2016/05/18 - 2016/05/22
111位(同エリア845件中)
くろへいさん
くろへいの好きな写真家が撮影した亜丁風景区の作品を見た瞬間、恐れていた”旅の蟲”が騒ぎはじめた。
この厄介な蟲には随分悩まされているが、治癒する為には旅をするしか方法が無いのだ。
残念ながら、この病には保険は適用されずに自腹での出費が痛いのだが、先ずは治療法を見つけるところから旅は始まる。
さて実際に”亜丁風景区”で検索しても、日本語は勿論英語での情報も殆ど無いのが現状である。
“某○○の歩き方2016 チベット編”などは情報が古く、内容も情報量も僅かで貧弱そのもの。
はっきり言って1,780円もする歩き方は、尻を拭くぐらいしか役に立たなかった。
では、今や世界中から観光客の訪れる同じ四川省の九寨溝に対し、外国人観光客ほぼゼロのマイナーな亜丁風景区は、本当に魅力の無い旅先なのか?
結論は”NOノー”だ。
くろへいは九寨溝やチベット各地、アンナプルナコースと多々訪れているが、6,000m級の山々が君臨する”亜丁風景区”の圧倒的な風景はこれらと比べても些かも劣らない。
いや、それどころか奥多摩や丹沢のハイキングと同レベルでワールドクラスの風景を僅か数日の休暇で堪能できる所は、今のところ世界でも非常に稀だと言えよう。
ともかく、このメジャー級の観光地が未だ中国国外で陽の目を浴びてないのは、現在中国政府の肝いりで開発途中であるからだ。
今後外国人への受入態勢が整い次第、”亜丁風景区”が大ブレークする事は100%間違い無い。
何しろ、標高世界一の稲城亜丁空港建設からはじまり、”亜丁風景区”まで140kmにも及ぶ天上道路の建設、何も無い僻地の渓谷に観光基地となる香格里拉(シャングリラ)の開発と莫大な投資を見ても中国政府の意気込みは並大抵でないのは明らかなのだ。
現在でも、香格里拉にある”亜丁風景区”行きのバスターミナルには50台以上もの新車の大型観光バスが停車しており、稼動しているのは僅か4-5台に過ぎない。
それでも、日中は40人は乗れるバスに2-3名しか乗客は無く、まさに閑古鳥状態となっている。
当然、ちかい将来にはこれらのバスがフル稼働しなければ莫大な投資に対しペイできない訳で、第2の九寨溝になる事は必然なのだ。
となれば、既に空港が開港し、必要な観光インフラも整い、且つ未だ訪れる観光客の少ない”今こそまさに旬”といえるだろう。
おそらく、この旅行記が日本語媒体では現状最も詳しく”亜丁風景区”を紹介する事になるだろう。
実際に、くろへいは中国語能力は限りなくゼロであるにも関らず、特に不自由なく無事に旅を満喫した訳で、最低限の情報さえあれば誰でも手軽に”亜丁風景区”で絶景を堪能する事は可能なのだ。
少々前置きが長くなってしまったが、もし興味があれば是非”旬”の内に”亜丁風景区”への旅をお勧めしたいと思う。
2016年5月末日
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前日の深夜到着のフライトで成都空港ちかくの成都商務酒店Chengdu Airport Express Hotelに宿泊する。
ホテルの手配は中国旅行では絶対的に強いC-Tripのサイトから手配。
http://english.ctrip.com/
1泊320CNY 5,300円と割高だが清潔で便利。
早朝06:25発CA 4215 (Air China)に搭乗しようとするが、目覚ましをセットするのを忘れマンマと遅刻。
出発30分前に到着するも、既にカウンターはクローズしていた。
然しながら、現地の稲城空港が吹雪の為、出発が1時間遅れて何とかセーフ。
成都→稲城間の航空券もC-Tripで手配(片道620CNY+手数料26 CNY) -
機内ではパンダによるデモ。
機材はA-319 110人乗りに対し40%程度しか席は埋まっていない。 -
離陸後、進行右手にミニヤコンカ峰(7,556m)が見える。
ミニヤコンカは四川省カンゼ・チベット族自治州に位置する大雪山脈の最高峰 -
成都の盆地からチベット高原に向けて伸びる国道を機内から見下ろす。
稲城空港が開港する前は、成都から陸路2日間を要したと聞く。 -
着陸体制をとると、進行方向右手に稲城空港の滑走路を目視。
「危険なので到着後暫くは急な運動は避け、水分を多めに摂取してゆっくり呼吸をして下さい」
と何度も高山病防止の機内アナウンスがある。
外国人の乗客は僕ら2人だけなのに、何度も英語のアナウンスをして貰い民航のCAに感謝。 -
1時間前は吹雪だったそうだが、空港周辺は快晴!
