2015年オーストリア・イタリアの旅　№11 　＊＊＊ Kasern ハイキング ＊＊＊

2015/07/18 - 2015/07/18

昨年同様オーストリアとイタリアを訪れる15日間の旅です。
今年は夫が行きたいと言うまで全く知らなかったチロルの小さな村々を訪ねる旅になりました。ありがたいことに今回は天気の良い日が続き、持参した雨具は一度も使わずにすみました。暑さに参りましたが…。　

＊―＊―＊―＊―＊―＊　2015年日程　＊―＊―＊―＊―＊―＊　

　□ № 1 　7／ 8（水）　オーストリア　Brandenberg泊 ①
　□ № 2 　7／ 9（木）　オーストリア　Brandenberg泊 ②
　□ № 3 　7／10（金）　オーストリア　Brandenberg泊 ③
　□ № 4 　7／11（土）　オーストリア　Brandenberg泊 ④
　□ № 5 　7／12（日）　オーストリア　Zell am See泊 ①
　□ № 6 　7／13（月）　オーストリア　Zell am See泊 ②
　□ № 7 　7／14（火）　オーストリア　Uttendorf泊 ①
　□ № 8 　7／15（水）　オーストリア　Uttendorf泊 ②
　□ № 9　 7／16（木）　イタリア　　　Ahrn谷 St.Jakob泊 ①
　□ №10　 7／17（金）　イタリア　　　Ahrn谷 St.Jakob泊 ②
　■ №11　 7／18（土）　イタリア　　　Ahrn谷 St.Jakob泊 ③
　□ №12　 7／19（日）　イタリア　　　Ahrn谷 St.Jakob泊 ④
　□ №13　 7／20（月）　オーストリア　Innsbruck泊
　□ №13　 7／21（火）　帰国へ　　　　機内泊
　□ №13 　7／22（水）　関空着

＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊―＊

エリア その他の観光地(イタリア)

今朝も快晴！そして暑いです。
朝食後、またピーターラビットのところで寄り道しながら St.Jakob, Achrain バス停へやってきました。

バス道沿いに流れる Ahr 川

今日は昨日とは逆向き、Ahrn 谷の谷奥側へバスで出かけます。

9:34　St.Jakob, Achrain 発
9:50　Kasern 着

こちらが Kasern バス停です。
終点なので分かりやすいです。

Kasern バス停周辺

しばらくトイレがないかも…と思い、バス停近くのホテルでトイレをお借りしました。

早速ハイキング標識も

何軒かのホテルを通り過ぎると広い駐車場に出ます。

この駐車場には立派な観光案内所や公衆トイレもありました。
なので、バスを降りたらこちらでお手洗いを済ませてください。

Ahrn谷 の模型も展示してありました。

さぁそれではハイキングに出発です。今日の目的地は一応 Obere Tauernalm ですが、疲れたところで引き返すつもりでのんびりと歩き出しました。

Kasern 周辺の地図

車道は面白くなさそうな気がしたので、車道と川の間の道を歩くことにします。

谷奥の方へ　

右手に川を見ながら歩きます。

歩いて来た方向を振り返って

進む先に小さく教会が見えてきました。

緑豊かで美しいです。

教会に近づいてきました。

利用しませんでしたが、こちらにも公衆トイレがあるようです。

橋を渡り

教会への入り口へ

教会 Heilig-Geist-Kirchlein に着きました。Kasern バス停から教会まで歩いて30分もかかりません。

教会の敷地内には飲み水もありました。

川をはさんで教会の向かいにある Talschlusshuette

教会を出てさらに谷奥へ進みます。この辺りはほぼ平坦で道幅も広く、歩きやすいです。

ハイキング標識の一番上に書いてある Krimmler Tauern はイタリアとオーストリアの国境です。約3時間でたどり着けるのですね。もちろん私にはそんな力量はありません。

