2013/11/09 - 2013/11/10
6位(同エリア790件中)
こあひるさん
東北地方の中で、アクセスが良くて近場のどこかに行きたいな・・・とガイドブックをパラパラとめくっていると・・・「みちのくの小京都」と称される角館に目が留まった。
黒板塀が連なる、風情ありすぎの武家屋敷通り・・・城下町や宿場町の風景はこれまで見たことがあるけれど、黒板塀の続く武家屋敷町って見たことがないし、すっごくフォトジェニック~~!と、ぜひにも訪れてみたくなった。
角館といえば、みちのく三大桜名所のひとつで、滝のようなしだれ桜が、武家屋敷通りを覆っている光景を、誰もが一度は写真などで見たことがあるだろう。
東北の三大桜名所の中で、私は一番目に角館に行ってみたいなぁ~と思うのだが、最近ではGWに海外旅行・・というパターンなので、しばらくは寒い地域の桜を見に行く予定は立てられないし・・・。
ガイドブックにあるように、緑の木々に覆われた武家屋敷通りもかなり美しそうだから、桜のシーズンにこだらわなくても、一度いってみたい・・・。
色々な都合を鑑みて、11月の中旬に行くことに決まった。角館の紅葉は、10月下旬~11月上旬ということなので、11月2週目だと紅葉見頃にはやや遅いかなぁ・・・でも紅葉の散り際なら見れるかもしれない・・・とちょっぴり期待して・・・。
そして、いざ角館に来てみたら・・・今年は紅葉が少し遅かったのかまさにピーク!様々な色に染まった木々が重なり合う様子に、思わず感嘆の声をあげてしまった・・・!錦繍という名にふさわしい見事な光景・・・。これは~~美しすぎる!!!!
家並みと紅葉がこれほど美しい通りが他にあるだろうか・・・?
特に武家屋敷通りの紅葉は、トンネルのように重なり合い、数歩歩くたびに立ち止まってカメラを向けずにはいられないので・・・なかなか前に進めない(笑)・・・(連れ合いはすごく退屈そうだった・・・)。
写真が多いので(いつもだが・・)、2日間を5編に分けることにした。
①は、到着から外町(商人町)あたりの紅葉やレトロな商家の様子。
②は、内町(武家町)の東勝楽丁あたりの紅葉と3つの武家屋敷。
③は、内町(武家町)の表町下丁あたりの紅葉と2つの武家屋敷。
④は、ライトアップされた武家屋敷通りの紅葉。
⑤は、2日目、雨の中、くっきりしっとりと濡れそぼった紅葉。
同じ武家屋敷通りの紅葉でも、晴天の1日目と、雨の2日目とでは、全く違う趣きがあり、一度の訪問で2倍、素晴らしい紅葉を堪能することができた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 新幹線
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仙台から秋田方面には、新幹線1本なので楽ちんです。
角館までは1時間半あまり・・・思っていたよりも近いんで、日帰りしようと思えばできることを知りました。
9:40のこまちに乗り、11:15到着予定です。
正午になってしまうと、ランチを食べるのにお店が混んでしまい、待つ時間がもったいないので、少し早めに着くようにしました(連れ合いの唯一の楽しみである食べ物中心にプランしてあげてます)。
仙台から30分ほども経つと、車窓から山々の紅葉が見えて、とってもキレイでした。 -
秋田新幹線と呼んでいましたが、正式には新幹線ではなく、あくまでも在来線なんですね、知りませんでした。
盛岡から秋田間は、在来線の線路(しかも途中まで単線・・・)を使い、スピードも遅いし、ギシギシと揺れるし・・・。
こんなんだったら、単に特急列車じゃないか・・・新しい車両のスーパーこまちなんかをいくら走らせたところで、もったいないだけのような気がする・・・新幹線のチケット代をとるのはちょっとひどいわ・・・と思いました・・・。 -
予定通りに角館に到着しました〜。
駅構内の通路には、秋にもかかわらず、やはり一番有名な桜が飾られていて、手作り感いっぱい!
