２０１６ＧＷ ３回目のインドは暑かった（４）灼熱の世界遺産エローラ石窟寺院

2016/05/02 - 2016/05/02

その４は世界遺産エローラの観光です。素晴らしい遺跡でした。が、午前中にピタルコーラ石窟でエネルギーを消耗したこと、暑さがピークに達したこと、水を１本しか持っていかなったこともあって終盤は観光の気力が薄れました。途中で水を切らしたのですが遺跡内には水を手に入れる場所はありません。スイカを切り売りしている少年だけでした。（みずみずしそうでしたが買う勇気がなかった・・・）ここまで観光で渇きを覚えた経験は初めてでした。
＜日程＞
４／３０：成田空港からムンバイへ移動（ムンバイ泊）
５／１　：ムンバイ観光＆オウランガバードへ移動（オウランガバード泊）
５／２　：ピタルコーラ、エローラ観光（オウランガバード泊）
５／３　：アジャンタ観光（オウランガバード泊）
５／４　：オウランガバード観光＆列車でボーパールへ移動（ボーパール泊）
５／５　：ビーマベドカ、サーンチー観光（ボーパール泊）
５／６　：デリーへ移動、国立博物館、オールドデリー観光（デリー泊）
５／７　：デリー　ガンジー巡り＆寺院観光
５／８　：デリーから成田空港へ移動

エリア エローラ(インド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ジェットエアウェイズ (運航停止) ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

再びエローラに戻って来ました

昼食はこのレストランで。

本日のランチもカレービュッフェです。

暑さのせいで小食です。ビールを飲んだのですが、これが過ちの元でした。

遺跡入口で現地ガイドさんがチケット購入。

カイラサーナータ寺院が見えましたが余り見ないように向かって右手の第１０窟方面へ。

向かって右手方向は第１窟～第１５窟になります。

観光はこの第１０窟からスタート。２階建ての仏教窟で７世紀に造営されたものです。

なお各石窟には、このように入口に解説があります。

１階内部です。

仏様とステゥーパが祀られたチャイティア窟としてはインド最高峰のものです。素晴らしい。

この時代になるとストゥーパは仏像の背後にあって目だたなくなっています。仏様の隣は観音菩薩と弥勒菩薩です。

２階です。

閉鎖されてますが２階からも内部の仏様を見れるようになっています。

全て岩を掘り出して作ったことは驚きです。

素晴らしい仏教窟でした。

続いて第１２窟。一見マンションの廃墟のようです。

ティーン・タル窟と名付けられた３階建ての仏教窟です。

内部には無数の柱が規則正しく並んでます。

１階内部。

２階にあがりました。

２階の奥まったところに本尊があります。

懐中電灯がないと真っ暗です。

３階へ上がって来ました。

３階も基本的に同じつくり。

一番奥にも仏様がいます。

七体の仏像が両サイドに並んでいます。

過去７仏の像。過去にこの世に現れた釈迦を含む７人の仏を表現してます。

外観とはうらはらに精巧に作られた石窟でした。３階は特に印象的でした。

続いて一番有名な第１６窟へ向かいます。最初に上から眺めに行きます。

登り口は一応閉鎖されてましたが、人の行き来は自由でした。

岩山をひたすら登って行きます。ただ時間的には１０分くらいでしょうか。

カイラーサナータ寺院が見えてきました。

かなりの高さです。

高所恐怖症なので怖かったですが素晴らしい眺めです。

怖かったですが記念撮影もしました。下は怖くて見れません。

高さ３３ｍの本殿。

こちらは前殿。

石彫りとは思えないほど精巧な作りです。

こちらはナンディー堂の上です。

眼下に人が豆粒のように見えます。落ちたら死にます。

続いて内部へ行ってみます。見えてきたのは塔門。

精巧な彫刻がされています。

塔門内部。

ヒンドゥー彫刻が素晴らしい。

中央の柱はスタンバ。高さ１７ｍ。

１００年かけて全て岩を削って作られたとは信じられないくらい、すごい遺跡です。

前殿・本殿ともに巨大で精巧に作られています。

奥行き８１ｍ、幅４７ｍ、高さ３３ｍにわたって岩を削りだすとは凄いですね。

寺院周囲も石窟小寺院になっています。

前殿内部です。奥には本殿とリンガがあり、お参りの人で溢れてました。

こちらはナンディー堂。

塔門の上からはキレイに寺院が撮影できます。

こちらは反対側。

素晴らしい寺院でした。

続いてバスでジャイナ教窟へ。

一番奥にあるジャイナ教窟。３１～３４窟になります。ここで水が切れ暑さのピークと重なり渇きの状態に・・・。

第３２窟のジャイナ教窟。

一番完成度の高いジャイナ教窟だそうです。

第３２窟と第３３窟は２階でつながってました。

ジャイナ教窟は仏教のストゥーパやヒンドゥー教のリンガにあたるものは無く祖師像のみでした。

第３３窟から出てきました。これでエローラの観光は終了。

このバスが園内移動用バスです。完全にこのときは干からびてました。

エローラから３ｋｍくらいにある小さな町に寄り道です。

グルダーバードという街です。

ここはアラムギール・ダールガーという聖地。

ムガール帝国の最盛期を築いたアウランゼブ帝の霊廟がここにあります。

こちらがそのお墓。非常に質素なお墓でした。

ちょうど礼拝の時間でたくさんの人でにぎわっていました。

インドの５月は暑いということを再認識した１日でした。