2016/06/08 - 2016/06/09
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walkingmanさん
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スペイン南部のセビリアから北西部のサンティアゴデコンポステーラまで銀の道とよばれる巡礼路を歩きました。アストリアノスからオペレイロまで、25〜26日目の記録です。
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- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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6時20分、今日は22kmと短い距離の予定だからもっとゆっくり出発してもいいのですが、隣のおっさんのいびきがうるさくて目が覚めてしまいましたので、いつものように早出です。
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アストリアノスから少し国道を歩いたあと、土道に入ります。日当たりが悪いのかジメッとした土地。轍に水が浮いています。
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さらにはぬかるみ道。慎重に足場を選びますが、ここを泥にはまらずに抜けるのは不可能でした。少しでも足場の良い所を通ろうと左右にジグザグしながら進みます。おかげで、気は使うし時間はかかるし。
キツイ度★★ -
7時20分にパラシオスデサナブリアという町に出ました。ここで道標がわかりにくくて、ちょっと迷いました。スペイン人のおっちゃんが「こっちこっち」というのでついて行ったら、10分していから「間違えた」って。そりゃないぜと思ったけれど、ついていった僕のミスでもあります。
9時頃、オテロデサナブリアという町にでました。休憩したくてバルを探していたのだけれどそれらしき店が見つからない。家の密集するあたりや国道沿いをウロウロ。たまたまでくわした住人にバルの場所をたずねると、
「ここにはバルはないの」
バルも小売店もない町。こんな所でよく暮らせるものだと思いました。都会育ちの僕には無理ですね。
バルは諦めてサナブリアにむかいます。大きくはないがアップダウン続く区間でした。
キツイ度★
Asturianos〜Puebla de Sanabria 14.6km -
川の向こうは高台になっていて、その上にサナブリアの町があります。川を渡る橋の手前にバル。カロリー補給をして、果物を買って、先へと進みます。
橋を渡ると道は高台にはむかわずに左右にわかれます。ここ、道標ないです。ガイドブックで確認すると、左右どちらでも行けるようですが、ぼくは右側の道をとりました。 -
車道を歩いていると、道標。ここから下に下りて脇道へはいるようにとの指示。
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川沿いの潅木の小道へと誘導されました。木陰がうれしい。水のある光景はどこかホッとして落ち着きます。
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どんどん奥に進んで
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さらに進むと平原にでました。
“ここからどう進むの?。平原で道標ないし…”
ここで間違いに気づきました。遠く右後方に砕石場が見えました。地図を確認すると巡礼路は採石場の北側を通っているのですが、この平原は南側に位置しています。どこかで道を間違えたらしい。とにかく採石場まで戻ることにしました。 -
30分程ロスしましたが、採石場近くで道標を見つけることができました。
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その後は舗装路を歩いたり、
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こんな土道を歩いたり。
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14時40分、レケホに着きました。
Puebla de Sanabria〜Requejo 12.0km
レケホは谷間に設けられた小さな町ですが、アルベルゲの他にホテルやレストランもあって、ちょっとした中継地点として栄えているようでした。
町を歩いていると遠くで手を振る人影がありました。マリア&ジャック夫妻でした。彼らは別のアルベルゲに泊まっていました。数ユーロの違いで公営よりも設備はよさそう。
「夕食なんだけど一緒にレストランに行きましょうよ。この町から10分程歩くんだけど、そこの方が町のレストランよりいいそうよ。」 -
19時30分、マリア&ジャック夫妻と一緒に夕食をとります。
ここ数日僕がペースをあげたため、これまで親しくしてもらったTさん夫妻やトーベさんなどとは会うことがなくなりました。ほぼ同じペースで歩いていたティモシーさんも、どこかに消えてしまいました。親しく声をかわす相手はマリア&ジャック夫妻だけ。ちょっと寂しいけれど仕方がないこと。親しくなった人と一緒に歩きたいからと自分の歩行ペースをかえるのは、カミーノにはふさわしくないと思うのです。人との出会いは一期一会なのです。
夕食のムニュ(コース料理)をいただきます。マメのスープ、豚肉のソテー、プリン。それにパンと赤ワインがついて6.5ユーロ(827円)。ちょっとびっくりしました。安くて美味しい。おすすめです。 -
26日目、ルビアンを目指します。前にも書きましたが、ルビアンのアルベルゲは定員が12人と少ない。はやく着いてベッドを確保したいという思いです。僕が泊まったアルベルゲにいたのが7人(内、一人は自転車)。マリア&ジャック夫妻の泊まったアルベルゲには少なくとも3人。この他にも数人の巡礼者をみかけたので、仮に全員がルビアンに泊まるとしたら、定員ギリギリというところでしょうか。
レケホには朝6時から開いているバルがありました。偉い。 -
巡礼路は昨日夕食をとったレストラン付近から国道を離れて川沿いの小道を行くのですが、その小道は通行止めになっていました。この付近でトンネル工事を行っており、その関係で通れない箇所があるのだそう。国道525線を歩くように看板がでていました。