角館は、1620年、角館地方を領していた芦名義勝によって造られた城下町です。芦名氏が絶えた後、芦名氏の家臣団の有力武将であった佐竹北家が引き継ぎました。
町は「火除(ひよけ)」と呼ばれる広場を中心に、北側は武家屋敷が建ち並ぶ「内町(うちまち)」に、南側は町人や商人が住む「外町(とまち)」に区分されました。
このかつての町割りが390年余り経った今でも、ほぼ変わらず残っています。
内町(武家町)は、築200年近い屋敷が建ち並び、黒板塀に垂れ下がるしだれ桜が続きます。この武家屋敷群の表通りは、国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けており、文化財として保護されています。
外町(商人町)は、内町(武家町)と対照的に、びっしりと商家などの町並みが続き、歴史を感じさせます。古い建物や土蔵も数多く残り、町の人はこの空間を大切にしながら、店舗やレストランなどに活かしています。
(角館町観光協会HPより) -
今回は、みかりさんを見習って、前もって観光案内所から、観光資料をたくさん送ってもらいました。
これまではネットでちょろっと下調べして、地図なんかもプリントアウトして行くんですが・・・やっぱり観光案内所でくれる資料は情報が詳しいし、地図はとっても使い勝手がいいし大きいし、何といっても雨に塗れてもにじまないのでいいです〜。
途中で地図を落とすことが多いので、駅前の観光案内所で、もう一部予備に地図をもらってから、武家屋敷通りの方へ向かいま〜す。
JRの角館駅は小さくシンプルで、写すほどの駅舎でもなかったですが、観光案内所かと思って入ってしまったこちらの建物は、秋田内陸縦貫鉄道の駅でした。
どこを通る路線なんでしょうね〜。こういうローカル線にも惹かれますね! -
予備の地図をゲットして、駅通りを中心地のほうへ向かいます。
まず一番には、早めのランチをとるプランにしています。
ランチは、外町(商人町)にある西宮家のレストランで・・・と決めています。
前もって電話で聞いたら、ランチの予約はできないようです。しかも今日は、11時頃から団体さんの貸切になっているので、11:40くらいになれば空くだろうと言われていました。
駅前の道路の街路樹も、ちょうどキレイに色づいています。西宮家 名所・史跡
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私好みじゃないと思われる、秋田の伝統菓子もろこしのお店「唐土(もろこし)庵」にちょっと寄ってみます。
試食しましたが、やっぱり私は好きじゃないなぁ・・・。
昔ながらの・・・ってお菓子はたいがいあんまり美味しくないことが多いと思う(個人の好みです)。
私が渋い顔をしているのに、連れ合いは、生もろこしを買うと言う・・・ばら売りがないようで、小さい箱入りで買わなければならない。連れ合いだって、絶対飽きて食べきれないと思う・・・。 -
さらに駅通りを進みます。
道路の右手すぐそばに見えるそんなに高くない山の紅葉も、なかなかいいね〜。
角館町観光協会のHPによれば、幸運にも今がちょうど紅葉の見頃ということらしいので、すっごく楽しみなのです。
先週妹夫婦が仙台に遊びに来たので、今週こちらへ来ることになったのですが、1週間遅らせたことが今年は幸いしたみたい! -
ここは・・・果物屋なのね・・・と、通り過ぎましたが、今ガイドブックを見ていたら、ここに併設するフルーツパーラーの旬の果物を使ったパフェがガイドブックに紹介されていました。
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この寂れ感が・・・いい感じ・・・なんて言っちゃいけないか・・・。
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天気予報で、明後日には雪マークがついている秋田県・・・。
松の木にも、積雪に備えた冬支度を施している最中でした。 -
駅通りから、西宮家がある田町というエリアに曲がります。
外町(商人町)の中で、この田町は、角館のもうひとつの武家屋敷通りともいわれ、古くからの木々が茂り、四季折々の風情を見せてくれる通りです。
すぐに西宮家がありました。
駐車場には大型バスも停められ、たくさんの人が訪れています。 -
前もって言われていた通り、レストランは13時近くまで団体さんの貸切となっているようです。
この待ち時間については前もってわかっていたので、ウェイティング・リストに名前を書き、待っている間に、敷地内を見学していればちょうどいいかな・・・と考えていました。
黒板塀の門から入ると、正面に母屋があります。 -
町人の町である外町(商人町)ですが、秋田藩主佐竹氏直臣の家臣団が居住していた一郭があり、それがこのあたり、田町武家屋敷です。
その中でも、西宮家は重きをなした家柄であり、さらに明治後期から大正時代にかけては、地主として最も繁栄しました。
母屋と5棟の蔵が復元されています。 -
