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スペイン南部のセビリアから北西部のサンティアゴデコンポステーラまで銀の道とよばれる巡礼路を歩きました。リエゴデルカミーノからアストリアノスまで、22〜24日目の記録です。

サンティアゴ巡礼銀の道を歩く10・アストリアノスまで2016/どこに行くかは現地で考える旅・その12

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2016/06/05 - 2016/06/07

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旅行記グループ サンティアゴ巡礼銀の道2016

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walkingman

walkingmanさん

スペイン南部のセビリアから北西部のサンティアゴデコンポステーラまで銀の道とよばれる巡礼路を歩きました。リエゴデルカミーノからアストリアノスまで、22〜24日目の記録です。

同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 6時40分、朝焼けが美しいです。今日も天気は良さそう。グランハまでは平坦な砂利道です。<br /><br />Riego del Camino〜Granja de Moreruela 6.4km<br />

    6時40分、朝焼けが美しいです。今日も天気は良さそう。グランハまでは平坦な砂利道です。

    Riego del Camino〜Granja de Moreruela 6.4km

  • グランハに到着です。ここは分岐点になっていて、巡礼路はこのグランハで二手に分かれます。一つはこのまま銀の道を北上しアストルガまで進み、アストルガからはフランス人の道を西に向いて歩いてサンティアゴデコンポステーラに至るというルート。もう一つはサナブレスの道といってグランハから西北に上がってサンティアゴに至るルート。<br />巡礼者に人気なのはサナブレスの道です。僕が買ったガイドブックの書名は『銀の道』ですが、紹介されているのはやはりサナブレスの道を通ってサンティアゴに至るルートです。<br />僕の選択もサナブレスの道。このまま北上すれば以前に歩いたことのあるアストルガ-サンティアゴ間のルートを歩くことになるので、それよりは未体験のサナブレスの道の方が面白そうだと考えたからです。<br />

    グランハに到着です。ここは分岐点になっていて、巡礼路はこのグランハで二手に分かれます。一つはこのまま銀の道を北上しアストルガまで進み、アストルガからはフランス人の道を西に向いて歩いてサンティアゴデコンポステーラに至るというルート。もう一つはサナブレスの道といってグランハから西北に上がってサンティアゴに至るルート。
    巡礼者に人気なのはサナブレスの道です。僕が買ったガイドブックの書名は『銀の道』ですが、紹介されているのはやはりサナブレスの道を通ってサンティアゴに至るルートです。
    僕の選択もサナブレスの道。このまま北上すれば以前に歩いたことのあるアストルガ-サンティアゴ間のルートを歩くことになるので、それよりは未体験のサナブレスの道の方が面白そうだと考えたからです。

  • この標識が分岐点です。

    この標識が分岐点です。

  • グランハをでるとややアップダウンのある土道。やがてアスファルトに変わると、アーチの美しい橋が見えてきます。この橋を渡ったところで僕の自転車ガイドブックはそのまま舗装路を進むようにルートが設定されていますが、道標は川沿いの小道を示しています。

    グランハをでるとややアップダウンのある土道。やがてアスファルトに変わると、アーチの美しい橋が見えてきます。この橋を渡ったところで僕の自転車ガイドブックはそのまま舗装路を進むようにルートが設定されていますが、道標は川沿いの小道を示しています。

  • ガードレールを越えて岩が転がる道なき道。パッと見ただけでも、ここは自転車では通れないことが一目瞭然です。それにしても、こんなに矢印を書かなくてもいいと思うのですが。

    ガードレールを越えて岩が転がる道なき道。パッと見ただけでも、ここは自転車では通れないことが一目瞭然です。それにしても、こんなに矢印を書かなくてもいいと思うのですが。

  • 岩盤を歩きます。

    岩盤を歩きます。

  • 狭い土道。片側は崖、片側は湖。

    狭い土道。片側は崖、片側は湖。

  • 岩盤を越え、草深い細道を進みます。起伏もあって足元に注意をはらって進みます。足場の悪い坂を上っていくと少し開けた場所にでました。そこからの眺めは素晴らしいの一言。道は険しかったけれど、この景色を見られるならば苦労の甲斐があります。<br /><br />キツイ度★★★<br />

    岩盤を越え、草深い細道を進みます。起伏もあって足元に注意をはらって進みます。足場の悪い坂を上っていくと少し開けた場所にでました。そこからの眺めは素晴らしいの一言。道は険しかったけれど、この景色を見られるならば苦労の甲斐があります。

