2016/05/18 - 2016/05/20
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walkingmanさん
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スペイン南部のセビリアから北西部のサンティアゴデコンポステーラまで銀の道とよばれる巡礼路を歩きました。アルマデンデラプラタからサントスデマイモナまで、4〜6日目の記録です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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サントスデマイモナから少し進むと、巡礼路は農地の中へと続いていきます。農家と農家の境にはこういった扉があるので、勝手に開けて通ります。もちろん、開けたら責任もって閉めましょう。ゲートの出入りは単調な歩行にちょっとしたアクセントを加えてくれて楽しいのだけれど、十数回も繰り返していると面倒になります。
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羊が放牧されていました。
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おかげで道は糞だらけ。最初のうちは踏みたくないと思うのだけれど、これだけまんべんなく存在すると、避けることはできない。慣れれば平気で糞の上をガシガシ歩けるようになります。
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山羊に囲まれました。完全に道を塞がれています。「どいてよ」って声をかけると、周囲3m程の山羊が逃げて行きます。で、少し進んでまた「どいてよ」って言うと少し道が開けて…。山羊って人を恐れないのですね。
羊は僕の姿を見つけると一目散に逃げ出すのに。姿は似ていても性格が違うんですね。 -
山羊の次は豚です。柵の向こうで飼われていました。このあたりは高級食材であるイベリコ豚の産地でもあります。
“これがイベリコ豚か”って見とれていたら、道を間違えてしまいました。道なりに歩いていると正面に現れたゲートに鍵が掛かっていて先に進めなくなりました。“これはおかしい”と思って引き返したら10分程戻ったところに矢印がありました。巡礼路は豚の飼育場を突っ切るというコースでした。豚の鼻先を通って先へ、こんなに間近で豚に接したのは初めて。 -
ハラまでの区間はゲートが多い。そこそこアップダウンもある。おまけに一度、番犬に追いかけられました。
キツイ度★
Aimaden de la Plata〜El Real de la Jara 14.5km -
ハラから15分程の地点。水深は5cm程なんだけど幅は広い。ここも靴を脱いで渡ります。
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ハラからは上り傾向の土道だけれど、比較的整備されて歩きやすいです。
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最後の5kmがきついです。歩きにくい砂利道の上りが長い。僕は15時頃、つまり体力をかなり消耗した時間帯に歩いたので余計にそう感じたのかもしれません。
最後の坂の分だけ、キツイ度★
El Real de la Jara〜Monesterio 20.5km
4日目はモネステリオまでの35.0kmを歩きました。
モネステリオのアルベルゲは町のはずれにあり、ややわかりにくいですが市街地からしっかり道標がでているのでたどり着けます。部屋はきれいです。 -
町の入口にハム博物館というのがありました。夕刻、アルベルゲからだと10分は歩かなければならないのに行ってみました。我ながら物好きだと思います。このあたりはイベリコ豚の産地だということで博物館が設けられているみたいです。無料なので、話のネタにしたい人は覗いてみてもいいかも。
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アルベルゲの掲示板にはレストランやこの先の行程にあるアルベルゲの広告がよく掲載されています。中にはこんなものもあります。
次の宿まで荷物を運んでくれるというサービスの広告。荷物がなければ随分楽に歩けるので、時々これを利用している人をみかけます。ただ、1キロで1ユーロというのは高いなあ。 -
