材木座海岸－2013年初冬

2013/12/01 - 2013/12/01

　鎌倉の材木座海岸からは富士山が望めるのだが、何度も行ったが富士山が見えることなど1、2度ぐらいだ。12月に入り、ようやく初冬といった雰囲気で、材木座海岸からもぼんやりと富士山が見えるようになってきた。
　材木座海岸からは稲村ガ崎、江ノ島も望める。また、干潮時には和賀江島も現れる。
　この辺りは鎌倉市と逗子市の市境に当たる。六角ノ井は八角であるが、2辺が逗子市側にあるために、六角ノ井と呼ばれている。しかし、逗子市民は二角ノ井とは呼ばない。
　現在は、鎌倉市の南限はここ材木座海岸であるが、源頼朝の頃から鎌倉中の南限は小坪であった。寿永元年（1182年）には、頼朝は正室（政子）に隠れて、愛妾の亀の前を小坪の伏見冠者藤原広綱の邸に匿まわせ、通っていた。「吾妻鏡」中には、鎌倉の四境として東六浦、南小壺、西稲村、北山内と記されているが、鎌倉中は小坪と六浦の間ある久野谷村と柏原村（合併して久木村）、池子村なども鎌倉中の扱いだったのかも知れない。その名残が山の根熊野神社や池子神明社にある頼朝創建の伝承であろう。その後、鎌倉の四境の西は固瀬川（片瀬川）まで広がり、南の田越川でも罪人の処刑が行われているから、現在の逗子市の多くは鎌倉時代の後期には鎌倉中の扱いだったのではあるまいか？ふとそんなことを思った。
（表紙写真は和賀江島）

エリア 鎌倉(神奈川)

岬の間の団地の上にかすかに見える富士山。

材木座海岸から見る稲村ガ崎。材木座海岸には漁船が置いてある。

材木座海岸から見る稲村ガ崎。

材木座海岸から見る稲村ガ崎。

材木座海岸から見る和賀江島。

材木座海岸から見る由比ガ浜海岸。

材木座海岸から由比ガ浜海岸。

「地震を感じたら津波に注意　この護岸の高さは海抜4.9mです」看板。

和賀江島。

飯島崎。

材木座海岸から見る稲村ガ崎。

材木座海岸から見る稲村ガ崎。

和賀江島。

飯島崎。

「和賀江嶋」碑。

「地震を感じたら津波に注意しましょう」標柱。

立て掛けられたカヌー。

「正覚寺」案内看板。

「海前寺」案内看板。

小坪海岸トンネル。

和賀江島と遠くに江ノ島。

「和賀江嶋」（鎌倉町青年団、大正15年（1926年）銘）史跡碑。

材木座海岸。

和賀江島の漁船と遠くに江ノ島。