    キツイ度★★★

  • 広々とした高原のよう。

    広々とした高原のよう。

  • 写真ではわかりにくいですが、高さ数十m落ち込んだところに湖面が見えます。高所恐怖症の方は近づかないほうがいいでしょう。

    写真ではわかりにくいですが、高さ数十m落ち込んだところに湖面が見えます。高所恐怖症の方は近づかないほうがいいでしょう。

  • 絶景ポイントの後は土道。ときにはこんな、どこまでも続く道。気が遠くなりそうです。しかも緩やかながら上り。こういう果てしなさ感のある道では気力を奪われてしまう。<br /><br />キツイ度★<br /><br />Granja de Moreruela〜Faramontanos de Tabara 18.5km<br />

    絶景ポイントの後は土道。ときにはこんな、どこまでも続く道。気が遠くなりそうです。しかも緩やかながら上り。こういう果てしなさ感のある道では気力を奪われてしまう。

    キツイ度★

    Granja de Moreruela〜Faramontanos de Tabara 18.5km

  • タバラへの区間は土道が続きます。僕はここでヘマをしてしまいました。それは単純な道標の見落とし。左折しなければならないところで道標に気づかず直進してしまったのです。その後15分程歩いて三叉路(そこまで交差路はでてこない)があって、そこに道標がなくて、“あれっ、おかしいなあ”と思ったのだけれど、タバラの方角である左へ進みました。しばらくしてでてきた交差路にも道標がない。分岐点2ヶ所で道標がないのはさすがにおかしいと思って引き返しました。<br />往復1時間近いロスをしてしまいました。この間、人影はいっさい見えず。特に田舎の日曜日は人がいません。<br />タバラに入ったのは16時と遅めの時間になってしまいました。<br /><br />Faramontanos de Tabara〜Tabara 6.7km<br />

    タバラへの区間は土道が続きます。僕はここでヘマをしてしまいました。それは単純な道標の見落とし。左折しなければならないところで道標に気づかず直進してしまったのです。その後15分程歩いて三叉路(そこまで交差路はでてこない)があって、そこに道標がなくて、“あれっ、おかしいなあ”と思ったのだけれど、タバラの方角である左へ進みました。しばらくしてでてきた交差路にも道標がない。分岐点2ヶ所で道標がないのはさすがにおかしいと思って引き返しました。
    往復1時間近いロスをしてしまいました。この間、人影はいっさい見えず。特に田舎の日曜日は人がいません。
    タバラに入ったのは16時と遅めの時間になってしまいました。

    Faramontanos de Tabara〜Tabara 6.7km

  • タバラのアルベルゲは町の奥の方にありました。やっとの思いでたどり着いたアルベルゲですが、なんと満室。これには驚きました。<br />タバラにはオスタルがあるというので町の方へと戻ります。こういうときは焦りますね。実は僕がアルベルゲで交渉しているときにも他の巡礼者がやってきました。オスタルも満室だったらどうしようという不安が心の中に湧き上がります。<br /><br />町の中心部にあるオスタルに急ぎ足で駆け込みました。空き部屋があるというので一安心しました。オスタルということで出費を覚悟しましたが、夕食付で23ユーロ(2,846円)とリーズナブル。シングルルームなのでゆっくりできました。<br /><br />22日目は31.6km歩きました。これは地図上の距離。迷ったり宿を探したりしているので、実際は35km以上歩いています。<br />ああ、疲れた。<br /><br />

    タバラのアルベルゲは町の奥の方にありました。やっとの思いでたどり着いたアルベルゲですが、なんと満室。これには驚きました。
    タバラにはオスタルがあるというので町の方へと戻ります。こういうときは焦りますね。実は僕がアルベルゲで交渉しているときにも他の巡礼者がやってきました。オスタルも満室だったらどうしようという不安が心の中に湧き上がります。

    町の中心部にあるオスタルに急ぎ足で駆け込みました。空き部屋があるというので一安心しました。オスタルということで出費を覚悟しましたが、夕食付で23ユーロ(2,846円)とリーズナブル。シングルルームなのでゆっくりできました。

