2016梅雨、奈良の世界遺産(9/9)：孫太郎稲荷神社：扁額、鳥居、拝殿、白い狐像、保存樹

2016/06/05 - 2016/06/05

奈良の世界遺産の薬師寺と唐招提寺は、予定よりスムーズに見学できて、帰りの電車までに1時間ほどの待ち時間が出来ました。その時間を利用しての孫太郎神社の見学です。

エリア 奈良市(奈良)

• 交通手段: 私鉄

今日の見学の初めに見学した、薬師寺の外塀と門の光景です。薬師寺の南面になります。境内の中に見えている灰白のシートは、現在修復工事中の東塔の覆いです。

『薬師寺』の世界遺産登録の記念碑です。平成10年(1999年)に『古都奈良の文化財』の一部として、ユネスコの世界遺産(文化)に登録されました。

片道10分ほどを歩いて、目的地の『孫太郎稲荷神社』に到着しました。その稲荷神社の紅白の幟の光景です。

『孫太郎稲荷神社』の前から眺めた、その北側に隣接する、薬師寺の門の光景です。この門は木の柵で締め切られ、少し東側に観光客用の出入口門が開かれていました。

薬師寺の波側の門近くにある、孫次郎稲荷神社の鳥居光景です。旅行社の専用電車のかぎろい号に乗車する西ノ京駅から歩いて10分弱の場所でした。祭神は宇迦之御魂神(ウカノミタマカミ)です。

『正一位・孫太郎稲荷神社』の扁額の光景です。石を刻んだ文字に、朱が入れてありました。平安中期に藤原頼行(藤原北家房前10代孫：1022年鎮守府将軍)が創建したと伝わります。孫太郎の名は、頼行末裔の佐野孫太郎義綱に由来します。

孫太郎稲荷神社の入口横に置かれていた、稲荷神社に付き物の白い狐さんです。口に巻物を咥えていました。

孫太郎稲荷神社の入口横に置かれていた、稲荷神社に付き物の白い狐さんです。口に巻物を咥えていました。

奈良市指定の保存樹、杉の古木の光景です。この後紹介する立札には、幹周が2.7メートル、高さが22.0メートルと紹介されていました。

奈良市指定の保存樹の立札です。建てられたばかりのような新しさでした。奈良市の保存樹に関する条例に基づき、平成16年3月に指定されていました。

拝殿の上部部分のズームアップ光景です。緩やかな曲線を描いた、唐風の造りの本瓦葺きの屋根でした。

拝殿の下部分のズームアップ光景です。

ご神木の杉の古木の光景です。注連縄が張ってありました。

最初に正面から眺めた姿を紹介しましたが、今度は横から眺めた狐さんです。入口方向に首を90度ひねった姿でした。

同じく一対になった狐さんのもう一体の横顔です。同じように、入口方向に首を90度ひねった姿でした。

稲荷神社にはつきものの赤い鳥居の列です。それぞれが石の基礎の上に置かれた、しっかりした造りの真新しい鳥居でした。鳥居よりは古そうに見えた石灯篭が、その脇に置かれていました。

赤い灯篭列の上の光景です。鳥居は新しいものの、鬱蒼とした生い茂る鎮守の杜の光景でした。

神主さんが常駐する神社ではなく、本社の管轄下にある神社のようでした。若い神主さんが、『時間になりましたので門を閉めさせて戴きます』と声をかけられました。丁度、写真を撮り終えたところでした。

正面の門が絞められた後、その周りの光景の紹介です。孫太郎稲荷神社の境内か、本社に当たる神社の境内か分かりませんでしたが、かなり広い境内が続いていました。緑の葉は、神事に欠かせない『サカキ(榊)』当たりでしょうか。

孫太郎稲荷神社に関係する境内の光景です。欝蒼とした竹林が広がっていました。

間一髪で、目的の孫太郎稲荷神社の見学ができました。西ノ京駅に引き返す途中の光景です。孫太郎稲荷神社の近くにあった、『奈良漬けの寿吉屋』です。薬師寺の南に面した場所です。

目の粗い金網からはみ出して咲いていた紫陽花の光景です。『スミダノハナビ(墨田の花火)』か、それによく似た品種のようでした。

華やかに咲いたピンク色の紫陽花の光景です。昨年、蒲郡の『紫陽花の里』で目にした、『ダンス・パーティ』がよく似た咲き方をしていました。近年の人気品種となっているようでした。

面白い花の形をした、『コエビソウ(小海老草)』です。メキシコ原産のキツネノマゴ科の植物です。ペロペロネの呼び名を持ちます。

鮮やかなピンク色に白の絞りが入ったゼラニュウムです。虫除け効果を持つ、フウロソウ科の植物です。和名は『テンジクアオイ(天竺葵)』です。

お馴染みのパンジーの花です。濃い紫と、ごく薄い紫の花でした。パンジーは交配が進み、黄金、オレンジ、赤、紫、青紫、白青、スミレ色、黒(濃青)、複数色の混合など、多彩な色彩を持ちます。世界中で目にすることが出来る植物です。

約束の時間までに西ノ京駅に戻ってきました。西ノ京駅は小さな駅ですから、大勢の乗客がある時には、その待合場所で困る駅とお聞きしました。今日のような好天ではまだしも、雨などの場合には、近くに店も少なく困りそうです。

薬師寺の行事案内の黒板です。書き慣れて読みやすい白い筆文字が印象に残りました。

西ノ京駅のプラットホーム光景です。プラットホームも広くありませんので、駅からの依頼で、かぎろい号の到着寸前での団体改札となりました。

かぎろい号が定刻に西ノ京駅にやってきました。三重県から乗車された方達もいましたが、私は終点の名古屋駅までですから、乗り過ごしの心配がありません。予約しておいた鯖寿司と列車備え付きの生ビールを楽しみました。