団塊夫婦のスペイン旅行・ビーチドライブ編ー2016マジョルカ島その５：城砦の町アルクディア＆ダイナミックなアルタ洞窟

2016/06/05 - 2016/06/05

2016年の5月末からバルセロナを起点に13日間のスペイン旅行にでかけました。エミレーツ航空を利用したので、途中ドバイで５時間のトランジット観光も挙行。スペインでは、最初にバルセロナとその周辺を観光し、その後で、今回の旅行の主な目的であるピレネー山地とマジョルカ島をドライブしました。本編は、マジョルカ島ドライブ最終日の前半部分で、カラ・セイント・ヴィセンテから城壁で囲まれた町アルクディアを経由して、島の東海岸沿いまで走り、アルタ洞窟を見学したときの旅行記です。（写真はアルタ洞窟）


後半の全旅程は以下の通り。

5月29日 バルセロナ12:50発ー(AVE)ー＞サラゴサ
　　　　サラゴサ駅でレンタカー借り出しー＞トルラ(泊)

5月30日 9:30?13:30 オルデサ渓谷4WDツアー
　　　　トルラー＞ポルタレ峠ー＞（フランス入国）ー＞オービスク峠
　　　　ー＞オークン（泊）

5月31日　オークン　ー＞ルルドー＞ポルタレ峠（泊）

6月1日　ポルタレ峠ー＞（プチトレイン乗車）ー＞ポルタレ峠
　　　　ー＞トルラー＞サラゴサ（レンタカー返却＆宿泊）

6月2日　サラゴサー（バス）ー＞バルセロナー（ヴエリング航空）
　　　　ー＞マジョルカ島・パルマ（泊）

6月3日　パルマ空港でレンタカー借り出しー＞バルデモサ
　　　　ー＞ポルト・デ・ソレーユ（泊）

6月4日　ポルト・デ・ソレーユー＞サ・カロブラー＞
　　　　フォルメントール岬ー＞カラ・セント・ビセンツァ(泊）

6月5日　カラ・セント・ビセンツァー＞アルクディアー＞アルタ洞窟
　　　　ー＞ドラック洞窟ー＞プラツァ・デ・パルマ（泊）
　　　　　　　（パルマ空港でレンタカー返却）

6月6日　パルマー（ヴエリング航空）ー＞バルセロナー＞（エミレーツ航空）
　　　　ー＞（ドバイ）ー＞成田（6月7日17:30着）

エリア マヨルカ島(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅行の前に、フォートラベルのSUR SHANGHAIさんのブログを見て、アルタ(Arta)洞窟の存在を初めて知った。それまではドラッグ洞窟しか知らなかったが、ドラッグ洞窟と甲乙つけがたいとの情報を得、ぜひ両方行ってみたいと思っていた。SUR SHANGHAIさんのアルタの町ではなくCanyamelにあるという情報も非常に助けになった。地球の歩き方にも載っていないし、現地でもらった地図にも載っていなかったからだ。実際に行ってみたら、本当に素晴らしい洞窟だった。SUR SHANGHAIさんに感謝。

６月５日、すてきなリゾートホテルを後にして、再び昨日走った道をPort de Pollencaまで戻る。

今日はマジョルカ鳥ドライブの最終日。最初に城砦の町として知られたアルクディア(Alcudia)に立ち寄り、その後島を横断して、東海岸のCanyamelにあるアルタ洞窟を訪れ、さらにもうひとつのドラッグ洞窟にも立ち寄り、その後パルマ空港そばのPlaja de Palmaのホテルに宿泊する予定だ。

Pollenca湾岸沿いの道は14キロの美しいビーチと遠くにきれいな山が見える快適なドライヴウェイだった。

島の北側に比べると山がないだけに非常に走りやすい。

水も澄んでいる。

ほどなく中世の城壁に囲まれた小さな町・アルクディア(Alcudia)に着いた。

町にはかなり前から人が住んでいたのだが、14世紀にムーア人からアラゴン王のJames一世が奪い返し、続いてJames二世が城壁や街の主な建物を作ったのが始まりだという。

入り口にあった見取り図。中央には教会。

門を入ると城壁に上る階段があったので、上ってみた。

ぐるりと一回り出来そうだったが。暑かったので少しだけ歩いてみた。

ハイビスカスや白い花がきれいに咲いていた。

街並み。

白い花の拡大。鳥のサギに似た花。

街並み。

教会。

城壁の中は狭い路地。

車も通れなさそうだ。駐車場は城壁の外にある。

降りる前に記念撮影。城壁からはPollencaの町と海が見えた。とにかく今日のメインは洞窟なので、早々に城壁から下りて、次の目的地のアルタ洞窟に向かうことに。

城壁のそばの闘牛場。

自転車に牛の被り物が付けられていた。闘牛場は無料で、入り口にカフェレストランがあった。

アルクディアを後にして、アルタ洞窟に向かう。道から丘の上に城と教会がたつアルタの町が見えてきた。ただし、アルタ洞窟はこの町ではなく、さらに東の海岸沿いのCanyamelというところにある。

