2013/08/15 - 2013/08/15
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トンガリキさん
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ラルンガル・ゴンパは1985年にケンポ・ジグメ・プンツォク師により開設されたニンマ派の大僧院です。正式名称は「喇栄五明佛学院」と呼ばれています。一万人以上の僧侶と尼僧が、広大な山の斜面にびっしりと連なる僧坊に暮らしていて、仏教の勉学に励んでいます。
この日は、ラルンガル・ゴンパの近くで毎日行われている、「天葬(鳥葬)」を見に行きました。天葬が始まって数百羽のハゲワシが一斉に山を駆け下り、折り重なるように群がる光景は、この世のものとは思えませんでした。
<日程>
8/10(土) 関空→無錫→成都
8/11(日) 成都→康定空港→康定→タウ
8/12(月) タウ→ダンゴ→カンゼ
8/13(火) カンゼ→アチェンガルゴンパ(亜青寺)→カンゼ
8/14(水) カンゼ→ラルンガルゴンパ(五明佛学院)
★8/15(木) ラルンガルゴンパ→セルタ
8/16(金) セルタ→シリンカルゴンパ→マルカム
8/17(土) マルカム→成都
8/18(日) 成都→杭州→関空
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早朝6時頃では、まだ夜明け前の暗闇の状態です。
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6時半頃、ようやく明るくなりつつあり、僧坊の姿も見えるようになってきました。
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朝焼けに照らされて赤く染まるラルンガルの僧坊群。
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窓から見下ろすと、多くの僧侶がホテルの玄関から長い列をなして並んでいました。
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一階に下りると、多くの僧侶が何かを待ってホテルの玄関に並んでいるようです。
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僧侶の長い列。
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昨日も来ていた医療関係者の若者が現れて、机を並べ始めました。本日の健康診断が始まるようです。僧侶だけでなく、チベッタンの巡礼者も診断を受けに来ているようで、列の先頭に陣取っていました。
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健康診断の列に並ぶ僧侶。
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健康診断の列に並ぶ僧侶。
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朝もやの中のラルンガル。
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朝もやとラルンガルの僧坊。
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この日は午前中ラルンガルの僧坊群めぐりをした後、昼にホテルをチェックアウトして、天葬経由でセルタに向かう予定です。朝の8時前頃にホテルを出て、まずはマニ堂での早朝コルラです。
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朝は五体投地をしてお祈りする巡礼者が多かったです。
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五体投地を行うチベッタンの巡礼者。
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五体投地。
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熱心にお祈りするチベッタン巡礼者。
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マニ堂の2階での早朝コルラ。
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長袖のチュパをまとってコルラするチベッタン巡礼者。
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マニ堂の縁側でコルラの休憩中。
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すっかり日も上がり、ラルンガルの僧坊群の姿もくっきりと見えるようになってきました。これから谷の下の本堂めぐりをした後に、向かいの丘の上まで登ることにします。
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本堂内では多くの僧侶たちが座り込んでいましたが、何をしているのだろう。
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筆記試験の真っ最中のようです。試験の邪魔をしてはいけないので、すぐに退散しました。
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次は尼僧の本堂に向かいます。
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尼僧の本堂。
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朝食のお粥を食べる尼僧。
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こちらは勉強中。
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ペットボトルに入った乳製品の出張販売に集まる尼僧。
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尼僧の本堂の西側に広がるラルンガルの僧坊群。
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こちらの僧坊群は、昨日訪れたマニ堂から尾根沿いに歩いた展望の良い場所にあたります。こちらの斜面はかなり急なので、僧坊群の風景はより迫力を増しています。
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密集した僧坊が大きな壁のように立ちはだかっています。
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圧倒的な迫力の僧坊群。
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丘の上にそびえるラルンホテル。
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本堂脇の僧坊。山肌に建てられているものよりも、造りはしっかりしています。
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ホテルと反対側の丘の上まで僧坊群の中を通って登りました。
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山の斜面の僧坊。