ちょっと母屋をのぞいてみました。
母屋は、明治中期に建てられました。
こちらでもお茶や食事ができるようですが、電話で聞いたときには、団体さん用ということでした。 -
中庭を囲んだ縁側の廊下がある、落ち着いた佇まいの母屋。
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敷地内には、蔵が5つあり、大正8年に建てられた前蔵や、ガッコ(漬物)を貯蔵するためのガッコ蔵もあります。
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こちらは、明治27年に上棟した西宮家で最も古い蔵、文庫蔵です。
現在は途絶えてしまった角館春慶をはじめ、西宮家の文化遺産が展示されています。 -
どなたが乗った人力車なんでしょうか。
イス部分のビロード生地がとても美しいです。 -
中庭の木々はどれもまさに紅葉真っ盛りですが、特に中央にある真っ赤なカエデに目が惹きつけられます。
ただ・・・今日は、とてもお天気がよく陽射しが強いので、目で見えているように、全体が平等な明るさになるように写真に撮ることは難しいです。
全体を写そうとすると白っぽくなってしまいまいした。 -
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お天気が良いと、こんな風に輝くような紅葉が撮れるのはいいですね。
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カエデでも、色々な種類や色があります。
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明治43年に建てられた米蔵は、現在、売店となっていますので、ちょっと覗いてみましょう。
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端切れを使って編む草履を実演販売していました。
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米蔵の脇から、1本裏の通りに抜けることができます。
広い敷地なんですね。 -
キレイに修復・手入れされています。
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今12:15くらいで、団体さんはまだ食事中のようなので、同じ田町エリアにあるすぐ近くの今晩のお宿に、荷物を置いてきちゃいましょう。
武家屋敷の黒板塀は、武者窓と呼ばれるのぞき窓がついた造りになっています。 -
田町武家屋敷は、国の保存地区に指定されていないこともあり、武家町の雰囲気が失われつつあるとは言われていますが、昔から残る黒板塀、春の桜、秋の紅葉は、内町の武家屋敷通り同様、見応え充分なのです。
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電柱や電線がとっても残念な感じですが・・・なかなかの紅葉っぷりです。
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西宮家からすぐ、今夜のお宿、田町武家屋敷ホテルです。こじんまりとしたホテルです。
荷物を預かってもらって、再び外へ・・・。田町武家屋敷ホテル 宿・ホテル
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田町武家屋敷ホテルの前に、旧角館製糸工場の建物があります。
明治45年に建てられました。
角館にも製糸産業が盛んだった時期があるのですね。 -
国の登録有形文化財に指定されています。
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中をちょっと覗いてみました。
採光窓があり、意外に明るいです。 -
陽射しが強くて・・・白っちゃけました。
主な大きな建物は3棟ほどあります。そんなに巨大な工場ではなかったようです。 -
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ついでに、一本裏道にある太田家にも行っておきます。
明日は雨になる・・・どころか、今夜から大荒れになる・・・との予報なので(雨男の連れ合いは、平然と「お決まりのパターン」と言いやがってました)、見に行きたいとチェックした武家屋敷と紅葉のシーンは、今日のうちにできる限り周ってしまっておこうと思うのです。 -
太田家は仙北地方の大地主だった家柄で、内蔵のある家屋敷は田町武家屋敷通りまで続いています。
非公開なのでよくわかりませんが、西宮家と同様、2本の通りの間全部が敷地ってことなんですね。武家屋敷通り 名所・史跡
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太田家の正面にあるのが、煉瓦造りの蔵が印象的な安藤味噌醤油醸造元です。
