間人 vs 津居山 丹後の蟹食べ比べ　2015年 2月

2015/02/07 - 2015/02/08

冬の味覚、恒例の蟹旅行です。
今年は兼ねてから食べてみたかった
幻の蟹 間人蟹（たいざがに）を
食べようと丹後半島 網野町にある
レイクサイド琴引さんへ。

間人蟹は勿論、豊岡港水あげで
ブランド化された
津居山蟹と食べ比べの出来るコースが
あると聞いて
とても楽しみに出掛けてきました。

【タイトル写真】
青いタグは津居山蟹です。
因みに緑色が間人蟹。

他に、丹後半島付近の蟹は
ピンクが柴山蟹、白が香住蟹
黄色が越前蟹です。
全て同じ、ずわいガニですけどね。
関西では松葉かにと言います。

エリア 丹後半島(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー JR特急 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

JR大阪駅です。
丹後半島方面へ向かうのは
3・4番線ですが、先ずは11番線に。

何故かと言うと、駅弁を購入する為です。
最近では特急電車の車内販売が
無くなってしまいましたよね。

3番線に戻り、特急 こうのとり で
福知山へ向かいます。

JR福知山駅には
大阪駅から約90分で到着。

北近畿タンゴ鉄道の特急 はしだて です。
JRの特急こうのとりと同じホームから
出るので乗り換えは楽でした。

お昼も近くなりました。
はしだて車内で駅弁を頂きま〜す。^^

私のチョイスは
「冬の味わい 幕の内弁当」です。
おかずが多くて蟹の酢飯も
美味しかったですよ。

@900円くらい

「花暦」これ、美味しかった
らしいです。

@1,000円くらい

「おかめ弁当」
こちらも「花暦」と同じく
まねき食品のお弁当です。
二人とも、ご飯が美味しい
と言っていました。

メモメモ！ ^^
次回の参考にね。

@900円

天橋立駅で北近畿タンゴ鉄道の
豊岡行きに乗換えます。
一両編成の列車でした。

車内はこんな感じ…

車窓はこんな感じ…

北近畿タンゴ鉄道 網野駅です。
大阪から3時間半
目的地最寄駅に到着です。

宿から迎えが来て下さいました。
本日のお宿、レイクサイド琴引です。

レイクサイド　琴引 宿・ホテル

チェックイン時間よりも
早く到着したのに
お部屋に案内してくれました。
私たちのお部屋、201号室です。

窓からは離湖が見えました。

離湖 自然・景勝地

フロントからお部屋までの廊下に
貸し浴衣のコーナーがありました。

我々のチョイス。
浴衣を選んだらフロントで
腰ひもと帯を貸してもらいます。

先ずは、用意してくれていた
お茶菓子を頂きます。
薄い羽二重餅に餡子が挟んである
優しい甘さの和菓子でした。

ローカルバス。
一時間に一本です。
琴引浜までバスで行こうと
宿の最寄のバス停で待機。
調べてた時間と同じと待っていたら
時間になってもバスが来ない…

よく見たら平日のみのバスで
土日は運休。

歩いて行こか…
と、離湖畔を歩き始めたら
連れが、忘れ物した。と…

離湖 自然・景勝地

ひもの屋さんで待ってるね。
と別れました。

ここは宿とオーナーが同じだそうで
私たちの宿の真ん前にあります。

これは、何の魚？
と聞いたら「のどぐろ」と。
ノドグロちゃんって
こんなお姿だったのね。^^
うん。確かに喉が黒い！

黒カレイも美味しそうだったし
スルメも…

送料は全国一律＠1,080円との事。
干物のお買い上げ決定です。

活カニコーナーには
ランク分けされたカニ達が。

普通の松葉かに。
これでも充分大きいです。

こっちは、更に大きなカニ。
勝手にランク付けされるのが
嫌なのか隣の水槽によじ登ってます。

そっち行ったらランク下がるで〜！^^

そして幻の間人カニ。

琴引浜の少し北に位置する
間人で水あげされるカニで
松葉かにの最高峰と言われています。

間人で（たいざ）と読むとは
知らないと読めませんよね。
間人の由来は、幼少の聖徳太子と
母君の 間人（はしうど）皇后が
蘇我氏と物部氏の争いを逃れて
一時的にこの地に住まわれたそうです。

村人達の手厚いもてなしに感謝した
皇后が、ここを立ち去るときに
自分の名前をこの地に残されましたが
恐れ多いと村人達は名前で呼ばず
退座されたの意味で「たいざ」と呼ぶ様に
なったそうです。

