2015.8 蘭州・敦煌・西安～河西回廊を行く【13】～列車の旅

2015/08/14 - 2015/08/15

本日は敦煌駅より河西回廊に沿って走る列車に乗り、シルクロードの終点西安に向かいます。敦煌駅を9：30出発し西安へは翌日9：27到着予定（実際は２０分程の遅れ）２４時間の列車の旅です。

エリア 西安(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

本日も晴天です。初日の雨のおかげで埃っぽくありません。

シルクロード ホテル ホテル

鳴沙山を眺めながらの朝食も３日目です。

シルクロード ホテル ホテル

出発前に少し時間がありましたのでホテルの周りを少し散策しました。

シルクロード ホテル ホテル

3泊した敦煌山荘（シルクロードホテル）を後にします。

シルクロード ホテル ホテル

車で15分程巨大な敦煌駅に到着です。ここで蘭州からお世話になった専用バスと運転手の魏さんとお別れです。

敦煌駅 駅

平成１８年に開業した敦煌駅、近代的な駅で駅構内に入るときは空港並みの荷物チェックがあります。ここで痛恨のミス、手荷物やリュックを背負って列車まで移動したのですが乗車しようとした瞬間スーツケースがないことに気付きました・・・・荷物チェックから受け取っていない！！！・・・・慌てて戻ったところしっかり（？）端の方に残っていました。

敦煌駅 駅

・・・・と一人慌ててるうちに出発となりました。貴重品は手持ちしていましたがそれにしてもラッキーというか想像以上に治安が良い（観光地だからでしょうか）敦煌です。

軟臥（2段の寝台×2=4人一部屋のコンパートメント）車両に乗り込みます。それなりに快適です。

敦煌駅を出るとすぐに（瓜州あたりでしょうか）ゴビ灘のなかに巨大な風力発電の設備が延々続きます。日本だと海岸沿いに数基見られるものなのでしょうがこれは河西回廊西端に200キロメートル以上続くゴビ砂漠に、風力発電機3500基以上、設備容量516万キロワットの1000万キロワット級風力発電基地のようです。

延々と荒涼としたゴビ灘が続きますが所々でオアシスが見られます。

こちらは食堂車です。混雑しています。

食堂車の食事なのであまり期待していなかったのですが、かなり楽しめました。これは魚料理です。

車窓から雪を頂く祁連山脈が見えてきました。祁連山脈は、6,500m級の高峰が連なり、「河西回廊」のオアシス都市、武威（涼州）・張掖（甘州）・酒泉（粛州）・敦煌（瓜州）などを潤す内陸河川の水源となっています。

場所は不明、少し下車してみました。

時間はたっぷりあるので読書をしたり、これまでの旅の写真を見返したりと時間を使います。

所々風景が変わると写真を撮ります。

シルクロードの光景や騎馬、兵士の姿を思い浮かべながら車窓を眺めます。

夕食のスープ

しっかり食べます。現地向けの味付けの方が私には合います。

日が沈みます。夜は車窓から何も見えませんので翌日まで写真なし。
本日は、ほとんど動いて（歩いて）いませんが旅も７日目、疲れもあったのかしっかる睡眠をとりました。

明るくなり始めてから車窓を眺めると前日とすっかり変わって黄河沿いを走っていました。

朝霞がでて雰囲気があります。

黄河の名前通り濁った水が流れていきます。黄河の源流を併走していると考えると感慨深いです。

ゴビ灘の中を走っていた時（前日）と比べ車窓の景色が目まぐるしく変わります。

川の水が黄色くありませんので渭水（黄河の支流）でしょうか。

こちらはダムのようです。

9：50少し遅れて西安駅に到着しました。

西安駅 駅