2014/11/15 - 2014/11/15
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二回目の栃木市は、とちぎ祭りが目的でしたが、その前に、前回行けなくて気になっていた大平山にも足を延ばしてみました。
大平山は、太平山神社や謙信平を含む太平山一帯のこと。あじさい坂から、太平山神社に向けては、一直線に登る道で長くて急な石段。のんびりと歩くというより、黙って黙々と上るしかありません。
ところで、太平山は、「おおひらさん」だと思うのですが、地元の人は「たいへいざん」と言わないと分かりません。高さは、341m。山頂は、太平山神社から少し歩いた奥ノ院なのですが、ここでは周囲の見晴らしは全然よくない。さらに晃石山の方に向かう人が大半のようでした。私は、少し先の浅間神社まで行って引き返しました。
さて、メインのとちぎ秋まつりは、栃木市に県庁があった頃に始まったんだそうで、そういう意味では明治以降の歴史。ただ、三日間で30万人が訪れるという、想像以上に賑わいのあるお祭りです。祭りの華は14基の山車。青空のもと蔵の町の大通りを行ったり来たりする山車は豪華絢爛。手古舞の先導もとってもかわいらしい。楽しいお祭りです。
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栃木市駅から太平山のふもとまではバスで。
福松家は、太平山の登り口にあるお茶屋さん。山登りの前に、ここで名物の団子をいただいて、腹ごしらえをしました。 -
イチオシ
団子はねっとりした餡子に埋もれているような感じ。団子はちょっと米粉の粉っぽさが残っていなくもないんですが、トータルすれば納得の味わい。悪くないでしょう。
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まず、目に入った連祥院六角堂は、太平山神社に登って行くあじさい坂の入口に建つお寺。
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比叡山延暦寺の天台座主慈覚大師の開創で、もともとは太平山神社境内にあったのですが、明治の神仏分離令により移されたものです。京都の六角堂を模したということですが、見上げると複雑な屋根組等の構造建築がなるほど見事です。
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太平山神社は、太平山の中心。あじさい坂からまっすぐに続く石段を登って、
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20分強かかります。
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途中、ほとんど緩やかな坂はないので、
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かなりしんどいですね。
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あれが神社です。
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神社の境内からは、栃木市内がきれいに見渡せ、
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遠くには筑波山も見えていました。爽快な景色です。
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ここからさらにハイキングで晃石山の方に向かう人もたくさんいて、1時間ちょっとのコースだということでした。
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せっかくなので、太平山の頂上までは行ってみましょうか。
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途中から市街地が見えたりして、快調、快調。
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これが、山頂です。あっという間でした。
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もう少し行ってみますか。
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浅間神社まで行ってみます。
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ここが浅間神社。しかし、見晴らしは全然良くない。これ以上は時間的にも無理だし、あきらめて帰りましょう。
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太平山のふもとまで帰って、これは太平寺。
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イチオシ
本堂の前に、枝をいっぱいに広げた桜の大木があって。栃木市指定天然記念物の岩しだれというそうです。
樹齢は360年。お楽の方お手植えの桜と言うのですが、まあそんな言い伝え。ちなみに、お楽の方は徳川家光の側室で4代将軍家綱の母となるのですが、ルーツは栃木の百姓の娘だったよう。5代目将軍の母も、徳川家光の側室で、有名な桂昌院。これも八百屋の娘。家光は、側室選びに苦労したということですが、確かになるほどと言う感じですね。 -
参道には、もうさざんか。
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赤に
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白のさざんかが輝いていました。
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市内にはこのバスで戻ります。
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市内はすでに通行止め。かなり手前でおろされてしまいました。
ティティドールは、黄色い看板がかわいらしい、小さな町の洋菓子屋さんです。 -
いただいたのは、デミ・ルーン。これって、半月と言う意味のフランス語みたいですね。軽い食感のサブレです。
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うずま川です。
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イチオシ
蔵のまち直売所は栃木市周辺、地元産品の販売所。何が名物なのか分かりませんでしたが、私は、味噌を買うことにしました。麦の味噌がウリのようでしたが、私は伝統的なコメの味噌の方にしました。以来、最近はその味噌を使っています。最近は出汁の入った味噌なんかもあって、そんなのと比べると地味な味わいですが、これが本来の味噌の味。素朴な味わいを楽しんでおります。
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メインストリートに出ると、もう祭りは始まっているようです。日本晴れだし、今日は最高ですね。
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さて、栃木のメインストリートには、蔵の町と言うだけあって、たくさんの趣ある建物が残っています。その中でも、こちらの五十畑荒物店は、建物の雰囲気とともに、金物を中心とする生活道具をたくさん置いて、活気があふれるお店。祭りの時期だからということもありるのでしょうが、たくさんの人が出入りしていました。建物は活用されてなんぼ。こういう店がないと蔵の町の価値はありません。
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山車の倉庫はもう出て行った後ですね。
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ほー。これがとちぎ祭りですか。
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イチオシ
小さな女の子の手古舞もいて、
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山車は、
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スサノオノミコト。暴れん坊の荒々しい感じがよく出ています。
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青い空に提灯を捧げて、行列全体を先導します。
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こっちは、ちょっとお姉さんの手古舞ですね。中央には留学生さんでしょうか。
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山車は静御前です。
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荷台には、ひょっとこ。
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ひょっとこの組み合わせなんて、
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奇抜ですねえ。
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イチオシ
ひょっとこは、手振りも鮮やか。これは練習を積んでます。
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さっきのスサノオノミコトと行き交います。
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今度やってくるのは、
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日本武尊です。
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この辺りまで時代が下ると天皇の系統はやんごとなき風貌に変わって行きます。
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そんな感じが出ていますよね。
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さて、みなさんで、記念撮影です。
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これは初代天皇、神武天皇の山車です。提灯を高く掲げて、
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日本髪の手古舞ですか。
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うーん。
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これは、他では見たことない。
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一風変わった
