年末年始の過ごし方? 格安長距離バスに乗ってウィーンからミュンヘンへ　

2013/12/28 - 2014/01/05

楽しかったウィーンでの滞在も終わりを迎え、そろそろ帰り支度を始めなければなりません。

覚えているでしょうか？
私、突然来たんです！！
何も準備せずに、フラッとフランクフルトへ（苦笑）

そこからウィーンに行くか！！みたいなノリで（笑）

詳しくは、以前の投稿を見てもらうとして。

なので、行きのウィーンは鉄道で高いお金を払ってしまった訳です。
あ〜、あれがあれば美味しい料理も躊躇せずに注文できたのに〜！！と何度となく悔やまれたので、帰りは失敗はしたくありません。
ウィーンのホテルは基本的にホテル内は無料でWi-Fiが使用出来たので、しっかりと調べました。
飛行機、鉄道、バスと。

結果として、予想通りですがバスが安い！！
最初は、ユーロラインで調べていたのですが、ドイツ南部に強みを持つ「city2city」というバス会社が安くて早い事が判明。
しかも、同じ系列の「flix bus」がウィーン西駅から出ているとな。
とりあえず、前日の夜にバスの発着は西駅の目の前だと確認。夜だから、バス停の詳細がよくわかりません。

翌朝、ちょっと早めに出るつもりが、ゴタゴタして遅れてしまい２５分前に駅に到着。

そこから、西駅の目の前のバスロータリーで、フリックスバスという表記を探せども見つからない！！

バスの運転手さんに、このフリックスバスの乗り場はどこですか？と聞いても、ここはエアポート行きしか出ていないので、ミュンヘン行きのバスなんか出ていない！と言われ頭の中が真っ白に。

あまり時間が無いのに、バス停がわからない。。。ううう。。。

ショックを受けている私を見てかわいそうと思ったのか、駅の中にあるインフォメーションで聞いてみたら？と。

そうだ！！時間も無いから、クヨクヨしてられない！！
インフォメーションで確認しよう！！と意気込み、駅ナカへ！！

インフォメーションに並び、やっと私の番が回ってきたのが１５分前。
ヤバい！！と焦りながら、バウチャーを見せながら、これはどこから乗るのか？と質問。

しかし！！答えは簡潔！！

「知らない。」
「。。。。。。。。。。。え？もう一度。」
「知らない。こんなバス会社の名前すら聞いたことない。ほら、次の人がいるから！」
「ちょ、ちょっと。。。」

いや、こんな知識がない人に当たったのが悪かったんだ。。。
そう！！こんな時に若い女性に順番が回ってきてしまったから！と気を取り直して、そのまま男の人がいるカウンターへ行こうとすると、もう一度並び直せとの指導。

「時間がないの！！」と訴えるが、こうなった時のドイツ語圏の人は融通が利かない。
あ〜、帰りもやっちまったか？と時計を見ると、あと１０分。

いやいや、まだあきらめない！！
２階にもインフォメーションがあったはずだ！
他にも、なんか方法を考えるんだ！！
と、走って２階のインフォメーションへ。

１人だけが並んでおり、すぐに私に回ってきた。

「このバスはどこから出るんですか？！時間が無いんです！教えて下さい！」と！！

すると、口ひげを蓄えたふくよかな老人が、
「いや、これはバスじゃない。ウェストバーンという鉄道だよ。ほら、あと５分ある。２番ホームに行きなさい。」

え〜〜〜〜〜！！！！！ですよ！！

フリックスバスという長距離バスのサイトで予約したのに、鉄道？？！！嘘でしょ？！

とりあえず、言われたとおりに２番ホームの電車に飛び乗りました。

いやいやいや、改めて、え〜〜〜〜〜！！！！！ですよ！！

しかも、この鉄道、ザルツブルグ行きです。
マジですか？さらに、乗り換えですか？
いや、鉄道使ってミュンヘンまで行って３５ユーロですか？

安！！

と、長々と実況中継してしまい、すいません（笑）

とにかく、これでザルツブルグに行く事が出来る訳ですが、そこからがまた大変！！

鉄道の中で、車掌さんにザルツブルグでのバスへの乗り換えを聞いたところ、詳しく知らないんだ。と言われ、自分で探す事に。
Googleマップで、ザルツブルグ駅周辺を見ていると、バスターミナルと書いてある場所があったので、ひとまず安心してました。きっと、ここにミュンヘン行きのバスがあるはずだと。

そして、快適過ぎた鉄道の旅も終わりになり、ザルツブルグで降りると空気も綺麗だし、気分もいいし、スキップでも踏みたくなりながら、バスターミナルへ。
駅を出てみると。。。あ、これはヤバいパターンだ！！と気付きます。
バスターミナルと書いてあったけれども、京都駅の路線バス乗り場のような雰囲気です。。。