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丘の中腹から見下ろすラルンガルゴンパ。僧坊の屋根は赤いブリキ板を載せたものと、土を固めたものの2種類あります。
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赤いブリキ板の屋根の僧坊群。
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この壁は男性僧侶と尼僧の住居を区切っている境界です。尼僧の住居区の僧坊の中を歩いてしまいました。
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僧坊群を登り切った所に車道があり、さらに上まで登ります。そこからのラルンガルゴンパの風景はため息モノ。
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ラルンガルゴンパ。
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山の最奥の僧坊群。
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尼僧本堂とマニ堂。
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尼僧の本堂。
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マニ堂。
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僧坊群。
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僧坊群。
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ラルンガルの僧坊群。
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ラルンガルの僧坊群。
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この僧坊の中の小路を通って向かいの丘の上のタルチョー群に向かいます。
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ラルンガルの僧坊群。
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僧坊の中の小路。
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ラルンガルの僧坊群。
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僧坊群の端の方まで来ましたが、新たな僧坊が建設中でした。
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僧坊群の最奥では、そのエリアはさらに広がっていくようです。
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タルチョーのある丘から見下ろす僧坊群。。
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谷の奥のエリアの僧坊群。
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タルチョーに守られた僧坊群。
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タルチョーが山肌一面に広がる丘。
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タルチョーを幾重にも巻いて作った円すい型のタルチョー。この円すい型タルチョーをカムではよく見かけました。正式名称を知らないので、タルチョー・チョルテンと勝手に呼ぶことにします。
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円すいタルチョーを上から見れば、タルチョーが重なりあって作られていることがわかります。
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マニ堂を見下ろす場所まで歩いてきました。
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タルチョーとマニ堂。
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このタルチョー丘には牛が放牧されていました。
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タルチョーに角が引っかかって前に進めません。
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ラルンガルゴンパと牛。
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タルチョー丘から歩いて下りてくる際、4人の僧侶が集まって楽しそうに話していたので、写真を撮らせてもらいました。ラルンガルゴンパの僧侶は、写真をお願いしても断る人が多く、昨日から僧侶の写真は撮りにくかったのですが、こちちの僧侶はとても気さくな方たちでした。
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その後10分ほど彼らと話しましたが、その後にもう一度写真撮影をお願いしたら、4人ともいい笑顔で写ってくれました。
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斜面に広がる僧坊群を見ながら、ホテルまで歩いて戻ります。
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12時前にホテルに戻ってチェックアウトしますが、ここでトラブル発生。昨晩、ホテルに備え付けられてあった電話器の電源コードをカメラの電池の充電のために外していましたが、その際にプラグが壊れてしまったようです。初めから壊れていたかのもしれないし、私が壊したかどうかわからないのですが、チベッタンのギャルっぽいホテルの服務員は頑としてゆずらず、すでに支払っていた押金(デポジット)100元は返さないの一点張り。私が泊まった部屋で10分くらい押し問答を続けましたが、彼女はテンションが上がってしまってコブシ大の大きさの痰(タン)をフローリングの床にベッと吐く始末。20年前の中国にタイムスリップしたかのような光景を目の前にして、あっけにとられた私はやむなく退却しました。
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当初はカバンをホテルに預けるつもりでしたが、服務員との関係が冷却化してしまったので依頼をしても、「無くなったらどうしようもないので受け取れない」と断られました。私もこのホテルに長くいたくなかったので、重い荷物を背負ってとりあえず、ホテルを退散します。チェックインの時に服務員の態度が良くなかったので嫌な予感がしましたが、まさかこのような展開になるとは。
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ラルンガルゴンパの近くで行われる天葬が始まる時間が1時半と聞いていたので、ホテルから重い荷物を背負って、昨日行った西側の丘の上にある見晴らしの良い場所までもう一度歩いて行き、その後本堂前の道路まで下りて行って、タクシーを拾って天葬場所まで向かうことにします。
