はじめての山陰、ドライブひとり旅。２日目。～出雲・前編

2015/06/05 - 2015/06/07

山陰ひとり旅。
２日目は出雲大社に向かいます。
朝、旅館を出発して旅館近くの道の駅で足湯を体験したあと、出雲大社を参拝しました。
前日はしとしと小雨が降っていましたが、この日は一日中お天気に恵まれました。

１日目　松江観光
２日目　出雲観光の後、兵庫へ移動
３日目　三田観光

この旅行記は２日目前半編です。

エリア 出雲市(島根)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

２日目の朝。
いつものごとく、旅先での朝はとてもはやく目覚める。

６時くらいまで布団の中でゴロゴロとねばっていたけど、せっかくだし朝風呂しちゃおうかなと思い立ち、大浴場へ。
６時過ぎだから誰か宿泊客の人が入ってるかなと思ったけど、今日も私一人。
昨夜同様貸切状態で日本三大美人の湯を楽しむ。

湯の川温泉　湖静荘 宿・ホテル

朝食は７時半にお願いしたので、それまでお部屋でのんびり。
室内の絵とお花がアジサイでした。

障子を開けて外を確認すると、まだ少し雲が出てるなぁ。
心配になってテレビで天気予報を確認したら、今日は晴れ予報。
良かったー。
今日は出雲大社に行く予定だけど、その後日御碕灯台まで行きたいから、やっぱり灯台はいいお天気の日に見たいし。

７時半少し前に電話で朝食の準備ができたと連絡が。

昨夜の夕食をいただいた部屋に移動。
部屋に入ると、お櫃に入ったご飯を持ってきてくれました。

しじみのお味噌汁がおいしかった。

朝食を食べ終わって身支度したりしてたら、外から雨っぽい音が…
天気予報は晴れって言ってたしマサカねー、と外を確認したら降ってた…
え〜、朝だけ雨なのかなぁ〜。
でもとりあえず荷造りしなきゃと支度を進める。

９時少し前にチェックアウト。
チェックアウトの際、スタッフの方が出雲大社への行き方を教えてくださいました。
周辺地図などもいただけたし、おすすめの駐車場も教えてもらえました。

…この後ふと気が付いた。
私、チェックインしてからチェックアウトするまで他の宿泊客の人に一度も会ってない。
とても静かな宿だったけど、でも廊下を歩いてるときに遠くのほうで話声が聞こえたり気配があったりはしてたから他にお客さんいたはずなのに。
お宿側の配慮なのか偶然なのかはわからないけど、大きな宿ではこうはいかないよなー。

車で２分ほどで「道の駅湯の川」に到着。
せっかく車で来てるし、出雲大社に行く途中にあるしってことで立ち寄りました。

９時オープン。
５分ほど早く着いたので周りをふらふら。

近隣観光マップ

温泉スタンドもありました。

日本三大美人の湯の温泉スタンドが近所にあったら絶対汲みに来ちゃうな私。

９時になったので店内へ。
近隣の特産が色々並んでるのを見るのは楽しい。
いくつかお買い物しました。

この道の駅には湯の川温泉の足湯がありました。
９時前に見たらまだ掃除中で、看板に９時半からって書いてあったけど、９時半前にもう一度見たらもうオープンしてたので、荷物からタオルを出してきてさっそく入ってみました。
ここの足湯は無料です。

私が入った時には先客のおじさまが２人。
私が靴を脱いで入る準備をしている時に、１人のおじさまが「熱いー」と呟きながら足湯から上がっていたので、「熱いんですか？」と聞いてみたら「すごく熱いよ」と。
って言ってももう１人のおじさまはさっきからずっと入ってるし、と思って入ってみると…

「熱っ！」

す、すんごく熱くてびっくりした！
さっきのおじさまの言ってたことは本当だった！
あんまり熱いからびっくりしすぎて左足の中指がつっちゃったくらい熱かった。
お湯に入って足がつるなんて初めての経験だよ。
頑張っても片足ずつ瞬間的に入れることしかできなかった…