    22日目は31.6km歩きました。これは地図上の距離。迷ったり宿を探したりしているので、実際は35km以上歩いています。
    ああ、疲れた。

  • 夕食はラム。夕食のムニュ(前菜・メイン・デザートそれぞれ店が指定する3種類ほどの中から好きな料理を選ぶシステムのコース料理)で供される肉のほとんどは豚か鶏か牛で、ラムというのは初めてでした。<br /><br /><br />この日忘れられない出来事がありました。<br />スペインは敬虔なキリスト教国なので、日曜はバルやレストラン以外は店を閉めてしまう習慣があります。都会ではそれも崩れてきて日曜に営業するスーパーや小売店も増えてきていますが、田舎ではまだ休みのことが多い。<br />僕は明日の朝食べるパンとフルーツが欲しかったのですが、この日は日曜日。買物は無理だろうと思いつつ、でもタバラはそこそこ大きな町だったので、一軒ぐらいなら開いている店があるかもしれないと、あてなく町を歩いていました。<br /><br />自宅前で休憩しているおばさんがいたので、店が開いていないか聞きました。<br />「ドンデエスタパンデリア?」<br />パン屋はどこですかっていうのをスペイン語にすると、大体こんな感じです。大体でも通じます。<br />おばさんがスペイン語で何か言っています。質問はできても回答が理解できないというのはお粗末な話ですが、ジェスチャーである程度はわかるものです。首を横に振っているので、やはり日曜日だから店はないのだとわかり、宿に帰ろうとしたら、おばさんが家からバゲットをもってきて僕に渡そうとするのです。受け取るわけにはいかないので断ります。でも、<br />「巡礼者はお腹が空いたら歩けないだろ」と(たぶん)言って、グイグイとバゲットを押し付けてくるんです。さすがにこれは断る方が失礼だと思い、バゲットをいただきました。何度もお礼を言いました。感謝を伝えるスペイン語が「グラッチェ」だけしか喋れなくて、それがもどかしくて、つらかったです。<br /><br />よく、日本人は親切だと言われます。そしてそのことを日本人は誇りにすると同時に自慢に思っているように感じます。でも、他国(少なくとも僕が旅したヨーロッパの国々)の人だってとても親切です。<br /><br />

    夕食はラム。夕食のムニュ(前菜・メイン・デザートそれぞれ店が指定する3種類ほどの中から好きな料理を選ぶシステムのコース料理)で供される肉のほとんどは豚か鶏か牛で、ラムというのは初めてでした。


    この日忘れられない出来事がありました。
    スペインは敬虔なキリスト教国なので、日曜はバルやレストラン以外は店を閉めてしまう習慣があります。都会ではそれも崩れてきて日曜に営業するスーパーや小売店も増えてきていますが、田舎ではまだ休みのことが多い。
    僕は明日の朝食べるパンとフルーツが欲しかったのですが、この日は日曜日。買物は無理だろうと思いつつ、でもタバラはそこそこ大きな町だったので、一軒ぐらいなら開いている店があるかもしれないと、あてなく町を歩いていました。

    自宅前で休憩しているおばさんがいたので、店が開いていないか聞きました。
    「ドンデエスタパンデリア?」
    パン屋はどこですかっていうのをスペイン語にすると、大体こんな感じです。大体でも通じます。
    おばさんがスペイン語で何か言っています。質問はできても回答が理解できないというのはお粗末な話ですが、ジェスチャーである程度はわかるものです。首を横に振っているので、やはり日曜日だから店はないのだとわかり、宿に帰ろうとしたら、おばさんが家からバゲットをもってきて僕に渡そうとするのです。受け取るわけにはいかないので断ります。でも、
    「巡礼者はお腹が空いたら歩けないだろ」と(たぶん)言って、グイグイとバゲットを押し付けてくるんです。さすがにこれは断る方が失礼だと思い、バゲットをいただきました。何度もお礼を言いました。感謝を伝えるスペイン語が「グラッチェ」だけしか喋れなくて、それがもどかしくて、つらかったです。

    よく、日本人は親切だと言われます。そしてそのことを日本人は誇りにすると同時に自慢に思っているように感じます。でも、他国(少なくとも僕が旅したヨーロッパの国々)の人だってとても親切です。