途中でアフラックのアヒルさん（笑）がいました。どこにも逃げないのか不思議です。

こんな風に群れになっていますが、特に囲いとか小屋はありません。

さらに谷奥へ

途中こんな素敵な橋もありました。

Trinkstein と Adleralm の2つの山小屋を通り過ぎた辺りから上り坂になります。

写真は2つの山小屋を振り返ったところ

分岐点です。車道から左の14番コースへ入りました。ほとんどのハイキング客はそのまま谷奥方向へ進んでいます。

ここからは九十九折の上りになります。

日陰がなくてそれは暑いです。

小さく Adleralm と Trinkstein の山小屋が見えます。

上るにつれ谷奥の山々の隠れていた部分が姿を現します。

コース番号の表示

この小川に沿ってハイキング道を上ります。小川に近づくと若干涼しくなります。

遠く教会も見えます。（ズーム）

小さく山小屋の旗が見えてきました。

見下ろすと、くねくねしたハイキング道が一目瞭然

ようやく Obere Tauernalm に到着です。

Obere Tauernalm （2018m）
教会 Heilig-Geist-Kirchlein からこちらまで歩いて1時間40分かかりました。

Obere Tauernalm から Kasern 方向

山小屋でくつろぐ人々

温かみのある木製のメニューの表紙

2か国語表記のメニュー

冷たい飲み物で乾杯し、約30分休憩

ビール3.00ユーロ　Himbeersaft 3.50ユーロ

山小屋では食事をしている人もいましたが、今日はおにぎり持参ですので昼食場所を探しに山小屋を後にしました。

Obere Tauernalm からは先程登ってきた道を左に見下ろしながら山腹の道を Kasern に戻ります。

Dreiherrenspitze （3499m）ズーム

14番のコースから15Bへ入ります。
なお、14番コースから峠を越えたオーストリア側の延長には、クリムルの滝へとハイキングコースが続いています。

振り返ると Obere Tauernalm は小さくなりました。

反対側の Kasern 方向

今歩いている15Bのコースは、車も通れるよう拡幅して谷奥に向かって延伸しているようです。

Obere Tauernalm から25分歩いたところで 15B から 14A への分岐点に来ました。
ここから 14A に入って下ります。

谷をはさんで向かい側（南側）にも美しい山が見えました。

ズーム

歩きながら木陰のある昼食場所を探しているのですが、なかなか見つかりません。

少し下ると木が生えているところが見つかりましたので、あの辺りで休憩することに。

教会遠くに眺める木の下で遅めの昼食
今回の旅行で3回目、最後のおにぎりランチです。

塩昆布、ゆかり、梅干のおにぎり

フリーズドライのおみそ汁

45分の昼食休憩の後、ハイキング再開です。

Ahr 川のそばまで下りてきました。

ここで往路に歩いた道と合流します。

アフラックのアヒルさんのところに人が集まっています。

教会に戻ってきました。

行きに見つけた冷たい飲み水をペットボトルに補充して、残りのハイキングを続けます。

教会からの帰りは、川の南側の道（12番）を歩きました。

林間コースになっています。

バス停手前で並行する3本の道が合流します。

ルピナスの花がきれい

Kasern の集落

朝下車した Kasern バス停に戻ってきました。

バスが到着すると、どっと乗客が集まって来ました。

16:10　Kasern 発
16:23　Kordiler 着

バスの混み具合

もうそろそろかなと思ってバスを降りましたが、思っていたバス停のひとつ手前で下車してしまいました。なかなか乗りこなせない Ahrn 谷のバス。

バスの下車は失敗でしたが、おかげで St.Jakob の東側からの美しい眺めを楽しむことができました。けがの功名ですね。

チロル地方でよく見かけるキリスト像

約30分歩いてようやくホテルにたどり着きましたので、ホテルテラス席で休憩(^^ゞ
ホテルへの上りが一番きついかも。

夫はビール、私はアイスカフェです。

テラス席のテーブルにあるメニュー（裏面はイタリア語でした）

ホテルの夕食です。
１皿目はサラダビュッフェ

私：ゴルゴンゾーラチーズと赤チコリのリゾット

夫：ブイヨンスープ
中に入っているおだんごがおいしくなかったそうです。

私のメインディッシュはアールン谷風クネーデル

見た目はハンバーグなのに、味と食感がクネーデルというだまされた感の強いお料理でした(^^ゞ
トッピングのカリカリオニオンはとてもおいしいのに残念〜。

夫のメインディッシュは、牛肉料理グリーンソース添え

デザートはアプフェルシュトゥルーデル Apfelstrudel

この旅行記へのコメント （10）

• ドロミティさん 2016/10/24 00:11:14

  アルム谷

  poodle714さん、こんばんは^^
  
  今回歩かれたコースも素晴らしい景色ですね！
  この素敵な景色を眺めながら是非とも歩いてみたいです。
  アルム谷、poodle714さんの旅行記を拝見するまで全く知らない場所
  でしたが、とても気になる町になりました。
  
  poodle714さんのお陰で、ドイツもオーストリアもイタリアのハイキング
  コースもとても魅力的だと思うようになりました♪　ﾄﾞﾛﾐﾃｨ
  
  
  