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やはり、西側の丘の上からのラルンガルゴンパの風景は最高です。
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ラルンガルゴンパの絶景。南側にもうひとつ高い丘があり、その上まで登りたかったのですが、荷物は重いし、天葬の時間も迫っていたため、そこまでは行きませんでした。
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本堂とその周囲に広がる大僧坊群。
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僧坊群の中に走る一本の道。
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圧倒的に広がる大僧坊群。
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ピクニックする尼さんとラルンガルゴンパ。
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ラルンガルの僧坊と裏にひろがる大草原。ひょっとしたら、数十年後はこの大草原も僧坊の海と化すかもしれません。
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見晴らしの良い丘の上から僧坊群の谷底まで、荷物を背負って歩いて下ります。この丘の斜面は急なので、下りは大丈夫ですが上りは無理でした。その分、眺めは抜群です。
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丘の中腹からのラルンガルの僧坊群。
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中腹から見上げたラルンガルの僧坊。このエリアは尼僧の居住区です。
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ここからのラルンガルの眺めも格別です。手前に見えるのが尼僧の本堂です。
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向かいの丘の一面に広がる大僧坊群。
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ラルンガルの大僧坊群。
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小路を歩く尼僧。
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尼僧の本堂まで下りてきました。
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その建物の脇に置かれていた巨大な鍋。
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ラルンガルの尼僧。
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写真を撮っていたら顔をかくしてしまいました。ごめんなさい。
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本堂の前に集まる尼僧。お昼のお勤めが始まる時間なのでしょうか。
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尼僧の集まる本堂。
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日差しも強くなり、青空の色も濃くなってきたので、ラルンガルの風景がさらに強烈になります。
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尼僧の本堂。
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山の斜面に壁の様にびっしりと広がる僧坊群。
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マニ堂とその下に広がる僧坊群。
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僧坊群。
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僧坊群の西端。くっきりと境界が区切られています。
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荷物を背負って下りの途中にあるミニバスの停車場まで歩いて行き、そこに停車しているドライバーと交渉して、天葬経由セルタ行きの包車を頼みました。100元でしたが、これ以上は下がりませんでした。
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一旦、門前町の洛若郷まで下りて行き、セルタ方面に少し走ってから東に伸びる道を曲がってしばらく行くと、天葬(鳥葬)が行われている場所にたどり着きます。
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この場所に到着した時間が午後2時20分。天葬の開始時間は、ホテルに宿泊していた僧侶の情報では1時半開始なので、かなりの遅刻です。急がねば。
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空を見上げると、数多くのハゲワシが旋回していました。
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天葬の場所から約50mくらい離れた所に観光客の観覧エリアがロープで仕切られていて、その手前で100人くらいの観光客が座って天葬を見物していました。到着早々、カメラを構えて数枚撮影しましたが、その時に見物していた数名の中国人観光客から、「不要拍照(写真撮影禁止)」と言われたので、急いでカメラをしまいました。周りを見ると確かに誰もカメラは手にしておらず、看板も大きく写真撮影禁止と書かれていました。
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その時に撮影したハゲワシの軍団。お祈りをあげている最中でまだ天葬は始まっていませんでした。スピーカーでこの会場に聞こえるように、お祈りをしていましたが、遺体の処理に相当な時間がかかるものと思われます。
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これは帰り間際に遠くから撮影した天葬終了後の写真です。
左端のブルーシートで仕切られた観光客には見えない場所で、ハゲワシが食べやすいように遺体が切り刻まれます。距離があるので特に匂いを感じることはありませんでした。その間、ハゲワシは列をなして今か今かとこの坂に並んでおり、その行動を指揮するハゲワシ使いの人も中にいました。2時45分頃に遺体の処理が完了し、「オムマニペメフム」と大きな祈りの声がスピーカーで流れた瞬間、ハゲワシの群れが一斉に遺体の場所まで坂を駆け下りていき、遺体に群がり始めました。そこに折り重なるように群がるハゲワシの姿は何とも形容しがたく、この世のものとは思えない光景でした。 -
3時くらいで天葬も終了しました。駐車場のあたりで、観光客を対象に写真撮影したかどうかチェックする尼僧がいたので、天葬の写真撮影にかなり敏感になっているようです。幸いチェックに会わずに済み、天葬場所を後にしました。これから、セルタ(色達)に向かいます。
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