-
空港内の様子
世界最高標高4411BAR -
空港の全景
センスが疑われるが、UFOのような建物に萌えw
2016年5月現在 世界最高の地にある空港としてギネスに載っているそうだ。 -
空港からホテルのある香格里拉(シャングリラ)まではエアポートバスが飛行機の到着に合わせて出発している。
片道80CNY/人 所用時間約3時間30分
チケットは乗車時に現金で購入 -
空港からは渓谷まで一気に下り、そのまま川沿いを進む。
途中標高4,800mの峠を越える。 -
約1時間半で稲城村に到着
「○○の歩き方チベット編2016年」には、此処を基点に亜丁風景区へ行く旨記載されているが、稲城⇔亜丁風景区は100?以上離れておりあまりにも遠い。稲城村に宿泊すると、亜丁風景区の登山口まではバスで片道2時間半は要する。
亜丁風景区入口の香格里拉にホテルが建設ラッシュ中であり、少なくとも10軒ちかくは既に営業している。 -
空港からのバスは、稲城までしか行かない。
稲城から小型バスに乗り換えて終点の香格里拉を目指す。
※空港で香格里拉までのチケットが買えるので、そのまま小型バスに乗り換える。
尚、非常に紛らわしいが、雲南省の香格里拉とは異なるので注意が必要。
標識に2つの香格里拉が併記されているのも紛らわしい。
今回の旅先は稲城県の香格里拉だ。 -
空港からの大型バスに対して、稲城からは15人程度の小型バスでチベット高原を疾走。
道は全て舗装されており、非常に快適。
恐らくは、香格里拉地区の開発が終われば、空港からダイレクトに香格里拉まで行けるようになるだろう。 -
途中、チベタンの集落で休憩。
村はずれの寺院では鳥葬が行なわれていた。 -
香格里拉に到着。
元々は日瓦という名前だったそうだが、いつの間にか香格里拉となってしまった。
地元では日瓦と呼んでる。
紛らわしい。
小型バスは、宿泊先の稲城亜丁酒店(Yading Yizhan Hotel)で降ろしてもらう。
香格里拉地区のホテル手配もExpediaやAgodaでの取扱いはしてない。
従い、此処もC-Tripで手配。
ABF付きで1泊312CNYだった。
一旦荷物を置いてスグに亜丁風景区の沖古寺行きのバスターミナルに行く。
香格里拉から沖古寺までは亜丁村を経由して約40?
