イタリア１０泊１２日女一人個人旅行ー５日目（１）ー★ミケランジェロ広場からフィレンツェ街歩き。～

2014/10/09 - 2014/10/20

長い間憧れていたイタリアへ１０泊１２日で旅に行ってきま
した。治安や食事を考えると、一人旅は心細かったのですが、
知人がイタリアに滞在中、長期休暇は今後数年は難しい事が
わかっていたので決断、結果的には大満足でした。

少しづつアップしていきます。

旅の日程（文字数が多いので半角をお許しください）
10/9 ﾛｰﾏ泊 　　成田発→ｱﾘﾀﾘｱ直行便→ﾛｰﾏﾌｨｳﾁﾐｰﾉFCO到着
10/10 ﾛｰﾏ泊 　　「探し物をしながら」ｺﾛｯｾｵ･ﾌｫﾛﾛﾏｰﾅ･真実の口等　
10/11 ﾛｰﾏ泊 　　ﾎﾞﾙｹﾞｰｾﾞ・ﾊﾞﾁｶﾝ美術館、ｻﾝﾋﾟｴﾄﾛ大聖堂、ﾛｰﾏ街歩き
10/12 ﾌｨﾚﾝﾂｪ泊 ﾛｰﾏより列車移動　ｱｶﾃﾞﾐｱ、ｳﾌｨｯﾂｨ美術館他　
10/13 ﾐﾗﾉ泊　　　ﾌｨﾚﾝﾂｪ市内観光 ﾐﾗﾉへ列車移動　
10/14 ﾐﾗﾉ泊 ﾐﾗﾉ街歩き市場他　ﾄﾞｩｵｰﾓ観光
10/15 ｳﾞｪﾈﾁｱ泊 「最後の晩餐」鑑賞 ｳﾞｪﾈﾁｱへ列車移動 ﾌｨﾆｰﾁｪ劇場ｵﾍﾟﾗ
10/16 ｳﾞｪﾈﾁｱ泊　 ﾑﾗｰﾉ島、ﾌﾞﾗｰﾉ島観光　ｳﾞｪﾈﾁｱ街歩き　
10/17 ﾐﾗﾉ泊 ｳﾞｪﾈﾂｨｱ街歩き　ﾐﾗﾉへ列車移動　ｽｶﾗ座にてﾊﾞﾚｴ鑑賞
10/18 ﾐﾗﾉ泊 ﾐﾗﾉ街歩き＆お買いもの
10/19 機中泊　　 ﾐﾗﾉﾏﾙﾍﾟﾝｻMXP発→成田へ
10/20 成田着

旅の５日目、フィレンツェの街を歩きます。

今日の予定：ﾐｹﾗﾝｼﾞｪﾛ広場→ﾒﾃﾞｨﾁ家礼拝堂→中央市場→ﾄﾞｩｵﾓ→ｼﾆｮｰﾘｱ広場→ｳﾞｪｯｷｵ宮→ｻﾝﾀﾏﾘｱﾉｳﾞｪｯﾗ駅→ｲﾀﾛでﾐﾗﾉへ

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

アルバーニホテルの朝食はメニューが豊富で美味しかったです。団体客と個人客は席が離してもらえて、静かでよかったです。9時にホテルをチェックアウト、荷物を預け、出発しました。

駅前のバスターミナル、ちょうどフィレンツェカードを受け取った観光案内所の正面あたりの停留所から１２番か１３番でミケランジェロ広場に向かう予定です。一つの停留所から違う行先のバスがたくさん出ていますが、停留所に電光掲示板があり案内がでるので、あせらず時間に余裕をもって行きましょう。

この日は日曜だったせいかグーグルのバス時刻表は全く当てになりませんでした。待つこと４０分、やっと１２番のバスがやってきました。時間が心配な方はタクシーの方が確実かもしれません。

１２、１３どちらのバスでも約２０〜３０分、１３番なら１９駅め「il David」下車、１２番なら２３駅め「Pizzale Michelangelo」下車です。ローマでも感じましたが。イタリアのバスはアナウンスが音が小さく全く聞き取れません。バッテリーがもったいないのですが、グーグルマップを自分の位置を確認しながら目的地に向かいます。停留所一つ手前の駅で乗り過ごしたくなくて、降りてしまいました。