ヤバっ！！長距離バス乗り場を探してみるが、やっぱりありません。
バウチャーには何も書いてないけれども、乗り換えの時間って、そんなに潤沢にとってないはず！！

とりあえず、走って駅ナカのインフォメーションに行き、初老のおじさんを見つけ、このバスの乗り場はどこですか？と聞くと、反対の出口を出るとわかるはずだと。
軽くダッシュして行くと、工事が終わってないのかエスカレーターもエレベーターも無く、簡易的な木造の階段が。

大きな荷物を気合いで抱え、ぜえぜえ言いながら上まで到着。

しかし、右なのか左なのかわからない。
もう、賭けで右に行くと、バスが一台整地していない空き地に止まっているのが見えました！

近づいてみるとフリックスバスと書いてあります！！

お〜！！やっと対面です！！

いや、待てよ。
これミュンヘン行きか？と疑いながら、前に回り込み行き先を見ると…

ミュンヘン！！

すいません。超長くなりました（笑）
想いが強過ぎて…。
写真の方は、少しライトぎみにします（笑）

エリア ミュンヘン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝からバタつくと良いことはありません。
概要のところに全て書いたので、詳しくは書きませんが、かなり焦りました！！
本当は、早く着いて優雅にコーヒーとクロワッサンを食べて、バスの中で食べる昼食を買う事まで考えていたのですが、バス乗り場が見つからない騒動のせいで完全にパニックになりました（苦笑）
結局、ウィーン西駅（ウェストバーンホフ駅）からミュンヘンへ向かう「FLIX BUS」は、ウィーンからザルツブルグまでは鉄道だという事！！
ここは試験に出るので、確実に記憶して下さい！！（笑）
バスと言いながら、鉄道を使用する！！
完璧なトリックです！！

ウェストバーンホフ駅 駅

しつこいですが、ウィーン西駅（ウェストバーンホフ駅）から出ているミュンヘン行きの「FLIX BUS」は、ウェストバーンホフという鉄道を使用します！！
繰り返し言う事で、ここは確実にウェブの記録に残したいと思います（笑）
この鉄道を利用して、ウィーンからザルツブルグまで３時間弱。そこから、バスに乗り換えです。
バタバタしたおかげでクロワッサンと炭酸水しか買う事ができませんでした。
なので、本当はフランクフルトの友人に渡す予定だった「デーメル」のクグロフを食べてしまう事に〜！！
あ〜、ごめんよ〜。
そして、メッチャ美味しかったよ〜！！

クロワッサンとクグロフを食べたくらいでは、今日の朝のバタバタを経験した私にはまだ何かおしゃべりのつまみが必要です！！
お〜！！探せばあるじゃないか〜！！
自動販売機でコーヒー買おうとして、お金を入れたら隣りの自販機に入れてしまって、取り出せなくなったので買ったウィーン名物のお菓子が〜！！
でも、何か飲み物が欲しいよね〜！！
と思ってたら、車内に販売ゾーンがあるとの事。
うふふ。そりゃ、行くしかないっしょ！！
で、行ってお金を入れて、コーヒーを押したら、いきなりカップも出て来ずにコーヒーがダーっと！！
えっ？！カップは…横に置いてある〜！！
うううううう。。。。。
どうして私はこうなんでしょ。
未だに珍道中は続きます。

ウェストバーンホフ鉄道は非常に快適で、人もそこまで混んでいないので快適に過ごす事が出来ます。
この車掌さんは、日本語を挨拶程度する事が出来る人で、コーヒー事件から異常に仲良くなってしまいました（笑）
それはともかく、鉄道の中でWi-Fiが無料でサクサク動くのは感動です！！
日本でも無料Wi-Fiが一般的に早くなって欲しいものです。
それに、電源もあります。
スマホやパソコン、モバイルを充電するには最適なので、これには非常に助かりました！！
日本も先進だと勘違いしているのを早く元に正して、アジアの中で偉そうにしてるのではなく、ヨーロッパのサービスを徹底して研究した方が良いと思います。
Wi-Fiは企業のCMをかませる事で、いつでも無料で導入する事が出来るではないでしょうか？
インバウンド１０００万人と浮かれておらずに、早く満足度が高い観光を提供するために、無料Wi-Fiを導入するべきです。