  

  poodle714さん からの返信 2016/10/24 20:48:18

  浮気はしても本命はスイスなんです

  ドロミティさん、こんばんは
  たくさん見てくださってありがとうございます。
  
  私も最初はスイスにしか興味がありませんでした。
  今でも心の片隅にはスイスは特別という思いがあります
  が、どの国もそれぞれ違ったよい面がありますね。
  その時一番行きたいと思うところへ旅行できれば、
  それでいいかなと今はそう思います。
  
  ドロミティさんも次回はスイスとは違うところをお考え
  のようですね。
  私が行くのは夫の好みでマイナーな場所が多いのですが、
  少しでも参考になりましたら幸いです。
  どちらにいらっしゃるのか決まったら、また教えて
  くださいね。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　poodle714

• oneonekukikoさん 2015/10/05 14:13:33

  迷ってしまいます

  poodle714さん
  
  いつも素敵なハイキングの紹介ありがとうございます。
  
  山とアルム
  大好きな組み合わせです。
  困ったな。
  来年どこにしましょうか。
  みなさん素敵なハイキングをしてらっしゃるので
  絞り込めません(笑)
  
  これからもどうぞよろしくね。
  
  oneonekukiko

  poodle714さん からの返信 2015/10/05 19:20:56

  行先選び楽しいですね

  oneonekukikoさん、こんばんは
  書き込みありがとうございます。
  
  今年は街歩きが中心だったので、来年は山をお考えとの
  ことでしたね。
  お孫さんが喜びそうなところで、大人も楽しめて…と
  思案なさっていることと思います。
  ドイツにいらっしゃる間にできるだけいろんなところへ
  連れて行ってあげたいですものね。
  旅の手配はoneonekukikoさんが最も得意とするところ
  ですので、きっと張り切っておられますよね。
  どちらの方面へいらっしゃるのか決まりましたら
  また教えてください。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　poodle714
  

• maremmamaさん 2015/10/04 00:23:56

  素朴な谷♪

  poodle714 さん、こんにちわ！
  楽しみに待っていました♪
  
  ドロミテとは全く違った素朴な谷の風景に癒されます。
  おっしゃるようにインパクトや個性のある山がある地域では無いように見えますが、個人的にはこういった素朴な南チロルに最近では心惹かれます・・・
  
  テレキャビン等もほとんど無いのに山々はドロミテより平均して高く３０００ｍ近くもあります。どこへも自力で頑張って登る！という場所のようなのでそういった所も興味があります♪
  
  以前にドロミテ・チロルに詳しい ilovesouthtyrol さんから Casern から Birnluckenhutte( Rifugio Tridentina：２４３９ｍ )へのコースを教えていただいた事があってサイトで見てみたらその景色の素晴らしい事！
  コース距離も高低差も我が家にしてみたらかなり厳しそうですが、かなり憧れます・・・
  
  この日 poodle714 さんが行かれたコースもとても素敵です♪
  あの教会と石垣のコースの所も良いですね！
  緑豊かで渓流に沿ったコースは私も大好きです。
  
  またこの後どこへ行かれたか楽しみに待っています♪
  
  マレンママでした

  poodle714さん からの返信 2015/10/04 07:05:16

  私も歩けたらなぁ

  maremmamaさん、おはようございます
  いつもメッセージを書いてくださって
  ありがとうございます。
  
  maremmamaさんが ilovesouthtyrol さんからお聞きに
  なったBirnluckenhutte、私も検索してみました。
  私が遠目に見ていた Dreiherrenspitze がどどーんと
  目の前におおいかぶさるような迫力ですね。
  アウリーナ谷の最奥の山小屋から最奥の山を眺める最高の
  ロケーションです。
  まさにアウリーナ谷の核心部分ですね！
  こんなところへご自分の足で歩ける人がうらやましいです。
  私の場合、谷底をうろうろした程度なので、まるで
  ツェルマットでマッターホルンを見ないで帰るような
  もったいないことになっていそうです。
  maremmamaさんの息子さんたちなら、成長著しいので
  すぐに歩けるようになるのではないですか？
  いえ、もう歩けるかも…。
  頼もしい息子さんたちですね。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　poodle714

