年末年始の過ごし方? ウィーン・ニューイヤーコンサート２０１４　パブリックビューイング

2013/12/28 - 2014/01/05

ウィーンでのカウントダウンも体験し、ほとんどのウィーンの若者は飲み明かしたために、まだまだ午前中は寝ているとは思いますが、しかし！！ウィーンと言えば！！

そう。楽友協会ホールにて開催されるウィーンフィルのニューイヤーコンサートです。

このチケットは、前年の１月に申し込み、抽選結果が１０月頃に送られてくるらしいです。
もちろん、その様な高貴な方々が行くようなチケットは持っておりません。
何やら着物を召された高貴な方々が中継の映像に映りますよね。アレですアレ。

では、どうするのよ？という話です。

楽友協会ホールでの様子は、全世界に同時中継されていますが、ウィーンではパブリックビューイングとして市民が楽しめるように市庁舎前広場にて無料で流しているのです。

年末年始の市庁舎前広場は、前日のカウントダウンから朝方まで続いたニューイヤーパーティーの数時間後には、格式高いニューイヤーコンサートを放映するという素晴らしい場所なのです。

部屋で暖かくして音楽を楽しむのもよし、この会場を訪れて手拍子したり、ゆるりと踊るのもよし。

今回は、この無料で楽しめるウィーンのニューイヤーコンサートを楽しんできました☆

いつかは楽友協会ホールで聞いてみたいものですが、高貴になれる気配も予定も無いので、そのレポは期待しないで下さい（笑）

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「maria vom siege」と書いてあったけど、何の建物なのかはよくわかりません。
特に見所にもなっていない建物なのかわからないけれども、結構な存在感を示していました。
地球の歩き方に載ってないだけで、きっとこれは有名な当て物に違いないと思って、写真を撮ってみました。

国会議事堂らしい。
やっぱりいいね〜ヨーロッパ！！と思ってしまう。
民主主義発祥の地であるギリシャ様式がふさわしいとして採用されたらしい。
そういうストーリーも民主主義を広めていくのに役立っているのでしょう。

何気ない信号待ちの風景。
信号も新鮮！！

いつ見ても威風堂々とした佇まい。
こういう建物を建てようとする日本の自治体はどれくらいあるのでしょうかね。
日本風を推し進めると城になってしまいそうですが、そうではなく洒落た日本風というか。

この場所でニューイヤーコンサートの無料放映がされています。
ずいずいと前の方まで行くことも可能です。
画面の前に行くと、曲に合わせて踊ってたり、手拍子したり、市民が自由に楽しんでいます。手にはホットワインを片手に体を温めながら見るのもオツです。
「美しき青きドナウ」や「ラデツキー行進曲」が始まると、新年の初まりを感じてしまう人は、是非ともここを訪れて、ウィーンの人たちと肩肘張らずに、気ままに音楽を楽しみませんか？

ウィーン市庁舎 現代・近代建築

市庁舎を背にすると、遠くまで多くの人がニューイヤーコンサートをそれぞれのスタンスで楽しみに来ている事がわかる。
隣りの公園の画像が消えてしまっているのでアップ出来なかったが、公園のベンチに腰掛けながら、映像は見ずに音楽を楽しんでいる人も大勢いる。
この音楽の楽しみ方も多様性というのが、音楽の都ウィーンと呼ばれるゆえんなのか。
ちなみに、市庁舎と向かい合っているこの建物も、ドイツ語圏演劇界の最高峰とされる「ブルク劇場」。
常に文化に囲まれています。
そして、その文化を大事に庇護する裕福な人たちがいて、その史恵を惜しげもなく楽しむ庶民がいて、文化は受け継がれていくのだなと感じます。
提供をする側だけではなく、受け手も文化の担い手なのだと感じる場でした。

ブルク劇場 劇場・ホール・ショー

路面電車の中はこんな感じ。
日本にいる時には、車中心の社会だったので、路面電車って邪魔だなと思っていましたが、路面電車って風情があっていいものだなと最近痛感してきました。
何より観光客にとってみれば非常に便利な乗り物です。
一路線だけでは魅力が少ないかもしれませんが、数路線あることで非常に魅力的な乗り物になります。
また、冬は寒い地方なので、無駄に冷気が入ってこないようになのか、自分でタッチしない限り開くことはありません。
これは面白いなと感じました。

ニューイヤーコンサートが終了して、すぐに楽友協会ホールへと向かいました。
もしかしたら、出待ちゾーンで指揮者を見れるかもしれないと思っての事です。

考えとしては正しかったのですが、あまりにも出て来ないので、もしかしたら、もう出た後かもと思って、写真を撮りに１０mほど移動した瞬間に出てきたようでした。
いや、私は写真を撮りたかった訳ではなく、素晴らしかったと拍手を送りたかっただけなんですけどね。
この拍手は相手には届かなかったようです。

いつかはこの中で見る事が出来るでしょうか？
でも、私は立ち見で十分な身分なので、そこから大きな拍手を送りたいと思います。

ウィーン楽友協会 劇場・ホール・ショー

元旦の夜は「こうもり」を見ない事に決めていて、小さな協会で室内楽を楽しみたいと思っていました。
探してみると、アンナ協会という小さな協会で開催されるようなので、夜までご飯を食べながらゆっくりしようかと思っていましたが、ふと、重要な事に気付きました。
あれ？シュテファン寺院って中に入ってないよね？と。
そうです。何気に毎日見ていて気付いてなかったのですが、中に入ってないんです。
ま、観光もしておかないとな〜という事で、中に入りました。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

