2014/12/17 - 2014/12/17
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norio2boさん
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この旅行記スケジュールを元に
写真はiPhoneの天気予報の画面
良く当たる予報です
残念ながら今日も雨〜
ホテルはセーヌ川はさんでルーブルの前です
晴れなら気持ち良い散歩コースでルーブルへ行けるのですが
雨が強かった
徒歩で回れる
ルーブル美術館
オランジェリー美術館
オルセー美術館
の3館を鑑賞しました
雨でも3館を1日で回れます
オフシーズンでちょっと強い雨
お客さんは少なかったです
ゆっくり鑑賞出来ました
美術館巡りは冬に限ります
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朝起きて、部屋のカーテン開けると予報通りの雨でした
写真は、どんよりと雨に煙るルーブル美術館です
このホテルのリバーサイドの景色は最高です
iPhoneで部屋から撮った雨のパリです
動画です
http://youtu.be/q5OE_mW3Opoホテル デュ ケ ヴォルテール ホテル
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フランスパンとクロアッサン
紅茶とオレンジジュース
バターとジャム
の朝食
11ユーロ
ウェイトレスもコーヒーではなく、紅茶だと覚えてくれて紅茶が出てきました
コーヒーは美味しいコーヒーの味はわかるのですが、体に合わないのです
この朝食
慣れると体に良いと思います
ホテルのレストランの窓の外の動画です
http://youtu.be/swOJ2b43Adg
車も少ないです -
ホテルのロビーです
美術館のオープンは9時
ミュージアムパス4日券は今日から使い始めます
雨は強いし
部屋に帰っても狭いしと
ぐずぐず出発が遅れています -
写真はレンブラント室の展示です
ホテルを出てセーヌ川のロワイヤル橋を渡るとルーブル美術館です
http://youtu.be/Yb6Z2kmSqec
上の動画の様な寒々しい中を
水溜まりを避けながら
ルーブルにたどり着きました
ミュージアムパスで優先入場しましたパスの裏面の有効期間の欄に17DEC.2014のスタンプを押されました
この位の悪天候、優先入場の必要ないくらいすいてました
今回ルーブルで見たいものは
Peter Bruegel the Elder
「The Cripples」、1568
Oil painting 18x21.5cm
Paris. Musee du Louvre
ピーターブリューゲルエルダーの
「いざり」油彩
18x21.5cmの小品です
ルーブルの構造レイアウトは地図、見取り図では理解出来るのですが、実際に今自分がいる場所から、次の特定の作品の所へ行こうとすると分からなくて迷子になってしまいます
ルーブルはかってフランス国王の宮殿だったという素晴らしい歴史的建物です
最上級の美術品が収蔵されています
鑑賞者からすると好きな作品をショートカットして見て回る場合とても大変でこのレイアウトは美術館には向いていないと思います
カテゴリー別に鑑賞するように展示されています
だから、特定の作品、それも人気の無い作品、例えばブリューゲルの作品の「いざり」を見たいとなるとルーブル美術館は大きな難解な迷路になります
と言うことで
事前にルーブルのHPで検索して、常設展示であることを確認しました
展示場所は
「リシュリュー翼(Richelieu)3階の北方画派展示室12」
メモを持参しましたルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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光と影の魔術師レンブラント
エマオの晩餐1648
68x65cm油彩
ルカの福音書に書かれている
キリスト磔刑の後のキリスト復活の奇跡のくだりを描いています
パンを分け与える男が復活したイエスであることを周りの人たちが知る場面
レンブラントの光と影が画面に奥深い印象を与えています -
キリストの部分のアップです
スマホ撮影で画面が甘いですが
光と影の演出が素晴らしいです
レンブラントは
1629年(20年前)に同じテーマで作品を描いています
キリストの横顔が金色に輝く背景に黒いシルエットで描かれています
この作品は、同じくパリのジャックマールアンドレ美術館にあります
それから、1596年にはイタリアのカラヴァッジョも
エマオの晩餐を描いています
これは平面的なライティングでキリストの神々しさが足りない感じです
ロンドンのナショナルギャラリーにあります -
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リシュリュー翼の15世紀のオランダ絵画のエリアに来ました
バベルの塔
ブリューゲルはブリューゲルでも息子の作品
一生懸命描いているのは伺えるのですが、残念ながら父との技量の差は歴然です
ブリューゲルエルダー(父)の
バベルの塔はウィーンとロッテルダムにあります
この息子の絵はロッテルダムの構図に近いです
ウィーンのはバベルの塔(大)、ロッテルダムのはバベルの塔(小)と呼ばれています。
ブリューゲル(父)は3枚のバベルの塔を主題とする絵を描いたという記録が残されていますが、2枚が残っています。 -
今回のルーブル訪問の目的
ブリューゲルエルダー作「いざり」
リシュリュー翼で案内人に質問すると意外な返事でした
写真にあるように日本に貸し出し中なのです
国立新美術館で2月21日から6月1日までルーブル美術館展で展示
その後、巡回して京都美術館で6月16日から9月27日まで
素朴な疑問として
翌年の2月中旬からなのに
前年の12月に作品が搬出される必要というか準備期間が必要なんだろうか?