入域券は3日間有効で150CNY/人
その間、バスには何度も乗り降りできる。 -
バスターミナルには、軽食や果物、酸素ボンベも売っている。
香格里拉地区の標高は約3,000mと高山病の心配は少ないものの、この先は概ね標高4,000m以上の高地となる。
但し、此処で売られている酸素ボンベの効果は殆ど期待できない。
というのも、圧縮した空気を保持する為には、本格的な高所登山用のボンベが必要となり、こんなおもちゃのようなボンベでは本来10気圧以上の圧縮酸素が耐えれる筈は無い。
高地では、ボンベの使用の有無に関らず、常に呼吸を続ける事が重要であり、2-3分しか用を足さない玩具ボンベでは酸素を吸いきると呼吸の邪魔になってしまい非常に危険である。 -
風景区内を走る専用バス。
バスターミナルには、50台以上もバスが停車しているが、殆ど稼動していない。バスは、亜丁村を経由して沖古寺までを結んでいる。 -
バスは香格里拉を出ると、すぐに激しい九十九折のカーブを猛スピードで登って行く。
乗客はくろへい夫婦の2名のみ。
チベット族の運転手さんが
自らのシートベルトを指しながら「アンジェンタイ」と叫ぶ。
嗚呼、なるほど
「アンジェンタイ=安全帯=シートベルト」
と勝手に解釈し、ベルトを締めると「好好ハオハオ」といわれる。 -
バスは香格里拉を一気に上り、タルチョのはためく峠で休憩する。
運転手さんは指を5本立てて
「スリー」と言った。
多分5分間の休憩だろうと勝手に解釈する。
峠から真下に亜丁村を見下ろす。
因みにこの峠の標高は4,100m。
道路の最奥がバス終点の沖古寺だ。
風景区のトレッキングを行なう際に、最も便利なのは亜丁村に宿泊する事だ。C-Tripによる予約も可能であり、「有房(空室あります)」の看板も目にする。
概ね7-10軒程度のGHがあるが、村の中には更にGHの建設が進んでいる。
但し、亜丁村の標高が4,000mと高地にあるため、此処で高山病になる可能性は非常に高い。
成都からいきなり飛行機で亜丁に来て宿泊するのはお勧めしない。
先ずは標高3,000m付近の香格里拉で1-2日間かけて高所順応してから移動する事を強くお勧めする。
画像はコンガ山群の三神山の主峰、シェンレリ(仙乃日6032m)チベタンからは観音菩薩の化身として奉られている。 -
バスは亜丁村を経由して沖古寺に到着。(3,810m)
亜丁村では、沖古寺周辺で夕景を眺めるために10名程度の中国人ハイカーが乗車して来た。
尚、バスの終点から沖古寺までは渓流沿いの歩道を5-10分ほど徒歩で登る必要がある。 -
とりあえず、この日は夕刻に香格里拉(日瓦)に戻ってきた。
香格里拉に戻る最終のバスは19時30分との事だが、沖古寺を18時30分頃に出るバスで戻った。
到着10分前にホテルに電話して、バスターミナルまで送迎車を呼ぶ。 -
一旦ホテルに戻り、近所のレストランで夕食。
上手な英語を話す女性の服務員さんにお勧めを聞くと…
ヤク肉の刺身
「醤油とワサビでどうぞ」
結果、冷凍焼けしており風味はゼロ。
おまけに醤油では無くて黒酢だった。
ヤクの刺身はイマイチだったが、その他は美味しく頂いたので満足。
この日は高度順応の為、お酒はビール1本にとどめて、ホテルに帰ります。 -
翌日
快眠、快便の絶好調で朝を迎えた。
午前7時に起床し、中華風朝食でお腹を満たして出発する。
ホテルのリムジンでビジターセンター内のバスバス乗り場に送ってもらう。
3日間有効の入域券の筈が、何故かこの日は再度60CNY/日を払えと言われる。
言葉が通じないので理由が分からないが、お金を払わないとバスに乗せてくれないので仕方なく払う。 -
風景区の案内板
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周遊バスは、香格里拉から亜丁村を経由して終点まで約40?を1時間かけて移動する。
終点からは渓流沿いの遊歩道を沖古寺まで約10分間かけて歩く。
渓流には、僧侶が描いた仏画が。 -
丁度石楠花が咲いている
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関東地方なら、この季節だと標高2,000mくらいで咲いているが、此処だと4,000mの標高でようやく開花。
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沖古寺の対岸に到着。
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鉄骨で造った展望台から沖古寺を見下ろす。
三神山の主峰シェンレリ(仙乃日6032m)が圧倒的な迫力だ! -
沖古寺の周辺は牧草地帯となっている。
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遊歩道となっており、歩道から外れる事は厳禁だが、お構い無しに外れて撮影にふける人民が多すぎる。
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目指すはヤンマイヨン(央邁勇 5958m)右のコルの奥にある氷河池
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沖古寺から登山口の洛絨(ローロン)牛場へは電動バスで移動
距離は約6kmほどで、往復60元
沖古寺から洛絨牛場までは、美しい渓谷沿いに緩やかな遊歩道が続いている。
片道1.5−2時間程度なので、もし初日に時間的余裕があれば、高度順応も兼ねて洛絨牛場までの片道を歩いてみるのも良い。 -
遠くに見えた霊峰ヤンマイヨン(央邁勇 5958m)が、徐々に近づいてきた。
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電動カートで渓谷沿いの観光道を超軽快に走る!