シュテファン寺院の中はこんな感じです。
柵の外から見るには無料。中に入るには有料です。
第一次世界大戦がマリア像を掲げた途端に終わったといわれる絵画は柵の外。そこはしっかりと確認しましょう。
しかし、これ、奥までどのくらいの距離があると思いますか？
なんと！！１０７mらしいです！！
日本人観光客がウィーンも多いせいなのか、日本語ガイドツアーもあるようなので、せっかくなら聞いておいても良かったなと思います。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

シュテファン寺院のシンボルともなっている南塔。
３４３段あると読んだので、数えて登っていたんですが、途中で人とすれ違う時に、話しかけられて数を忘れてしまいました。
とにかく、ゼイゼイ言いながら登りました。
上から見る景色はやはり綺麗で、こんな街並ならいつまでも見ていたいなと思いました。
この屋根の文様も綺麗でいつか一戸建てに住めたら、屋根をこういう風に改装したいなと思いました。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

シュテファン寺院の目の前にある路地から写真を撮っていた時に、ふと横を見ると携帯屋がありました。
その店頭には、なんとiPhoneのケースが自動販売機で売ってありました。
ここまでしてiPhoneケースを売る必要があるのかな？と思いましたが、これをするという事は需要があるという事でしょうから、iPhoneはウィーンでも人気で、着せ替えがさらに人気という事なんでしょう。
考えてみれば、日本でもやってもいいかもな。と。
要検討です。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

食事を取る前に、チケットだけは確保しておかなければと思い、アンナ教会に行くと目の前で売っていました。
一般は２９ユーロ、学生は１９ユーロ。
教会の中で開催されるこじんまりとした室内楽が１時間という割には、今のレートで考えると結構な金額します。
しかも、オペラ座ではウィーン管弦楽団の演奏が立ち見なら４ユーロで楽しめる訳です。
う〜ん。と考えましたが、せっかく来たので、教会の中で開催される室内楽も楽しんでおきたいと思っていたので、買う事にしました。
このチケット売りのおじさんが日本語も少し話せて、日本人は礼儀があって大好きだと言ってたので、さらに買う気が起こったことは確かです（笑）

そして、チケットも手に入ったし、食事へ。
アンナ教会から近いレストランを選ぼうとウロウロしていると、窓越しに美味しそうなビールを飲んでいる店が。
すぐさま入りました。

Lubella その他の料理

やはり定番のシュニツエッルを注文しました。
やはりどこで食べても美味しい！！
これだけ日本人観光客がいるのに、日本に戻ってからシュニツエッルの専門店を開いていないのが不思議だと思いました。
オーストリア大使館にシュニツエッルを日本で広める活動をしてもらいたいものです。
もしかしておかしいのは私の方で、中国に普段住んでいるので、舌がバカになってしまって、中華料理以外の食べ物なら何を食べても美味しいと感じるようになっているのかもです。
よっぽどハードルが低くなってしまったのでしょうね。

Lubella その他の料理

ウィーンはイタリア系移民が多いからなのか、ピザが劇的に美味しい。
シュニツエッルとは異なり、ミラノ風の厚いピザではなく、薄いピザなのですが、美味しいんです！！
どこで食べても美味しいので、どこでも売ってあります。
ちょっと中心部から離れると、ワンカット１ユーロで売ってある店もあります。
これは日本でも２００円くらいで売ってくれないかなと思います。

Lubella その他の料理

シュニツエッルは、ミラノ風カツレツがウィーン風になったものだと聞いていたので、ピザも美味しかろうと食べてみると美味しく、ならばパスタはどうだろうと思って頼んでみました。
結論から言うと、美味しいです！！
なんだろ、全て美味しく感じます！！
中国でどれだけ微妙だなと感じる料理を食べていたんでしょうね。

Lubella その他の料理

今回の店はこの店です。
食事を取っている最中に、日本人のツアー客がどよどよと入って来たので、行った事がある人もいるかと思います。

Lubella その他の料理

チケットはこんな感じです。
そうです。細かく見た人は気付いたと思いますが、１９ユーロです。
おじさんの好意なのか、学生料金でいいよ。と言われました。
ま、学生に見えるから。と言われたんですけどね。
とりあえず、ラッキーでした。

アンナ教会の場所はココです。
演奏会と関係なく中も見学する事が出来るので、自由に訪れて下さい。

この旅行記へのコメント （2）

• falanさん 2014/01/22 10:56:58

  行ってみたくなりました

  1月のウイーンは寒さがきびしいのかなと想像して、街歩きはどうなの？と思っていました。kirakira-boxさんの写真と文章から心地よさが感じられて、いつか行ってみたくなりました。貴重な情報もありがたいです。旅の続きのお話を期待しています。

  kirakira-boxさん からの返信 2014/01/22 12:42:29

  RE: 行ってみたくなりました

  falanさん、こんにちは。
  
  年末年始のウィーンは、恐ろしく日本人が多く、100mおきに日本人とすれ違うといった感じでした。しかし、日本人特有というか、知らないフリをする。関わらないようにする。といった感じで、なんか不思議な民族だなと思いました。
  私は旅は道連れといった感じも楽しみにしているので、サクサク歩いている人から情報をもらって効果的に楽しめました。
  寒さとしては、10度前後といった感じで、昼間は日光浴しながらまどろんだ感じもまた良かったです。
  falanさんのドイツ旅行記を読んで、また行きたくなりました！！
  次回も楽しみにしています。
  
  > 1月のウイーンは寒さがきびしいのかなと想像して、街歩きはどうなの？と思っていました。kirakira-boxさんの写真と文章から心地よさが感じられて、いつか行ってみたくなりました。貴重な情報もありがたいです。旅の続きのお話を期待しています。