間人には、聖徳太子と間人皇后の像が
ありますよ。

京都の酒どころと言えば
伏見ですが
丹後半島にも酒造が
九つもあります。

右側のにごりを購入しました。
20度近くある様なので
気をつけて頂かないと…
楽しみ♪

買い物に火がついて
時間をとってしまいました。

琴引浜までは徒歩だと一時間くらい
掛かりますので、早く行かないと…

道順は簡単。ホテルの前の道を
ずっと歩いて行くだけ。
この看板に沿って左に曲がると
突き当りが海岸です。

琴引浜 自然・景勝地

途中の道に
山茶花や椿が咲いていました。

天然記念物及び名勝 琴引浜

琴引浜 自然・景勝地

今日は風もそんなにきつく無く
波も穏やかやね。

と、観ていたら
沖に向かう黒い点々。。。
サーファー達の様ですが
寒いんちゃうのん？
波ないけど大丈夫？

砂の断層も綺麗ですね。

川みたいに海へ流れています。

合流地点が渦を巻いています。

冬の日本海とは思えない落ち着き…

友人たちは貝拾いしてたみたいです。
綺麗な色の貝 見つけたね。^^

乾いた砂の上では少し鳴いてるかな…
琴の音色を奏でる砂…
というところから鳴き砂の浜
琴引浜。

前に来た時は、初夏。
暑くて砂も乾いていたし
キュッキュッともっと鳴いた気がします。
それでも、耳を澄まして歩き続けました。
綺麗な砂浜、後世に残したいですね。

琴引浜 自然・景勝地

引き潮の時間だったのかな…

海苔まみれの岩がむき出しです。

ちょっと潮が戻って来たかな…

これを見て、ムンクの「叫び」を
想像したのは私だけでしょうか？ 笑

こそいで自分で干して食べたい！ 爆
あおさのり大好きの私です。

自然の造形美… 綺麗ですね。

まだまだ続く鳴き砂の海岸。
もっと歩いていたいけど
そろそろ帰らないと…

もと来た道を又歩いて帰ります。

行きしなから気になってたカフェ。
三時間近く歩いてポカポカ…
アイス食べる？
と、寄り道しました。

ジェラートやソフトクリームが
美味しそう ♪
野村牧場がされてるカフェです。

食事前だから
シェアしようと言ってたのに
結局一人ずつ
しかもダブルやトリプルで
オーダーしてしまいました。

因みにお味の方は、左から
かぼちゃ、丹波栗、紫芋、ほうじ茶
ナッツ、塩
ソフトクリームはミルクとチョコの
ミックスです。

かわいい店内で癒されます。

だいぶ陽が落ちて来ました。

離湖に反射して輝いてます。

離湖 自然・景勝地

美しい景観がもたらした悲話ですね。

龍献寺は永平寺の高僧が代々
住職を務める地元では
大きなお寺だったそうです。

江戸時代の領主 京極高広氏が
この景観を気に入り
同じ山に東屋を建てて
離れ湖の魚を釣って酒宴を開いた事を
住職が注意した為
お寺が焼き払われてしまったそうです。
何という事でしょうか…

