ザルツブルグ音楽祭の旅（2日目:ザルツカンマグート）

2009/08/19 - 2009/08/25

８月２０日、ザルツブルグ音楽祭の旅２日目は午前中に市内観光、午後からはザルツカンマグート地方に行きました。この日はとっても暑い日ででした。

エリア ザルツカンマーグート周辺(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー 飛行機
• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝はレオポルツクローン城の中を見て回りました。豪華な部屋や図書館がありました。１０人程度の椅子とホワイトボードとオレンジジュースが用意され、セミナーの準備ができている部屋もありました。しかし、城の中を見て歩く間、ほとんど他の人間は見かけませんでした。通常は１週間程度のセミナーが開かれており、この日はちょうどセミナーとセミナーの間になっていたせいかもしれませんがもったいない話です。

レオポルツクロン城の図書室です。

　朝食は２階の大理石の間で食べます。長身のハンサムな黒人のボーイさんが一人で留守番をしていました。先客は１人だけでバルコニーの真ん中で食事をされていました。私たち夫婦も、湖とアルプスの見える大理石の間のバルコニーで食事をしました。気持のよい朝の空気を吸い、おいしい朝ごはんを食べ至福の時を過ごしました。

朝食会場です。

朝食のパンやハム、フレッシュチーズ、果物、特に洋ナシはおいしかったです。

ここは映画サウンドオブミュージックのトラップ少佐の家のロケに使用されたところで、旅行前に見た映画のシーンそのままの風景が広がっていました。日本では蚊の心配をして電気蚊取を持ってきたのですが、ここにはいないようです。

　満足した私たちは、庭の散歩に出かけました。映画で使われたボート乗り場や噴水、ついでに隣のマイヤーホフ、調子に乗って門から出て直の道を行き左に曲がって牧草地の中を歩きました。

ホテルの近くの老人ホームです。美術館と間違えました。

サイクリングしている人をたくさん見かけました。大きな木のある公園の中を通り、農家や住宅街の中を通りました。どうやって帰ったら良いのか分からなくなったため、道を聞きました。ザルツブルグの人は親切でこちらの拙い英語を我慢して聞いてくれて教えてくれましたが、道が複雑なのでまず、湖までの道を教えてくれました。

やっとの思いで湖に出ました。鴨が優雅に泳いでいました。対岸にマイヤーホフが見えます。湖の周りを半周してホテルの部屋にたどりついたところでフロントから部屋に電話がかかってきてチェックアウトタイムの１０時ですと言われました。大慌てでチェックアウトをして、タクシーを呼んでもらいました。
　ヨーロッパの古城ホテルに泊って大変だった話を聞いたことがあったので少し心配していましたが、ここはもう少し長く泊ってサイクリングで周囲を回りたいと思いました。良い思い出になりました。ちなみにアルプスの見えないスイートで２人の朝食込みで１９５ユーロでした

　次の宿泊地はホテルザッハーザルツブルグです。タクシーで玄関前に着きました。タクシーの運転手が荷物を入れるドアの前に荷物を置いて待ってろと言ってくれましたが、誰も出てきません。仕方なく階段を重い荷物を持ってあがり、フロントに今日の宿泊者だが観光に行くので荷物を預かって下さいと頼みました。預かってくれましたがいやそうな対応でした。
　ミラベル公園の中を散歩しました。観光客でいっぱいでした。小人の不気味な像や花が咲き乱れた公園があり賑わっていました。１４時からパノラマツアーを予約していたのでの集合場所に行ってみました。インターネットで予約した紙を見せると１４時にここに来いと言われました。

