2015/04/10 - 2015/04/13
57位(同エリア471件中)
紅い翼さん
東濃・木曽・上伊那を横断する旅も、はや中盤戦。
前日に東濃地域の「岩村」と「苗木」を廻り、この日はいよいよ木曽路へと突入!
まずは、中山道・木曽十一宿のうち最も南に位置する「馬籠宿」へ。
ここ「馬籠宿」は山の尾根に沿うように造られた町で、約600メートルにわたる石畳の坂道を中心として、その両側に江戸時代からの宿場を彷彿とさせる町並みが続く様は、まさに往時の中山道の姿を今にタイムスリップさせたような光景。。。
閑麗なる江戸の宿場情緒が残る町並みの中を、しばし時を忘れて散策することができました♪
【 旅の行程 】
・ホテル花更紗 ~ 新茶屋一里塚跡 ~ 馬籠宿(馬籠観光案内所 ~ 馬籠 陣場上展望台 ~ 馬籠脇本陣史料館 ~ 藤村記念館)
【 春の薫りに誘われて…東濃・木曽・上伊那横断記 】
〔4月10日~11日 /(移動)~ 岩村(岐阜県恵那市)〕
・旅行記その1~明智鉄道に乗り、麗しき女城主の里へ① 日本三大山城・岩村城登城編~
http://4travel.jp/travelogue/11003282
・旅行記その2~明智鉄道に乗り、麗しき女城主の里へ② 岩村・重要伝統的建造物群保存地区散策編~
http://4travel.jp/travelogue/11004346
〔4月11日(午後) / 苗木(岐阜県中津川市)〕
・旅行記その3~麗らかなる“古城の春” 苗木城跡&苗木さくら公園へ~
http://4travel.jp/travelogue/11004946
〔4月12日(午前) / 馬籠宿(岐阜県中津川市)~ 妻籠宿(長野県南木曽町)〕
・旅行記その4~閑麗なる江戸の宿場情緒が残る町並み① 中山道・馬籠宿を歩く~
(この旅行記)
・旅行記その5~閑麗なる江戸の宿場情緒が残る町並み② 中山道・妻籠宿 重要伝統的建造物群保存地区を歩く~
http://4travel.jp/travelogue/11010699
〔4月12日(午後) / 福島宿(長野県木曽町)〕
・旅行記その6~“天下の四大関所”と古刹の庭園&時雨桜 中山道の要衝・福島宿プチ散策~
http://4travel.jp/travelogue/11011799
〔4月12日(夜)~13日 / 高遠(長野県伊那市)〕
・旅行記その7~麗しき“天下第一の桜”に酔いしれる 高遠城址公園・夜桜編♪~
http://4travel.jp/travelogue/11000569
・旅行記その8~麗しき“天下第一の桜”に酔いしれる 高遠城址公園・春雨編&信州唯一のウイスキー蒸留所へ♪~
http://4travel.jp/travelogue/11001881
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 2.5
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
〔 ホテル花更紗 〕
4月12日の朝。
9時過ぎにホテルをチェックアウトし、いざ木曽路を目指して出発!
………とその前に、ホテルの部屋から眺めることができた、すぐそばを流れる湯舟沢川沿いの桜が気になってしまったので、ほんのちょっとだけ寄り道しちゃいます☆ホテル花更紗 宿・ホテル
-
ホテルが川沿いに建っているので、歩いて数分で着きます。
お〜〜〜、なかなか見事な咲きっぷり! -
川に沿って桜並木ができているようですね。
ただ時間もあまり無いので、川に架かる橋を1往復するだけにしときましょうか。。。 -
(湯舟沢川周辺の桜の風景①)
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イチオシ
(湯舟沢川周辺の桜の風景②)
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(湯舟沢川周辺の桜の風景③)
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川の流れる音だけが聞こえる静かな雰囲気の中、美しい桜を愛でることができました♪
と、この日は日程をキツキツに詰めているので、もうそろそろ出発せねば。 -
〔 新茶屋一里塚跡 〕
ここからいよいよ木曽路へと踏み入ってゆきます☆
そこで、まずこの旅のスタート地点にふさわしいスポットへまたまた寄り道。
木曽十一宿の最南端に位置する「馬籠宿」。
そこからさらに少し南に行ったところに、昔から続くお茶屋と一里塚があります。 -
新しく整備された道から1本入ると、昔ながらの面影を残すこの石畳の旧中山道が今も一部残されていて、この道を2キロほど下っていけば「落合宿」にたどり着くそうです。
う〜〜〜ん、これまたなかなか渋〜い雰囲気が出てますね。。。 -
イチオシ
そしてひっそりと残る「是より北 木曽路」と刻まれた碑。
揮毫したのは、(写真だとちょっと分かりづらいですが)“藤村老人”こと島崎藤村なんだとか。
それでは、この碑を出発点にして中山道・木曽路を北上していくことにしましょう。
何事も最初のケジメが大切ですから(苦笑) -
「馬籠宿」へと戻っていく途中でふと見つけた小さな展望所に、またまたまた寄り道。
………いったいいつになったら「馬籠宿」になるんだ? -
ま、さはさりながら、確かに足を止めさせるだけの景色ですね〜。
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お、あそこに見えるのは……。
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昨日訪れた「苗木城跡」!
