2015/12/03 - 2015/12/04
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さいたまさん
45年前の1970年、ベトナム戦争が激しい中、南ベトナムとラオス、タイを訪れました。
その際は、空路移動でしたが、昨年と今年は、陸路移動としました。
今回は、タイのノンカイとラオスのビエンチャンの間の国境を、鉄道とバスを使って4回越えました。
ノンカイの北側にある第1友好橋には、鉄道の線路も敷設されているので、バスの他、列車で国境を越えることが出来ます。
また、バスで国境を越えるにも、国境間のみの移動用のシャトルバスを利用する方法と主要な都市の間を結ぶ国際バスを利用する方法があります。
それぞれの方法には、利点欠点等一長一短があるため、全てを確認する目的で、4回、国境を越えてみました。
取り巻く状況により適宜選択すべきで、一概に結論付けることはできないことがわかりました。
その間には、思いもよらない、ハプニングがあり、判断を複雑にすることも起きました。
以下、タイとラオスの陸路移動のうち鉄道移動についてのみ経験した事項を記述し、バスに関しては、稿を別とします。
また、第4友好橋を渡ってのラオスへの陸路入国についても、別途、紹介させていただきます。
写真は、タイとラオスの国境の境目です。
両国の国旗が変わるとともに、両国の国旗の間の黒い標識とで、境目だとわかります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 2.5
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
タイ領から、メコン川を渡り、陸路でラオス領に入ります。
メコン川を渡るには、友好橋を越えます。
陸路で、友好橋を越える方法には、鉄道とバスに大別されます。
鉄道の車両や線路は、タイの管理になっています。
ラオスの鉄道の駅は、離れた場所にポツンと孤立しています。 -
ノンカイからビエンチャンに移動する際、メコン川を陸で越える方法を、事前に調べました。
案−1 ノンカイ市内からビエンチャンに、直接、国際バスに乗って、移動する。
案−2 ノンカイ駅からターナレーン駅まで、列車で移動する。
図の赤線の経路
案−3 ノンカイのイミグレからターナレーンのイミグレまでシャトルバスに乗り 移動する。
図の青線の経路
結論は、すべての経路を経験することにしました。
最初は、鉄道移動案を選択し、鉄道の終点からターナレーンのイミグレまでは、現地の状況を見て、決めることとしました。 -
ラオス側の鉄道の駅名は、地図上では、ドンフォージーとありますが、ターナレーン駅との関係は、わかりませんでした。
いずれにしても、ドンフォージー駅からターナレーンのイミグレまでの茶色の点線の経路は、歩くか車があるかもわかりませんでした。
現地での検討事項です。
約2kmですので、歩いても約30分です。歩ける距離ですので。
図にありますように、毎日2往復のうちの朝一番の列車の帰りの列車に乗って、ノンカイに変える案は、考えませんでした。
折り返しで、出発するまで、2時間15分待たなくてはならないからです。 -
タイからラオスへ運行される列車は、ノンカイ駅から発車します。
関係する駅は、ノンカイ駅とラオスのターナレーン駅のみです。
約5kmの距離です。
写真は、タイのノンカイ駅の入口周辺です。 -
ノンカイステーションとの標示のあるノンカイ駅の標示です。
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ノンカイ駅の改札口を入ると、すぐ右手に、パスポートコントロールの標示のもと、出国手続きがなされます。
荷物の保安検査もされます。 -
ノンカイ駅にあるタイの出国審査の窓口です。
時間が迫らないと、開きません。 -
たった1駅向こうなのですが、Express Trainとの標示です。
そんなに、早いのかわかりませんが。
ラオスのターナレーンに向けて、0730に出発です。 -
ノンカイからは、バンコクに向けても、列車が発車するようです。
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バンコク行の列車は、すでに入線しています。
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バンコクへの列車は、いろんなタイプの列車を組み合わせて、編成してあります。
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ノンカイ駅の出国審査を終了すると、鉄柵の中にある待合室に移動します。
でも、出入り口が開かれていますので、人の出入りは、自由です。
メコン川を、小舟で越えて、自由に行き来できるので、それと同じなのでしょう。
開放的です。 -
ノンカイからターナレーンに向かう列車の入線予定のプラットホームの様子です。
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プラットホームの北端に標識がありました。
タイのノンカイとあります。 -
このような標示もあります。
タイのノンカイとラオスの間を運行する駅の標示です。
南側の駅の標示もあります。 -
プラットホームの北端から、南の方向を見ている写真です。
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ノンカイ駅の乗車券発券所です。
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タイの国有鉄道の発行するノンカイからターナレーンまでの乗車券です。
ラオス国内の鉄道車両、路線の維持、運行管理等はタイの国有鉄道が担当しています。
料金は、20バーツです。バスの料金も20バーツです。 -
ノンカイからラオスのターナレーンへの鉄道が開設された記念式典には、シリントーン王女が臨席されました。
それを記念しての写真が掲げられています。 -
ラオスへの鉄道が開設されたことを記念する式典で、使用された机や椅子等を展示してあります。
関連する資料等が、駅前のライブラリーにも所蔵されていました。 -
駅前にあるライブラリーから見たノンカイの駅です。
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近寄ってみると、ノンカイの駅の細部が見えてきます。
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ラオスへの列車が入線してくる際に、駅の係員が、安全管理環をもって列車を迎えます。
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ラオスへ向かう列車がノンカイ駅のホームに入線してきました。
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ラオスへ向かう列車です。
ラオスへ向かう列車や列車の運行そして保線等の業務は、タイがすべて担当します。
列車の車体にも、タイの国鉄のマークであるSRTとの標示があります。 -
列車に、乗客が近寄ってきます。
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ラオスへ向かう列車の車体側面です。
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ノンカイとターナレーンの間の列車である標示です。
たった1駅の区間ですが。 -
ノンカイ駅からターナレーン駅に向かう列車の先頭車両です。
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朝0730発の列車の内部です。
東側には、暑いので人がいません。
エアコンなしですので、陽の光を避けて、皆さん西側にいます。
私は、メコン川の陽を見るため、東側に。 -
先頭車のガラス越しに、線路の様子が見えます。
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外国人観光客もかなり乗っています。
この区間の列車の乗客は、80%が外国人観光客だそうです。
地元住民は、殆どバスを利用します。
理由は、ラオス側のターナレーン駅の移動が不便だからです。
後ほど、再度触れます。 -
列車が出発しました。
列車から見たノンカイ駅の様子です。 -
ノンカイの市街地のメイン通りの通行を止めて、列車は、北のラオスに向かいます。
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友好橋に向かう車も止めて、列車は、ラオスに向けて進みます。
列車は、毎日2往復、4便のみです。すみません。 -