端っこでさっきから足を入れているおじさまがなんで平気でいられるのか不思議で、「これ、熱くないですか？」と聞いてみた。
するとそのおじさまが、「ちょっと調節しようね」と言ってお湯からあがり、地面についてた蓋を開けて何かをいじりだした。
あれ？　温度調節してくれてるのかな？　ってか温度調節できるの？
おじさまにお礼を言ってちょっとだけ待っていたけど、すぐには調度良くならないのか熱いままだったので、それ以上は諦めてお湯から上がりました。
おじさまは足を拭いて自転車でどこかへ消えて行きました。
関係者の人か近所の人だった？

お天気も回復。
湯の川温泉をあとにします。

信号待ちで一枚。

のどかだな〜。
気持ちいいな〜。
いい天気だ〜。

道の駅大社ご縁広場が見えてきました。
もうすぐ出雲大社到着です。
この後すぐ、一の鳥居がありました。
車で通過ー。
そして、二の鳥居まで続く神門通りを行き、旅館で教えてもらったお薦めの駐車場へ入ってみました。

道の駅 大社ご縁広場 道の駅

神門通りにある神門通り広場駐車場です。
ここに停められれば神門通りのお店を見ながら出雲大社へお参りに向かえるのでとても便利なんだけどきっと満車だろうなぁと思っていたら、まだ空きがあった！
しかもここ、無料なんです。

神門通り 名所・史跡

案内図

神門通りを進んで二の鳥居・勢溜の大鳥居まで来ました。

出雲大社 寺・神社・教会

鳥居をくぐったところに案内図がひっそりとありました。

その案内図の向こうに何かの銅像が見えたので行ってみることに。

「千家尊福卿」と書かれていました。
参道の脇にひっそりとあり、誰も見に来る人がいない様子…

松の参道を歩き、三の鳥居が見えてきました。
二の鳥居をくぐったあたりから参拝客が多くなりました。

参道の脇に続いていた広場？のようなところ。
案内板によるとここは東神苑というようです。
お天気がよくなって気持ちいいです。

その広場の奥というか端っこに小さい鳥居があるのを見つけて、参道から離れて見に行ってみました。
お社があるわけでもなく、なにを祀っているのかよくわからなかったので、近くで掃き掃除をしていたおばあさんに声をかけてみました。
あれはなんですか？　と聞いてみたら、
あれはお稲荷さんで、お狐さんはコンコンと鳴くから、コンコンと喉の調子が悪いのをなおしてくれるんだそうです。
おばあさんの旦那さんなどが喉の調子が悪い時に、おばあさんがお掃除がてら１０円とかをお賽銭してお参りするといつもなおってしまう、と教えてくれました。
ニコニコととても親切に教えてくれたおばあさんにお礼を言って、おばあさんと同じ１０円をお賽銭箱に入れてお参りしてきました。
参道から外れたところに目立たない感じであるので、みんな気付かず素通りしてしまうみたいで、ここまで入ってくる人はいませんでした。

お稲荷さんはこの像のすぐ側にありました。
お稲荷さんのすぐ裏にあるこの像のまわりにはたくさん人が集まっていました。

「ムスビの御神像」

案内板によるとこの像は、大國主大神が有難く「幸魂奇魂」を拝載される由縁を象徴したものだそうです。

出雲大社 寺・神社・教会

表側からお顔を拝見すると、とても凛々しい。

あちらにも銅像が。
なにかの歌碑もあります。

大国主大神と因幡の白兎の像です。

出雲大社 寺・神社・教会

大国主大神と因幡の白兎の像は手水舎のそばにありました。

出雲大社は現在、平成の大遷宮の真っ最中のようです。

四の鳥居・銅の鳥居を抜けて進むと、牛と馬の像がありました。

出雲大社 寺・神社・教会

参拝客のみなさんがナデナデしてるので、私も真似てナデナデ。

後で確認したら、神馬をなでると子宝・安産に恵まれるとのことでした。
神牛は学力アップだそうです。

拝殿の周りは人でいっぱい。
二礼四拍手一礼でお参りします。

参拝客の人たちがお守りを購入する中、私はおみくじを引いてみました。

大吉とか凶とかは書いてないんですね。

旅行運「よい」って書いてある。
良かった！

このあと御本殿を参拝しました。
御本殿前は行列ができてました。
警備員さん（？）が「列にならなくていいですよー。横に広がっていいですよー」と声をかけているけど、誰も列を崩さない。
なので私も列に並んでお参りしてきました。