• ももんたさん 2015/10/03 14:55:22

  素敵なハイキング

  poodle714さん、こんにちは。
  
  今日も素敵な旅行記を拝見しました。
  
  Ahmの谷はあまり知られてはいないようですが、
  とても素敵なところだとですね。
  
  Kasernは最奥のようで、オーストリア国境にも近く
  チロル風といっても、もともとはここはチロルでしたね、、
  
  チロル・ドロミテはどこへいっても素晴らしい山岳風景と
  ヒュッテ、おいしい料理が待っているのだと、、、
  あらためて感じました。
  
  いつの日にか訪ねてみたい場所です。

  poodle714さん からの返信 2015/10/03 21:08:56

  カゼルンの教会の風景はお気に入りです

  ももんたさん、こんばんは
  早速見てくださり、ご訪問ありがとうございます。
  
  おっしゃるとおり、チロル・ドロミテの魅力はどこまでも
  尽きないですね。
  まだまだ知られていない素敵な谷がたくさんあると
  思います。
  ブルニコのあるちょうどプステリア谷より南側がドロミテ
  になるようで、ももんたさんが今回滞在されたセストと
  アールン谷は近いですけど雰囲気は全く異なりますね。
  実は私たちがアールン谷への移動時に通過したサンカン
  ディドの印象が良かったので、資料請求したら今日
  届きました。
  やっぱりドロミテの印象は強烈ですね。
  アールン谷にはトレチーメのような一度見たら忘れない
  ような派手な山はありませんのでインパクトは弱いですが、
  味わい深い素朴な谷でした。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　poodle714

• batfishさん 2015/10/03 10:55:52

  美しいアルムをハイキング♪

  poodle714さん　おはようございます！
  いつも土曜日になると、poodle714さんの旅行記が
  アップされているので楽しみです。
  
  いつかは行ってみたいAhrn谷ハイキング谷奥コースを
  拝見しました。
  勝手に隠れ里のようなひっそりした集落が点々としている
  地域とイメージしていたので、バスの混みようや
  ハイキングコースの充実度に驚きました。
  ヨーロッパの方にとっては人気の滞在地なんですね。
  
  今回歩かれたのはオーストリアとの国境付近ということで
  氷河を抱く山の中のちょっとざれた細い道…？と
  思っていたら、緑豊かなアルムがなだらかに続いていたのですね。
  まさにチロルの風景ですね。
  荷物託送サービスがあれば、歩いて国境越えもロマンがありますね。
  オーストリア側は氷河とかあるのかしら…？1日では無理かな。
  
  この日は1日中雲がなくて、暑い日でしたよね。
  休憩時に木陰を探すのはマストでしたね。
  静かにおにぎりランチを楽しめてよかったですね！
  塩昆布や梅干し、ゆかりなども持参されているのですね。
  ご飯はα米を使っているのでしょうか？
  現地の方が見たら食べたいと思うのは当然ですね。
  私ももしハイキング中に出会ったら、美味しそうですね〜
  とか近づいてちゃっかりお相伴にあずかるかも（^^）
  
  batfish
  
  
  

  poodle714さん からの返信 2015/10/03 21:04:29

  国境越えあこがれます

  batfishさん、こんばんは
  早速見てくださってありがとうございます。
  
  土曜日更新、バレちゃいました？
  旅行記づくりにのめりこむのもよくないし、かといって
  締切がないといつでもいいや…となりそうで、自主的に
  週一の更新と決めました（笑）
  
  アールン谷のバスは、けっこう混んでいました。
  特に谷の入り口、ブルニコに近いほど混みます。
  2連結バスでも座れない人がたくさんいました。
  風景はあくまでものんびりしているのですが、観光客
  は多くてパワフルな感じです。
  この日カゼルンから乗ったバスも乗客が我先にバスに
  乗り込むので、遠慮しているとなかなか乗れません。
  日本のように1列で並ぶ習慣がないのだと思います。
  
  国境越えのハイキング、健脚でもないくせに私も興味が
  あります。
  荷物が軽くて途中の山小屋で1泊できるのなら、
  もしかしたら私にも歩けるかも…と妄想してしまいます。
  歩いた人にはきっと特別な達成感が待っている
  でしょうね。
  
  おにぎりは日本から持参した生米から炊いています。
  α米を使った方がずっと便利だと思いますが、主人が
  ストーブを使いたいようです。
  私は本当はbatfishさんのように山小屋で何かいただく
  ほうがいいのですけどね（笑）
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　poodle714