再チャレンジのジャワ島・バリ島６日間（３）-【世】プランバナン寺院＆バリ島へ-

2016/04/21 - 2016/04/26

２日目午後のハイライトは、【世】プランバナン寺院の見学。

【世】プランバナン寺院は９〜１０世紀に建立されたヒンドゥー教寺院で、１６世紀の地震で遺跡のほとんどが崩壊し、しばらく忘れ去られていたが、１９３７年から遺産の修復作業が行われた。１９９１年に世界遺産に登録されたプランバナン寺院群は、ヒンドゥー教寺院の遺跡としてはインドネシア最大級で、仏教遺跡のボロブドール寺院と共にジャワの建築の最高傑作の一つとされている。

昼食後に訪れた寺院では、ガイドに案内されて見学した後、課外授業（？）で来ていた現地の女学生達に囲まれて、撮影をせがまれるという楽しいハプニングもあった。

観光後は、ジョグジャカルタからバリ島へと移動。

エリア ジャワ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 航空会社: ガルーダインドネシア航空

ボロブドール寺院を後にして、プランバナン寺院の方へ移動。この両者は、ジョグジャカルタの町を間に東西の郊外にあるので、途中市内中心（と思われる）王宮にも立ち寄った。

日本語では王宮であるが、英語では SULTAN PALACE となっている。

王宮の中心にあるセレモニー・イベント用の大広間。

横には、楽隊用のスペースもある。

何の建物か憶えていないが、入口両側に守護神（？）が立っている。

この像は、確かＢＳの旅番組で見た記憶がある。

それほど興味の湧かなかった王宮見物を終えて、昼食へ。

観光コースに付いているので、ガイドが案内してくれる。こじんまりとしたインドネシア料理の店だが、観光客専門のようだ。

並んだ２人分の料理は、左からミーゴレン（焼きそば）、ナマズのフライ（甘酸っぱい味付け）、鶏肉の炒めたもの、厚揚げ・納豆、ジャワカレー、ご飯、野菜スープ。これを自分用の大皿に盛り付けて食べたのだが、どれも中華料理に似ていて、美味だった。特にナマズのフライとジャワカレーは、あっさりしていて口に合った。

昼食の後、しばらく走って【世】プランバナン寺院の駐車場に到着。まず、寺院修復の様子を描いた案内板が目に付く。

駐車場から進んで行くと、最も高い寺院が見えてくる。

世界遺産の詳細記述の看板。

更に進んで行くと、寺院の全容が見えてくる。

寺院の階段の飾り（お守り）は、仏教寺院のボロブドール寺院に似ている。

小さい方の寺院。

壁に刻まれている神々のレリーフは、様々なポーズを取っている。

これは、ライオン（？）。

典型的な、ヒンドゥー教の神様。

一番大きな寺院に登って、隣の寺院を見る。

ラーマヤナ叙事詩がレリーフとなっている。

大きな寺院は４つの面のそれぞれの階段を登って、奥の神殿に入ることが出来るので、順次入ってみる。中は照明もなく真っ暗だが、最近のカメラの性能は素晴らしく、僅かな光でもちゃんと写っている（笑）。

これは何の神（？）。

別の神殿には、富と学問の神のガネーシャ（象の鼻を持つ神）。

戦いと勝利の女神ドゥルガ。

破壊と再生の女神シヴァの神殿への入口。どうやらシヴァ神の写真は撮っていなかったようだ。

大きな寺院の４つの神殿巡りの後、小さな神殿の周りも回ってみる。

再び、大きな寺院の正面に戻ってくると、課外学習（？）或いは遠足（？）の地元女学生が階段に並んで記念写真を撮っていた。

ピンクのヒジャブ（頭に巻く頭巾）が、モノトーンの石の寺院群の間にあってアクセントになっている。

記念撮影が終わって解散した女学生にカメラを向けると、横一列に並んで笑顔でポーズを取ってくれる。

一枚撮ると、周りにいた仲間を呼び寄せて、あっという間に人が増えた。

増える女学生を画面に収めるために、後ずさりしながらシャッターを押していると、どんどん人が増えてくる。最終的には５０人以上になって、記念撮影。全部で３０枚撮っていた。