蔵座敷としては東北地方現存最古のものだそうです。
通りに面した蔵は、外町(商人町)の度重なる大火に学び、明治24年(1891)に建てられたものです。角館町白岩にて焼成された煉瓦を使用しており、現在蔵座敷の中を公開しています。
ここに寄っているとランチに遅れるし、明日入ってみる(建物内なら雨でもOKだし)つもりなので、今は通りすぎるだけにします。 -
こちらは、創業以来、味噌・醤油の醸造に使用している安藤家の井戸水。
角館は、東に玉川、西に桧木内川が流れ、良質で豊富な地下水(伏流水)に恵まれています。
さらに三方を山に囲まれ、南に開けた京都によく似た盆地の地形は、冬は寒く夏に暑い醸造業に最も適した気候風土でもあります。
安藤味噌醤油醸造元では、この伏流水を味噌・醤油の仕込水として使っているそうです。
飲んでみたら、とても柔らかいお水でした。 -
この界隈にもしだれ桜の枝がたくさんあり、春には桜が美しいポイントとして知られています。
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黒板塀とお庭を持つ一般のお家も、所々にあります。
田町の武家のお家だったのでしょうね。 -
さて、12:45をまわりました。
そろそろ西宮家へ戻ります。
商人の町らしい建物があちこちにまだ残っています。 -
昔と現在がミックスした不思議な建物。
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西宮家の米蔵の裏手のところまで来ました。
その向かいにも、煉瓦の蔵がありました。ちょっと傷んでいるように見えますが・・・。
棒や板で補強しているような光景、私はてっきり修復中なのかと思っていましたが、あとで武家屋敷で尋ねたら、雪の重さや雪の深さから守るための備えなんだそうです。 -
西宮家の北蔵が、カフェレストランです。
大正8年ごろに建てられた蔵です。
すでに、テーブル席が埋まっちゃってます〜〜!寄り道しすぎた〜〜(笑)。
でも、カウンター席が空いていて、そこでよければ・・・と案内されたので、待つ時間ももったいないし、中を写せれば席なんてどこでもいいので、すぐに座ることができました。
テーブル席いっぱいに人が埋まっているので、カメラを向けるのははばかられるので、内部の一部だけ撮りました。 -
もう13時近くなっていて、夜にお腹が空かないと困るので、私は稲庭うどんを頼みました。
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連れ合いは、こちらのレストランで人気だというハヤシライスにしました。
ガイドブックに載っていた写真とはちょっと違う感じですが・・・あっさりとして美味しかったようです。 -
蔵の内から出たところには、中庭が見えるガラス張りのテラス席。
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内町(武家町)へと真っ直ぐ続く通り、下中町にあるイオヤです。
大正15年に建てられた大正造りの建物。 -
なかなかステキな洋風の石造り。
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イオヤは何でも屋で、往時は総合百貨店的な店として、注文されたものはゆりかごから墓場まで何でも揃える・・・というスタンスだったそうです。
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特に買う用事がないと、よそ者にはちょっと中まで入りづらい・・・。
中は、奥に広いのかな・・・。 -
ビニールをかけて展示販売している食器セット。
昔の商店街のお茶碗屋さんでは、そういえばこんな風にして売っていたような記憶もあります。
なんかいいなぁ〜。 -
せっかくのステキな洋風建築に、全く似合わない商品陳列が何ともいい感じを醸し出す・・・。
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下中町にある、こちらもすてきな商家、八柳。
伝統工芸の樺細工(桜皮細工)のお店です。
樺細工とは、ヤマザクラ類の樹皮を用いて作られる工芸品です。
独特の技法によって、ヤマザクラの樹皮特有の光沢を生かした、渋くて奥深な色合いが特徴です。代表的な製品として茶筒・茶櫃等のお茶道具類、文箱、茶だんす、ブローチ、タイピンなどがあります。
手間のかかる工程を経て細工されたものとはわかりますが・・・個人的な好みとしては、ちょっと地味すぎる・・・ので・・・買いません。 -
2階の窓がすばらしいデザインです。
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このおみやげ屋さんの建物も、いい感じ。
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バス停待合い?と思ったら、バス停はないので・・・よくわからないけど、休憩スペース?
