再チャレンジのジャワ島・バリ島６日間（２）−【世】ボロブドール寺院

2016/04/21 - 2016/04/26

二度目の申込みとなるジャワ島・バリ島旅行。前回は、2014年9月に予定したが、出発前日に親戚に不幸があり、キャンセルして行けなかった。その時以来、機会があれば再チャレンジをしたいと考えていたのが、今回実現。

旅行２日目の朝７時にガイドが専用車で迎えに来てくれて、ボロブドール寺院観光に出発。現地では、約２時間の見学となった。

【世】（世界遺産）ボロブドール寺院は、８〜９世紀に建造された仏教寺院で、最も下に一辺約120mの基壇があり、その上に5層の方形壇、さらにその上に3層の円形壇があり、全体で9層の階段ピラミッド状の構造となっている。この構造は、仏教の三界を表しているとされる。5層の方形壇の縁は壁になっていて、露天の回廊がめぐらされる。方形壇の四面中央には階段が設けられており、円形壇まで登れるようになっている。総延長5kmにおよぶ方形壇の回廊には、仏教説話にもとづいた1460面におよぶレリーフが時計回りに続いている。仏像は、回廊のくぼみに432体、3段の円形壇の上に築かれた釣鐘状のストゥーパ72基の内部に1体ずつ納められており、合計では504体ある。（ウィキペディアより）

沢山の写真も撮り、大いに満足する世界遺産訪問だったが、残念なことがひとつだけあった。

エリア ジャワ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 航空会社: ガルーダインドネシア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

ホテルからボロブドール寺院までは、車で約１時間。

途中、縁石で区切られたバイク専用道路を見掛けたが、時々、車が進入していた。

駐車場に到着し、入っていったのはマノハラホテルの庭園入口。渡されたチケットは、「MANOHARA PACKAGE」となっている。

どうやらホテルでの休憩（早朝の場合は朝食）と観光がセットになっているようだ。数分間、ホテルの敷地内庭園を歩いて、ボロブドール寺院への入口に到着する。ここから観光がスタート。ただ、昨夜ホテルで聞いた「日の出を見た後、ホテルで朝食」という説明ではこの状況は判らなかった。日の出鑑賞−数分歩いてホテルに戻り朝食−数分歩いて再度ボロブドール寺院見学という内容だったのだということが現地で判明し、それなら早朝出発の方でも良かったかもしれないと思っても、後の祭りだ。夜明け前後の薄暗い中で、釈迦の一生を描いたレリーフを見てそれでお仕舞というのでは納得出来ないという気持ちもあったのだが、その心配はなかったのだ。

ホテルの庭園の向こうに、ボロブドール寺院が見えている。

ガイドに世界遺産のシンボルマークのことを聞いたら、少し遠回りをして案内してくれたのがこの石碑。

世界遺産の遺跡と同時にシンボルマークと石碑が画面に入る。これほど立派で絶好の場所に設置されているものは珍しく、これまでのベストショットになる。

すぐ横にあった案内板。もちろん、これにもユネスコと世界遺産のシンボルマークは付いている。

８時過ぎだが、結構観光客がいる。

寺院の上の方に登っていくが、それほど急な階段ではない。

多くの仏像が見えるが、窪みに入っている仏像と外に出ている仏像の２種類がある。中には、首のない仏像も。

すべての階段の下には、守り神が。

レリーフのある回廊の段へ。

釈迦の一生が刻まれているレリーフをガイドが丁寧に説明してくれる。

緑色のシャツは、この旅行社の制服のようだ。

お釈迦様の一生の各場面の詳しい説明を受けたが、この場面がどの説明に相当したか憶えていない。

写真は沢山あるが、同じように見えるのでここでは一枚だけアップ。

回廊は続く。

見上げると仏像が見える。

仏像の首は、美術品として盗掘されたという説と宗教的な対立で切られたという説の両方があるようだ。

ガイドによると、この遺跡の中で最も美しい仏像だとか。

ひとつ上の段に上がると、仏塔（ストゥーパ）が出現する。

ストゥーパの中には、仏像が入っている。菱形の隙間から、仏像を撮影。

中には仏像がなくなっているストゥーパもある。

遺跡の上からは、ジャワ島の景色も見える。

ストゥーパ群の向こうに、大卒塔婆（ストゥーパ）が見える。

このストゥーパのあるところから、グルリと回転しながら３６０度の光景を動画で撮影。YOU TUBEにアップしている。YOU TUBEのホームページにアクセスして、「Daisuke1202it」で検索しても、出てくる。