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電動バスに乗り概ね15分で登山口に到着
此処からいよいよ徒歩となる。
遊歩道を歩いて600mほど離れた洛絨牛場の馬小屋に向う。 -
洛絨牛場の馬小屋(標高3,990m)
此処で馬を借りる事ができる。
但し、馬の頭数は限度があるので、遅くに着くと馬はいなくなる。
氷河池まで往復150元
勿論、徒歩ならこれ以上お金はいらない。
今回、9時30分に到着したが、団体の予約があったようで馬に乗ることは出来なかった。
但し、今から思えば、やはり自分の足とペースで歩いて正解だった。
馬に乗っていると、好きなときに写真が撮れない。
歩けるならできるだけ歩こう。 -
ここでも、チベタンの女性がお土産を売っている。
いったい何歳だろうか? -
馬がないのはショックだったが、幸い高山病の症状は無いので、とりあえず行ける所まで行ってみよう!
学生時代にネパールからヒッチでヒマラヤを越えて、チベットを放浪した際に、最初の3-4日は高山病で酷く苦しんだ。
エベレストBCを諦めた思い出があるが、その後、ヒマラヤやアンデス等4,000-5,000mの高地を5-6度歩いたものの、あれ以来高山病とは縁がない。
どうやら、チベタン並に高度順応できたようだ。 -
牧場に流れている小川を遡る
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遊歩道が終わると、いよいよ登山の開始だ。
央邁勇(5958m)を背に風に舞うタルチョに道中の無事を祈願する。 -
出発して10分くらいでチベタンの村に到着
標高4,000m -
振り向くと、後方にジャルオドジェ(夏諾多吉 5958m)を望む
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チベタンの家族
-
村を抜けると、斜線をトラバースするように高度をあげて行く。
ようやく本格的な登山道になる。
左手に文殊菩薩の化身といわれる央邁勇(5958m)の絶壁を眺めながら、ドンドン高度を稼ぐ。
酸素も薄く、かなりきついが着実にゆっくりと歩いて行く。 -
山道に咲く可憐な高山植物を愛でながら、空気の薄い山道をゆっくりと上って行く。
高山病でエベレストBCを諦めた学生時代からはや○○年。
あの時よりも体重は25?も増え、10?以上のカメラ機材を背負っているにも関らず、当時よりも軽快に歩く事ができる。 -
次第に雪山が近づいてくる。
-
ロバを連れたチベタンのおっさん。
「おらおら、どけどけ!」
かなり強引にどんどん追い抜かしていく。
雰囲気を察して、ロバもおいらを尻でどつきながら歩いて行く。
この登山道でのカースト
1.チベタン
2.ロバ
3.中国人ハイカー
4.5を除くその他の生物
5.日本人 -
氷河が近づくと、森林限界が近い
-
森林限界を抜けた頃から、登山道の傾斜が楽になってくる。
此処から峠までは、緩やかなのぼり坂を30分ほど歩く -
空が蒼い
蒼いそら -
峠まであと少し
紫外線が刺さるように痛い -
峠に到着
此処が今回のトレッキングの最高地点
渓谷を見下ろす岩の上にケルンとタルチョがはためく。
ふざけて、ここで裸になって写真を撮ってた人民ハイカーが地元のチベタンに死ぬほど怒られていた。
神聖な場所での行為は考えるべきだね。
ハイカーは裸のまま、チベタンの強面に土下座させられて謝罪。
自業自得。 -
峠にはためくタルチョと雪山
いかにもチベットらしい風景だ
この峠の標高は4,500m -
乗せてってくれないかな…
-
峠から目的地の氷河池(牛女及海)までは少し下って行く。
智彗海と五色湖は此処で分岐する。 -
峠からゆるい下り坂を歩いて約10分で目的地の牛女及海に到着!
