★旅する富山 旅するビートラム。⑧　城端と小矢部篇★

2015/10/09 - 2015/10/09

砺波の後は城端、最後は夕暮れに小矢部に
駆け込んでこの日の観光は終了です。

当初の予定では「朝イチで八尾から西に移動して
庄川や福光美術館（棟方志功さん大好きなもんで）にも行って、
温泉もいくつもあるし、せっかく車だから五箇山も行っちゃおう！」なんて
行きたい所全部盛り込んだのですが、一日では全く足りません。（当たり前）

今回行った砺波市・南砺市・小矢部市の辺りは
ガイドブックで割かれるページも、
多くの方には馴染みも薄い場所だと思うのですが
見所がたくさんあって（「ミニ京都」が点在！）、
自然も豊かで、何より会う人皆温かい。

誰にでもおススメだけど、一番は東京砂漠に疲れた人々にだろうか・・・
と思います。そうそう、今、富山は
「富山で休もう。」キャンペーンやってますよ^^

エリア 小矢部・福光・城端(富山)

• 旅行の満足度: 5.0

城端の街に入りました。

駅前からずっと、お祭りでもやっている様な雰囲気。

通りがかリに、まず郵便局。

風景印と、「城端郵便局」の名前が入ったポスト型の葉書。

城端別院善徳寺

こちらで行われていた親鸞聖人の法要の為
街がお祭り気分だった様子。

絶賛法要中。

偶然来ただけだけど
「この日の為にやってきました」的な
神妙な顔つきも作ってみる。

街によって瓦飾りや塗り等
お寺も特徴があるけど、やはりこの辺のお寺は彫刻。

この子は、ちょっと、苦しそうだ。

旧城端町　下水道

交通安全の旗を付けて、オシャンティー。

たぶん一日で見たセニアカーの数、この街が過去最多。

市から補助とかあるのかな。
一人で出かけられるお年寄りが増えて良いと思う。


おばあちゃん、旗が頭に刺さった位置で撮っちゃってゴメンね。

大通りから一本入った街並。素敵。

理容 かつかわ

この後お店の前に置いてある自転車に乗って、

お父さんが帰って行きました。
サッパリしたかな。よ！男前！

かつかわの斜め向かいの和菓子屋さんで
どら焼き（￥100）購入。

お店のお母さんに「法要の為に遠くから皆で来てエラいね」
的なことを言われる。
ええと、偶然、一人で来たんだけど……むにゅむにゅ。

お店を出てどら焼きの撮影をしていた所を
お母さんにずっと見られていたので
のんきに一人で来た事がバレたかもしれん。

土蔵群

４つの土蔵が回廊で繋がっていて
歴史資料館として利用されています。

通りたくなる素敵な路地もたくさん。

銭湯だった建物をリノベしたギャラリー。

そして右側の標識の曲がり具合も可愛い。

城端のメインストリート。
特別な施設じゃないお家やお店の街並も素敵。

じょうはな織館

「江戸時代から加賀絹の産地として栄えた町、城端。最盛期には、町の至る所で機織りの音が聞こえてきたといわれています。 じょうはな織館の煉瓦造りのレトロモダンな建物は、昭和3年に建築された城端絹織物組合事務棟を利用したもので、 平成12年には国の有形文化財に登録されました。」
（じょうはな織館 ホームページより）

中もとても素敵です。カフェもあります。

くるみボタン（ピンが付いてブローチになってるのも）
大好きなので、織布で作ったものを買ったのですが
このショッパーにも感激。
余り糸が持ち手になっています。素敵。

