2015/05/04 - 2015/05/04
602位(同エリア1810件中)
唐辛子婆さん
サンクトペテルブルクにはたったの二泊しかいられないので
あまりのんびりもしていられずホテルのコンシェルジュに
ガイドをお願いしました。
やってきたのはアメリカにガールフレンドがいるのでアメリカの農場で季節労働者として働き、それ以外の時はロシアでガイドをしているという若者でした。
なんていうとヒッピーみたいな青年を想像してしまいさうですが
その博識なことといったら!
私たちは滞在日数が少ないからとか、ウロウロしてたら危ないからとか言う
理由でガイドさんをお願いすることにしたのですが、これはとてもラッキーなことだったのだといふことがあとでわかりました。
エカテリーナ宮殿の琥珀の間が修復されて以来、人気がありすぎて団体観光客が優先され個人での見学がとても難しいさうなのです。
★Russia ロシア旅行のサイトマップ
http://4travel.jp/travelogue/10541902
- 旅行の満足度
- 4.5
-
唐辛子爺曰くガイドのエフゲニーにはロシア訛りも感じられないとのこと。
それにしてもロシアの市民の自由になったことといったら!
毎年アメリカを行き来!
ソビエト時代には海外にでることはおろか
道端で外国人としゃべることさえもはばかられていたのですから。
さて、サンクトペテルブルグから南へ30㎞、皇帝の村
ツアールスコエ・セローに到着です。
ここプーシキン市の公園にいるのは -
ロシアの詩人、アレクサンドル・プーシキンです。
ミランのホンダがカーリーヘアになったやうな。
さういへばホンダはロシアにいたこともありましたね。
ミランにいきたかったのになかなか解放してもらえなかったんでしたね。 -
エフゲニーはものすごいおしゃべり好きの若者でした。
ご両親がウクライナ出身なので
このたびのウクライナの併合をことのほか喜んでました。
西側からのものの見方だけではわからないものだなあ。
教会の前で楽しそうにおしゃべりしてる人たち。
「やっとあったかくなってきたわねえ。」 -
今日の最初の目的地はエカテリーナ宮殿。
エフゲニーが英語でキャサリンという度になんだか軽くきこえちゃう^_^;
同じ人物なのにどうしてなのかしら? -
エフゲニーが入場券を買いました。
-
壮大な宮殿
ピョートル大帝の后エカテリーナ1世の避暑地にと建てられたが
旧式なのが気に入らなかったエリザベータ1世の命により
抜本的に造り直された宮殿だそうです。 -
きんきらのタマネギ
-
建物の外側の装飾もホントはみんな金だったさうです。
そんな莫大なお金はどこから?
「金やダイヤモンドがとれましたからね、それに作物も豊富だったから。」 -
この広大な宮殿の左側はエカテリーナたちの住まい、右側は厨房と馬小屋だったので
料理は長い廊下を運ばれて冷めてしまったやうです。
なぜ住まい側にキッチンがなかったかというと火事を怖れてのやうです。 -
観光客はみんな靴の上から紙の上履きを履かねばなりません。
-
この子達も履いてます。
-
この宮殿で江戸時代の漁師がエカテリーナに謁見したそうです。
帰国してから調べたら大黒屋光太夫のことでした。
(以降ウィキペディアより抜粋)
暴風にあって、アリューシャン列島まで漂流してんですってね。
その頃はアラスカはまだロシア領だった。
いつかは忘れましたが二束三文でアメリカに売っちゃったのよね?。 -
光太夫はアラスカでロシア語を覚え
その後カムチャツカ、オホーツク、ヤクーツクを経由して
バイカル湖のほとりの町イルクーツクに至る。
道中スエズ運河を開削したレセップスの叔父にあたる人と遭遇しているとか。 -
その後、日本に興味を抱いていた博物学者キリル・ラクスマンと出会い
キリルに随行する形でサンクトペテルブルクに向かい、キリルらの尽力により
エカテリーナ2世に謁見し、帰国を許される。 -
帰国後は11代将軍徳川家斉の前で聞き取りを受け、海外情勢を知る光太夫の豊富な見聞は、蘭学発展に大いに寄与することになったそうです。
その後、光太夫は小石川の薬草園に居宅をもらい新たに妻も迎えている。
多くの知識人たちとも交流を持っていたやうです。 -
光太夫は帰国しましたが、
洗礼を受けてロシアにとどまった人たちがいたというのには驚きました。
凍傷で片足を切断したり人、熱病にかかって治る見込みがないと宣告された人などがロシア正教の洗礼を受け帰化をしてロシア女性と結婚しているのです。
ロシアに帰化した新蔵と庄蔵にはサンクトペテルブルグで
金貨50枚が下賜されバイカル湖のほとりの街イルクーツクに戻ったとか。 -
天井に
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天使たちがいて楽器を奏でていたり遊んで?いたり。
