年末年始の過ごし方?　音楽の都ウィーンに残る偉大な音楽家の香り ～ベートーベン編～

2013/12/28 - 2014/01/05

音楽の都と言われるウィーンには、数多くの偉大な音楽家の香りが残っています。

モーツァルト、シュトラウス、ベートーベン、シューベルト、ブラームスなどなど。
公園のモニュメントだけではなく、実際に住んでいたところが残っているのもヨーロッパの凄さです！！

当時の風景を展示館などで見た後に、公園の道などを歩いてみると、ここであのメロディー、旋律が浮かんできたのかな。とか、思いついた時の表情はどうだったのかな。など、想像も膨らみます。

その偉大な音楽家の中でも、ベートーベンは近隣トラブルにより７０回も引っ越したという事でも有名なようです。

今回は、ウィーン市街地から北部へ移動して、聴力の回復が見込めなくなったベートーベンが絶望して弟に出した「遺書」によって一躍有名となった「ハイリゲンシュタット」へと足を運びました。

本当は、ホイリゲもこの近くに集まっているので、そこでワインを一杯味わいたかったのですが、観光でまだまだ行っていない箇所が多かったので、店の前までで我慢することにしました。

夜は、やはり音楽を楽しむことに重点を置いた旅なので、バレエを鑑賞することに。
オペラ座にて「くるみ割り人形」を楽しむことに。

ウィーン最終日もゆっくりとした時間を満喫しました☆

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩

ウィーンの中央駅が出来るまでは、こちらが鉄道のメインになると思います。
この駅舎は、両サイドに続くビルと接続しており、中はショッピングモールになっているので、ここで洋服や靴などのショッピングもある程度済ませれるし、スーパーもコンビニも、パン屋や食事を取るところもあります。
ここから中心部へのアクセスも良いので、この附近に宿をとって、移動時間を節約するのもアリかと思います。

ウェストバーンホフ駅 駅

ホテルでの食事ではなく、ウィーン西駅の中でブランチを取ることにしました。
一人１０ユーロも出すとかなりお腹いっぱいになるので、ここは注意が必要です。

ウィーン西駅 駅

もう定番！！
毎日シュニツエッルを食べています！！
ここのシュニツエッルにはブルーベリーソースが付いています。これがあるだけでスウェーデンなどの北欧風料理にイメージが変わってしまうのが不思議です。
これはチキンの中にハムとチーズが入った食べ物です。
名前を忘れてしまいました。
これだけでお腹いっぱいになります。
これで５．８ユーロです！！ここは安いですよ！！

ウィーン西駅 駅

やっぱりクロワッサンも定番です！！
ただし、必ず太るのでこれも注意が必要です！！
もう断食をするしかないなと思う程にお腹がパンパンになってきています。
ちょっとパンが無いとしまらないなと思って買いましたが、結論、食べきれませんでした。

ウィーン西駅 駅

ウィーン風ハンバーグも食べておこうと思って頼んでみました。
まずまずの味ですが、これを一人で食べるとなると、味が濃くて食べきれません。
二人でシェアするような食べ方が一番適しています。
これで８ユーロです。

ウィーン西駅 駅

今回はベートーベンの遺書の家に行くことにしたので、U4の終点であるハイリゲンシュタットへ行きました。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

駅の裏手にある建物です。
ゴミ焼却場なんでしょうかね。
日本でこのようなデザインにするとマスコミに徹底的に叩かれますが、ウィーンでは無機質なデザインの方が叩かれるのかもしれません。

シュピッテラウ焼却場 (ゴミ焼却場) 建造物

バスに乗って移動します。
38Aに乗って４つ目のバス停で降ります。
実は、遺書の家を見に行く場合は、５つ目のバス停が近いです。
ホイリゲに行ってからという方は、このバスでグリンツィングで降りて、ワインを楽しんだ後に、ぼちぼち散歩して戻ってくるのもありです。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

一応、参考のために路線図です。

今回は、４つ目のバス停で降りました。
ここで降りたはいいけれども、どこに何があるのかわかりません。
バスが走り去った方向へ進みましょう。
ちょっとした登り坂になっています。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

この看板があるのでそこの坂を上っていくと、プファー広場へと繋がります。

プファールヴィルト バー

このような景色です。左奥に見えるのがベートーベンが住んだ事がある建物です。
ハイリゲンシュタットは高級住宅地なので、非常に静かで観光地といった雰囲気ではありません。
騒がしくされるのを好まない住人が多いと思うので、マナーを持って観光する必要があります。