いや〜、ここも慌てました！！
一度、面白い波に乗ってしまい、神が降りてきたら、ずっと笑いが身にまとってしまうようです。
しかし、車が発車後に、右に行っても左に行っても、どちらでも良かった事が判明しました。
それは、ユーロラインのバス停は階段を上って左に設置してあり、運転手がそこでもう一度バスを止めたからです。
本来であればそこで乗るのかもしれませんし、他の運転手では止めないのかもしれないので、右の空き地に止まっている場所へ行くのが妥当かもしれません。
このバスに乗り換えてから、約３時間でミュンヘンへ到着です。

ザルツブルク中央駅 駅

バスは２×２で、中央に通路があるスタンダードな形でした。
しかし、たまげたのは、シートが横にスライドする事です。
隣りが女性だと気まずく感じる男性も多いと思いますが、このバスでは横の通路にスライドする事が出来るので、適度に間隔を空ける事が可能です。
体が大きい人や、女性の隣りに座った人などは、このスライドを利用して適度な空間を確保していました。
こういう細やかなサービスが一般的になる社会は素晴らしい社会だと思いますね。
安ければ全て良いという訳ではない。このホスピタリティが今の日本には求められていると思います。

バスセンターに到着したので、バスコレを開催！！
バス①

ミュンヘン中央駅 (ハウプトバーンホフ) 駅

バス②

バス③

バス④

バス⑤

バスセンターにある発着場案内の電光掲示板。
これを見て、どこに自分のバスがあるかをチェックします。
行き先が同じでも、バス会社が異なると乗れないので、しっかりとチェックして下さい。
出発時間まで同じものがあるので、そこは注意が必要です。

２階に上がると、飲食とスーパーなどがあり、そこに旅行会社のデスクなどがありました。
ここでもチケットを買う事が出来るそうです。

このバスセンターのスポットが出て来ないので、すべてミュンヘン駅にしましたが、外見はこんな感じです。
ここのバスセンターの情報は日本のネットで検索しても全然出て来なくて困りました。
私が検索したキーワードが、「ミュンヘン　バス乗り場」とかで検索したからでしょうか？
ミュンヘンの高速バス、長距離バスの発着はここなので、次回日本語で誰かが検索した時のために記録として残しておきます。

ミュンヘンの長距離バス乗り場は、ミュンヘン中央駅北口を出て、左に５００m程度行ったところに、このような標識が出ています。
この左手奥に上記の建物があります。
スーパーが併設されているので、到着した時や出発する前に飲み物や食料を買うには便利です。
ホテルで夜に飲むミネラルウォーターなどは、到着した時に買っておくと安くつくと思います。
ま、このウェブサイトを利用している人は、既にそのような考えを持った人だとは思いますが（笑）

ミュンヘン北口の前の道路にはこのような路面電車が走っています。

やっぱり路面電車っていいですよね〜！！
こりゃたまらんですな。
日本に帰国したら路面電車がある街に住みたいです☆
もしくは、お気に入りのハウステンボスに路面電車が走る日を楽しみに待つかですね。

ミュンヘン北口を出て左を向くとこんな感じです。
この先に、ミュンヘンのバスセンター（バス乗り場）があります。
しつこいくらいに書いていますが、この情報が欲しかったんですよ〜。

こういう紋章があるとドイツ！！って気がしますね。
いや、オーストリア！！という気がした方が良いのでしょうか。
それとも、イギリス？
ともかく、ビールを飲みたくなります！！

ミュンヘン中央駅の近くでは、約１万円程度がホテル代の目安となりますが、ユースホステルを使用する人を除いてみれば、このホテルが費用対効果が高いのではないかと思います。
なぜかというと、鉄道、地下鉄、路面電車、長距離バス乗り場への交通アクセスが高い割に、朝食が無料でついています。
しかも、この朝食は軽食といった感じではなく、しっかりとした内容なので、朝からバスに乗って昼食も食べれないという方には最適です。
しっかりと食べましょう！！

シュア ホテル バイ ベストウェスタン ミュンヘン ハウプトバーンホフ ホテル

ホテルから夕暮れにミュンヘン駅を撮ってみました。

地下鉄駅です。
私はミュンヘンの地下鉄に慣れるまでに時間がかかり、さまよってしまいました。

ミュンヘン市庁舎です！！
メッチャかっこいい！！
やっぱり公共事業でしかこだわったものを建てれないと思うので、地域の宝になるような建物、ファサードをもった建築物を建てて欲しいですね！！
観光立国を歌うならば、東京や大阪、名古屋、仙台、福岡、札幌は、このような観光地になるような建物であるべきだ！！というマスコミの論調が出て来ないのはなぜでしょう。
そこが非常に残念に思います。