ちっこいのからおっきいのまで。 -
イケメンのお兄ちゃんもいます。表紙絵のお兄ちゃんです。
なんだか今にも動きだしさう。 -
大広間
光太夫がエカテリーナに謁見した広間だそうです。 -
エカテリーナの衣装。
どのお部屋も撮影はOKだったのですが、琥珀の間だけはNG。
琥珀の間の琥珀は
第二次世界大戦でドイツ軍に持ち去られたのを戦後に取り戻して
復元にとりかかり2003年に完成されたとのこと。
琥珀にほどこされた精緻な彫り模様が豪華でしたが、
琥珀の透明感は失せて茶色っぽくてゴテゴテしてて
あんまし住みたいとは思えないお部屋でした。 -
「誰も唐辛子婆さんを住まわせたいとは思わないから心配ご無用。」
あなたはだあれ?ポチョムキンさん? -
肖像画もいっぱいあったのですけど気に入ったのを少しだけ。
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衣装のふわふわ感が素敵な肖像画。
ただ美しいだけぢゃなく性格や心理状態までもが想像できるやうな肖像画が好き。 -
<私の性格が見抜けるかな、唐辛子婆さん。>
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はあ、豪華だった。
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お庭も散歩しませう。
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やわらかな光をあびて
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美しいお庭がどこまでも続きます。
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これはキャメロン・ギャラリーだったかな?
エカテリーナは晩年ここで執務をとることが多かったそうですが
太り過ぎてこの階段を下りて来られないやうになったとか。 -
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池のほとりのグロット。
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この建物の柱の上の
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ガーゴイルは10枚舌だしてた。
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中にいた人、何か考え中。
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スパイ映画にいっとき流れるロマンスの場面。
みたいな。 -
このあと一発の銃声が響き渡ったのだった。
なんちって。 -
宝石をはめ込んだみたいな贅沢な屋根。
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こちらはおだやかなホームドラマです。
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オサカナがいるのかな?
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リスがいました。かわいいお目目。
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さて次は血の上の教会です。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ElliEさん 2015/10/07 15:46:46
- ウクライナの人たち
- 唐辛子婆さん
旅行記読み始めて、まだ全部ちゃんと見る前に、今回のウクライナ出身のガイドさんの発言にほぇ〜〜ってなっちゃいました。
「ウクライナ併合を喜んでいる」
そ、そうなんだ〜。
なんか住民投票しなかったっけ?
自治権拡大するとかしないとかって。
アメリカの経済制裁は余計なお世話だったってこと?
ほんと、こういうのって現地の人の声を聞かないとわかんないですね。
もいっかいニュースを見直す機会になりそう。
カナダにもウクライナ出身の人って多いんですよ。
さてこれからエカテリーナ宮殿内部に突入させていただきます(笑)。
- 唐辛子婆さん からの返信 2015/10/10 01:17:06
- RE: ウクライナの人たち
- > 「ウクライナ併合を喜んでいる」
> そ、そうなんだ〜。
> なんか住民投票しなかったっけ?