ちょうど木曽川に架かる赤い橋の右側に見える、小高い山の頂上にまで登りましたっけ。
まさかここから再び眺めることになるとは。 -
おっといかんいかん。
景色に見とれてしまい肝心の句碑が(笑)
帝大の学生時代の1891年に、ここ馬籠宿にて詠んだという、
“桑の実の 木曽路出づれば 穂麦かな”
という句が刻まれていました。 -
〔 馬籠宿 〕
そして4度目の正直?で、中山道六十九次のうち四十三番目の宿場町である「馬籠宿」の入口へ☆
“中山道馬籠宿”と大きく記された石柱が目印です。 -
こちらが「馬籠宿」の案内図。
現在地が宿場の西側(京都側)の端で、東側(江戸側)の馬籠峠に向かって全長約600メートルの石畳の坂道が続いています。
駐車場が宿場の両端にあるので、いずれにせよ坂道を上り下りすることになりますが。 -
ではでは、この石畳の道を進んでゆきましょう♪
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(中山道・馬籠宿の風景①)
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「馬籠宿」は街道が山の尾根に沿った急斜面を通っており、“坂のある宿場”という特徴を持っているということが、こうやって歩いてみると実感できます………ホントに。
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枡形のかどに建つ常夜燈。
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(中山道・馬籠宿の風景②)
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町並みとともに、その背景に山々が連なる景色を見ると、やっぱり木曽路の宿場町だな〜と感じます。
何せ“木曽路はすべて山の中”ですからっ。 -
お、次は“旅籠”ですか〜。
-
イチオシ
う〜〜〜ん、まだ歩いて数十メートルくらいですけど………町並みが渋すぎる。。。
これは想像以上に江戸時代の宿場町の雰囲気が残されてますね♪ -
郵便ポストも昔ながらのもの……あ、これは昭和か(笑)
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(中山道・馬籠宿の風景③)
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〔 馬籠観光案内所 〕
石畳の道のちょうど中間ぐらいに「馬籠観光案内所」があり、すぐ近くに「藤村記念館」や「馬籠脇本陣史料館」もありますが、とりあえずここはまっすぐ先へ進みます。馬籠観光案内所 名所・史跡
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(中山道・馬籠宿の風景④)
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(中山道・馬籠宿の風景⑤)
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お、また“中山道馬籠宿”の石柱があるので、ここで約600メートルの坂道を登り切ったことに。
それにしても、ホントにずっと坂道だったな。。。 -
〔 馬籠 陣場上展望台 〕
そしてもう少し進んだあたりに、「馬籠 陣場上展望台」が整備されています。馬籠 陣場上展望台 名所・史跡
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ここから日本百名山の「恵那山」を望むことができます☆
まだ晴れていますけど、ちょっと薄く雲が出てきましたかね。 -
(中山道・馬籠宿の風景⑥)
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(中山道・馬籠宿の風景⑦)
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この先の道をさらに進むと、馬籠峠の先に次の「妻籠宿」に至ります。
ちなみにハイキングの格好をした方もけっこう見かけたので、ここから歩いて峠を越えて行くんでしょう。 -
ここ馬籠は明治の文豪・島崎藤村が生まれた地で、その著書『夜明け前』にも馬籠宿が描かれていて、その一節が掲げられていました。
当時の藤村もここから恵那山を眺めたんでしょうかね。。。 -
ではでは、ここからスタート地点までぷらぷらと歩いていきますか♪
帰り道は下りだから多少は楽ですし。 -
(中山道・馬籠宿の風景⑧)
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お、ちょうど桜も咲いてますし、都市部からは少し遅い木曽路の春って感じですね♪
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(中山道・馬籠宿の風景⑨)
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イチオシ
(中山道・馬籠宿の風景⑩)
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〔 馬籠脇本陣史料館 〕
宿場の中心部まで戻り、ここから少しお勉強タイム。
まずは往時の“脇本陣”の跡にある「馬籠脇本陣史料館」へ。
ここ「馬籠宿」は地形上山の尾根に沿っているため水に恵まれず、このため火災が多かったそうで、1895年と1915年の火災により、古い町並みは石畳と枡形以外はすべて消失しまい、その後復元されて現在の姿となったそうです。
なので馬籠宿は重伝建地区に指定されていないんですかね?馬籠脇本陣史料館 美術館・博物館
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〔 藤村記念館 〕
そして、その隣の本陣跡に建つ「藤村記念館」にも寄っていきます。
こちらはもちろん、ここ馬籠宿で生まれ育った明治・大正・昭和の三代にわたって活躍した文豪・島崎藤村に関する作品など展示をしています。藤村記念館 美術館・博物館
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(中山道・馬籠宿の風景⑪)
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記念館の見学を終えて外に出てみると、(写真ではわざと外してますが)一気に観光客の数が増えてきて、人口密度が急上昇中。。。
それに外国の方の姿もちらほらと………(こういっちゃなんですが)こういう比較的地味で通好みなスポットにも足を運ぶんですね。
まあ高速道路からも何気に近いので、確かにバスツアーでも来やすいとは思いますけども。 -
お土産屋さんやちょっとお茶できるようなお店がいっぱい並んでいて、けっこう賑やかな雰囲気☆
もう少しゆっくりしていきたいところですけど、今日は夜まで日程が詰まっているので、このまま先へ進んじゃいます。 -
イチオシ
(中山道・馬籠宿の風景⑫)
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(中山道・馬籠宿の風景⑬)
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桝形の道を抜け、宿場の坂下にあたる西側の入口まで戻ってきました。
さすがにかなり以前より町並みの保存を進めてきた場所だけあって、石畳の坂道の両側に往時の雰囲気を残す建物が並び、まさに江戸時代の宿場町の情緒が色濃く残っていました☆
個人的にはもう少し物静かな感じだったらさらに良かったですけど、時間帯的にちょっとタイミングが悪かったかな(苦笑)
これで木曽路最初の宿場町を後にし、ここからさらに中山道を進んでゆきますが、それはまた次の旅行記で。。。
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