5日目、朝起きると喉が痛い。嫌な兆候です。疲れのせいもあって、気温の変化に体がついていけてないようです。この日は寒くてTシャツ一枚では我慢できず薄手のダウンを着て歩き始めました。2日前はシャツ一枚で汗だくだったのに。
モネステリオは標高が755mもあるので冷え込みました。一日の気温差が大きいので服装の選択が大切です。裸で寝たのは失敗です。
今日はカントスまでの20.6kmを歩きます。距離は短いですが、途中に店がないので水分は十分な用意が必要です。 -
体調のせいか、スピードがあがりません。男性はもちろん、女性や年配者にも次々抜かれていきます。
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今日もまた水没箇所あり。
でもなんだかみんな楽しそうです。 -
麦畑の平原が広がっていました。
この日の行程はほとんど土道。ただ、起伏は小さく、特に前半は緩やかに下るイメージ。景色にも助けられ、体調がすぐれない割には無理なく歩くことができました。
Monesterio〜Fuente de Cantos 20.6km -
カントスのアルベルゲは市街地から少し離れていました。部屋は広く一段ベッドでしたが、トイレの紙が切れていたりドアノブが壊れていたり。
キッチンでは韓国の2人組が料理を作っていました。アルベルゲにはキッチンが付いているところも多くて、中には食材を買って、料理しながらカミーノを歩いている人もいます。
韓国からの巡礼者には若者が多い。彼らも若者でした。若いからお金がないので節約しているのかなあ。偉いなあと思います。 -
6日目。
アルベルゲを出てからカントスの町を抜けるのに苦労しました。町なので道が入り組んでいるのに矢印が見当たりません。誰かにたずねようにも早朝で人はいない。キョロキョロしていたら通りがかった車からおじさんがわざわざ降りてきて道を教えてくれました。こういう親切はうれしいなあ。
市街地さえ抜けられれば、バロスまではイージーな道です。
Fuente de Cantos〜Calzadilla de los Barros 6.4km -
バロスからの区間。アップダウンは大したことはないけれど、立ち止まることが多くて、思いのほか時間がかかりました。
例えばこの水溜り。ここは深くて膝上まで水があった。おまけに泥が深くてヌルヌル。
さらには、草原の中の何もない分岐点で道標がない場所が2ヶ所。こういう時は道なりの方をとるのが正解の場合が多い。僕の選択も道なり。とはいえ、その先歩いても道標がでてこない。“大丈夫か?”って心がざわつきます。
15分以上歩いてやっと矢印を見つけたときはほっとします。
矢印がない場合、どこまで突っ込むか、どこで引き返すか、、難しい判断です。銀の道では数キロにわたって道標がない区間もあります。 -
微妙な水位ですが、飛び石を使えば靴を脱がなくても前に進めそうです。もし雨季だと水かさが高いから、おそらく石が沈んでしまっているでしょうね。
飛び石があるからと喜んで不用意に歩くのは考えものです。石が不安定で体重をのせた瞬間に傾くことがあるからです。右足、トレッキングポール、左足と序々に受信を移動させながら慎重に進みます。 -
ここも巡礼路。草がかなりのびていて、かき分けて歩くことになりました。
このあたりは農家の私有地。つまり農場主が巡礼路を整備してくれているか、関心がないかで道の状況が違うのではないかと思うのです。
サンチョペレスまでの区間は体力的には問題ないけれど、道標がなかったり草が深かったりで立ち止まることが多く、ちょっと余計な時間がかかりました。その意味で
キツイ度★
Calzadilla de los Barros〜Puebla de Sancho Perez 13.7km -
サフラは比較的大きな都市。サンチョペレスはサフラの都市圏という様子で、この区間はサフラ市の続きを歩いているようなものでした。
Puebla de Sancho Perez〜Zafra 4.3km -
(僕が宿泊場所について考えたこと)
サフラは都会で巡礼に必要なものを買い足したりすることができる便利な町です。こに泊まる巡礼者も多いようです。エロスキーも日本友の会もサフラで一区切りつける行程をモデルルートにしています。この先の行程はアルメンドラレホまで36.7km、メリダまで29.6kmというのがエロスキーでのモデルコース。