> 自治権拡大するとかしないとかって。
> アメリカの経済制裁は余計なお世話だったってこと?
う〜む、難かしい問題ですね。
まあ、ELLiEさんもバンクーバーの一部が独立しちゃったりして国名もホンクーバーとかになったら取り戻したいと思うかも。
> ほんと、こういうのって現地の人の声を聞かないとわかんないですね。
> もいっかいニュースを見直す機会になりそう。
そうですね。
ヨーロッパの難民報道でもそうでしょうけど現地の人の声を聞くのって大事ですね。報道されてない声を。
唐辛子婆
-
- るなさん 2015/10/07 11:35:18
- 旧レニングラード
- Privat♪唐辛子さん!!
お久しぶりです〜
ロシアの続編楽しませて頂いてます。
私も先日駆け足モスクワしてきました(笑)
このカーリーホンダ像のプーシキンさんの名が付いた「カフェプーシキン」でランチだけと言う超短い滞在になってしまいましたが(;'∀')
でも、すごく美味しくて安くて、ロシアの物価高の悪いイメージが一掃されましたよ^^;
こうして唐辛子さんの旅行記を拝見してると、やっぱりいつかきちんとロシアって国をやっつけに行きたいなって思いました。
特にレニングラード、いや違うサンクトペテルブルク!!行きたいです♪
エカテリーナ宮殿やエルミタージュも、展示物より建築が見たいと思う私です(笑)
『ただ美しいだけぢゃなく性格や心理状態までもが想像できるやう な肖像画が好き。』
これを描写出来る画家も素晴らしいですけど、読み取る方にも必要ですね。
エフゲニーさんとおばあちゃん(親子じゃないですよね?)のお写真、とってもいい感じですね。
歴史背景、我々平和な日本人にはわからない感情もいっぱいあるのだと思います。
ショッピングモールにいたブロンドの出で立ちの人、素敵〜絵になるわぁ♪モデルさんじゃなくても、ロシアの人は綺麗な人多いですよね。若い人は(爆)で、漫画喫茶もあるのぉ???すごいや。
来週はお会い出来そうになく残念ですが、また遊んで下さいねっ(笑)
るな
- 唐辛子婆さん からの返信 2015/10/10 00:39:16
- RE: 旧レニングラード
- るなさん、こんばんは、おひさしぶりです〜♪
> ロシアの続編楽しませて頂いてます。
> 私も先日駆け足モスクワしてきました(笑)
> このカーリーホンダ像のプーシキンさんの名が付いた「カフェプーシキン」でランチだけと言う超短い滞在になってしまいましたが(;'∀')
> でも、すごく美味しくて安くて、ロシアの物価高の悪いイメージが一掃されましたよ^^;
うわ〜こんどモスクワに行ったら試さねば。
> こうして唐辛子さんの旅行記を拝見してると、やっぱりいつかきちんとロシアって国をやっつけに行きたいなって思いました。
そうですね。私もサンクトペテルブルグでガイドのエフゲニーに
「サンクトを2日じゃあまりにも短すぎる!」と嘆かれてしまひました。
> 特にレニングラード
私にもレニングラードのほうがピンときます。
ホーチミン市よりサイゴンですよね。
> エフゲニーさんとおばあちゃん(親子じゃないですよね?)のお写真、とってもいい感じですね。
あっすみません、この二人の写真の男性はエフゲニーではありません、地元の人々です。エフゲニーはもう少し若いです。
ちょっと間違えてしまうようなコメントの書き方だったので訂正しておきますね。
> 歴史背景、我々平和な日本人にはわからない感情もいっぱいあるのだと思います。
そうですね。
> ロシアの人は綺麗な人多いですよね。若い人は(爆)
あははそうそう。細くてきれいなのは20歳まで、かも(*^^*)
> 来週はお会い出来そうになく残念ですが、また遊んで下さいねっ(笑)
ホント残念ですね。今度昭和記念公園にいらっしゃる時には山羊もみませう。
唐辛子婆
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