2014台湾の旅～台湾の鉄道事情（偏ってますが）

2014/10/06 - 2014/10/11

鉄道ファンに結構人気と言われる台湾の鉄道。

今回は、台北市内でMRT(≒地下鉄）にICカードeasycardで何度も乗車

在来線も初めて利用
瑞芳ー台北、台北ー彰化、彰化ー台中、台中ー台北

台湾高鐵（台湾新幹線）も台北ー高雄（左営）

と楽しむことが出来ました。
彰化では扇形車庫も見ることが出来たので台湾の鉄道の魅力を満喫！出来たと思います。
写真は夕方の台北駅。大きな駅で、高い天井、広いコンコースが印象的です。
2014年10月の時点で1台湾ドル＝約3.6円

エリア 台北(台湾)

人気の高鐵：台湾新幹線です。
HSR high speed rail
と訳すようです。JR東海の700系と同じで、妙に親しみが持てます。

近くで見るとかなりホコリで汚れてますが、オレンジ色の美しい車体を記念に撮影。

カモノハシ型ですね。

高鐵の切符です。
クレジットカードで購入。以前は時間帯によって割引があったのですが、今はないのかな・・

日本の新幹線と一緒で、普通車は2列、3列です。
片道1630元。

グリーン車もあってもう少し高めです。
車内販売もあります。売り子さんは日本ほど愛想ないけど。

高鐵の駅はこちら。

台北ー板橋ー桃園ー新竹ー台中ー嘉義ー台南ー左営

ただし、在来線の駅と直結しているとは限らず、注意が必要ですね。

車内です。日本にいるかと勘違いしそうです。

普通車は2列、3列の座席です。グリーン車（？）は2列、2列です。

この新幹線に限らず、日本企業のロゴをしょっちゅう見かけました。日本企業の皆さん、台湾ではがんばっているなあ、と何度も感じました。

デッキのあたりも一緒ですね。

おっ、これは高鐵特製パイナップルケーキですね。
かわいい、これは欲しいです。
が、パイナップルケーキは重たいし、今買うわけにはいかず断念。

新幹線でも、いざというときにはハンマーで窓を割って脱出しなさいという表示があります。

新幹線からの風景。日本の景色と似ているなあ、と感じました。

台北駅の高鐵用の自動販売機です。何台も並んでいます。もちろん有人窓口もありますが結構並んでいました。

こちらの自動販売機は、クレジットカード払いのときには暗証番号が必要です。
台鐵の時は暗証番号不要です。なぜでしょう・・・

高鐵の改札です。

鉄道のロゴがあるからわかりやすいですね。

では在来線情報です。台北駅には高鐵、台鐵、MRTが通っています。
こちらは在来線、台鐵TRAの改札です。

台鐵（在来線）の自動販売機です。

タッチパネル式。当日、翌日以降の切符を予約できます。
台北ー彰化、台中ー台北の在来線特急（自強号）ではかなり立ってた人も多くて混雑していたので、基本的に特急では早めに予約した方が良さそうです。

日付　出発駅と到着駅　時間帯（幾つか候補がでるのでそれから選ぶ）　大人か子供か老人か　何人か　現金払いかクレジットカード払いか　座席は指定するかどうか（指定する場合には窓側、通路側など3つほど候補が出ました）
　
など、タッチパネルでサクサク進めば大丈夫です。
なぜか現地の方は有人窓口に並ぶ人が多いようで自動販売機は空いてました。

はい、自動販売機で買った切符です。次の日に使う台北→彰化の自強号の切符。
席順はちょっと変わっていて、これは通路側でした。並び席は1と3、2と4など一つとんだ番号になりますので一瞬あれっ？と感じます。

クレジットカードでも暗証番号はいらないので、クレジットカードで買った方がいいかも。
現金を入れようとしたらうまく入っていかなくて1度キャンセルになってしまいました・・

電光掲示板には

定時か遅延

が表示され、いま列車が何駅と何駅の間にいるかも表示されます。多少の遅れは気にしないようです。

ホームの案内図です。

在来線特急自強号の枕カバー。

今年は台湾の観光キャンペーンの年なのかも。

自強号もオレンジ色とシルバーのあざやかな色合いです。

自強号の先頭部です。
面白い形です。九分の帰りの瑞芳駅で撮影しました。

在来線では自由席ですが、必ずこのような博愛座：優先席があります。

・・やはり日本よりは明らかに博愛座を常識的に使ってますよね。見習わなければ。

車窓から見えた機関車？

在来線の普通切符。自動販売機で買いました。

今回、在来線で利用した駅は　瑞芳　台北　台中　彰化です。
台中駅には二つ改札がありますが、台中駅の裏口はこんなに寂しい、いや小さいのです。びっくりです。
あ、ちゃんと自動改札や自動販売機はあります。