これがフラウエン教会でしょうか。

何か展示をやってました。

これどこから入ればいいのかがわからずにグルグル回ってしまいました。

ミュンヘンの街並です。

ミュンヘンの街並②

カフェの暖房があったかそうで、これは日本にもあれば雰囲気出るのにな〜と思いました。

ここは混み合っており、入るまでに少し並びました。
相席でもいいか？と聞かれ、オッケー！！とローラばりにいうと、先に入る事が出来ました。
日本語メニューもあるので、日本人でも安心して入る事が出来ると思います。
相席になった三つの家族とワイワイと盛り上がり、どこから来たの？どこの観光地に行くの？いつまでいるの？と話ははずみます。
このビールが美味しいよ！！と勧められたビールを飲んでいるうちに、第九の時間が過ぎてしまい、すっぽかしてしまいました。
でも、非常に楽しかったので、今回は大満足という事で！！

日本語のメニューです。
最近、日本人がミュンヘンに行かないからなのか、日本語のメニューは価格の更新がしておらず、ドイツ語メニューとは価格が異なりますと書いてあります。
表記の約１,５ユーロくらい高いと思えば、だいたい正解だと思います。

ミュンヘン中央駅に戻ってきました。
駅ナカもかなり充実しており、ここで軽く食事を済ますこともできます。
なかなか美味しそうです！！

ホームの様子

フードコートの様子

ムムム！！！

駅ナカでみんなビールを飲んでいたので、私も負けじと購入！！
でも、既に飲んでいるのでキツい〜！！

変わった飲み方をしている人がいて、このビールにバニラエッセンスを入れていました。
それって美味しいのですか？

ムムム！！！

ムムム！！！

これは各国のB級グルメは食べておかないかんでしょ（笑）

ハンブルグに行けなかったので、ここでハンバーグを食べておくかと思い買ってみました！！
しかし、ミュンヘンで痛感した事は！！

オクトーバーフェストには来るべきだ！！

これです！！

オクトーバーフェストは、いまや日本の各地で開催されていますが、あんな高額なビールをありがたがって飲むならば、少しお金を出してミュンヘンに行きましょう！！

この旅行記へのコメント （3）

• yukopusanさん 2018/09/02 11:02:22

  あ～、知っててよかった！

  実は私も交通費出来るだけ安くしたい派なので、ウィーンからザルツブルクまで鉄道なんて贅沢！長距離バスで移動を考え、フリックスバスを予約しようとしてたところでした！！！
  kirakira-boxさんのこの旅行記に出会わなかったら、きっと同じこと、いや電車間に合ってなかったと思います。
  とても感謝です！
  ちなみにコーヒー事件、なんだか他人ごとではありませんでした...
  

• 鼻毛マンさん 2014/02/08 11:01:24

  おもしろかった〜♪

  kirakira-boxさん、おはようございます。
  さきほどウィーンからミュンヘンへ移動してきました。
  すっごいおもしろかったです！
  
  4トラでみる旅行記は良い事ばかり書いている人が多くて閉口しますが、こういう苦労した話の方が500倍役にたっていいです。
  整理すると、フライバスというのは、ザルツブルグからミュンヘンまでの長距離バスで、ウィーンから運行していないから、ウィーンからザルツブルグまでは提携している鉄道会社に乗る方式を採っているいるということですね。
  それにしてもウィーンの人は対応が冷たいなぁーって感じました。
  僕の住んでいる大阪なら、旅行者が困っていると自分が知らない場合は知ってる人を探して駆けずり回ってくれます。
  
  ミュンヘン市庁舎については僕も同感！
  なぜ堺市市庁舎があんな風にかっくいくしないのか、夜間ライトアップしないのか不思議でなりません。
  ぜひ、日本に帰国したら、路面電車の走っている大阪堺市に移り住むように検討をお願いします。
  
  それでは！
  
  鼻毛マン
  

  kirakira-boxさん からの返信 2014/02/27 01:24:10

  RE: おもしろかった〜♪

  鼻毛マン さん
  
  こんにちは。
  
  ありがとうございます！
  
  かなりの珍道中っぷりに載せるか迷いましたが、何事も後に続く旅行者のためになれ！と思い載せました（≧∇≦）
  
  行く前に他の人の旅行記をチェックしていたので、これに載っていない情報を少しでも多く集めようとウロウロしましたが、自分が実際に体験したオロオロの方が役にたちますね。
  
  実は以前、堺に住んでいた事もあるんですよ。
  いい街ですよね〜。
  また住みたいなと思う事もあります！
  
  最近の私の流行りは佐世保と横浜ですが、考えてみれば路面電車がありませんね。
  
  これは早速見直しにかからないといけません（≧∇≦）
  
  路面電車があるだけで、街の格が高く感じる旅行者です！！