  • (僕が宿泊場所について考えていたこと)<br />巡礼路はこの先サナブレスの山越えを控えています。地形からは坂が続くハードな道だと予想され、又、アルベルゲ間の距離が比較的長くて、宿つなぎが難しい区間。ここをどう乗り切るか…。特にアストリアノスから先はアルベルゲとアルベルゲの距離が長いので、慎重なコース選定が必要です。<br />『アストリアノス(定員6)から10.6kmでプエブラデサナブリア(定員34)。11.5kmでレケホ(定員44)。17.0kmでルビアン(定員12)。27.5kmでアグディーニャ(定員48)。20.3kmでカンポベセロス(定員20 )。……』<br />この区間でポイントとなるのはルビアン。<br />ルビアンからアグディーニャは27km。前後の町とは距離があるので、ルビアンからアグディーニャを1行程とすることで決まり。ルビアンに泊まるとすれば逆算で、前日はプエブラデサナブリア泊が妥当。エロスキー社のサイトでもプエブラデサナブリア-ルビアン-アグディーニャというコース割をモデルルートにしている。<br />でも、プエブラ泊には懸念事項がひとつある。ルビアンのひとつ手前であるレケホのアルベルゲの定員が44人に対しルビアンはたった12人だ。レケホで泊まった人はアグディーニャまでは歩けないだろうから、ほぼ全員がルビアンを目指すだろう。ベッド数からして争奪戦が起こってもおかしくない。ルビアンにはホテルがあるようなのでアルベルゲが満員ならそこに泊まるしかないが、35ユーロもするらしい(ダブルルーム)からできれば避けたい。そのためには早い時間帯にルビアンに入りたい。プエブラデサナブリアから歩けばレケホ組より11kmも長く歩くので争奪戦に勝つのはほぼ不可能。だとすると、レケホに泊まってルビアン争奪戦に参加するしかない。<br />レケホに泊まるなら前日はアストリアノス、その前は、つまり今日はオレロスデテラかカルサディラテラ泊りのどちらか。<br /><br />

    (僕が宿泊場所について考えていたこと)
    巡礼路はこの先サナブレスの山越えを控えています。地形からは坂が続くハードな道だと予想され、又、アルベルゲ間の距離が比較的長くて、宿つなぎが難しい区間。ここをどう乗り切るか…。特にアストリアノスから先はアルベルゲとアルベルゲの距離が長いので、慎重なコース選定が必要です。
    『アストリアノス(定員6)から10.6kmでプエブラデサナブリア(定員34)。11.5kmでレケホ(定員44)。17.0kmでルビアン(定員12)。27.5kmでアグディーニャ(定員48)。20.3kmでカンポベセロス(定員20 )。……』
    この区間でポイントとなるのはルビアン。
    ルビアンからアグディーニャは27km。前後の町とは距離があるので、ルビアンからアグディーニャを1行程とすることで決まり。ルビアンに泊まるとすれば逆算で、前日はプエブラデサナブリア泊が妥当。エロスキー社のサイトでもプエブラデサナブリア-ルビアン-アグディーニャというコース割をモデルルートにしている。
    でも、プエブラ泊には懸念事項がひとつある。ルビアンのひとつ手前であるレケホのアルベルゲの定員が44人に対しルビアンはたった12人だ。レケホで泊まった人はアグディーニャまでは歩けないだろうから、ほぼ全員がルビアンを目指すだろう。ベッド数からして争奪戦が起こってもおかしくない。ルビアンにはホテルがあるようなのでアルベルゲが満員ならそこに泊まるしかないが、35ユーロもするらしい(ダブルルーム)からできれば避けたい。そのためには早い時間帯にルビアンに入りたい。プエブラデサナブリアから歩けばレケホ組より11kmも長く歩くので争奪戦に勝つのはほぼ不可能。だとすると、レケホに泊まってルビアン争奪戦に参加するしかない。
    レケホに泊まるなら前日はアストリアノス、その前は、つまり今日はオレロスデテラかカルサディラテラ泊りのどちらか。

  • 23日目、雲行きがあやしい朝です。風が強く、しかも向かい風。ちょっと厄介。<br />タバラからは土道。このあたりの土道は柔らかくて蹴った力が地面に伝わりにくいタイプ。見た目は楽そうなのだけれど、意外と力を要します。<br />やがて雨が降り出しました。ポンチョをかぶるかどうか、微妙な雨。どんよりとした空模様でヤレヤレって気分。<br />