城端、好きだな、とじょうはな織館を出る時
この暖簾を見てしみじみ思った。

何かを叩く様な音が奥からしているので行ってみると、

お醤油屋さんでした。（元）

傾いて来た日の当たるこの通りも
何とも言えず、風情がある。

ガイドブックのページが薄い意味分からん。
ちゃんと取材して！良いとこいっぱいあるから！

こんな音がいつもしてるのかなぁ、
素敵だなぁ、と思いつつ。

行った時はやってなかったけど、お隣。
お醤油のお店かな？

そしてセニアカーが通る。
（奥は緩い坂道です）

その後ろの商工会議所も
商工会議所なのにこんなに趣があって気が抜けない。

門前町だからお菓子屋さんが多いのは分かる。
にしても、和菓子・洋菓子のお店かなり多かったです。
そういう所も大好き。こちらでいくつかお買い物。

井波屋 とちもち　いくらだったかな。

しばらく助手席に置いてドライブを楽しんだ後
どこかの赤信号のタイミングで、食べた。
（怖いかな）

車窓から城端線。

さよなら城端！絶対また来る！

駆け込みで、小矢部市に来ました。

日が沈む前に、どうしても来たかった。

津沢小学校

どうでしょう？初めて見た方、
どことなく立派な、不思議な印象ありませんか？

日没まで時間があまりなかったので、
事前に調べた順序ではなく
とにかく目に付いたものをどんどん撮って来たのですが。

確か津沢小学校体育館。
こちらは早稲田大学坪内演劇博物館を
模して作られています。

津沢保育所　
本体は赤坂の霊南坂教会、玄関は迎賓館を模しています。

といった感じで、小矢部市は公共施設がとても独創的。
「メルヘンの街おやべ」と呼ばれているそうです。

例えばこの様にゴシック様式を模していても
突飛な感じはせず、結構街に馴染んでいるのが不思議な感じ。

地元の人が毎日使ってるもの、っていうのが実に良い。
その後の維持管理にもお金がかからない様に
配慮して作られてもいるそうです。

市のホームページに紹介されてない建物
（市が作ってないからかな）も
メルヘンを意識してそうなものが多々ある。

保育所がこんなロボットみたいな顔なら
毎日喜んで行く。

スイスの中世のお城を模した石動中学校には
絶対行きたかったんだけど、
ナビがどうしても高校に行かせたがるし
細い坂の道を行ったり来たりだし、もう日が暮れるし、
辿り着けず諦めた。

帰ろうと思ったけど、夕日を見てからにしようかな、と。

クロスランドおやべにあるクロスランドタワー。
下に建物など無く、唐突にタワーが建っていた。

え。ここ恋人の聖地なの？？

一人でのこのこ来ちゃったけど。早く言ってよ。
（まあ、早めに言ってもらったところで
何の準備も出来ないけど…）

恋人の聖地ですが、一人でも追い返される事無く
無事入れました。

あれ？
恋人の聖地に一人で来たせいか（しつこい）
雲で太陽が見えない。

散居村の様子はこちらからもしっかり見えました。

小矢部は農協もメルヘンだ。

なんだろうか。

なんだろうか。

なんだろうか。

メルヘン、上から見ても面白いよ。

あれがどうしても行きたかった、石動中学校。

私がナビに連れて行かれた所より全然右だ。

そうこうしているうちに、雲が切れて来た。

たき火の煙りがあちこちから上がっています。

川の色も綺麗。

送電線と夕日。

さよなら。

下界にはたき火の煙りが漂っていて煙かった。

「賢くないナビ」とかさんざん言ったけど
でも、君のおかげで色々行けて助かったよ！
ありがとう、と（今）言って車返却。
電車で富山市まで帰ります。

これ使うの人生で二回目。ちょっと緊張する。

カーテンを閉められた運転席には
「前面虫取り水」？？？これは人生で初めて見た。
世の中は知らない事だらけ。

富山駅改札横。フェルベール。

高岡の養鶏の会社が手がける洋菓子のお店だそうです。
友達のお土産にバームクーヘン、良いんじゃない？
と思って入った所、

イートインできる様です。

富山駅に最初に着いた時から
水戸岡鋭治さんデザインのお店で素敵だな、
と思っていたので、さっそく。

ななつぼしらしき列車に乗ってる気分。
（乗った事無いけど）

素敵なお店でした。

今宵の晩餐。　おでんや

一年中富山おでんが食べられる様に、
と作られた居酒屋さんだそうです。

お通しの時点でもうすごく美味しい。

「さっきも、東京からって女の子、一人来たよ」と。
マスターっていうより、大将って感じかな？
ナイスミドル（←最近お気に入りでよく使う）
な店主さんが言ってました。

さっきの子も「電車の中で」とか「音楽のなんとか」
とか言ってたけど、おたくもそれで来たの？
それ（ビートラム）全国的に有名なの？

と聞かれたので「めちゃくちゃ有名です」と答えておきました^^

たらふく食べたよ。

ビートラム、いよいよ明日！