英国イングランド地方とちょっとだけウエールズの旅　カッスルクーム

2013/09/14 - 2013/09/14

今日はコッツウオルズの南西はずれの静かなカッスルクーム村と近くの英国屈指の観光都市バースを訪れます。
まずはカッスルクームの紹介します。

詩人ワーズワースが愛した村、「グッドバイ、ミスター・チップス」の舞台ともいわれる時代に取り残された素敵な場所でした。屈指の観光地のバースにも近いせいか、私たち以外にも何組かの観光客もいましたが、ほとんど貸切状態。

どこに目をむけても絵葉書の世界・・・

村の中心には村民や郵便や路線バス以の観光客の車は入れませんので、村はずれの素朴な駐車場でバスを降り、村に徒歩で出かけます。表紙の写真はその駐車場の近くの茅葺の素敵な建物です。
ここへのアプローチ道路には「プライベート地区につき無用の者の立ち入り禁止」の看板がありました。

エリア イギリス

表紙の家の近くに、「売り家」の看板がありました。

添乗員の話では一億円でも手にはいらないとのこと。
今頃は、売れてしまっているでしょうか。

保守費用もかなりのものだという。たしかに植栽の手入れだけでもたいへんでしょうね。

村の中心部へといざなう緩やかな下り坂のみちが５分ほど続きます。

路の両側は自然のままの雑木林となっていて、緑の風が心地よい。

駐車場に置くのが面倒なのか何台かの乗用車が路肩駐車、ちょっと艶消し・・・

ここら一体は英国の子供たちが遠足等で利用する地区のようです。

子供たちのフリー・レンジにつき車は最徐行の看板が・・・
乗馬コースもあるようです。

反対側の緑の林
木漏れ日がつくる光と影が美しい

村の中心地の入口。坂を下りてきた右側の建物

奥に教会とその手前に広場

広場のまんなかには石の待合所のような建物と先ほどの教会。

マーケットクロスと聖アンドリュース教会でした。

マーケット・クロスから教会を左奥に観る位置から、すぐ右手に、
素敵な英国旅館「キャッスル・イン」の素朴な佇まい・・・

いいねえ・・・

マーケット・クロスの？なもの。

多分、昔はこの石に牛馬をつないだのでしょう・・・

英国の観光客もちらほら

マーケット・クロスはその名が表すように、かってはここで市場が開かれていたようです。

奥に聖アンドリュース教会、左手は村の郵便局

各家やお店の入口や窓辺には、しつこくならない程度に花の飾りがあります。

蔦に壁が覆われ尽くされたお家

奥に赤い電話ボックスが目立ちます。

窓辺の花たち

どのお家にも花、花、花

計算されたさりげなさ

過っての郵便局

多分、この村で一番のホテル。

マナー・ハウス・ホテル

中には部外者は入れません。

清流バイブリュック川に沿ってたたづむ美しい建物

同じく

同上

旅館のエンブレム

花ではなく、ブドウの飾り

収穫はするんだろうか？

個人の墓所のようです。

この村でも結構有力者一族の墓所なのでしょう。

詩人ワーズワースもこの風景をこよなく愛したらしい。

ワーズワースの名前を冠した看板

ドリトル先生もここが大好きだったということです。

誰にも開かれている教会

ちょっとお邪魔してみます

教会の中
ステンドグラスはどこも美しい

もう一度マナーハウス・ホテルを覗いてみる

聖アンドリュース教会を振り返りつつ、この静寂に包まれた村を後にする。

また来たい村でした。

駐車場への小道の路傍に可愛い実をつけた植物