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町が造られた当時には、武家屋敷80戸に対し、商家350戸と数えられていたそうです。
火除けから北側の内町(武家町)は、南側の外町(商人町)に比べて、面積が広くとられています。逆に、家屋の数では、内町(武家町)のほうがぐっと少なく、大きな家屋敷やお庭のある、広い敷地のお家が多かったことがわかります。 -
だいぶ北上してきました。
こちらは中町の、お土産屋や飲食店が並ぶ通り沿いにある、たてつ家。 -
たてつ家の現存の建物は、明治33年に建てられたもので、商家の風情を現代に伝えています。
平成16年に「ふるさと景観賞」受賞。蔵の中には、たてつ家(田鉄家)の先祖が実際に使用していた趣味や生活用品などを「外町史料館 たてつ」として無料公開しています。
でも中の見学よりも、武家屋敷通りを今日のうちに周りきってしまいたいので、ここも通り過ぎるだけです。 -
そして、この空地のようなスペースが、内町(武家町)と外町(商人町)との堺、「火除け」と呼ばれるところです。
資料によると、「古城山の裾野から南に382間(約687メートル)、東西に一線を引き火除けとする。幅12間(約21メートル)、東西に160間(約288メートル)の空地を設け中央から少し南側に、高さ1丈(約3メートル)の土塁を築き、完全に内町と外町を遮断する」とあります。
外町(商人町)で火災が発生した時に、内町(武家町)に引火しない様にこの火除けを設けたと言われています。更に土塁の真ん中には、木戸門を設けており、夜になると閉めていたそうです。
火災だけではなく、不審者を侵入させない効果もあったように思われます。
この一つの空間をもって、北の武士社会、南の商人・職人社会に分かれていた町割りは、現在になってもその成り立ちを残したままです。
今は土塁などはないですが、火除け復元の話も出ており、それが完成すると、今まで以上にその意味合いを後世に残す事ができることとなるでしょう。
(角館町観光協会ブログより)
それでは、いよいよ武家屋敷通りへと入ります。
前置き編が長くてすみません。ここからが角館紅葉の真骨頂です。
②へ続きま~す。
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この旅行記へのコメント (15)
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- hot chocolateさん 2013/11/15 07:45:41
- 角館の秋♪
- こあひるさま、おはようございます。
ご無沙汰しているうちに、沢山の旅行記が・・・♪
秋の角館! 思いがけず、紅葉が盛りの時でよかったですね〜
桜の頃も素敵な角館だけど、紅葉の時期もしっとりと鮮やかで素敵です♪
角館は、まだ行ったことがないけれど、行ってみたい街の一つです。
武家屋敷が有名な角館だけど、大正ロマン的な街並みもあるのですね。
これから、じっくりと旅行記を拝見させていただきますね。
hot choco
- こあひるさん からの返信 2013/11/18 09:22:01
- RE: 角館の秋♪
- hot chocolateさん、おはようございま〜す。
近場地元ネタで、冊数ばっかり多くなり・・・毎日旅行記作りに追われております・・・。
今年は紅葉が少し遅かったようで、ちょうど一番美しい時に当たってラッキーでした。
あの豊かな色彩と、道路を覆うばかりのボリューム感がハンパなくて、街並みと紅葉があんなに凄いところって、他になかなかないのではないか・・・と思いました。
2日間、同じところの同じような風景ばっかりの紅葉三昧の旅行記ですが、よろしければもう少しだけおつきあいくださると嬉しいです。
こあひる