台湾で最も美しいと言われる台中駅（正面口のほう）です。

時間帯によるけど、学生さんが多いのか大賑わい。

台中駅です。記念写真撮っているのは自分だけだったかも。

人気のローカル線、集集線に乗る場合は、こちら二水駅で乗り換えになります。
中規模の駅ですね。

今まで乗った外国の鉄道で弁当売っているのは見たことありませんでしたが、台湾には日本から弁当文化が伝わったそうで、こんな駅弁が。

これは最もシンプルな駅弁で60元。保温器に入れてあったのでほかほかです。
もう少しおかずが多いのは80元、さらに豪華なものは120元です。

高鐵・左営駅です。大きな駅で、開放的です。

高鐵はまだ出来て数年ですから駅はとても近代的。

で、高鐵・左営駅は台鐵・新左営駅とくっついています！
駅名が異なります。ややこしいので要注意です。

大きな駅ではコンコースでお弁当売ってました。

九分帰りに利用した瑞芳駅は人気のローカル線平渓線の発着駅です。

このようなラッピング電車もちらほら見かけました。

各駅停車の電車の先頭はこんな感じ。

台北駅だったかな。鉄道ショップの店頭にあった特製メダル作成機のようですね。

鉄道ショップ、結構いろんなもの売ってました。

台中駅にあった鉄道ショップ。

子供たちで賑わってました。

なるほど、お土産に良さそうなグッズがたくさん。

縁起のいい駅名の切符は人気のお土産だそうです。

台湾ではとにかくセブンイレブンが多く、もちろん駅ナカにもセブンイレブン。

飲み物、サンドイッチ、肉まんやおでんなど日本より食べ物関係のそろえがいいですね。肉まんや豆乳、烏龍茶などを買いました。easycard（ICカード）使えるし便利。

台中駅の宣伝パネル。台中駅はただいま高架の工事しており、大改造中です。

駅の宣伝パネル見ているのも結構面白いです。

スクーターやバイクがとにかく多い台湾。
駅構内にもバイクが置いてあったり。

途中見かけたこの車輌は最新式かな？

観光客に便利なバス路線はこちらの鹿のような卵くんがかわいく宣伝しています。
日月潭で大量に見かけました。

今回の台湾旅行で楽しみにしていたローカル線集集線の旅でしたが、国慶節という国民の祝日だったので、大混雑で交通の遅延もあり、楽しむどころではなく、残念でした。
集集線の終点の車てい駅です。

ローカル線と言うよりは完全に遊び場と化しており、線路やホームに人があふれていました。

これが車輌。ラッピング電車でした。

車てい駅の駅舎。集集線は駅もそれぞれ個性的で人気を集めているそうです。

集集線の車内。親子連れで混んでました。

下車してませんが、集集駅。特に人気の駅舎がああるそうです。

集集線ラッピング電車の側面です。なかなか派手な柄です。

集集線はもちろん単線なので列車交換のために停車時間が長いです。反対方向にきた列車もカラフルなラッピング電車でした。

さて台鐵・台北駅。

人目を引くコーナーがありました。

おやっ、これは・・
何か見たことあるような・・

江ノ電と台北郊外の人気の平渓線が提携しました、というものでした。

お見事な作戦ですね。
でも江ノ電ならすでに人気あるし、海外に進出しなくても、という気もしますが。

そうそう、この江ノ電のマークですね。

なるほど、江ノ電もゆるキャラ路線ですか・・

台北駅にはいろんなポスターがあって、ブラブラしていると楽しいです。

突然ですが「成功」への切符を手に入れました。

台鐵には成功とか、ありがたい駅名が多いのです。

台中から成功駅は近いので自動販売機で簡単に買えます。
使用するわけではないので、ずるして子供用切符を買うと9元でした。せこすぎたかな。

では台北市内のMRT情報・・・ですが、台湾4回目なのであまりMRTからみの写真は撮ってませんでした。また、地下鉄路線がドンドン増えてさらに便利になるそうなので、最新情報を確認して下さい。

ホームドア完備で、安全、清潔なのでMRTは本当に便利ですね。

車内ではPR用の動画モニターがあります。

かわいいパンダの宣伝もありました。

赤ちゃんパンダが生まれたようですね。

さてMRT内は飲食禁止です。確かに水飲んでいる人もいませんでした。

MRT駅の入り口はこんな感じ。目立つのでわかりやすいです。

鉄道と言えば日本人にはやっぱり駅弁！です。
台湾にも弁当文化があり、ありがたいです。台中→台北の自強号は昼間の列車だったので、弁当売りのおじさんが列車に乗り込んで来ました。写真は駅のホームで買ったものです。

駅弁60元の中身はこちら。
骨付きの焼き肉、煮卵、漬け物、豆腐の煮物（左下の茶色い四角）というシンプルな中身です。素朴なお味です。

台北駅のコインロッカー。
鉄道ファンの心をくすぐるデザインです。

人気の在来線特急のタロコ号かな。

今回の旅では、MRTの路線がさらに増えたこと、ICカードが買い物にも使えるようになって便利さを実感したこと、在来線に何度か乗れたのが収穫でした。