ところが、彼女たちは「Thank you」と撮られたことだけで満足なのか、それ以上の要求はしてこない。こちらもガイドと待ち合わせの時間が迫っていたので、写真をあげたいと思いながら何もせずに離れていった。

【後日談】帰国後あれこれ考えて、３０枚の写真を納めたＤＶＤを在日インドネシア大使館に送って、何とか彼女たちの学校を探し当ててＤＶＤを渡して欲しいと依頼した。５月２０日に送ったが、果たして結果は？

神々のポーズも何となく艶かしい。

この寺院群の一角には、世界遺産の説明の石碑があった。

石碑と寺院の両方を入れて撮影。

１時間ほどプランバナン寺院群が並ぶ敷地内にいたが、帰る時に振り返って見た寺院。

駐車場までは大きな公園の中を通って行くが、「ラーマヤナ・バレー」の看板があった。期間限定で、プランバナン寺院のライトアップを背景に、野外劇場で夕方からショーが催されているのだ。これを見るには、もう一泊必要となる。残念！

こちらが何度も世界遺産のことを口にするので、ガイドも気を遣って公園内の標識も教えてくれた。

２つ目の世界遺産は、女学生攻勢の嬉しいハプニングもあって、殊更楽しい見学となった。

プランバナン寺院から、数十分でジョグジャカルタの空港に到着。国内線でバリ島に向かうことになる。

空港内で見つけた、影絵芝居の人形飾り。

国内線出発ゲート。ここで３０分ほど待っていた。

ゲートを出て、飛行機に乗る前に見た、ヒンドゥーの神のひとつガルーダ（鷲）。ガルーダ・インドネシア航空の名前もヒンドゥーの神から取っている。イスラム教国なのに、いいのだろうか（笑）。

ゲートを出て敷地内を歩いて、搭乗する。

４時半頃出発のフライトで、バリ島デンパサール空港には１時間強かかって７時前に到着（時差１時間）。

この時には判らなかったが、この独特の腕構えの女性像はバリ島観光で何度も見掛けることになる。

柵を出たところで、バリ島ガイドと合流。

空港から１５〜２０分のインターコンチネンタル・リゾート・バリに向かうが、夕食がセットされていないので、ホテル手前の食堂に案内してもらった。

注文したのは、ナシゴレン（焼き飯）とミーゴレン（焼きそば）と野菜炒め。野菜炒めにもご飯が付いていたのは愛嬌だが、焼き鳥のような肉も付いていて、ボリュームはたっぷりだ。

地元のビンタンビール１本を含めて、合計3,200円程度。観光客向け食堂なのでそれほど安くはないが、結構美味しく食べれた。

この後、ホテルにチェックイン。

（続く）

この旅行記へのコメント （2）

• マンマ♪さん 2016/06/07 09:50:30

  楽しそう♪

  プランバナンの遺跡は、高くてそびえ立っているように見えました。
  こちらは、また宗教が違うんですね。
  
  思わぬ女学生御一行さまで、楽しそうで旅の思い出になりましたね。
  その後のダイスケさんの行動は、頭が下がります。
  彼女たちにDVDが届くことをお祈りしてます!!
  
  お食事も日本人の口に合いそうで、美味しそう♪
  
  旅の日程は、タイトに見えませんが、いかがでしたか？
  気温は、暑い？蒸し暑いですか？
  
  旅の醍醐味は、出会いですね。遺跡の出会い、人の出会い、食の出会い、まだまだありそう。
  その土地の空気が感じられます。
  
  いつも羨ましい〜 !!

  ダイスケitさん からの返信 2016/06/07 21:17:50

  RE: 楽しそう♪

  マンマさん
  
  象の鼻を持つガネーシャ神があると、ヒンドゥー教と判っていいですね。この高い塔は、アンコールワットと同じような造りになっているのでしょう。
  
  インドネシア大使館に写真を送って２週間になりますが、まだ音沙汰なしです。どうなるか、あまり期待せずに楽しみにしています（笑）。
  
  団体のツアーではないので、遺跡での滞在時間もこちらのペースで決めることが出来て、このタイプの旅行もいいものです。暑さは、湿度が低く夜は暑さもましなので、日本の真夏よりも過ごしやすかったですね。
  
  旅の出会いは、マンマさんご提示の諸々に加えて、最近の私の場合はトラブルとの遭遇ということがありますからね。でも、それも楽しみです（笑）。