2015/10/10 - 2015/10/12
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PHOPHOCHANGさん
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鉄道スクエアの旧長浜駅舎と向かい合わせの位置に在るのが盆梅展で有名な(4トラの旅行記で知りましたが)国指定名勝・慶雲館。
17時閉館ですが、最終入館は長浜城や鉄道スクエアと同じく16時30分まで。だから、外からちょこっと眺めて引き返すつもりだったのです。そしたら係の方がわざわざ玄関まで出て来て、「どうぞ」って言ってくださったので、お言葉に甘えて拝見する事にしました。
さて、慶雲館とは・・
明治19(1886)年秋、明治天皇皇后両陛下が翌年京都行幸啓の帰路に大津から船を利用し、長浜に上陸されるとの報が入りました。
長浜に上陸をされてから鉄道へ乗り換える時間に滞留するための適当な施設が無かった事から、当時太湖汽船頭取を務めていた長浜の実業家・浅見又蔵氏は早速私財を投じ、天皇陛下の誕生日である11月3日に行在所建設を着工しました。
行幸啓は翌年2月21日ですから、3ヶ月余りの突貫工事。
行幸啓当日の朝に完成する慌ただしさだったと伝えられています。
天皇皇后両陛下は同日の13時前に長浜に到着され、慶雲館で休憩し13時45分の列車で名古屋へ向かわれました。
慶雲館の敷地は約6千平方メートル。建物は尾張産の総檜造り寄棟造。2階建で約500平方メートル。建設費は当時破格の1万円。
当時の内閣総理大臣伊藤博文が「慶雲館」と命名したと伝わっています。
2階には玉座が設けられ、琵琶湖と伊吹山が一望できるようになっており、当時の新聞はその景色を「美麗壮観同地に冠たるものなり」と記しています。
慶雲館は浅見氏の別邸としてだけでなく、その後も長浜の迎賓館として使われていましたが、昭和10年(1935年)の国史跡指定に伴い、翌年長浜市に寄付されました。また、この場所は江戸時代後期の絵図に大通寺(真宗大谷派長浜別院)別殿と記され、住職の別荘であった事が確認されています。
その後は市の施設として、盆梅展や会議場所等として使われてきました。近年、庭園等の復元整備が進み、平成18年(2006年)には国の名勝に指定されました
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
大灯籠。
正門(表門)をくぐるとすぐ右側の、自然石の巨大な灯籠です。
高さ約5メートル、推定重量は20トン。
慶雲館には幾多の巨石がありますが、ほとんど大津市(旧志賀町)から琵琶湖上を船で運ばれたと伝えられています。
意外と灯篭好きなPHOです。
そもそもPHOが灯篭に興味を持って見たり、写真に収めたりするようになったのは、京都・伏見に在る大橋家の苔涼庭を拝見してからです。さほど広くない庭に13もの灯篭を置く事にして、作庭した小川治兵衛氏を困らせたエピソードを持つご先祖をこよなく愛してたお爺ちゃんにまたお目にかかりたいです。
そして、此処のお庭も小川治兵衛氏の作です -
まだ門が閉まっていなかったので恐る恐る表門から入ってみると、更に中門
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慶雲館。もう最終入館時刻は過ぎています
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だから、ちょこっとお庭だけ拝見させていただいたら直ぐに退散しようと思っていたのです。此処は玄関前庭です
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慶雲館は木造二階建、総檜造りの寄棟造、書院風建築です。
桟瓦葺の大屋根の南面・西面は銅板葺の庇、玄関は純和風づくりです -
何の碑か判らないけれど、とにかく撮っておこうと思いました。時々旅行記作成中に何だか判明して、役に立つ事が有ります。
そして調べてみたら、これは慶雲館の碑。
浅見又蔵氏が亡くなった翌年に、又蔵氏を顕彰する意味をこめて建てられました。明治42(1909)年の姉川大地震で倒壊しましたが明治45(1912年)年に、慶雲館建設25周年を記念して再建されました。だからもう100年超なのです -
この奥に茶室(恵露庵)が在るはずですが、さすがにこの先まで入り込むのは図々しいよなと思った矢先、後ろから声をかけていただき、館内へ入る事が出来ました。結果的に茶室は確認せず仕舞い
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館内に入り、順路に従って進むとすぐに主庭が見えます
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窓(戸)のデザインが何気に面白い
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京都のお寺に在りがちな?
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広い!
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中央に深い涸池を配置するなど地形に大きな起伏をつけた立体的な構成の池泉回遊式庭園です。
築山・池泉・松と豪壮な巨石が調和した、見る人を圧倒する豪壮な意匠で、過去には、琵琶湖を眺望する事が出来たそうです -
お庭に下りこそしませんでしたが、わざわざ戸を開けてくださいました
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正面の床の間
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長浜盆梅展は昭和27年から始まり、1月上旬から2ヶ月間長浜の新春の風物詩として、歴史・規模ともに「日本一の盆梅展」として親しまれています。
新館で行われる盆梅展は開花時期に応じ、300鉢の中から開花状況に合わせて約90鉢を慶雲館の純和風の座敷にずらりと展示します。中には高さ3m近い巨木や樹齢400年を超える古木もあります -
主庭は平成15年から復元整備を行っているそうです
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もう明らかに閉館時間になると言うのに、お2階もどうぞと言うお言葉に甘えて
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一段高くなってる玉座の間
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説明
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建設当時は東側には伊吹山、南西側には広大な琵琶湖が一望でき、2階からの眺望は素晴らしいものだったそうです
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元内閣総理大臣犬養毅の書、上手いのか?
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説明
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好きなアングル
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今の2階からの眺め
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盆梅展は新館で開催されますが、今の時期利用されていないその一角に「伊万里焼に見る近江八景」の展示
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全体が1つの風景や植物、動物などの絵よりも、幾何学的要素の有るデザインが好みだと気が付きました
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近江八景とは・・
①石山秋月 [いしやま の しゅうげつ] = 石山寺(大津市)
②勢多(瀬田)夕照 [せた の せきしょう] = 瀬田の唐橋(大津市)
③粟津晴嵐 [あわづ の せいらん] = 粟津原(大津市)
④矢橋帰帆 [やばせ の きはん] = 矢橋(草津市)
⑤三井晩鐘 [みい の ばんしょう] = 三井寺(園城寺)(大津市)
⑥唐崎夜雨 [からさき の やう] = 唐崎神社(大津市)
⑦堅田落雁 [かたた の らくがん] = 浮御堂(大津市)
⑧比良暮雪 [ひら の ぼせつ] = 比良山系 -
とすると、この中央の鳥居に雨は唐崎夜雨ですね
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江馬 天江(えま てんこう)、書家・漢詩人・医師。幕末から明治期の京都を代表する文人の六角屏風の書
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説明
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すみません、読めません
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ようやく大広間へ戻って来ました。此処で、別の管理の方が顔を出したらしく、「あれ、まだ帰らないの?」と係の方に声をかけてるのが聞こえました。すみません、PHOの為に‥
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駆け足になりましたが、一通り廻れたようです
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掛け軸も江馬天江
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復元整備とともに埋蔵文化財発掘調査も行われている模様
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見せていただけて良かったです。ありがとうございましたm(_ _)m
実際にはこの後、前の長浜旅行記(の長浜城、旧長浜駅舎から北国街道辺りを歩いてみた)に続くのですが、旅行記編集上では、福井へと移ります。
良かったらまた見てくださいね
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