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- YUMEさん 2013/11/14 00:51:30
- 紅葉の秋もなかなか良いですね
- こあひるさん
ごぶさたしてますが東北の四季を楽しんでおられますね。
角館には良く行きましたが、冬と春の時期しかないので新鮮な角館を拝見させて頂きました。
駅の街路樹からしていい色ですからいい時期に訪れましたね。
また良く下調べされてますから、楽しみも倍増でしょう。
雑な性格でふらっと行ってしまうので尊敬してしまいます。
安藤味噌店は私もお気に入りで、訪れるときは秘伝味噌を買って帰ります。
夢
- こあひるさん からの返信 2013/11/17 16:28:25
- RE: 紅葉の秋もなかなか良いですね
- YUMEさん、こんにちは〜。
角館が、四季折々こんなに美しところだとは(まだ秋にしか訪れていませんが・・・)知りませんでした。駅からのアクセスもいいので、わが家にとってはうれしい美観の街です。
しだれ桜の光景もぜひ見たいですが、何しろ紅葉の時以上の人出で、三脚で陣取っている人も多そうですし・・・それよりも雪景色の冬に訪れてみたいな〜と思っています。
新幹線(新幹線じゃないんですけど・・)がもうちょっと安ければ、もっと気軽に行けるのになぁ・・・。
こあひる
- YUMEさん からの返信 2013/11/17 16:42:41
- RE: RE: 紅葉の秋もなかなか良いですね
- こあひるさん
> 角館が、四季折々こんなに美しところだとは(まだ秋にしか訪れていませんが・・・)知りませんでした。駅からのアクセスもいいので、わが家にとってはうれしい美観の街です。
角館は春もしだれ桜は素晴らしく、きっと感動するでしょう。
その後に弘前城の花見をする!時期さえ合えばいいプランになります。
毎年、花見客が増えているような気がします。
不思議と秋田県の友人が多く、岩手は少ない。
佐竹向きなのですかね?
しだれ桜の光景もぜひ見たいですが、何しろ紅葉の時以上の人出で、三脚で陣取っている人も多そうですし・・・それよりも雪景色の冬に訪れてみたいな〜と思っています。
冬は長くいると若干厳しく、吹雪で先が見えないことがあります。
慰労を兼ねて秋田の乳頭温泉や山形の銀山温泉に是非行ってブログを書いて下さい。
こあひるさんならきっと素晴らしいブログが出来上がります。
> 新幹線(新幹線じゃないんですけど・・)がもうちょっと安ければ、もっと気軽に行けるのになぁ・・・。
>
だんだん仙台にいて東北の良さがわかってくると永住してもいい気になりますよ。
冬はむしろ新幹線や電車の方が動きやすいから冬でもいい旅ができるでしょう。
夢
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- ざっちさん 2013/11/13 19:41:48
- 紅葉の時期、ため息☆
- こあひるさん、いつも訪問投票ありがとうございます。
紅葉の時期の角館、あまりに美しい景色でため息が出ますね。
以前3月にいきましたが、色とりどりの木々の美しさ、断然すてきです。
そして古い街並みを保存して観光資源にしているので、街並みと木々の色がまた合いますね。
いつも素敵な写真でその写真うまさにもため息が出ました。
ざっち。
- こあひるさん からの返信 2013/11/15 08:49:14
- RE: 紅葉の時期、ため息☆
- ざっちさん、おはようございま〜す。
角館の紅葉があんなにもすごいなんて、全く予想していなかったので、本当に感激しました。
あの街並みなので、紅葉に限らず、どのシーズンに行ってもステキなんでしょうね。
次は、冬の角館にぜひ行ってみたいな〜と思いました。
こあひる