降りたバス停右手高いところに教会が観えました。多分サン・サルヴァトーレアルモンテ教会だと思います。

左側は緑豊かな景色。道なりに上がっていくと、正面にフィレンツェの街並みが広がってきますので、我慢できずに走り出してしまいました。

視界が広がってミケランジェロ広場に到着です。感動です。ミケランジェロ広場は道路に面した所と、そこを階段でもう少し降りた広場があり、そちらの方が望遠鏡があったり、遮るものがなく見晴らしもよいのでお勧めです。

ミケランジェロ広場 広場・公園

ズームで近づいて左から順に。ポンテヴェッキオ橋とヴェッキオ宮をメインに。

ミケランジェロ広場 広場・公園

左にヴェッキオ宮と右にドウオーモ。この構図が一番いいと思います。

ミケランジェロ広場 広場・公園

左にドウオーモ、右にサンタクローチェ教会。

ミケランジェロ広場、天気が心配でしたが行ってよかったです。３０分ほど眺めた後、帰りのバスの時刻を検索しようとしたところ、ちょうど運よく１３番が走って来るのが見つけたので走って乗ってしまいました。そのまま駅まで戻りました。

ミケランジェロ広場 広場・公園

11時頃、まだ中央広場に行くには時間が早いので先にメディチ家礼拝堂に行くことにしました。空いていてセキュリティチェックの列が10人くらい並んでいるだけだったので、そのまま列に並びました。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

まずは「君主の礼拝堂」残念ながら礼拝堂は工事中でしたが、中に入ると思いがけないその豪華さと高い屋根の空間の迫力に圧倒されました。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

礼拝堂の屋根の美しいステンドグラス。旧約聖書」と「新約聖書」の場面が描かれているそうです。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

礼拝堂の壁面、一見すると少し暗い感じですが、全ての壁面が大理石や半貴石が織りなす複雑な文様で埋め尽くされていました。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

主祭壇、少しこわいくらい威圧感があります。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

柱の基盤に入っている１６都市の紋章が美しいです。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

いよいよミケランジェロが制作に14年かけ、それでも制作途中で終わっているメディチ家の霊廟「新聖具室」です。こちらは正面の聖壇です。周りのミケランジェロの作品はとにかく素晴らしいです。ただただじっくりと鑑賞してしまいました。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

祭壇に向かって右、「ヌムール公ジュリアーノ・ディ・メディチの墓」。ローマ時代の軍服を着たヌムール公ジュリアーノ・ディ・メディチの彫刻の下には、たくましい筋肉の男性像の『昼』(Day)とアンニュイな感じの女性像『夜』(Night) があります。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

「ウルビーノ公ロレンツォ・ディ・メディチの墓」は、やはり軍服を着たウルビーノ公ロレンツォ・ディ・メディチの彫像の下には、筋肉隆々の鍛えられた肉体を持ちながら顔は老人の男性像「黄昏」と、艶めかしい身体で全体的に物憂げな女像「曙」があります。

これらの彫刻には制作時の時代背景や、ミケランジェロとメディチ家との決して良いとはいえない関係性、それらを反映した彫刻家ミケランジェロが思いが表現されています。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

制作途中で身の安全に危険を感じたミケランジェロはローマに転居してしまいます。そのため完成していません。

聖壇の正面三体は聖母子像のみミケランジェロの作品です。この聖母子女性のはずですが、大変美しいながらも中性的な顔立ちでいかにもミケランジェロの作品という感じでした。

ベルニーニの彫刻は生身の人間よりもリアリティがあり、そのドラマチックな表現力に圧倒されました。ただミケランジェロはやはりその上を行っていると思います。その作品がただ美しいとか完成度が高いとかだけではなく、製作者の深い思いを感じることができ、それが私達に何かが伝わるそして理解したいと思うミケランジェロの作品は本当に稀有なものなのだと実際に見て感じることができました。

メディチ家礼拝堂 寺院・教会

芸術の後は美食です。これから中央市場に向かいます。市場の周辺は衣服や雑貨のお店で賑わっていました。

こちらが中央市場の入口。中央市場に関してはこちらをどうぞ。

http://4travel.jp/overseas/area/europe/italy/firenze/restaurant/10415140/tips/11445682/#contents_inner

