードの部屋にしました。

9. 音楽の間

9. 音楽の間

10. ルイ・フィリップの家族の間
皇帝ルイ・フィリップは、1838年に二つの部屋、重臣の間と皇太子の間（ルイ14世の最初の控えの間）を統合して「家族の間」を作りました。

10. ルイ・フィリップの家族の間

10. ルイ・フィリップの家族の間

10. ルイ・フィリップの家族の間

10. ルイ・フィリップの家族の間

10. ルイ・フィリップの家族の間

11. 孔雀石の間
宮殿で最も重要な部屋です。元は老年のルイ14世の小部屋で、その後、ブルゴーニュ公爵夫人の寝室となり、皇帝の大サロンとなった部屋です。

11. 孔雀石の間

11. 孔雀石の間

12. 冷涼の間
ルイ14世の時代は、ブルゴーニュ公妃の大広間だったそうです。

12. 冷涼の間

12. 冷涼の間
暖炉に飾られた絵、「ゼフィロスとフローラ」はジャン・ジョヴネ作です。

12. 冷涼の間

12. 冷涼の間

12. 冷涼の間

12. 冷涼の間

14. コテルの回廊
両側が庭園に通じているこの明るく洗練された回廊です。

突き当たりに、「15. 庭園の間」があったようですが、こちらも扉が閉っていて、未公開だったようです。

14. コテルの回廊
ルイ14世治世下のヴェルサイユの庭と木立ちを描いたジャン・コテル（1642年～1708年）作の絵画で飾られています。

14. コテルの回廊
この回廊は、1687年にルイ14世の命令によって建てられた大理石の宮殿である大トリアノンの右翼に位置し、建築家ジュール・アルドゥアン=マンサールによって設計された庭園の中央にあります。

大学の卒業旅行の写真から・・・
窓越しに、コテルの回廊から庭園を撮った写真ですね。

14. コテルの回廊

14. コテルの回廊
こちらから、庭園へ出てみます。

庭園に出てみます。

庭園

庭園

大トリアノン宮殿・右翼棟

大トリアノン宮殿 城・宮殿

大トリアノン宮殿

大トリアノン宮殿 城・宮殿

大トリアノン宮殿

大運河へ

大運河

大トリアノン宮殿

大トリアノン宮殿 城・宮殿

大トリアノン宮殿

大トリアノンの庭園へ散策に向います。

トリアノンのマップ
大トリアノンの庭園からマリー・アントワネットの離宮、そして王妃の村里を訪れます。

パリ～アルザス・ドライブ #24 - 番外編、マリー・アントワネットの離宮
http://4travel.jp/travelogue/11194475