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- ごまさん 2013/11/13 16:32:58
- 素晴らしい紅葉ですね。
- こあひるさん
こんにちは、角館に行かれたのですね。
確かに秋田新幹線は在来線を走るので、新幹線の座席は普通は横2席+3席ですがこまちは2席+2席で狭いのですよね。
山形新幹線も同じで狭いです。
しかもどちらも在来線を走るので、カーブも多くてゆっくなのでどちらもとても到着までの時間が長いですね。停車駅が少ないですがね。
私も角館には雪の時期と桜の時期に3回行きました。
秋には訪れた事がないので綺麗な紅葉にびっくりしました。
古都の風情と黒板塀に映える紅葉は1番良い時に訪れないと見られないから、本当に羨ましいですね。角館の紅葉は本当に綺麗なのですね。
私は角館が好きですが、特に雪の角館が大好きです。
雪と黒板塀、しだれ桜の木に積もる雪は言葉に出来ない位の美しさでした。
冬だけなのでしょうか?「たそがれ清兵衛」の舞台になった岩橋家で、囲炉裏を囲みながら昔ばなしを聞く事も出来ました。(4年前の話です。)
非常に寒くて雪道を長靴で(観光案内でレンタル)苦労して歩くのも楽しかったです。
もし縁が有りましたら、雪の角館を体験するのも良いかも知れませんね。
- こあひるさん からの返信 2013/11/15 08:47:10
- RE: 素晴らしい紅葉ですね。
- ごまさん、おはようございます。
秋田新幹線・・・あんな路線ならもっと料金を安くしてほしいと思いました・・・。2+2の座席は、2+3より広いのかと思っていたら、かえって横幅は狭いんですね・・・。
角館の紅葉が、あんなにすごいとは全く予想していなかったので、ほんとうに感激しました。比べようはないですが、桜よりも(まだ見てませんが)キレイかもしれません。
角館の冬景色、ガイドブックなどの写真で見るとほんとうにキレイですねぇ。あの街並みですから、絵のような雪景色なんでしょうね。是非行ってみたいと思いました。
昔話を聞かせてくれるっていうのは、冬の間行われているようです。雪の中、そんなに動き回れないので、そういうイベントに参加すると、風情があっていいですね〜。
こあひる
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- Juniper Breezeさん 2013/11/13 16:30:02
- いやぁ、素晴らしすぎる、角館の紅葉!!
- こあひるさん、こんにちは。 角館行かれたんですね! 私も9月の東北旅行で角館駅だけ利用しましたけど、あの時は武家屋敷とかまで行かなかったんですよね。
武家屋敷は去年の桜の時期を狙って岩手と秋田への旅行を初めて計画しましたけど、見事にどこも桜が開花しておらず、一体何しに行ったの〜?!って感じだったんです^^; 次こそは武家屋敷の枝垂れ桜〜!と思っているので、その機会が再度訪れるまで行かないつもりだったけれど、こあひるさんの旅行記拝見してると、紅葉もとってもキレイなので見に行きたい!と相変わらずミーハーな私です(笑)。
桜の咲いてない武家屋敷を観光で訪れた時は、こあひるさんが行かれたようなレトロな建物が建ち並ぶエリアには行ってないので、かなり興味あります! 写真もすっごく素敵なので、私も晴れた日に素敵な場所を訪れてカメラの練習したいけど、何か最近申し合わせたように週末はお天気が崩れてる気がする…のが残念! 最近いきなり寒くなったので、早く紅葉の写真撮りに行かないとあっという間に冬になってしまいますよね!
仙台はこっちよりもだいぶ寒いですよね、きっと。 ご自愛ください…。 旅行記の続き、楽しみにしてます!!
Juniper Breeze
- こあひるさん からの返信 2013/11/15 08:40:09
- RE: いやぁ、素晴らしすぎる、角館の紅葉!!