    23日目、雲行きがあやしい朝です。風が強く、しかも向かい風。ちょっと厄介。
    タバラからは土道。このあたりの土道は柔らかくて蹴った力が地面に伝わりにくいタイプ。見た目は楽そうなのだけれど、意外と力を要します。
    やがて雨が降り出しました。ポンチョをかぶるかどうか、微妙な雨。どんよりとした空模様でヤレヤレって気分。

  • 天気は変わりやすく、30分もするとカラリと晴れました。

    天気は変わりやすく、30分もするとカラリと晴れました。

  • タバラから10km、ここで巡礼路はふたてに分かれます。どちらに進んでも距離はさほどかわらない。僕はビラヌエバへ向かう道を選択しました。

    タバラから10km、ここで巡礼路はふたてに分かれます。どちらに進んでも距離はさほどかわらない。僕はビラヌエバへ向かう道を選択しました。

  • ビラヌエバで朝食(出がけにオステルで昨日いただいたバゲットをかじったので2度目の朝食ではありますが)。いつものようにトスターダス。複数のジャムにはちみつと、パンのおともが豪華でした。紙ナプキンまで添えられて、田舎なのにおしゃれ系。食事中に他の巡礼者もやってきて総勢8人。こんなことも珍しいです。そのうちの5人は旧知のようで仲良く談笑していましたが、僕の知った顔は一人もいません。取り残されたみたいでちょっと寂しい。<br /><br />Tabara〜Villanueva de las Paras 14.6km<br /><br />

    ビラヌエバで朝食(出がけにオステルで昨日いただいたバゲットをかじったので2度目の朝食ではありますが)。いつものようにトスターダス。複数のジャムにはちみつと、パンのおともが豪華でした。紙ナプキンまで添えられて、田舎なのにおしゃれ系。食事中に他の巡礼者もやってきて総勢8人。こんなことも珍しいです。そのうちの5人は旧知のようで仲良く談笑していましたが、僕の知った顔は一人もいません。取り残されたみたいでちょっと寂しい。

    Tabara〜Villanueva de las Paras 14.6km

  • ビラヌエバからも土道が続きます。1ヶ所きつい上り坂がありましたが5分我慢。そこさえ越えればあとは問題なく歩けました。<br /><br />Villanueva de las Paras〜Santa Marta de Tera 7.8km<br />

    ビラヌエバからも土道が続きます。1ヶ所きつい上り坂がありましたが5分我慢。そこさえ越えればあとは問題なく歩けました。

    Villanueva de las Paras〜Santa Marta de Tera 7.8km

  • 橋を渡ると水辺の風景。川沿いを歩くのも気分が変わっていいです。<br /><br />Santa Marta de Tera〜Calzadilla de Tera 10.2km<br />

    橋を渡ると水辺の風景。川沿いを歩くのも気分が変わっていいです。

    Santa Marta de Tera〜Calzadilla de Tera 10.2km

  • 15時50分、オレロス到着。今日はここに泊まりたい。でも、ベッドは空いているだろうか。というのは、オレロスのアルベルゲは定員が6名しかありません。<br />昨日、タバラの公営アルベルゲが満員だったことが気になっていました。公営アルベルゲの定員は14人だから、昨日タバラには20人程度の巡礼者がいたはずです。彼らはどこに泊まるだろうか。<br /><br />Calzadilla de Tera〜Olleros de Tera 2.2km<br />

    15時50分、オレロス到着。今日はここに泊まりたい。でも、ベッドは空いているだろうか。というのは、オレロスのアルベルゲは定員が6名しかありません。
    昨日、タバラの公営アルベルゲが満員だったことが気になっていました。公営アルベルゲの定員は14人だから、昨日タバラには20人程度の巡礼者がいたはずです。彼らはどこに泊まるだろうか。

    Calzadilla de Tera〜Olleros de Tera 2.2km

  • 僕はオレロスに現れた5番目の巡礼者でした。6ベッドで5番手ですから、なんとか確保できたというところ。危ないところですね。<br /><br />一緒に泊まる人はこれまた始めて会った人ばかり。このところの僕は足が慣れてきたのか比較的長い時間を歩いていて、その結果、平均的な巡礼者よりも長い距離を歩いている。よって、毎日宿で顔をあわせる人が新しくなる。これでは親しい関係になる巡礼者はなかなかできにくい。でも、だからといって僕は距離を縮める気はありません。限界とはいわないけれど、自分の体力よりも多少無理する位の距離を歩くのが心地良いのです。達成感がたまらないのです。<br />