理屈を言っても作品がない事実はかわりません
ガックリして疲れがどっと出ました
写真は作品のある場所に置かれていた貸し出し中ですとの表示です
帰国後、新美術館と京都のHPで該当する展示会の告知を見ました
フェルメールの作品が主役でブリューゲルの作品は載っていませんでした
二重にガッカリしました
国立新美術館の告知です
http://www.nact.jp/exhibition_special/2015/louvre2015/index.html -
疲れが出たので
どこか、静かなところで休みたくなりました
2階にカフェAngelinaがありました
入る時、思わずまだオープンしていないのかと聞きましたが、その位静かなカフェです
紅茶とケーキ
その後、昼食時間になったのでサンドイッチを追加しました
窓からルーブルの中庭のピラミッドが見えます
お客さんは静かです
ケーキはショーケースに入っていますので見て選びました
一番美味しそうなチョコレートケーキを選びました -
きれいに並べられたケーキ
見栄えも味のうちよく見て選びました
この後、ここでボーっと休んで
サンドイッチを追加して昼食も済ませました
市の衛生局の職員でしょうか
白衣の女性二人組が調査用紙ボードを持ってこの機器の下の部分まで開けて確認して記録を記入していました -
チョコレートケーキは疲れを癒すには充分な甘さでした
アンジェリーナって有名店のようです
ロゴがナフキンとケーキの台座とチョコプレートに付いています
サンドイッチもまあまあの味でした
サイドにポテトが付いていて量が多かった -
ステンドグラス
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最近、お茶の稽古を始めました
お茶碗にふさわしい器を探して見ました
各部屋誰もいないかいても
1人か2人でゆったり拝見しました -
紀元前の器です
このままお茶席に出せば
侘び茶碗で通りますね -
抹茶の茶碗の大きさ形状のものは以外と少ないのが分かりました
これは良いですね -
黒楽と言っても通用しそうです
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夏になると、夏茶碗でガラスで金魚かなんかの絵が付いたのがあります
こういう方が趣味が良いと思いました -
これはちょっと苦しいですかね
高台がないです -
もう一度
2階の入り口に戻って
サモトラケのニケ
Wingel Victory
勝利の女神ニケ
高さ328cm
ギリシャのロードス島で発見された -
今日はお客さんが少ない
こんな写真が撮れました
iPhoneの縦パノラマです -
モナリザの展示の様子が見たくて進んでいます
同じく縦パノラマ -
横パノラマ
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モナリザは直進の表示にたどり着きました
横パノラマ撮影です -
道すがらラファエロに遭遇
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気品に満ちています
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モナリザの前はお客さんでにぎわっています
レオナルドダヴィンチが最後まで加筆した作品として有名です
レオナルドがフィレンツェで死んでいたら、モナリザはイタリアの宝になっていました
モナリザはレオナルドと旅をしました
ルーブル美術館から一度だけ貸し出された事があります
1974年の春に上野の国立博物館に来ています
石油ショックの頃です
東京オリンピックの頃には
ミロのビーナス1964年
ツタンカーメンの黄金のマスク1965年
が来日しています
ミロのビーナスは解説書と大判のポスターを持っていましたが断捨離しました -
レオナルドダヴィンチ1452~1519享年67歳
イタリア生まれでイタリアの諸国を軍事参謀、都市計画家、画家など多彩な才能を売り込み転々としています
フィレンツェがフランスに戦争で負け1516年にフランスへフランソワ一世に招かれアンポワーズ城(世界遺産です!)の近くにあるクルーの館で豪華な晩年を送ります
