自然豊かな陸の孤島でノンビリ in Krabi★2014　04　4日目　【KBV】

2014/08/11 - 2014/08/21

旅行4日目。
昨日からレンタルしている原付を返却するまでしばらく時間があるから、午前中を利用してクラビの観光名所：タイガーケイブまで足を延ばしてみることに。クラビタウンからは10Km程度なので早めにHOTELを出発した。
タイガーケイブの由来はその昔、洞窟に虎が住んでいた所をそのまま寺院にしたからなのだそう。
いつもなら絶対に挑戦しないのに、気まぐれで頑張ってみようかな…位のノリで、山頂へ続く1237段（と書いてあったけど本当は1260段）の階段を登ってしまった。
角度の急さと不規則な段差は、舐めて登り始めた人間を容赦なく切り捨てるらしく途中でリタイアする人続出。
身軽なチビッコたちはスイスイ駆け上がっていくのに、私の足はガクガクして前に出してるつもりなのに動かないし、普段の運動不足が祟って心臓が苦しくて、こんな時に限って水も残り少ない状態。肉体的に辛くてここまで後悔した事無いかも！と大げさに思いながら長い道のりを進んだ。
（これを登ったのが原因で、騙し騙しなだめて小康状態だった足底筋膜炎が一気に悪化。帰国後家に着いた瞬間に気が抜けたのか、急に足裏が着地できなくなってしまい、四つん這いで這うようにしばらく過ごす羽目に…）　

エリア クラビ(タイ)

今日は、昨日のクラビタウンよりも更に遠路を目指す。
天気は良好でじわじわ太陽が肌を突き刺した。

クラビタウンの信号モニュメントを横切って、更に北へ約10km…

時々見かける案内板とGoogle Mapを頼りに田舎道を走り抜ける。

目的の山が近づくと、やっと看板が見えてきた。

HOTEL出発から約45分…このアーチがタイガーケイブの入口。
スピードを出した大型観光バスが出入りしてるのに、野良犬が道路で遊んでいるから轢かれないかとヒヤヒヤした。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

名前の由来になってる虎がお出迎え。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

ムスリム信者が多いアオナンエリアでは猫率の方が高く、タイで当たり前のように見かける野良犬は1つの犬家族を除いて全く見なかった。
犬は豚と並んで不浄とされているからあまり可愛がってもらえないのかもしれない。
でも寺院は仏教寺院なので、猫も犬もたくさん暮らしていた。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

大型観光バス・ソンテウ・トゥクトゥク・自家用車・原付…あらゆる交通手段で参拝客が訪れるので駐車場は大きい。
駐輪場は停める場所を指示されたけど、駐車代は無料だった。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

旗を挟みながら手を合わせて祈る女性。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

旗の柄はお金が挟めるようになっていた。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

お城や基地のような風貌の（恐らく）チェディ。
まだ建設途中らしく足場が組まれていて登ることは出来なかった。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

近寄ってみると虎が入口を守っている。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

口の中にはコインが。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

一階部分は見学できそうなので入ろうかと思ったら、ここを縄張りにしている犬たちに唸られてしまった。
強行突破するほどでもないから良いけど。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

仏陀の修行の様子を模した像。
葉は金属製で一枚一枚が大きく重たい。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

チェディの入口は2か所あり、虎の反対側は龍。
まるで台湾の高雄にある龍虎塔を彷彿とさせる(笑。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

チェディの向かいの山側が本堂になっていて、尼寺も併設しているのか尼僧の姿も多く見かけた。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

本堂に続く坂道を上る途中に展示されていたクジラの顔の骨。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

靴は入口手前で脱いで下駄箱へ。
反対側には腰かけて靴が履けるようにベンチになっている。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

洞窟に併設されている本堂は、とても広くて涼しかった。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

本尊の背景は岩肌。
祈りを捧げる人は一段高い場所に上がって、常駐している僧侶らと一緒に読経をする。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

洞窟内は意外と天井が高くて広い空間になっていた。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

参拝用の座布団。
普通の寺院みたいに絨毯敷じゃないから用意されてるみたい。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