    僕はオレロスに現れた5番目の巡礼者でした。6ベッドで5番手ですから、なんとか確保できたというところ。危ないところですね。

    一緒に泊まる人はこれまた始めて会った人ばかり。このところの僕は足が慣れてきたのか比較的長い時間を歩いていて、その結果、平均的な巡礼者よりも長い距離を歩いている。よって、毎日宿で顔をあわせる人が新しくなる。これでは親しい関係になる巡礼者はなかなかできにくい。でも、だからといって僕は距離を縮める気はありません。限界とはいわないけれど、自分の体力よりも多少無理する位の距離を歩くのが心地良いのです。達成感がたまらないのです。

  • 夕食はフランス人のマリア&ジャック夫妻と同席です。マリアの英語は僕と同程度の片言程度、ジャックの方はほとんど離せないという二人。でもなぜか彼らといると居心地がよかったです。マリアは僕となんとかコミュニケーションをはかろうと一生懸命、英単語を頭の中で探していたし、ジャックはジャックで翻訳ソフトを使って自分の意思を伝えようとしていた。お互い、身振り手振りを駆使し、テーブルクロスに絵を書いてみたり。そういう態度ってお互いに心通じるものがありますよね。

    夕食はフランス人のマリア&ジャック夫妻と同席です。マリアの英語は僕と同程度の片言程度、ジャックの方はほとんど離せないという二人。でもなぜか彼らといると居心地がよかったです。マリアは僕となんとかコミュニケーションをはかろうと一生懸命、英単語を頭の中で探していたし、ジャックはジャックで翻訳ソフトを使って自分の意思を伝えようとしていた。お互い、身振り手振りを駆使し、テーブルクロスに絵を書いてみたり。そういう態度ってお互いに心通じるものがありますよね。

  • さて、勝負の24日目です。この日の目標はアストリアノス。オレロスからは41kmの行程です。ただし、それは巡礼路を真面目に歩いた場合であって、国道525号線を歩けば、5km程は短縮できそうです。僕はこの短縮路を歩こうと決めていました。なぜなら、アストリアノスのアルベルゲの定員も6人と少なく、遅く到着したのではベッドの確保ができないと判断したからです。アストリアノスに他の宿はなく、次の町までは14km宿がないので、アストリアノスでのベッド確保は必須なのであります。<br />6時出発。夜明け前の暗い町をヘッドライトをつけて出発です。そしてこの日、ぼくははじめてMAPS.MEという地図ソフトを参照しました。これはオフラインでもGPS機能を使って現在位置を特定することができるというスグレモノのソフトです。<br /><br />僕はここまで、どんなに迷おうともMAPS.MEは使いませんでした。迷った時の不安や焦り、そしてそれを乗り越えた時の達成感もカミーノの楽しみだと思っていたから、地図ソフトは封印していたのです。でも今日だけは道を間違うわけにはいきません。<br />宿を出た時刻はまだまっ暗だったので、MAPS.MEを参照したのは正解でした。<br />

    さて、勝負の24日目です。この日の目標はアストリアノス。オレロスからは41kmの行程です。ただし、それは巡礼路を真面目に歩いた場合であって、国道525号線を歩けば、5km程は短縮できそうです。僕はこの短縮路を歩こうと決めていました。なぜなら、アストリアノスのアルベルゲの定員も6人と少なく、遅く到着したのではベッドの確保ができないと判断したからです。アストリアノスに他の宿はなく、次の町までは14km宿がないので、アストリアノスでのベッド確保は必須なのであります。
    6時出発。夜明け前の暗い町をヘッドライトをつけて出発です。そしてこの日、ぼくははじめてMAPS.MEという地図ソフトを参照しました。これはオフラインでもGPS機能を使って現在位置を特定することができるというスグレモノのソフトです。

    僕はここまで、どんなに迷おうともMAPS.MEは使いませんでした。迷った時の不安や焦り、そしてそれを乗り越えた時の達成感もカミーノの楽しみだと思っていたから、地図ソフトは封印していたのです。でも今日だけは道を間違うわけにはいきません。
    宿を出た時刻はまだまっ暗だったので、MAPS.MEを参照したのは正解でした。

  • 30分程歩いたでしょうか。黄色の矢印発見。この道は巡礼路ではないはずですが、こうして矢印があるということは僕と同じように国道525ルートを歩く人がいるということなのでしょうね。

