2015/04/10 - 2015/04/13
54位(同エリア389件中)
紅い翼さん
春の薫りに誘われて、東濃・木曽・上伊那を横断する旅へ。
最初に訪れた場所は、東濃地域(岐阜県南東部)の城下町・岩村☆
今も往時の石垣などの遺構が残る「岩村城跡」に登った後は、昔ながらの町並みが続く「岩村町本通り」を散策してゆくことに。
重要伝統的建造物群保存地区に指定されてる「岩村町本通り」を歩いてみると、規模も比較的大きいにもかかわらずとっても統一感のある町並みになっていて、また通り沿いは昔ながらの大きな商家が複数残されていたりと、往時の繁栄ぶりを随所に感じることができました♪
元々あまり馴染みのない地域だったためか、正直いい意味で驚かされましたし、ちゃんと早起きしてれば、もう少しゆっくりと町並みを楽しめたのにな~とちと後悔しちゃいました(苦笑)
【 旅の行程 】
・(岩村城跡) ~ 岩村町本通り(岩村醸造 ~ 木村邸 ~ 岩村町町並みふれあいの舘)~ 岩村駅 ~ 恵那駅
【 春の薫りに誘われて…東濃・木曽・上伊那横断記 】
〔4月10日~11日 /(移動)~ 岩村(岐阜県恵那市)〕
・旅行記その1~明智鉄道に乗り、麗しき女城主の里へ① 日本三大山城・岩村城登城編~
http://4travel.jp/travelogue/11003282
・旅行記その2~明智鉄道に乗り、麗しき女城主の里へ② 岩村町本通り・重要伝統的建造物群保存地区散策編~
(この旅行記)
〔4月11日(午後) / 苗木(岐阜県中津川市)〕
・旅行記その3~麗らかなる“古城の春” 苗木城跡&苗木さくら公園へ~
http://4travel.jp/travelogue/11004946
〔4月12日(午前) / 馬籠宿(岐阜県中津川市)~ 妻籠宿(長野県南木曽町)〕
・旅行記その4~閑麗なる江戸の宿場情緒が残る町並み① 中山道・馬籠宿を歩く~
http://4travel.jp/travelogue/11009659
・旅行記その5~閑麗なる江戸の宿場情緒が残る町並み② 中山道・妻籠宿 重要伝統的建造物群保存地区を歩く~
http://4travel.jp/travelogue/11010699
〔4月12日(午後) / 福島宿(長野県木曽町)〕
・旅行記その6~“天下の四大関所”と古刹の庭園&時雨桜 中山道の要衝・福島宿プチ散策~
http://4travel.jp/travelogue/11011799
〔4月12日(夜)~13日 / 高遠(長野県伊那市)〕
・旅行記その7~麗しき“天下第一の桜”に酔いしれる 高遠城址公園・夜桜編♪~
http://4travel.jp/travelogue/11000569
・旅行記その8~麗しき“天下第一の桜”に酔いしれる 高遠城址公園・春雨編&信州唯一のウイスキー蒸留所へ♪~
http://4travel.jp/travelogue/11001881
【 重要伝統的建造物群保存地区を歩く(北陸・東海地方編)】
・美濃町(岐阜県美濃市/商家町)
http://4travel.jp/travelogue/10746723
・郡上八幡北町(岐阜県郡上市/城下町)
http://4travel.jp/travelogue/10739315
http://4travel.jp/travelogue/10743663
・関宿(三重県関市/宿場町)
http://4travel.jp/travelogue/10654676
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
<(ひとつ前の旅行記で)「日本三大山城」と称される「岩村城跡」の、標高717メートルに位置する本丸まで登ってきました♪>
その旅行記はコチラ:http://4travel.jp/travelogue/11003282岩村城跡 名所・史跡
-
〔 岩村町本通り 〕
城跡めぐりを終え、ここ“上町常夜燈”のある場所から「岩村町本通り」に出て、昔ながらの町並みが残る中をぷらぷら散策しながら、明智鉄道の「岩村駅」まで戻ってゆきましょう。 -
江戸時代、現在の恵那市街にあった中山道・大井宿から、ここ岩村まで続く“岩村街道”が整備され、さらにこの城下町を抜け、名古屋と信州南部の飯田を結ぶ中馬街道に通じていたそうです。
このため、ここ岩村には問屋を中心とした商人街が形成され、東濃地方の政治・経済の中心として繁栄したそうで、その町並みの中に、現在も往時の隆盛の跡を示す建物などが残されています。
このような歴史的な背景から、(ちと角度的に見づらいですが)特にこの「岩村町本通り」を中心とした、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。 -
それでは出発〜〜〜。
………なんですけども、お昼抜きで城跡に行ってきたにもかかわらず、乗車する予定の列車の時間まで、もうあと1時間しか残っていない。。。
ローカル線なので1本逃すと1時間以上待たないといけないなっちゃうため、しゃーないので“ぷらぷら”ではなく少し駆け足気味に行きますか。 -
〔 岩村醸造 〕
まず見えてきたのが、江戸時代の1787年創業と伝わる老舗の醸造所の「岩村醸造」の建物。
で、代表的なお酒の銘柄が看板にもある“女城主”です。
戦国時代の一時期、当主が幼かったことから、その母が岩村城主としてこの地を治めたという歴史にちなみ、観光パンフでも“女城主の里”としてPRもしていました。岩村醸造 名所・史跡
-
イチオシ
(岩村町本通りの風景①)
-
内部の見学も受け付けているそうですが、やむを得ずスルー(泣)
-
お次は薬局ですね〜。
昔ながらの縦の看板と“リアップ”の組み合わせが、何かシュールだな。。。 -
あ、構図がいけなかったんですね。
こんな感じかな………大変失礼しました(苦笑) -
(岩村町本通りの風景②)
-
〔 木村邸 〕
いくら時間が無いとはいえ、このままただ歩くだけじゃ面白味も半減しちゃいます。。。
そこで、この通り沿いに内部を見学できる昔ながらのお宅がいくつかあるので、この中から1つだけこちらの「木村邸」に寄ってみることに。木村邸 名所・史跡
-
重厚感のある建物の中へ入っていきましょう。
-
イチオシ
(岩村町本通りの風景③)
-
こちらの「木村邸」は、江戸時代中期から末期に栄えた問屋で、岩村藩の財政困窮のたびに御用金を調達してその危機を救ったことから、藩より特別な存在として認められ、藩主自身が幾度となくこの邸宅を訪れたそうです。
-
(岩村町本通りの風景④)
-
土間から住居内へ上がることもできますので、ちょっとお邪魔してみましょう。
-
平入の格子に突き出た「武者窓」は、藩主が来訪した際に不審者を見張るためのものなんだとか。
さすがにいつの時代も、お偉いさん対応だとなかなか用意周到ですね。。。 -
その昔は表通りに面して“薬医門”があり、殿様用の玄関が設けられ、この中庭とつながっていたそうで、木村家と藩との深いつながりが偲ばれます。
-
(岩村町本通りの風景⑤)
-
そして、次の間をとおり奥の書院へ。
-
イチオシ
(岩村町本通りの風景⑥)
-
欄間の透かし彫りも見事!