神楽殿に行きます。
ここの注連縄を見るのを楽しみにしてたんですよね。

神楽殿です。
団体客が何組もいてすごい人でした。

出雲大社 寺・神社・教会

これがテレビで何度も見ていたあの注連縄かー。

テレビで見てものすごい大きいのを想像していたので、実際とても立派な注連縄だったんだけど、想像が膨らみ過ぎていたのか「こんな感じかー」という感想。
こういうのは映画と一緒で予備知識なしで見た方が感動が大きいです、きっと。

下から小銭を投げて注連縄に刺さると御利益があるって、ずっと前にテレビで見た気がするんだけど、あれって出雲大社じゃなかったのかな？
注連縄の房のところには小銭防止なのか金網が取り付けてありました。

神楽殿をでて近所を歩いてみました。

ここにも注連縄がありました。

出雲大社　千家國造館とあります。

その先にあった祖霊社。

出雲大社 寺・神社・教会

振り返ると巨大な日本国旗がはためいていました。

出雲大社の参道に戻って、二の鳥居まで戻ります。
行きは参道の右側を歩いてきたので、帰りも右側通行で行きと反対側を歩いて行くことにします。

いろんなところにウサギの像があります。

ところどころにいるウサギがとてもかわいいんです。

三の鳥居を越した先に「野見宿禰神社」というのがありました。

ここも入っていく人があまりいないようですが、行ってみることにしました。

道を進むと、あけぼのすぎと上官屋敷跡がありました。

「野見宿禰神社」

野見宿禰命は国技大相撲の元祖として称えられ、相撲をはじめスポーツを志す人々に崇められているのだそうです。

野見宿禰神社 寺・神社・教会

お社の足元にいたウサギの像も、相撲のまわしを身につけていました。

お相撲の神様だから土俵があったんですね。

二の鳥居まで戻ってきました。
向こうに一の鳥居が見えます。
お昼になり、神門通りの観光客の数も朝よりぐっと増えてます。

神門通りはお土産屋さんや食べ物屋さんがズラリと並んでいます。
お店を見て回りながら駐車場に向かいます。

二の鳥居の前にあったスタバも和風な佇まい。

あ！　顔出し看板発見！

これは大国主大神かな？

お土産を買ったりして歩いていたら観光案内所がありました。
私が停めた神門通り広場駐車場のすぐ近くです。

大社観光案内所　神門通りおもてなしステーション 名所・史跡

観光案内所の中にも顔出し看板発見！

近くにいたお姉さんに写真撮ってもらいました。

小腹がすいたので駐車場近くにあったおやきのお店に入りました。

「そばおやき絆屋」

数種類のおやきがありました。
島根和牛ライスバーガーにも惹かれたけど、おやきを注文。

絆屋 グルメ・レストラン

店内のイートインスペースで待ちます。

テーブルにこんなものがありました。
この紙に願い事やメッセージを書いて、天井からぶら下がった紐に結うみたいです。
結ばれたこの紙は、神在月の縁結大祭に納めてくれるんだそうです。

たくさんの願い事が結ばれていました。

おやきが運ばれてきました。
私が選んだのはさつまいもあんのおやき。
出雲産のさつまいもが使われていて、甘いんだけど自然な甘さのさつまいも餡で美味しかった！
おやきの皮はそば粉と小麦粉でできているんだとお店のかたに聞きました。
確かにそばの味をほんのりと感じました。

店内にはお土産用に冷蔵のおやきも販売されていましたよ。

お店の外に、ミニサイズの大国主大神と因幡の白兎の像がありました。

このあと駐車場に戻って、午後からは日御碕に向かいます。
お天気も良くなったし、海が綺麗に見られそう。


「はじめての山陰、ドライブひとり旅。２日目。〜出雲・後編」へつづく。