    30分程歩いたでしょうか。黄色の矢印発見。この道は巡礼路ではないはずですが、こうして矢印があるということは僕と同じように国道525ルートを歩く人がいるということなのでしょうね。

  • 国道525線に出ました。あとはリオネグロまでひたすら国道を行くだけです。舗装路ですし起伏も少ない。楽に歩けました。<br /><br />Olleros de Tera〜Rionegro del Puente 11.6km<br />

    国道525線に出ました。あとはリオネグロまでひたすら国道を行くだけです。舗装路ですし起伏も少ない。楽に歩けました。

    Olleros de Tera〜Rionegro del Puente 11.6km

  • 8時40分、リオネグロで朝食、いつものトスターダス。

    8時40分、リオネグロで朝食、いつものトスターダス。

  • リオネグロからは巡礼路に戻ります。本当は国道を通ったほうが早いのですが、単調な道ばかりだと飽きてしまいます。次のモンブエイまでは巡礼路を使ってもさほど距離がかわらないので、こちらを選びました。

    リオネグロからは巡礼路に戻ります。本当は国道を通ったほうが早いのですが、単調な道ばかりだと飽きてしまいます。次のモンブエイまでは巡礼路を使ってもさほど距離がかわらないので、こちらを選びました。

  • 草原の小道って感じですね。起伏もほとんどなく歩きやすい区間です。<br /><br />Rionegro del Puente〜Monbuey 9.3km<br />

    草原の小道って感じですね。起伏もほとんどなく歩きやすい区間です。

    Rionegro del Puente〜Monbuey 9.3km

  • モンブエイからは再び国道へ。アストリアノスまで巡礼路をたどれば16.5kmですが、国道を通ると2km強、距離を短縮することができます。<br />で、この国道ですが、自分で選択しておいてなんですが、まったくつまらない道。住む人のいない空き地に真っ直ぐにひかれた国道という感じ。風景に変化がない。商店はおろか民家もない。退屈な道。そして午後からの日差しが体力を奪っていきます。修行僧のように、ただ前だけを見て歩く。ベッドを確保するためには少しでも早く到着したい。とにかく、足を動かすだけ。<br />

    モンブエイからは再び国道へ。アストリアノスまで巡礼路をたどれば16.5kmですが、国道を通ると2km強、距離を短縮することができます。
    で、この国道ですが、自分で選択しておいてなんですが、まったくつまらない道。住む人のいない空き地に真っ直ぐにひかれた国道という感じ。風景に変化がない。商店はおろか民家もない。退屈な道。そして午後からの日差しが体力を奪っていきます。修行僧のように、ただ前だけを見て歩く。ベッドを確保するためには少しでも早く到着したい。とにかく、足を動かすだけ。

  • 14時40分、アストリアノスのアルベルゲに到着です。僕は5番目の到着でした。<br /><br />Monbuey〜Asturianos 14.1km<br /><br />24日目は35km歩きました。<br /><br />シャワーを浴び、バルでコーラを飲みながら一息ついてアルベルゲに戻ると、廊下にマットレスがひとつ。そこに一人の女性がいました。彼女は7人目に現れた巡礼者。ベッドにありつけなかったので、急遽用意されたマットに寝ることになったようです。さらに19時を過ぎてからひと組の男女があらわれた。マリア&ジャック夫妻でした。彼らはきっと巡礼路を真面目に歩いてきたのでしょう。僕はちょっと後ろめたさを感じます。マリアの顔は気の毒なほどに憔悴しきっていました。今日は暑かったものね。<br />

    14時40分、アストリアノスのアルベルゲに到着です。僕は5番目の到着でした。

    Monbuey〜Asturianos 14.1km

    24日目は35km歩きました。

    シャワーを浴び、バルでコーラを飲みながら一息ついてアルベルゲに戻ると、廊下にマットレスがひとつ。そこに一人の女性がいました。彼女は7人目に現れた巡礼者。ベッドにありつけなかったので、急遽用意されたマットに寝ることになったようです。さらに19時を過ぎてからひと組の男女があらわれた。マリア&ジャック夫妻でした。彼らはきっと巡礼路を真面目に歩いてきたのでしょう。僕はちょっと後ろめたさを感じます。マリアの顔は気の毒なほどに憔悴しきっていました。今日は暑かったものね。

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