こちらの道路も、遮断機で、車が止められています。
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友好橋の中央には、線路が設置されていますので、列車は、レール上を走ります。
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列車は、友好橋の中央を進みます。
列車の走行間は、車両は、通りません。 -
列車は、メコン川にかかりました。
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列車は、メコン川を国境に向けて進みます。
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メコン川の中央付近にかかりました。
そろそろ国境のはずですが。 -
タイの国旗があるということは、まだタイ領なのでしょう。
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タイ国旗とラオス国旗の切り替わり地点です。
黒い標識があります。
いよいよ国境を通過です。 -
国境を越えました。
ラオス領に入りました。
なんとなく緊張します。 -
ラオス国旗がはためいています。
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ラオス国旗が掲げられています。
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共産党の国ラオスの象徴の赤旗が掲げられています。
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友好橋から陸上部にかかります。
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自動車用の道路が左側に分かれていきます。
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右側通行の世界に入りました。
2本目の道路が見えてきました。 -
道路が過ぎていきます。
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自動車用の道路は、遮断されています。
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友好橋を過ぎると、周りは、ラオスの田園地帯です。
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列車は、緩やかに左(西)に曲がります。
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線路の傍の道路は、舗装が十分ではありません。
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遠くに、ラオスの最初の駅で、最後の駅ターナレーン駅が見えてきました。
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ターナレーン駅の周りの道路は、舗装されています。
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ターナレーンの駅の様子です。
ターナレーン駅からビエンチャンまで鉄道が延長される話もあったのですが、現在は、沙汰止みで、中国から、タイまでの縦貫鉄道が話題になっていますが、建設は進んでいないようです。
引き込み線らしき線路が見ています。 -
ホームは、2本あり、その向こうに線路が3本見えます。
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ターナレーンの駅の標識です。
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ターナレーンの駅の様子です。
到着した乗客の他は、待っている乗客の姿は、まったくありません。 -
ビザ・オン・アライバルの窓口です。
必要とされる外国人は、30ドルを支払い、ビザの発給を受けます。
日本人は、15日間の査証免除処置があるので、ビザは不要です。 -
入国審査手続きの窓口です。
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ターナレーンの駅の全景です。
形状は、ノンカイの駅と異なりますが、似た感じです。 -
ターナレーンとの駅の標示が見えます。
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ターナレーンの駅の標識です。
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ターナレーンの駅中央の入口と乗車券発売窓口の様子です。
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ターナレーンの駅中央の出国手続きの窓口の様子です。
列車の折り返しの発車時間まで、時間があるためなのか、まったく人がいません。
乗客もいません。 -
ターナレーンの駅中央の乗車券発売窓口の様子です。
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ターナレーンの駅の乗車券発売窓口の様子です。
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ターナレーンの駅の待合室にも、人は全く見られません。
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折り返しで、出発予定の列車です。
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ノンカイから到着した列車です。
折り返しで、2時間15分後に、発車の予定ですが、人はまったくいません。 -
ターナレーン駅の標示と出発を待つ列車の様子です。
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ターナレーンの駅前に停車中のタクシーらしき車両です。
ドライバーが、入出国管理局イミグレまで、200バーツでどうかと誘ってきました。
周りには、公共のバスもタクシーも、バイクタクシーすらいません。
利用する人がいないのですから、稼ぎにならないので、来ないのでしょう。 -
ノンカイからの列車に乗っていた外国人観光客や他の乗客は、別のタクシーや迎えの車で出発していきました。
1組、駅にいますが、迎えの車を待つ乗客のようです。
写真の男性の誘いに乗るか、約30分の道を歩くか、決断を迫られます。
列車の中から見た未舗装の道路を、キャリーカートを引いて、歩くのもやや難しいかもしれません。 -
駅前の道路です。
周りには、車も人も見えません。
200バーツを値切ることにしました。
交渉が、だめだったら、歩くことにしました。
折り返しの列車を2時間15分待つことは、考えられません。 -
交渉の結果、200バーツを100バーツに値切り、イミグレまで乗ることにしました。
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ターナレーン駅の周りには、人も車も見当たりません。
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鉄道を巡回するラオスの軍人です。
銃を携行しています。 -
ノンカイから続く鉄道の線路です。
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少しの区間ですが、道路の舗装工事です。
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線路を遠くから見た様子です。
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メコン川の近くになりましたが、道路事情は良くなりません。
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国道に出て、右折すると、友好橋からの道路の下を潜り抜けます。
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ターナレーンのイミグレの門です。
立派な門です。 -
門をくぐると、ターナレーンのイミグレの建物です。
再び、ノンカイまで戻ります。 -
ターナレーンのイミグレの建物の近影です。
ここから、国境シャトルバスに乗ります。
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