本尊脇の階段からタイガーケイブへ。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

擦れ違うのもままならないほど狭い階段を登る。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

上のフロアは、約50年前まで虎が生息していたことから名付けられたこの寺院の象徴が鎮座。
剥製でも置いてあるかと期待したのに、満面の笑みをたたえる虎のレプリカだった。
そしてこのクオリティ…

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

階段はさらに続いていて、一度に多くの人は登れないから順番待ち。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

上階には小さな仏像たちと…

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

洞窟の形に合わせて鉄柵が設けられていて、その先は…

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

箱が納めてあり、両側を猿の像が守っていた。
床は小銭で埋め尽くされていて異質な光景。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

外に出ると、猫が気持ちよさそうに熟睡。
指先に触れても全然起きない(笑。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

この寺院は、犬や猫だけじゃなく猿も多い。
猿は裏手の岩山に住み着いていて、展望台へと続く山頂に行くのであれば避けて通れない。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

山頂に登る前に先に奥を見学してみると、中国寺院風な建物が見えてきた。
一度に色々お参り出来るにも人気の理由かも。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

色とりどりの線香が煙を炊き上げる。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

真っ白な煙に包み込まれながらこの下で記念撮影する人が多く、人気の撮影スポットになっていた。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

中国寺院周辺は犬や猿の姿は無くて、猫ばかり見かけた。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

さぁ…！覚悟を決めて山頂を目指すことに。
入口にはまた例の虎が「行って来い！」と煽る。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

この看板を見ただけでも足がすくむし、心が折れそうになるけど…

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

こんな小さな子が降りてくるのを見たら結構普通に行けるんじゃないか？と思ってしまうのが人間の浅ましい心(笑。
下の方は猿が住み着いていて道を塞いでいることがあるものの、さりげない顔をして通り過ぎれば普通に通過させてくれた（キャーキャー騒ぐと、猿も騒ぐので注意）。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

地形に沿ってコンクリ階段が造られているので、緩やかだったり…

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

何度あるか測りたくなるほど急だったり。
1段1段が不規則な段差なので考えながら登らないと足が動かない。
でもまだ、1237段中の186段…ここは序の口。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

敷地を見下ろせるほどの高さまで来た。
クネクネしているので緑に囲まれた階段を登ることが多いけど、急に開けた場所に出ると随分登ってきたことに驚く。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

この高さ・幅、あり得ないでしょう…。
こういう階段は靴のかかとがハミ出るほど狭くて、手摺を使わないと登ることが出来ない。
錆びた手摺に直接触れることに抵抗がある人は軍手持参がお勧め。
チビッコたちはしょっちゅう遊びに来ているのか、スイスイ駆け上がっていく。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

暑くて頭が朦朧としても、振り返って見るとしっかり目を開いて登らねば！と思う。
転げ落ちたらひとたまりもない。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

もう下の建物が見えない位置まで来た。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

手入れはされていないし階段も急なので、天候が変わりだしたら迷わず降りるのがお勧め。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

頑張って登ったつもりがまだ4分の1.

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

1237段中もあるのに休憩場所は非常に少ないので、階段途中に座り込んでバテテる人多数。
この山頂・階段途中には売店が無いから、重たくても水を用意しないと困ったことになる。
降りてくる人たちとすれ違うと「頑張って」と声を掛けられたり、アイコンタクトで慰められるのでちょっと登山に似てるかも(笑。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

普段の運動不足が祟って、半分手前まで来ると両手で手摺に頼りたくなる。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

破壊され放置されてる箇所もあるから足元注意。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

さっきまでとは一転…腿上げ運動並の高さまで足を上げないと登れない。
でもあともう少し！

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

ゴール手前でまたこの急角度。
あまりにツラ過ぎて、私は登りながら「2度目の登頂は無い」と心に誓ったけど、夫はロードバイクの良いトレーニングになるからまたチャレンジしたいそう。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

もっ…もう少し！！

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

ゴール！…ってあれ？1237段のはずだよね。
達成感と疲労で、最上段脇から動けずしばらく休憩。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

奥に大きなチェディの姿が見えたので、階段手前で靴を脱いで向かってみる。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