景色を堪能した後は
この旅のメインイベント！
ブランド蟹の食べ比べの始まりです。

青いタグは津居山蟹。
大きな蟹、一人一杯あります。
先ずはお刺身で頂きました。
甘くて美味しい！

続いて出てきたのはセコガニ。
内子と外子の上に
綺麗にむかれた足まで♪
勿論豪快に混ぜて頂きました。

そして出て来ました！
松葉ガニの王様
幻の蟹と言われる間人蟹。
こちらも３人で２杯頂きました。

津居山蟹に負けない大きさ。
茹で蟹で頂きますが
カニ酢につけるのは
もったいないくらい。
そのまま頂きました。
うま〜い！！

津居山蟹の味噌は焼いて頂きます。
大きな爪や足も軽く焼いて
半生くらいで頂きました。
甘すぎます！

地酒の冷に合いますなぁ〜♪

間人蟹の味噌は濃厚でした。
身も弾力があって甘いです。
流石、松葉の王様。
いう事ナシ！

津居山蟹は天ぷらにも…

蟹しゃぶに雑炊がまだですが
予約した貸切風呂の時間に
なりました。
お腹も一杯でこれ以上
入らないよ〜状態。

先にお風呂にして後で続きを
食べられますか？
とホテルの方からの提案。
片付け遅くなりますけど
いいですか？
快く対応頂けて嬉しかったです。

用意してくれていたお風呂バック。
中に仕切りがあり
濡れたものと乾いたものが
別々に入れられてナイスなバック！
これ good idea♪

一日限定一組で
20:00〜20:30
貸切させて頂けます。

風呂好きの仲間の為
30分では足りないと思いましたが
湯船も一つだし温度も高めで
30分で充分でした。

『貸切風呂』の看板返しに
フロントに行ったついでに
夜のホテル玄関も写してみました。

お風呂に入ったお蔭で
お腹に少し隙間ができたみたい…

お部屋に帰って続きを頂きます。

こんな蟹の状態をみるのは
初めてでした。
予め聞いていても驚きました。
イカみたいに黒いスミを
吐いたみたいです。

黒いのは蟹のアクだそうです。
これがあるから生のカニを
食べ過ぎると当たる事が
あると言われているそうです。

お鍋に入れて食べるのには
全く問題ないとの事で
美味しく頂きました。

そして〆は蟹雑炊。
本当に美味しかったー！

一人２杯近い蟹、完食でございます。

デザートはみかんとミルクアイス。

お待たせしました。
遅くまでお世話様でした。

ジェラート食べたカフェで
購入した『ほうじ茶プリン』も
夜食に頂きながら
久しぶりの夜話して就寝。

お休みなさい。。

おはようございます。
朝風呂は飛ばしたので
ゆっくり起床。

8:00〜朝食処で
朝ご飯を頂きました。

朝食会場の天井です。
天井が高くて明るい
居心地のよい空間でした。

食後はホテル前の
ひもの屋さんで
珈琲が頂けます。
中々上手い仕組みになってますね。^^

昨日購入した送り荷物に
追加も可と言って下さったので
要冷蔵、重い物は送る事にしました。

網野駅まで送っていただき
木津温泉にある外湯施設に
行くつもりで路線バスを待機。

一時間に一本程度の路線バス
時間通りにバスが来たので
何の疑いも無く乗車。
暫く行くと『琴引浜』と
車内放送…
慌てて運転手さんに
（研修中？教官さんも一緒）
『花ゆうみに行きます？』と聞いたら
『花ゆうみには行きません。』
『反対方向ですよね？』と私。
『そうですね。』と言いながら
教官さんが調べてくれ
『三津で降りたら
　5〜6分で網野駅行が来ます。
　それに乗って駅に戻り
　バスを乗換えて下さい。』と…

三津のバス停からは
日本海が道幅分だけ見えました。
遠い日本海でしたが
白波が次々追いかけて来るのが
良く見えました。

バス停も耐えられないくらいの強風。
間違えたショックと寒さで
写真を撮るのも忘れていました。
今思えば、記念写真になったのに…

このバスは花ゆうみに行く
久美浜温泉行のバスです。

木津温泉 温泉

網野駅に戻ってきたら、運良く
外湯 花ゆうみへ行く次のバスが
3分後に来る様でした。

帰りに失敗したら
電車に乗り遅れると
慎重に帰りのバスをチェック！
人間おんなじ失敗したらアカン！
（でも、昨日もバス失敗したな。涙）

外湯 花ゆうみ です。
内湯が２つ、露天も２つ
綺麗な施設でお風呂は楽しめました。

観光バスが５台も入っていて
お風呂は混む前に入れたけど
レストランが混雑、お茶したかったけど
空いてませんでした。

休憩してバス時間の10分前に出たものの
雨風がきつくなりとてもバス停で
折り畳み傘で待てる状態ではなく
タクシーを呼んでもらいました。
親切な運転手さんで良かった。^^

北近畿タンゴ鉄道　木津温泉駅です。
京都府最古の温泉だそうです。

駅前にかわいいカフェがありました。
こんなことなら早目にでて
ここでお茶すれば良かった…

駅に温泉の効能？

ホームに出てみたら
木津温泉の解説。

木津温泉 温泉

そして足湯がありました。
お湯を触ってみたらぬるかった。
まぁ、あの風だと熱くても冷めますね。

冬以外なら足湯しながら
電車を待つのもいいですね。

ホームの写真。
撮り鉄するにはいい景観だと思います。

ホームには水仙も…

寒いから又待合室に戻りました。
これから乗る列車は
『あかまつ』です。

入線して来ました。
みんなカメラ構えてました。

こちらに乗るには乗車券以外に
＠310円必要です。
ネットで予約もできます。

後ろは『しろまつ』です。
こちらは追加料金は要りません。

正式には『しろまつ』という
名まえの列車はありません。
あかまつ、あおまつに対して
そう呼ばれているみたいです。

あかまつの車内。
展望列車で椅子や机も
全てデザインが違います。

あかまつ利用者が購入できる駅弁。
木津温泉駅までお店の方が
持ってきてくれます。

地元の幸をふんだんに使った
海鮮どんぶりです。
これ本当に美味しかった！
これ食べるだけにでも
又来たいくらいです。

＠1,000円

あかまつの車内販売。
専用のパーサーも
いらっしゃって
お世話して下さいます。

珈琲とお菓子も頂きました。

トイレに飾ってあった『赤松』かな？

この写真結構お気に入りです。^^

宮津駅で福知山行に乗り換えます。

違うホームですが
あおまつ、あかまつが同時に停車中。

あおまつは通常座席で一部のみ
あかまつみたいになってます。

天橋立駅で受取った駅弁
焼き鯖寿司といわし鮨。
これは家族へのお土産に購入。
晩ご飯に頂きました。

近くて遠い丹後半島の旅。
帰りは4時間かかりました。
でも、冬の日本海は
やっぱり美味しい！！
来年も行けるようにこれから
コツコツ貯金しよ ♪


最後までご覧頂き
ありがとうございました。