ウィーンの王宮周辺の庭園を散歩

2015/11/10 - 2015/11/10

秋のウィーンは初めてだったので、黄葉の美しさを求めてあちこち散歩した。普段は散歩しない私も、一週間毎日のように散歩してきたので、走行距離も延びてきた。しかも連日好天だったので、１０日の朝、もう一度、Floridsdorfer Wasserpark水の公園を歩いた。すがすがしい散歩だった。水の公園の写真は既に紹介しているので、省略するが、次に、旧市街に戻って、市庁舎のところで降りた。既に昨年見たクリスマス・マーケットの準備に入っていた！

そこで、反対側のブルク劇場側にわたり、そこからまた歩き始めた。今回は家内がエンジェルの像を集めていることもあり、時々エンジェルをズームで写す。

北の門を入るとフォルクス・ガルテン(民衆庭園）の始まりだ。最初に左側に行くと美人のシシーの白い像があるので、やはり、目の保養に、一目見ておくことになる。この青空でシシーを見れば目の調子はいい！薔薇が少し残っているが、シーズンは終りだ。そのまま王宮のほうに向かって散歩する。花はほとんど終わっているが、それでも、この豊かな空間と青空のもとで王宮前の英雄広場Herdenplatzに向かって歩く。白い石の建築がまぶしい。そこまで来ると右手に正門Burgtorがある。正門を出ると、マリア・テレジア像と、なんども入った美術史美術館が目の前に展開する。そちらにはわたらないで、新王宮Neue Burgの横を歩いて、ブルク公園に向かう。そこまで歩くとモーツァルト像が見の前に見えてくる。ここは、寅さんでも来たところだから、外すわけには行かない。毎回のように同じような写真を取っていると思うが、また、同じことをする。ここでもエンジェルがモーツァルトの周囲を固めているのがわかる。その後は、ゲーテの像を撮影してオペラ座の前までくる。グーグル地図だと、１．５キロ程度の散歩だ。もっとも寄り道の距離は入っていないが。。

写真はこの順序に並べる。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩

この壮麗なヨーロッパ最大の権威を誇る劇場だそうだが、観劇したことはない。以前は時々オペラもやっていたと思うが、最近のプログラムにはないようだ。エンジェルはこの建物の上などを見ているとあちこちにある。

ブルク劇場 劇場・ホール・ショー

音楽好きなので、楽器演奏者を優先した。

ブルク劇場の側面

横から見ると一層スケールの大きさがわかる。ここから反対を向くとブルクガルテンの入口。

シシー（エリザベート）のコーナー。

市民庭園 広場・公園

これで満足。視力もアップ。

春見たときのように花はない。

この木はまだ落ち葉になっていないようだ。。

英雄広場までくる。

新王宮 城・宮殿

ブルク門

門を出ると、市庁舎が見える。

ブルク門を出たところから見る

道路の反対側には美術史美術館が見える。今回は入場しなかった。

美術史美術館 博物館・美術館・ギャラリー

こちらは自然史博物館。まだはいったことはない。

自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

もう一度市庁舎がわを振り返る。

ズームアップ。シャッター押すとき、少し右に下がる癖あり。わかっているのだが、、。

新王宮の横を歩いて、裏手のブルク公園に移動。

この庭園に入るとモーツァルト像が見えてくる。

いつ見ても立派な像だ。王宮の庭園に皇帝より立派な像を建ててもらえたモーツァルトだが、死ぬ時は悲惨だった。。。葬儀の後は、奥さんさえも墓地までついていかず、共同墓地に投げ込まれたのだ。モーツァルトの死については、あれこれ推測がなされてきたが、定説はないようだ。私はコンスタンツェの悪妻説はかなり信用している。

王宮庭園 広場・公園

観光客が少ないので独占取材！

レオポルトとナンネルの加わった家族の合奏シーンだろう。

ショック！家内がいたずらを発見！どこにもバカはいる。。。

そういえば、こんなにゆっくりモーツァルト像と向き合ったのは初めてだった。ゆったりの散策は収穫が多い。

ブルク庭園の一角にはモーツァルトやゲーテよりも小さな皇帝フランツ１世の像が。。

ブルク庭園の由来がわかる。ベートーヴェンの時代に既にできていたようだ。

ゲーテの像。ゲーテとベートーヴェンはブレンターノの仲介で一度会っている。かつてロマン・ローランの本で読んだが、詳しい話は忘れた。ゲーテの「エグモント」は音楽劇としてベートーヴェンが作曲している。今回、ゲーテ原作の「若きウェルテルの悩み」のオペラ化されたマスネーの「ウェルテル」を見たが、原作の深みがでているとは思えなかった。音楽に物語を持ち込むのは、いづれにしろ、簡単ではない。どちらかが引き立て役になるか、ある一面が浮き彫りになる場合が多いと思うのだが。。

このまま歩いてオペラ方面に向かう。

オペラだ。今晩も来る。

ケルントナー通り。そういえば、今回は１週間滞在後に初めてここを歩く。
そのままシュテファンまで行く。

いくらこのところ繰り返し来ているとは言え、シュテファン大聖堂は一度は写しておきたい。修理や掃除の箇所が毎回変わっているし。。。