山頂の上には広いテラスが造られていてチェディに手を合わせたり、記念写真を撮ったり…

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

景色を眺めたり、思い思いに過ごす。
頑張って山頂まで登った対価は…

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

この景色！
眼下に広がるのは見渡す限りの緑豊かなクラビの風景。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

原付で走っていた時に、チラチラ見えた黄金色に輝る正体はこちら。
人と比べてこのサイズ、でかい。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

見上げるほど大きな本尊はクラビ全体を見渡せる場所で鎮座していた。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

見難いけど台座にもモチーフが彫り込まれていて、今は変色しているけどかつては同じ金色で輝いていたことがわかる。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

本尊奥のさらに高い場所にお堂が造られていた。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

祀られていたのはこちらの３体。
背の順に並んでいる。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

片側ははるか彼方まで見渡せるけど、その反対側は荒々しい岩肌が剥き出しになったこの景色。
そしてなぜかソーラーパネルが設置されていた。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

さて、下山しないと。
段差がデタラメの階段は降りるときも細心の注意が必要。
既にヒザがガクガクしているから、緩やかだけど延々と続く階段も地味にキツイ。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

最後の難関は、階段を占領する猿。
手を出したり、モノを盗るわけじゃないけど退いてくれない。

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

麓まで降りると、完全に膝が笑っていて震えが止まらなかったけど、穏やかな表情のニャンコの隣に座らせてもらって癒された♪

タイガー ケイブ（ワット タム スア） 寺院・教会

帰りは50分かけてアオナンビーチエリアに戻り、原付を返却してその足でHOTEL向かいのムスリム屋台街で遅めのランチをすることに。

売切れたら閉店して帰る店もあるから、ランチで営業終了の場合もある。

屋台で買ったのもが食べれるようテーブルが用意されているけど、屋台の後ろ側の人の背ほど高くなった場所なので足場が悪く、さらに木々に囲まれているから蜂も多いのが難点。

【海老パッタイ】50B
【サテ4本】40B
ムスリム系の人が集まって営業しているのでビールの販売は無いけど、コンビニで購入して持ち込むのはOKだと言われた（店によって違うかもしれないから要確認）。
サテは、オーダー後に目の前で焼いてくれたけど固く、カレー味でマリネしているらしくタレは無し。

【フライドチキンバジル】50B
インゲンがたっぷり入ってい食感が良く、ビールが進む味♪

【ツナ＆トマト＆オニオンロティ】50B

海方面を目指して食後の散歩をしていたら、ミニマート前に住んでる猫が遊んでくれた♪

ここはクラビ１の人気ビーチだけど、プーケットとは違ったゆるやかな空気が魅力的。

アオ ナン ビーチ ビーチ

夕方、夜ゴハンを食べに出かけるために支度をしていたら20分ほどスコールがあったけどその後はずっと晴れていた。

ナビンダ クラビ【SHA Extra+認定】 ホテル

今夜はピザが食べたくて、スタッフは全員バングラディシュ人だけどイタリアンを提供する“La Ca Sa”へ。

クラビのレストランでは店によって、料理にオフシーズン価格があって面白い。
この店もピザを特別価格で食べれるみたい。

Menu。

【グラスワイン（白)】100B

【INSALATA DI MONZO】290B⇒オフシーズン価格の180B
モッツアレラチーズ・牛挽肉・レモンジュース・チリ・ミントの葉・シャロット・コリアンダー・スプリングオニオンが入ったトマトソースのピザ。
30cm位あって、生地はパリッパリの薄焼き。
牛肉がタイ料理っぽい味付けで、コリアンダーの香りが強くて美味しかった。

【海老揚げ春巻き】160B
海老の周りを、そのまま春巻きで巻いていてサクサク、美味しかった。

【クリームマッシュルームスープ】130B
とてもクリーミーで濃いけど優しい味で、ガーリックトーストがついてきた。
合計：870B。
クラビに到着してからうるさくて仕事に集中できなかったけど、あの中国人大家族もチェックアウトしたらしく静かになったので、明日はランチ以外夫は仕事日に(笑。
私は歩いていける範囲でアオナンエリアを1人、散策するつもり。
続きは05へ。