ペリーニ (中央市場店) その他の料理

二階は「「ＥＡＴＡＬＹ」（イータリ）です。

ペリーニ (中央市場店) その他の料理

昼食は1階の「ネルボーネ」というお店でフィレンツェ伝統料理ランプレドットを試してみます。人気商品なので人でいっぱいです。

ネルボーネ 地元の料理

こちらがランプレドットです。牛の内臓をメインに、トマト、パセリ、セロリなどを塩コショウで煮込んだもので、仕上げの味付けにはサルサソースなどが使われまする。赤ワインはプラカップになみなみと注がれて全部飲んだらすっかり気持ちよくなってしまいました。

ネルボーネ 地元の料理

お店のスタッフの写真を一枚。いい笑顔ですね。

ネルボーネ 地元の料理

お腹いっぱいほろ酔い気分で観光再開です。ドゥオーモにやってきました。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

正面左方向から。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

正面右方向から。どちらからも美しいです。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

正面の扉とその上の宗教画。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

教会内部。外側の装飾に比べて内部はシンプルです。私は全く気が付きませんでしたがここも地下に墓地があるそうです。また洗礼堂も工事中で入れないと勝手に思ってしまいましたが、入場できたそうです。ガイドブックを忘れてしまったので、こういった失敗はやはり残念です。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

まだまだ歩きます。ヴェッキオ宮のあるシニョーリア広場にきました。

シニョリーア広場 広場・公園

ロッジア・ディ・ランツィ。フィレンツェらしい風景です。

シニョリーア広場 広場・公園

「サビニの女たちの略奪」

シニョリーア広場 広場・公園

ヴェッキオ宮入口、。ミケランジェロダヴィデの複製がお出迎えです。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

ヴェッキオ宮中庭

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

ヴェッキオ宮中庭の天使像。原作はヴェロッキオですが、こちらは複製で本物は3階の美術館の中です。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

共和国時代、市民の会議の場所だった五百人広間。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

二階席から眺める500人大広間、壮大な空間です。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

天井画が素晴らしいです。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

電車の時間が近づいてきました。最後にサンタマリアノヴェッラ薬局に向かいます。こちらはサンタマリアノヴェッラ教会。

サンタ マリア ノヴェッラ教会 寺院・教会

サンタマリアノヴェッラ薬局は、非常に見つけにくいです。詳しくはこちらクチコミをどうぞ。

https://ssl.4travel.jp/tcs/t/edittips/edit/?tips_id=11446006

サンタ マリア ノヴェッラ薬局 専門店

サンタマリアノヴェッラ薬局です。歴史ある重厚な内装の店内と、その中に満ちた高貴な香りに癒されます。高級品ですが、日本の半額なので良い思い出になると思います。お勧めです。

フィレンツェ観光の2日間が終わりました。結局フィレンツェカードでどのくらい周れたのか帰国後調べてみました。

10/12
サン・マルコ美術館　４ユーロ
アカデミア美術館　　１１ユーロ
ウフィッツィ美術館　１１ユーロ
パラティーナ美術館　１３ユーロ
10/13
メディチ家礼拝堂　９ユーロ
ヴェッキオ宮　１０ユーロ
バスの利用３回（うち２回は９０分以内なので１回に計算）２．４０ユーロ

合計６０．４ユーロ　　
フィレンツェカード７２ユーロ
差額11.6ユーロ

約１２ユーロだいたい１７００円購入金額に届きませんでした。もう少し時間を上手く使って、パラティーノ美術館の後にミケランジェロ広場に行くことができていれば、2日目の午前中にもっと時間ぎできて、サンタ・クローチェ教会（6ユーロ）やサンタ・マリア・ノヴェッラ教会（5ユーロ）に周れればちょうど７２ユーロくらいでしょうか。でも、待ち時間のなさを考えたら、十二分な働きをしてくれました。フィレンツェカード、美術館鑑賞をたくさんしたい方にはお勧めします。

ただ、フィレンツェカードは利用できるポスターが貼られてはあるのですが、ローマパスのように、美術館や教会が、パス利用者はこちらとか、別の入口や列を準備してくれるとか、わかりやすい入り方がなく、混雑している入口に若干突撃隊みたいな感じでアプローチをしなければいけないので、最初勇気がいりました。

なお、各施設ではカード利用の確認に必ずチケットカウンターやギフトショップ、ブックショップなどでチェックを受け写真のようなレシートを発券します。