-
さらに2階にも行けるようになっていて、隅から隅まで見学できますね(笑)
-
建築当時は2階建てでしたが、大正期に瓦葺きに改めた際に、棟上げで生じた空間にさらに3階部分を設けたそうで、その木組みのすぐそばまで行くことができるようになっていました。
吹き抜け部分から下をのぞいてみると、ちょうど見えるのは台所かな。 -
1階に戻り、最後にお庭へ出てみました☆
-
戦国時代に行った町割りの際に設けられたという“天正疎水”が、お庭を貫くように流れています。
-
江戸時代の町屋の風情を今に残す邸宅は、3階まで合わせると総部屋数が28にもなるそうで、さすが岩村随一の豪商ですね〜♪
そろそろ「木村邸」を辞し、町並みの散策へ戻ります。 -
お、こちらの観光案内所(岩村町町並みふれあいの舘)は洋風建築ですね。
明治以降、この地域は生糸の養蚕でも栄えたそうで、その当時の名残でしょうか。岩村町町並みふれあいの舘 美術館・博物館
-
イチオシ
(岩村町本通りの風景⑦)
-
地元の郵便局の前には、明治時代に使われていたという黒い色をしたポストも。
-
先ほどの「木村邸」と同じく、内部を見学できる昔ながらの建物がいくつか並んでいましたが、またまたやむを得ずスルー(泣泣泣)
-
(岩村町本通りの風景⑧)
-
電線が地中化されているため、町並みの景色がとってもスマートで美しいですよね〜。
-
道路を直角に曲げて敵の侵入を防ぐ“枡形”。
ここ“下町枡形”は、岩村から中山道や名古屋へ向かう街道の起点だったそうで、今もきれいにその形が残っています。 -
(岩村町本通りの風景⑨)
-
ワタクシはまだ杖のお世話にならないで済みそうですが、こんな心配りもされてました。。。
-
(岩村町本通りの風景⑩)
-
この道を下っていけば、重伝建地区の町並みもおしまいに。。。
こうやって「岩村町本通り」を歩いてみると、規模も比較的大きいにもかかわらずとっても統一感のある町並みになっていて、また通り沿いは昔ながらの大きな商家が複数残されていたりと、往時の繁栄ぶりを随所に感じることができました♪
(関東にずっと住んでいたため)元々あまり馴染みのない地域なので、正直、いい意味で驚かされましたし、今回は時間がぜんぜん足りなかったですね(苦笑)
今回の行程はけっこう詰め込んだからな………またいつか、ゆっくりと歩いてみたいと思わせる街でした。 -
〔 岩村駅 〕
そして、最初に降り立った明知鉄道の「岩村駅」まで戻ってきました。
ここに着いたのが11時だったので、だいたい3時間の城跡巡り&町並み散策となりました。岩村駅 駅
-
駅舎の中に併設している小さな喫茶スペースで、お昼代わりにちょっとひと息。。。
お店の方に“沖縄から来た”って言ったら、かな〜〜〜り驚かれましたが(苦笑) -
14時20分発の列車なので、そろそろホームに出ましょうか。
-
お〜〜〜、まさに昔ながらのローカル線の駅っていう雰囲気♪
跨線橋じゃなく構内踏切っていうところもなかなか渋い…。 -
反対側のホームから見た駅舎の絵。
-
そのホームの先でしばし待っていると………。
-
明知方面から1両編成の列車がやってきました!
名残惜しいですが、この列車に乗って「恵那駅」まで戻ります。 -
桜咲くのどかな田園風景の中を、列車はゆっくりと走っていきます。
-
〔 恵那駅 〕
そして、明知鉄道の起点である「恵那駅」まで戻ってきました。
最初、恵那⇔岩村間の移動をレンタカーにしようかと思ったんですが、やっぱり鉄道の方が旅情があってよかったな〜と。
まだ15時くらいと宿に行くにはちょっと早いので、もう1か所だけ寄り道してからにしますが、それはまた次の旅行記で。。。恵那駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
紅い翼さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
47