2014.8 アジャンタ・エローラ西インド世界遺産紀行（7日目①～クトゥブ・ミナール）

2014/08/15 - 2014/08/15

いよいよ西インドの旅も最終日です。7時前にボパールのジャハンヌマパレスホテルを出発し8時35分の国内線でデリーに向かいます。デリーではこの旅7つ目の世界遺産クトゥブ・ミナールを見学しました。

エリア デリー(インド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 飛行機
• 航空会社: エアインディア
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

旅も最終日です。朝7時前にホテルを出発しボパール空港です。ここから最終目的地で出発地のデリーへ向かいます。

ボパール空港 (BHO) 空港

旅行最終日はインド独立記念日でした。その為、空港のセキュリティは厳しくなっていました。

ボパール空港 (BHO) 空港

またまたプロペラ機でのフライトです。

ボパール空港 (BHO) 空港

1時間ほどでデリーが見えてきました。

インド初日に7時間程過ごしたインディラ ガンディー国際空港に到着です。
デリーは、今まで過ごしてきたデカン高原の町から比べると猛烈に暑い。

インディラ ガンディー国際空港 (DEL) 空港

デリーでは、この旅7つ目の世界遺産クトゥブ・ミナールを見学します。クトゥブ･ミナールのミナールとはミナレット（塔）のことですが、中央に見える「勝利の塔」及びその周りの建築物群が世界遺産に登録されています。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

空港近い為、ミナレット（塔）の上を飛行機がひっきりなしに通過します。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

クトゥブ・ミナールは、インド最初のイスラム王朝である奴隷王朝の建国者アイバクによって1200年頃に建設が始まったものです。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

クトゥブ・ミナールと建築群のかつての正門です。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

このミナレットは内部には378段の階段があり、以前は先端部まで上ることができましたが、1982年に照明が消えてパニックになった修学旅行中の少女たちが階段で折り重なって倒れ、十数名が死傷する惨事となり、この事故以来、内部への立入りは禁止されています。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

高さが72.5mあり、世界で最も高いミナレットです。地震や落雷などで先端が崩れた後に修復してあり、当初は100mほどの高さがあったそうです。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

五層からなる塔の外壁にはコーランの文句を図案化した彫刻が刻まれています。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

首都デリーの人気観光地だけあり広い敷地ですが、かなりの観光客です。日本人もたくさんいました。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

ここクトゥブ・ミナールは、インドを代表するオーパーツ「錆びない鉄柱」があることでも有名です。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

中央のモスク内広場のさらに中心に「錆びない鉄柱」はあります。モスク自体は12世紀以降の建造ですが、この「錆びない鉄柱」は、鉄柱表面に刻まれた碑文によると、西暦415年、マウリヤ朝によって作られたものだそうです。極めて純度の高い鉄のようです。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

モスクの回廊ですが、このインド最初のイスラム教のモスクは、ヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院などを破壊し、その石材を転用して制作されたものであり、ヒンドゥーの彫刻がしっかり残っています。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

イスラム様式とヒンドゥー教とが混交する不思議な建物群です。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

奴隷王朝第3代君主のイレトゥミシュ廟。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

塔の北側にはクトゥブ・ミナールよりもさらに高い塔を建てようとして挫折した、アライ・ミナールの基部が残っています。財政難で工事が中断しましたが、完成していればクトゥブ・ミナールを超え、100mを大きく超える塔になっていたとされています。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡

クトゥブ・ミナールを後にします。

クトゥブ ミナールとその建築物群 史跡・遺跡