Russia ロシアのんびり旅行６　サンクトペテルブルグ①　町あるき

2015/05/03 - 2015/05/03

私たちの世代にはレニングラードのほうが馴染み深いサンクトペテルブルク。
車で2時間も走ればフィンランドとの国境だという位置で、日が翳ってからの風はつべたい冬の風。
既に春の訪れたモスクワとは大違いです。

★Russia ロシア旅行のサイトマップ
http://4travel.jp/travelogue/10541902

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0

モスクワであまりみかけなくなったソビエト時代のスタイルのおばさん。

ホテルにチェックインしたらちょっとはお散歩したい。
スリやかっぱらいがうようよの街だと聞いてびびってこわごわ
歩きはじめたんですけど。

観光客が真っ先に歩くネフスキー大通りを歩きます。

滞在中一度も怖い目にはあわず。
あ、お寿司屋さん？

ウクライナ関連で欧米諸国からの経済制裁受けてるけどKFCや

マックもフツーにあり

でも古い町並みだからか商売っ気が希薄なのか、外から見て何屋さんなのか

わかりにくいお店多し。半地下だから余計にわかりにくし。

階段おりてみたら食料品屋さんでした。

冬場の野菜不足を補うための様々な工夫のひとつに
キャベツとニンジンの千切りを発酵させたものがあり
大量に買い込むやうです。
そのまま食べてもあっさりしておいしいですけど、スープに入れたり
するやうです。

かういうふうな窓だったらわかりやすいけど

こんなのが置いてあるだけだとわかりませんよね？
これはこれでお洒落ですけどね。

古い街並みなのでこんな

人たちが建造物を素手で支えておりまする。

ああ重たい。

お土産屋さんのウィンドウに

こんな木彫のシリーズをよく見かけましたが売り物ではないやうです。

なかなかユーモラスでしょ？

ロシア正教ではキリストの生まれたのは12月25日ではなく
年が明けてからのやうです。
このシリーズはとても素敵なのがあって次回には少し入手したいと思いました。

何処かの妖精の村から脱けだしてきたやうなおじいさん。

なんだかアメリカの南北戦争時代のやうなお人形ですけど
舞台はロシアです。

ワーリヤ

エフゲニー

ナターシャ

ニキータと勝手に命名。
階段を上って重厚な扉を押してこのアンティークショップに
はいってみましたが、かういったお人形は見当たらず
目玉のとびでるやうな骨董品がならんでいました。

昔の人は背が高かったのでせうか？
今は半分しか開きません。

子供の頃からのお友達？

この古めかしいビルでは超高級食材を取り扱っておりまする。

そのショウウインドウにいるのが

こんなへんてこりんな

人たち。
ショウウインドウですまし顔してるけど毎晩厨房で飲めや歌えのどんちゃん騒ぎ。
ソフトクリームもキャビアも食べ放題。

あら、結婚式？
外にでるにはまだ寒いわねえ。

川に沿って歩いてみやう。

観光客がいっぱい。

巨大なシャボン玉作ってる人や

トランペット吹いてる人。

あ、これはスティールパンかな？
パリの公園で見かけたのとはちょっと形が違うみたいだけど。
どんな曲を奏でるのか聞いて見たかったけど唐辛子爺がどんどん
歩いて行っちゃうので、待って～～！

突き当たりに教会が見えてきました。
翌日に案内してもらったガイドさんにより
これがかの有名な血の上の教会だとわかりましたので詳しくは翌日編で。
ロシア正教の教会ってなんだかモスクみたいなタマネギ頭なんですけど
イスラムとはいつも喧嘩してるやうな。

これは教会の裏側から撮りました。
って、どっちが表なのかホントは今でもわからず。

どうしてかというと翌日ホテルで頼んだガイドさんと中を見学したんですけど
最後のほうで私が迷子になっちゃってどこかのドアから外にでちゃったの。

えーと、この教会の名前は、血の上の教会。な、なんだか血なまぐさい名前ぢゃのぉ。

議事堂みたいですけど

これも教会です。
翌日に案内してもらったガイドさんからの受け売りです。カザン聖堂。
ポーランド軍撃退記念に建てられたさうです。
バチカンのサン・ピエトロ大聖堂のやうなといふ皇帝パーベルの命令で
カトリック風の建築のためロシア正教側は難色を示したさうです。

どう違うんだ？
日本人にはカトリックとの区別がわからない。

これはポーランドとの闘いなのかナポレオンとの闘いなのか聞き漏らしました。
エフゲニーによると
「ロシアは二百年もの間、外国からの攻撃にさらされて心休まる時がなかった。
ポーランド、スエーデン、フランス、ドイツ（そして少しの躊躇の末）日本からさえも。」
はあ。日露戦争のことかな？
確かにバルチック艦隊をしずめましたもんね。
でも、国の存続を脅かすってほどではなかったやうな。

ソ連時代は宗教は否定されていたためなんと無神論博物館として
使用されていたさうですが今はロシア正教会の手に取り戻されたとか。

少し日が翳ってきました。

そろそろ帰りませう。

お花は人々をしあわせな気分にしてくれますね。

モスクワではもう咲いていたチューリップがまだ蕾。
白いビオラの縁取りやカーブが素敵です。

唐辛子婆好みの絵に思わず立ち止まる。

この道には

トラムが走っていました。時間があったら乗りたかったな。
チェコでは間違えてホテル方面に戻るはずが
いつのまにか郊外にきていて焦りましたが。

通りの奥の

落書き。

まだまだ明るい夜はつづきます。