3年後、レオナルドはフランソワ一世に抱き抱えられ死にます
レオナルドが持って来たモナリザはそのままフランスに存在する事になりました -
ルーブルはこれで終了
中庭のセーヌ側の出口は水たまり状態でした
降ったり止んだり
http://youtu.be/Yb6Z2kmSqec
オランジェリーへはセーヌ川と平行の道を直進です -
2館目はオランジェリー
ルーブルからオランジェリーは真っ直ぐの道
歩いている人誰もいませんでした
ルーブルは宮殿
オルセーは駅舎
このオランジェリーは温室
オレンジの温室だったのが名前の由来です
印象派のファンにはたまらない美術館です
通常入場9ユーロ
第一日曜日は無料日オランジュリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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地下の廊下の印章と常設展示の写真です
縦パノラマ
ここは、地下2階です
印象派のファンにはたまらない作品のかずかず
1階にはモネの睡蓮がある
瀬戸内海の直島の地中美術館にもモネがある
地中美術館はスリッパに履き替えるのが気分がそがれる
オランジェリーは真ん中に楕円形のチェアがあって鑑賞、瞑想に考慮されている
モネと安藤忠雄設計の相性は疑問
モネの睡蓮が超ワイドなのはジャポニズムが席巻していたパリで日本の屏風絵を見てインスパイアされたからと思う
晩年にモネは自宅に作った日本式の池の睡蓮だけを描くようになる
白内障で視力が急速に衰えると共に印象派から抽象画と呼んでよい画風になる
モネは実に200点の睡蓮を描いている
オランジェリーの睡蓮1920~26
東京ブリジストン美術館1907
上野西洋美術館1916
NYのMoma1920
NYのメトロポリタン1919
直島の地中美術館1915~26
日本に良い睡蓮が来ているのはモネの日本好きのおかげかも知れない -
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気に入った作品を写しました
マリーローランサン
1883~1956
スペインの踊り子たち -
日本の東郷青児に影響を与えた画風
中間色で統一され柔らかで伸びやかな印象を醸し出しています
ポールギヨーム夫人の肖像
携帯の待ち受けに使えそうです
ポールギヨームの肖像、夫人の肖像は印象派の画家たちが競って描いている -
アンリルソー1844~1910
ジュニエ爺さんの馬車1908
油彩97x129cm
すみません、左の部分だけを撮影しています -
ユトリロ1883~1955
ユトリロは高校時代好きだった画家
ユトリロの油絵でパリの街並みを夢見たものです
彼の作品には人物画、肖像画は無いし、風景画でも人がいない街の風景、寂しい静かな風景が多いです
これだけ人が沢山いるのは珍しいです
特に、女性の臀部の形状と全員後ろ姿にユトリロの主張があると思えますが?いかがでしょうか? -
クリニャンクール教会1909
人がいないパリの街並み
この寂しさ、静けさが魅力ですね
モーリスユトリロは1883年にパリのモンマルトルで生まれた
母親は絵のモデル、画家のシュザンヌヴァンドン1865~1938
18の時にユトリロを生んでいる
父親は不明
ユトリロは8歳から精神薄弱と診断され、アルコール依存性で、社会人となってもトラブルを起こし人格的に欠落していました
母親のシュザンヌはモデルをしたロートレックとユトリロ3歳の時に同棲を始めます
ユトリロはアルコール中毒の祖母と暮らしました
因みに、母親のシュザンヌはロートレックの推挙で画壇にデビューしています
パリでのシュザンヌの個展ではパリ市長が巻頭言を書いたそうですから、人気のある画家だったようです
息子ユトリロと母シュザンヌは絵画制作、画家という意味でお互いに無関心だったようです -
ユトリロの画風は鮮明な白の使い方にあります
ユトリロに影響を受けた日本人画家は多いですが特にこの二人は、
佐伯祐三1898~1928
荻須高徳1901~1986
二人共1927年に渡仏しパリを描き始めています
佐伯は翌年、画風だけではなく、生活もユトリロと同じようになりパリで死にました
高須は人生の後半はパリで製作し佐伯と同じくパリで死んでいます