- Juniper Breezeさん、おはようございます。
角館駅だけの利用だなんて・・・もったいなかったですね〜。
桜やお花を目的とした旅行は、ほんとに難しいですよねぇ・・・。日帰りでその日に行こうっ!て合せられればバッチリなんでしょうが、泊りがけだと、前もって決めておかないとなりませんからねぇ・・・。最近は、異常気象で時期がずれることが多いし・・・。
わが家も、桜目的で遠出をしたことはないのですが、紅葉については、あまり期待せず、もう終わり頃かな・・・と思って行くと、たまたま時期がバッチリ!というパターンが多いかな・・・。紅葉のほうが時期が長いですしね。
角館は、春のしだれ桜の風景も是非見たくなりましたが(すっごい人出のようですけど・・・)、しだれ桜の前に三脚軍団が陣取って(しかも早朝から・・・)思うように撮れないだろうな・・・っていうのがいまいちですねぇ・・・。
冬の雪景色の角館がすっごくキレイなので、冬にも行ってみたくなりました。寒いのが嫌いな連れ合いはあんまり気乗りしないみたいだけど・・・。
角館の紅葉が、あんなにもすごいとは全然思ってもいませんでした。しだれ桜よりもボリューム感があって、綺麗かもしれません。
ぜひ、一度いらっしゃってみてください。おすすめ紅葉スポットです。
こあひる
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- aoitomoさん 2013/11/13 03:14:01
- 見事な蔵と紅葉
- こあひるさん
秋田新幹線が新幹線でない話、初めて知りました。(笑)
後で調べて、こあひるさんのコメントに納得しました。(笑)
松の木の冬支度これも初めて知りました。
松の木の形を整えるものとばかり思ってました。
家には松の木がありますが、こんなのはやったことがありません。
西宮家
5つの蔵も見事ですが、紅葉も凄いですね〜
本当にいい時期に行かれてラッキーですね。
安藤味噌醤油醸造元の煉瓦造りの蔵も気になります。
周辺は、どこも紅葉真っ盛りで、しかも味のある建物が多い。
カメラの手が止まらないのがわかります。(笑)
武家屋敷通り
今回も気合いが入っている感じで角館紅葉の真骨頂
期待してしまいます。
aoitomo
- こあひるさん からの返信 2013/11/14 15:08:33
- RE: 見事な蔵と紅葉
- aoitomoさん、こんにちは〜!
いつもありがとうございます。
秋田新幹線、まったく・・・びっくりですよ。なんでもかんでも新幹線になって、料金が高くなって・・・。だから国内旅行の遠出はしないんです!
速いから仕方ないか・・・と思ったら、秋田新幹線(新幹線じゃない!)は遅いんです・・・。もっと安くしろ!・・って感じです。
?は、外町(商人町)なので、紅葉もキレイな所はありましたが、主にレトロ建築を楽しみました。
?以降の、内町(武家町)では、ほんとにシャッターを押す手を休める間がありませんでしたよ〜。さすがに連れ合いもうんざりしていたんじゃないでしょうか〜(無視してましたが)。自分も舞い上がっていたらしく、けっこう疲れました・・・。
角館の紅葉が、あんなにすごいものだって、全く知りませんでした。わざわざ遠くから行く価値ありの名所だと思います。
こあひる
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- entetsuさん 2013/11/12 16:39:31
- さすが、こあひるさん。角館の魅力がびんびん伝わります。
- こあひるさん、こんにちは。
さすがですねぇ。
確かに桜で有名な角館ですが、「秋」もいいですねぇ。
カエデがいろんな種類があって、場所ごとに日当たり方などが違うのか、微妙に色が違って・・・。
参りました!!
特に、井戸水が流れ落ちている写真などは、プロです。
いや、神ですわ。
私は、ソウルと富山の強行軍の後処理がようやく終わり、一旦旅行記地獄から開放されました。
終始追いまくられるような感じがして・・・。悪い病気です。
今日あたり、急に寒くなりました。
ご主人共々、お体ご自愛ください。
- こあひるさん からの返信 2013/11/14 15:01:03
- RE: さすが、こあひるさん。角館の魅力がびんびん伝わります。
- entetsuさん、こんにちは〜!
いつもありがとうございます。
しだれ桜の角館も是非見たいな〜と思いますが(川沿いにはソメイヨシノの並木道があって、角館の桜は2倍楽しめるようです)、紅葉があんなに凄いなんて全く知りませんでした。
> 特に、井戸水が流れ落ちている写真などは、プロです。
> いや、神ですわ。
これ、笑っちゃいました〜〜!プロが見たら、せせら笑いますわ・・・。
旅行やお出かけが続くと、旅行記作成が地獄にように続きますね〜。別にマイペースでやればいいんだし、誰も期待しちゃいないって・・・でもなんだか自分で追いこんじゃう・・・。ドライアイなので、辛いんですよぉ・・・。
いよいよ紅葉〜!と思っていたら、急に冬に飛んでしまいました。近場の紅葉を見に行くにも、東京のクリスマスイルミを見に行く頃のように、しっかりと冬支度(ダウンコートはもちろん、マフラー、手袋、耳あて)していかなければなりません。
こあひる
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