地図の上では、Canyamelに行くには、アルタの町の中を通過するようになっていたので、入ってみるとこのような狭い道に迷いこんでしまった。しかも一方通行の道ばかり。しかたなくもとにもどって人に尋ね、Caniyamel方面への出方がようやくわかった。

アルタを出たあとは快適な道を走り、Canyamelに到着。思いがけずすばらしいビーチに出会うことができた。

手前の屋根の色と海の色がマッチしてきれいだ。

左側。

ビーチを見ながら緩やかな坂道を上ってくると大きな駐車場があったので、ここに駐車することに。フォートラベルの情報では駐車場が狭いと書いてあったので、心配していたがこんなに大きな駐車場があってよかった。

海を見ながら少し歩く。

きれいなビーチがあった。

濃い藍色が美しい。

アルタ洞窟に着いた。大きな階段のあるほうが出口。左横の売店のある方の奥が入り口だ。チケットを購入（一人7ユーロ）すると、次のツアーは11時と言われた。15分の待ち時間。トイレに行ったり、写真を撮ったりして待った（写真右奥にトイレあり）。ツアーは10時から30分毎に行われる。

入場まで時間があるので、出口の階段まで行ってみた。写真は出口からの眺め。

入り口を入って階段を下りる途中。明るいところから急に暗いところに入ったので、最初は目が慣れなくて見えにくかった。

下はEntrance room またはＨallと呼ばれる比較的大きな空間。

奥のほうに赤い照明が見える。

拡大して。説明が聞けなかったので、何かわからなかった。

中央に塔のような鍾乳石が立っていた。左側の人がガイドさん。英語の客は3人であとはスペイン語の人ばかりだったので、ほとんど説明なし。

どこまでその鍾乳石が伸びているのか見えなかった。一番高いもので２２ｍあるそうだ。

拡大して。上から垂れて、次々と積もってこういう形になったのだろうが、変わった形だ。

別の角度から。

無数のつららのように上からたれさがった鍾乳石。

階段の上から見下ろして。

中央の塔のような鍾乳石も階段の上から見下ろす。

天井を見上げて。

みんな撮影に夢中。

途中The Hell(地獄）と呼ばれる光と音のスペクタクルショーがあり、様々な色の照明が時々刻々変化しながらあてられ、幻想的できれいだった。

同上。

いろいろな色のライトアップ。

いろいろな色のライトアップその２。

幻想的。

紫に照らされて。鍾乳石の柱の模様がすばらしい。

階段を上っていき、上のほうから見下ろす。竹林のような鍾乳石だ。

これも上から。

クラゲの形の鍾乳石。

巨大な髭の鍾乳石。

ここが一番素晴らしかったところ。自然の力にしては神業だ。

横から。

模様だけ拡大して。

またすごい鍾乳洞の塊。

柱のような太い鍾乳石が並んでできたものだ。

手前の箒のような鍾乳石を拡大して。どうやったらこのような形ができるのだろう？

横から。

別な角度から。

巨大なクラゲのような鍾乳石。

下から見上げると、まるで神殿の柱のようだ。

階段を赤い照明で照らされているところ。白と赤のコントラストをねらってのことか？

思わず乗り出して撮影する人。

デコレーションケーキのような鍾乳石。

見上げるほど伸びた鍾乳石（石筍）。

見学も終わりに近づいて、最初に入った階段したの広い空間に戻ってきた。子供もおつかれのようだ。

40分の見学を終えて、出口へ。海の藍色がまぶしかった。

ここが狭いとブログに書かれていた駐車場。バスのスペースが多いので、一般車のスペースは確かに少ない。夏場はすぐにいっぱいになりそうだ。

駐車場へもどりながら、再び海岸を撮影。あの小さなビーチで泳ぎたかった。

ガードレール越しに下の海を見下ろしてみた。澄んでいるので、底の石が見えていた。

同上。

モーターボートも気持ちよさそう。

再びビーチ。時刻は12時すぎ。かなり大勢の海水浴客が押し寄せていた。ここでダイナミックなアルタ洞窟ときれいなビーチの両方が見れてよかった。ドラック洞窟ばかりが有名だが、アルタ洞窟もロケーションの良さで負けてはいないなと思った。（その１７につづく）