　周囲を見回すとすごい人出です。テントがならんでお祭り騒ぎでした。どうも朝市のようです。チーズやハムや野菜、オリーブ、果物、岩塩などいろんなものを売っていました。総菜屋さんもあり昨日食べたクヌーデル（団子）今日食べたフレッシュチーズもよく似た物がありました。しかし旅行者の私達が買える店はあまりなくフライドチキン屋さん位しかありません。店の横に机がありここで食べるようです。みんな殺気だって買っています。どうも好みの部位（胸とか、足とか）をドイツ語で言って買っているようです。まごまごしていると隣の夫婦が注文してくれました。ここの人達は親切です。ワインを頼みましたがワインはなく地元のシュティーグルビールをもらいました。栓抜きがなく探しているとこれまた別のおじさんがビールを私から奪いました。まさか口で開けるのではと恐れましたが、手で簡単に開けました。すごい力だとほめると照れくさそうです。後で見るとスクリューキャップになっていて非力の私でも簡単に開きました。

　鳥はとってもおいしかったです。パノラマツアーのガイドさんの話ではオーストリアにはケンタッキーフライドチキンは進出できないそうです。ジャガイモサラダは酸っぱい味付けです。それなりに美味しかったです。地元の人はこれを最後の一滴まですすってました。シュティーグルビールはバドワイザーと似た味です。（約６ユーロ）

　シュランネンマルクト（ザンクト・アンドレー教会前）です。１２時過ぎに放送がかかると、あっという間に店じまいをし、ただの広場になりました。

　座りたくなったので近くのフィンガーロースというカッフェに行きました。おいしそうなケーキが並んでいます。まず、ケーキを注文します。プチケーキを６個（７．８ユーロ）。座っていると飲み物の注文を別の係の人が取りに来ました。コーヒー（メレンゲ）２．７５ユーロ、アイスクリーム３ユーロを注文しました。コーヒーが運ばれるのを見てケーキも持ってきてくれます。コーヒーはすごくおいしく、ケーキは美味しかったです。まわりを見回すとカイザーシュマーレンを頼んでいる人が多かったです。食事をしている人も多くいました。

　１４時からはパノラマツアーの集合場所に行きザルツカンマーグートの日本語ツアーに参加しました。参加者は１２名で２グループに分かれそれぞれ運転手兼ガイドの方が一名付きます。ガイドは日本人の方で、オーストリアのガイドの国家資格を持っているため知識は豊富です。テキパキとした運転で途中の景色の説明を受けながらザンクトキルゲンへ。

　ザンクトキルゲンへのモーツァルトの母の生家です。

ザンクトキルゲンの観光馬車です。

観光船の船着き場の前のお店です。

ヴォルフガング湖の観光船に乗りました。この日は天気がよく、湖もヨットや水泳を楽しむ人を多く見かけました。

ヴォルフガング湖にあるオーストリアの旧海軍士官学校です。

ザンクト・ヴォルフガングの教区教会です。

暑い日のため水辺で遊ぶ人を多く見かけました。

チロル風の家に花がきれいに飾ってありました。

サウンドオブミュージックの結婚式の撮影に使われたモントゼーの教区教会の外観です。

モントゼーの教区教会の祭壇です。教会の中は映画の印象に比べると小さく感じました。

　モントゼーの教会の前の広場です。林檎ケーキが名物のケーキ屋さんがあり、買って帰りました。

　ホテルザッハーザルツブルグの外観です。

　ホテルザッハーザルツブルグの室内です。それなりに豪華ですが、前夜のホテルに比べると見劣りがします。宿泊料金はこちらのほうが２．５倍します。ただ、部屋にクーラーがあります。この日は暑い日だったのでクーラーのないホテルに泊まった人は寝苦しかったそうです。

　ホテルのチェックイン後、旧市街に散歩に出かけ、Ｋ＋Ｋレストランで夕食、妻は豚、私は鹿を食べました。これは、豚とクヌーデルです（１６．３ユーロ）。一階の路面で食べましたが、少しほこりっぽかったのが気になりました。２階のレストランで食べるほうが良かった気がします。

ノロ鹿です（２２．５ユーロ）。季節が違うせいか少しぱさついていました。