https://www.youtube.com/watch?v=expQtoytcRI

このストゥーパ群の中で、１個所だけ地震で上部が倒れて仏像が見えているところがあり、ボロブドール寺院の代表的な光景として、ガイドブックやパンフレットにも良く使われている。

出掛ける前にここで必ず写真を撮ろうと考えていたのだが、現地ではすっかり忘れてしまっていた。ガイドは見どころをすべて説明してくれたのだが、この時はガイドから離れて一人であちこち撮影していた。

女房はガイドから説明を聞いて、自分のカメラでちゃっかり撮影していて、しかもこちらには教えてくれなかった。本人曰く、「さっさと撮ってたと思っていた」。

観光後、思い出してこの話をしたら、見せてくれたのがこの写真。女房からの借り物だ（笑）。

右下に見えるのは、雨樋の役割をしている怪物の像。口から水が流れ出る。

パリのノートルダム寺院のガーゴイルは有名だが、洋の東西を問わず、雨樋の彫刻は怪物というのが定番らしい。

鬼の顔の門の向こうに大卒塔婆が見える。

これを撮っていたら、ガイドが完璧な顔の門が別のところにあると教えてくれた。

完璧な鬼の顔の門まで移動する。ただ、ここでは人通りが多くて、大卒塔婆の頂上が見えるようには撮れなかった。

２体横並びの仏像。

こちらは、９０度の角度で背中を向けている仏像。

下まで下りてきて、見上げると完全な形の仏像が４体視野に入ってくる。首のない仏像も多いので、まとまって４つというのは珍しい。

１０時前後となって、観光客は多くなってきた。

下方横から見上げた寺院。一番下の基盤は、近年補強されている。

同じ角度からのクローズアップ。

観光を終えて、マノハラホテルまで戻る。

マノハラホテル庭園。

庭園内の東屋で、ティータイムとなり休憩。

庭園内には、遺跡とは関係なく仏像があった。

ひとつ残念なこと（１個所のみのストゥーパ内仏像が撮影出来なかったこと）はあったが、２時間ほどの【世】ボロブドール寺院の見学に満足して、次の行程へ。

（続く）

この旅行記へのコメント （2）

• マンマ♪さん 2016/06/07 09:26:27

  似ている？

  アジアの世界遺産は、ずいぶん制覇していますね。
  
  マイスターの旅日記はいつも楽しく拝見しています。
  今回のボロブドールの仏教寺院群もなかなか素晴らしかったです。
  
  私は、アジアの遺跡はアンコールの遺跡群しか見たことがありませんが、
  首が失くなったり（私は盗難説に一票 !!）祀る神様は違っても、作り方が似ている気がします。
  
  ボロブドール、パウォン、ムンドゥーが、一直線上に並んでいるって、本当ですか？
  

  ダイスケitさん からの返信 2016/06/07 20:59:11

  RE: 似ている？

  マンマさん
  
  ジャワ島の２つの世界遺産は、いつかは行ってみたいと狙っていたところですから、写真も気合を入れて撮りました。
  
  ヨーロッパはもちろん大好きですが、アジアもヨーロッパと交互に行くと気分が変わっていいものです。短期間で安く行けますしね（笑）。
  
  アンコールワットがヒンドゥー教寺院で、アンコールトムが仏教寺院だと言いますが、あまり区別がつかないですね。ここの、ボロブドール寺院とブランバナン寺院も同じようなものです。
  
  最後のフレーズの事実は良く知りません、悪しからず。