でも、このコース設定は良くありません。なぜなら、アルメンドラレホにはアルベルゲがないからです。ガイドブックによればホテルは数軒あるようですが、宿泊料は36-60ユーロとある。一人旅にはつらい値段です。
36ユーロはダブルルームの値段なので二人で泊まれば一人18ユーロとなり、アルベルゲより快適なことを加味すれば宿泊対象として許容範囲でしょう。ただ、一人旅だと(ヨーロッパは部屋単位で請求されることが多いので)ちょっと痛い。
そこで僕はアルメンドラレホを回避する行程を思考します。だした答えはサフラに泊まらずにマイモナまで進み、トレメヒア、メリダとつなぐ日程です。
マイモナまで進むのは、サフラからトレメヒアまでだと距離があるので、少し進んでおこうという考えです。
さらに付け加えるとアルメンドラレホは巡礼路から少し外れているので遠回りとなり、ここに泊まらなければ約5km短くなるというメリットもある。 -
サフラ市街をぬけるとやがて土道に。こんな急な上りもでてくる。
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上りきると下り。舗装路だけれどかなり急で、斜度20%はあるんじゃないかと思われます。
下りは楽じゃないかという人もいますが、膝や足首に負担がかかるので僕は嫌いです。また、靴の中で足が前へ前へとすべって足先が窮屈になるので、マメを作ってしまった人にはきついと思う。
キツイ度★
Zafra〜Los Santos de Maimona 4.7km -
14時マイモナ着。
アルベルゲを探していたらイギリス人の2人組の巡礼者にあいました。実は彼らとは途中ですれ違っていたので、顔はわかっていました。挨拶を交わした際、感じのよさそうな奴らだなあとの印象は持ったけれど、なにせ彼らは身長190cm以上の脚長で、僕とは歩幅が15cmは違う。おまけに若くて馬力があるから足の回転もはやく、僕とは歩行速度が全然違う。それで一緒には歩きませんでした。
そんな彼らもマイモナに泊まるというので一緒にアルベルゲを探しました。
アルベルゲの場所がよくわからない。バルで道を聞きました。お客さんが集まってきて、その中の親切なおばさんがアルベルゲの場所を知っているらしくて色々教えてくれるのだけど、スペイン語だからさっぱり理解できない。するとその様子を見ていた女の子が通訳をかってでてくれた。皆、本当に親切だね。
おばさんの話によれば、アルベルゲには管理人はおらず、まずは警察署に行ってアルベルゲのキーを借りるシステムなのだという。そこで警察とアルベルゲの地図を書いてもらって、3人で警察へむかいました。
警察でクレデンシャルにスタンプを押してもらい、料金7ユーロを払い鍵を受け取ります。それからアルベルゲに向かいました。 -
ここのアルベルゲは新しくてきれいで公共スペースが充実していました。キッチンに食器あり冷蔵庫電子レンジコンロあり。エアコンまで付いている。部屋は男女別に6人部屋。じつは先客で4人組の自転車巡礼者がいたので、僕ら3人は女性部屋に宿泊しました。他に泊り客はなし。今日は7人です。
町にはスーパーもあります。サフラで区切るよりマイモナで区切った方が条件がいいと思う(ザフラ-アルメンドラレホは35km以上あるが、マイモナからだと30kmほどで済む)のだが、エロスキーではサフラ泊まりをモデルコースにしている。なぜだろうか。
想像するに、マイモナのアルベルゲの定員が12人と少ないからではないでしょうか。アルベルゲが小さいと満室リスクがある。マイモナには他に宿泊施設はないので、溢れてしまった場合の対応ができない。
僕のガイドブックにはアルベルゲの定員が記載されていて、これは行程を組み立てるのに有用な情報でした(エロスキー社のサイトでも定員は掲載されている。画面展開が多くて面倒だけど)。 -
この日の夕食は食材を買って済ませました。一人だと食材が余ってしまうので調理は難しい。買ったのは調理しなくてもそのまま食べられるハムとラタトウユのような野菜の煮込みとパン。それと冷蔵庫があったので翌朝用のヨーグルトをスーパーで購入しました。
煮込みを電子レンジで温めていたら同宿のイギリス人が「僕らが作ったサラダが余ったから食べてよ」って持ってきた。印象の通り、いい奴らです。いびきもかかなかったし。
6日目はマイモナまで29.0kmを歩きました。
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