国道はアスファルトなので歩きやすいのですが、ずっと上り坂。とにかく長いです。途中で嫌になりました話し相手でもいれば気分が紛れるのだけれど。標高1350mのパドルネロ峠の頂上まで、本当に長いです。 -
このあたりから、国道をはなれて本来の巡礼路に戻ります。
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砂利の坂道を上って、標高を上げていきます。
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明確な表示はなかったけれど、おそらくこの草むらを越えたところが峠の最上部です。
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峠を越えてしばらく進み、砂利道から国道へと戻ります。
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と思ったら、またここから左側の山道。
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こんな石がむき出しの道のありました。歩きにくいものです。
予想通り、レケホからルビアンまでは上りの連続で体力を要しました。時々息があがりました。
キツイ度★★★
Requejo〜Lubian 16.5km -
水場が現れたと思ったら、
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ルビアンと書かれた看板が。到着は10時50分。
“あれっ、もう着いちゃった”
厳しい道であったことは確かだけれど、なんと、11時前に着いてしまいました。この区間で時速4kmで歩けたのは出来すぎです。当然アルベルゲは一番乗り。そして鍵がかかっていました。
早く到着したのはいいけれど、あまりに早すぎて…。それに今日は調子がいい。
で、予定を変更して、先に進むことにしました。
次のアルベルゲはアグディーニャで27.5km。ここまでは無理ですが、17.2km地点のオペレイロまでならいけそうです。ガイドブックによるとオペレイロにはお手頃なホテルがあって、宿代は15ユーロ。これなら財布も痛まない。このままルビアンでじっとしていても仕方がないので、“じゃあ行っちゃおうか”となりました。 -
ルビアンからは山道と舗装路の二つのルートがあるみたい。僕は舗装路を選択しました。調子がいいとはいえしっかりした上りを歩いていきたのだし、まだ距離はあるので、ここは体力温存で山道よりは国道。
上りが長いです。舗装されているとはいえ、こも疲れます。
3km程進んだところで国道525号線ローカル道との分岐が現れます。巡礼路は国道ではなくローカル道をさしています。ぼくは素直に巡礼路を通りました。国道よりは若干距離はあるけれど、地図から判断する限り、さほど違いがないように見えたのです。でも、体力面を考えるとこの選択は失敗でした。国道とローカル道では高低差が大きく違ったからです。距離が長いのはわかってたどったローカル道でしたが、標高差までは地図では読み取れない。 -
眼下に見えるのが国道525号線と高速道路。ずいぶん下を通っています。
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国道のトンネル。ローカル道は峠を越える道でここからさらに高度を上げるけれど、国道はトンネルで峠をスルーする。国道ではあるけれど車がほとんど通っていなくて、歩行者にとっては優しそうな道。今日は坂道ばかりで体力を使っているので、ここは国道を通るべきでした。
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その後、坂を上って…どうやら峠の頂上にたどり着いたようです。カンダ峠。標高約1260mです。木陰で休憩&マッサージ。足が張ってきつくなってきました。
ここからは車道を離れて土道にはいるのが正式ルートですが、ぼくはそのまま舗装路を歩くことにしました。宿泊予定のオペレイロまではまだ7kmもある。山道を歩くだけの筋力が残っていません。 -
その舗装路はこんな感じ。
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だらだらと歩いていたら通行止めになっていました。
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びっくりするほど大きく陥没していました。車はもちろん、人が歩くのも危険。でも、引き返す気にはなれません。比較的足場のしっかりした場所を探して通りました。アスファルトが陥没し、両側から支えられたガードレールだけが宙に浮いていて、これはひどいなと思いました。
ローカル道を歩き、ビラベーリャという町から国道525号線へと進路をとります。巡礼路はビラベーリャから山道に入るようですが、目指すホテルは国道沿いにあります。意図したわけではないけれど、舗装路中心に歩く一日になってしまいました。 -
目標のホテル&レストランにやっと着きました。16時です。さっそく宿泊の申し込み。ところが、
「今、営業していないんだ」
“エッ、そうなの”
がっくり力が抜けました。でも仕方ありません。ガイドブックによればこの先1km程の所に他のホテルがあるようです。値段は高いようだけれども、体力面からいってそこに泊まるしか選択肢は考えられません。
先へ進む前にホテルのバルでコーラ休憩。あとたった1kmなのに、休まずにはいられない。それほど疲れていました。
ところが、コーラを飲んでいる間に状況が変化。
「ホテル、泊まってっていいよ」
???泊まれることになりました。どうやらもうひとり宿泊希望の客が現れて、“一人のためにホテルをあけるのは面倒だけど、ふた組み泊まるなら開けるか”ってなったみたい。値段はガイドブックに書かれていたより少し高くて18ユーロ(2,220円)でしたが、久しぶりの個室でゆっくりできました。
26日目は33.7km歩きました。坂道続きでの34kmはどえりゃあ頑張った数字です。
キツイ度★★★
Lubian〜O Pereiro 17.2km -
夕食もホテルのレストラン。サラダ、ビーフステーキ、チーズケーキのコースで10ユーロ。満足です。サラダに添えられたビネガーとオリーブオイルのパックはとても便利です。日本でも販売されないかなあ。
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