ポンピドーに佐伯のユトリロの影響を受けた油絵があります -
モンマルトルで生まれ、モンマルトルで死す
その頃の画家たちは外人ばかりです
ユトリロは少ない生粋のパリっ子でした
母親のシュザンヌはユトリロの生まれる前年に
ピエールシュバンヌ(オルセーにある「貧しき漁夫」を描いた1824~1898)
ルノワール
のモデルをしています
どちらかがユトリロの父親ではないか?と指摘する美術研究者もいるようです -
オランジェリーの渡り廊下
今日はベルナールの特別展(9月17日から2015年1月5日)やってました
ここは撮影ダメでした -
オランジェリーを出て、セーヌ側の出口階段を降りたところです
ここは、別の日にもう一度ミュージアムパスで入って見てきました
ここと、直島の地中美術館とどっちが良いのかを感じたくて
ミュージアムパスは同じところを何回も入れる事を知りました -
最後です
3番目のオルセーは特に目的はありませんでした
作品の撮影禁止になったのは不満です
フラッシュなしなら許可すべきだと思います
サドの特別展やってました
通常入場11ユーロ
第一日曜日は無料日オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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駅舎でした
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駅舎の大時計の名残り
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カフェカンバナ
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追伸
ルーブルで見逃したブリューゲルの作品です
ルーブルにいらしたら、是非探してみて下さい
国立新美術館のHPの告知です
http://www.nact.jp/exhibition_special/2015/louvre2015/index.html
4Tでコミニュティ
ブリューゲル大好き
やっています
ご関心あったらご参加下さい
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この旅行記へのコメント (2)
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- なおぞう22さん 2015/01/19 14:10:07
- 知りませんでした!
- こんにちは。
ルーブル美術館の2階にAngelinaのカフェがあるのですか?
鑑賞中に入れるということですよね?知りませんでした!
すぐ近くの路面店は毎日凄い行列のようですが、こちらは穴場ですね〜。
今度またルーブルで鑑賞する機会があったら是非休憩に立ち寄ってみようと思います♪
- norio2boさん からの返信 2015/01/19 15:56:41
- RE: 知りませんでした!
- > こんにちは。
> ルーブル美術館の2階にAngelinaのカフェがあるのですか?
> 鑑賞中に入れるということですよね?知りませんでした!
> すぐ近くの路面店は毎日凄い行列のようですが、こちらは穴場ですね〜。
> 今度またルーブルで鑑賞する機会があったら是非休憩に立ち寄ってみようと思います♪
アパルトマンの紹介
ありがとうございました
次回の参考にさせて頂きます
自分で調理しますので
(退職後、調理師免許を取りました)
キッチン付きは魅力です
パリは食材の宝庫ですね
ブリューゲルとフリーダカーロの追っ掛けをしています
美術館はオフシーズンの冬と決めています
アンジェリーナって有名なようで
後から知りました
以前、パリでのケーキ遍路
ミルフィーユばかりで通したことあります
食べ方に建築学的或いは構造学的配慮が必要です
ラデュレとお抹茶をまぶしたサダハルアオキのが記憶に残っています
今後とも、ご幸甚のほど
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
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