プファールヴィルト バー

ウィーンの史跡にはこのようなしるしが付いています。

プファールヴィルト バー

マイヤーというホイリゲです。
夕方からオープンするので、中には入れませんでしたが、ワインを飲みながらベートーベンに想いを馳せるのも良いかもしれません。

プファールヴィルト バー

ベートーベンに関するマップが壁に埋め込まれています。

プファールヴィルト バー

ベートーベンの像なのでしょう。

プファールヴィルト バー

完全にゆっくりとした時間が流れています。
この路地を歩いていくと、ベートーベン遺書の家へとたどり着きます。

この建物の中庭に遺書の家があります。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

この家でベートーベンは聴力が回復しないことに絶望して「遺書」を書いたと言われています。
なんとかこの先へ自分を進ませるためには、どこかできっかけが欲しかったのでしょう。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

遺書の家ではなく、展示館が開いていたので、そこの中です。
写真は普通に撮っていいよ。と言われました。
当時の風景や、楽譜のコピーなどがありました。
入ってすぐ右に説明が書かれた紙があるので、そこに１０セント入れて館内だけで見るスタイルが取られているようです。
この説明を読みながら回るとわかりやすいですよ。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

このピアノも弾いていいらしいです。
ベートーベンが弾いたピアノかと思って、緊張しましたが違うらしいです。
しかも、ウィーンなのに調律されておらず音はかなり外れています。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

ベートーベンのイメージとは違いますね。
いろいろ苦しんで厳しい顔になっていったのかもしれません。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

説明書の案内が書いてあります。
日本語はありますが、韓国語や中国語はありません。
でも、韓国語で手書きで何やら書かれています。
この内容なら、誰か次に行く人がパソコンで作って、持って行ってあげると喜ぶのではないかと思います。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

ここもベートーベンが住んでいたと言われている建物です。
７０回も引っ越しをしているので、あちこちにあります。
この附近にもホイリゲが数件あります。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

このバス停から戻りました。

ハイリゲンシュタット 史跡・遺跡

新宮殿。
時間が無くて、中には入れませんでした。

宮殿にたどり着けて良かったです。

入り口はこちら。

銀食器美術館です。
古伊万里もたくさんありました。
なぜ古伊万里という名前なのか？という事の説明もされていました。
本来は有田焼なんだけれども、有田焼の優れたものだけは伊万里港から出荷されたため、古伊万里と呼ばれると。
伊万里の焼き物に価値がある訳ではないんです。
イギリスの大英博物館にも、平戸焼というものがあるのですが、これも三川内焼の中でも優れたものだけを平戸港から出荷したために平戸焼と言われているらしいです。

ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿

豪華なものが揃っています。
この先にシシィ美術館が繋がっています。
そこを見てからミュージカルのエリザベートを見ると非常にわかりやすいのではないかと思います。

ホーフブルク宮殿もライトアップされています。
この前はいつも人が多くいます。

バレエ「くるみ割り人形」を見に行こうと思ってオペラ座へ行ってみると…。
かなりの行列が出来ていました。もちろん、立ち見です。
この行列に３０分くらい並ぶと安くで見れると思って頑張ります。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

こんな窓口で買います。
ちなみに３ユーロです。
メッチャ安いです。
日本でも立ち見で開放して欲しいなと思います。
ちゃんとお金を出す人に感謝する仕組みを作らないと、日本では普及しないのかもしれませんが、文化をもっと浸透させるには安い立ち見席が欲しいですね。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

オペラ「こうもり」は１階の立ち見席から見ましたが、今回は３階から見ることにしました。
３階のこの場所だと、後ろとの段差に座りながら見る事が出来るので、結構楽に見る事が出来ました。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

こんな感じです。
立ち見もメッチャ多いです。
あまり見れなかったとしても、ウィーン管弦楽団の演奏を聞けるだけでも良いと思うので、一度はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

オケピットはこんな感じです。
３階の立ち見席のサイドには、韓国人が数人いましたが、行儀が悪くて周りから不評を買っていました。
開演前のアナウンスでは、ドイツ語、英語、日本語で説明があったのですが、韓国語でのアナウンスが無かった事に不満を抱いたようで、ずっとブツブツ言ってました。
高いお金を出して椅子席に座っている人たちのためのサービスなので、立ち見ではなく椅子席が韓国人だらけになれば韓国語での放送もするんではないでしょうかね。
今までの日本人が高いお金を払って椅子席で見てきたので、日本語のアナウンスがあるのでしょうから、その先輩方に感謝です。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

カールスプラッツ駅のオペラ座側にはこのような有料トイレがあります。
記念に使用してみるのもいいかもしれません。

カールスプラッツ駅舎 建造物