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イチオシ
雰囲気ですけど。。
関東の祭りは、三社祭や神田祭のように神輿が中心の祭りが有名ですが、山車が中心の祭りもたくさんあります。手古舞を見たのは、山車の祭りだと成田山、神輿だと神田祭。でも、こんな日本髪の手古舞は初めてですね。 -
神武天皇が
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イチオシ
どんどん迫ってきて、
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青空に映えますねえ。
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すれ違うのは
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アマテラスオオミカミでしょう。
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後光が差している姿です。
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雄獅子・雌獅子もやってきました。
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山車は、大通りを
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行ったり来たり。
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数も限られているので、
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慌てる必要はありません。
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こっちはちょっと休憩に入ってますし。。
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で、余裕が出たところで、これは、喜多川歌麿の肉筆画(レプリカ)の展示場。
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歌麿は、栃木の豪商、善野伊兵衛の依頼で 肉筆画の大作「深川の雪」・「品川の月」・「吉原の花」(「雪月花」)を描いたと伝えられていて、栃木市は歌麿と縁が深いということなんです。
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レプリカなので、少し限界はありますが、見るべきはその構成力。
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イチオシ
大勢の遊女たちをそれぞれの個性を殺さずに、自然な姿で描いている。これが抑えないといけない一番の見どころでしょう。
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再び外に出るとかっぽれ。
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根津でもよくみる踊りです。大勢でやるところがいいですよね。
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常通寺は、栃木市中心からは少し外れ。もうここまで来ると新栃木駅の方が近いでしょう。浄土真宗の寺ですが、真宗の寺にしては豪壮な感じはしないような。普通のお寺ですが、逆に、特に観光スポットではないように思いました。とちぎ秋まつりでしたが、境内はひっそりとしていました。
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観光案内所から、
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今度は栃木市郷土参考館へ。
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しかし、道を聞いた観光案内所の人もすぐには場所が分からなかったくらいですから、認知度は低いようです。
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建物は、かつて質屋を営んでいた坂倉家の母屋と土蔵。
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200年前の江戸期の建物だそうですが、かぎ型の構造が面白いです。
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土蔵が展示場になっていて、
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巴波川の水運の説明も。
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複数の柱時計がカチカチ動いていました。
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続いて、昼飯は、ALWAYSカマヤへ。市役所の並びの立派な洋館です。お昼は予約客でいっぱいだったので、改めて予約し直して1時間後に入店しました。
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いただいたのは、超人気と言う栃木和牛のハヤシライス。お店の女性はちょっとぎこちない対応だったし、店の雰囲気だけで売っているお店だろうと思っていたら、これが抜群にうまいじゃないですか。
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少し酸味のあるデミグラスソースがたまりませんね。久しぶりにうまいハヤシライスに出会った気がしました。
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時間が経って、山車は諌鼓鶏(かんこどり)。
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山車の顔ぶれが変わっています。
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仁徳天皇の
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次は
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弁慶。
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イチオシ
この子は、牛若丸の装束ですね。
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小さな女の子もお化粧をしてもらってますが、お母さんの方が一生懸命化も。
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役員の人も天気に恵まれて、ひと安心といったところでしょう。
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さっきの静御前のチーム。
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艶っぽい姿はひときわ目を引いてますよ〜。
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そして、こっちの桃太郎のチームも負けてません。
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イチオシ
着物やかつらに慣れてなくて、ぎこちない感じがないことはないんですが、そこを何とか形にしていく。やっぱり、女性は女性。適応力があって、どんどんその気になっているような感じです。
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桃太郎の前で
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出発前に
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鬼とじゃれ合ったりして、緊張をほぐします。
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と、時間のようですね。
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みなさん、
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やおら
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立ち上がって、
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出発です。
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はい、遅れないようにしてください。
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大通りを
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行き交う
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山車の行列です。
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天気もいいし、
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今日は最高ですよ。
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混み具合もほどほどだし、
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写真を撮るにも
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問題ない。
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後で、編集が楽しみだなあとか
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思いつつ、無事終了です。
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駅に帰るまでに、
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買ったお土産はかのこ庵。甘納豆の種類がいろいろ。目移りしてしまいましたが、ここは定番の金時豆の甘納豆にしました。帰ってから、少しづつ食べてましたが、甘さが少し薄めで、その分、ついつい手が止まらなくなってしまいます。素材を活かしたお菓子作りの姿勢が伝わってくるようでした。
さて、とちぎ祭り。以上で終了です。お疲れ様でした。
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