偉い
頑張った
良くやった
感動した
誰も褒めてくれないので、自分で自分を褒める -
牛女及海から先はチベタンの交易路として延々に道が続いている。
少し更に標高差100mほど登ると同じような氷河池の五色海があるそうだが、此処で充分満足。
実際に、これ以上登ると雪と岩のクライマーの世界だ。 -
暫し、息を飲む様な絶景に声を失う。
-
-
山岳写真家になった気分!
-
さあ、帰るぞ!
一旦コルまで登り、此処から一気に洛絨牛場まで下る。
下山道の先にジャルオドジェ(夏諾多吉 5958m)が見える。 -
帰路はジャルオドジェ(夏諾多吉 5958m)を正面に眺めながら軽快に歩く。
こんな軽装でこんな所まで登ってきたとは信じられない。
この景色を眺めていると、此処から僅か徒歩1.5-2時間でバス停に辿り着ける気がしない。
人里まで1週間くらいかかりそうな景色だ。 -
午後4時頃から山稜にガスがかかるようになった。
頭のスグ上を霧が通る都度、ミゾレ交じりの雨が降ったりやんだり。
粘土状の道は歩きづらくなる。
足場の悪い急な下り坂を慎重に1歩ずつ歩いて行く。
太陽がでればTシャツでも歩けるが、この高度でこの季節なら、吹雪く事も珍しくは無い。
念のため、アウトドア用の防寒着は持参するべきだ。 -
午後5時過ぎに登山口の洛絨牛場に到着。
トレッキングシューズの靴底が剥がれてしまい、慎重に歩き過ぎて時間を食ってしまった。
下山中は足場が悪いのと、ミゾレのお陰で殆ど写真は撮れなかった。
とにかく無事に下山できて何よりだった。 -
【まとめ】
稲城三神山は"中国最後の桃源郷"というフレーズで、以前から知る人ぞ知る景勝地だった。
ところが、最近稲城亜丁空港の開港によって一気にアクセスが短縮され、短時間で安易に誰もがこの地を訪れる事が可能となった。
然しながら、中国国内で絶賛されたこの地への旅も、イザ行こうと思い立っても、英語や日本語での情報は殆ど皆無である。
実際に確証も持てないまま、手探り状態で来てしまったが、結果としては中国語能力ゼロの僕らでもあっけ無く簡単に来れてしまった。
旅の下調べをする際に、一番困ったのが情報の少なさと地名の錯綜だ。
○○の歩き方によれば、稲城を起点にして入山するように記載してあるが、おそらくは10数年前の情報をそのまま更新しないで用いている。
稲城を起点にすると、稲城のホテルから登山口までのアプローチに片道3時間以上要してしまう。これでは日帰りでトレッキングを楽しむ事はできない。
又、周辺各地の村や地名の呼称も間違いやすく、誤解しやすいので以下整理して記載してみた。
1.稲城亜丁空港(4,440m)⇔稲城(3,760m)バスで1.5時間
2.稲城⇔香格里拉/別名 日瓦(2,950m)バスで2.5時間
3.香格里拉⇔亜丁村(4,000m)バスで1時間
4.亜丁村⇔沖古寺(3,810m)バスで約15分
5.沖古寺⇔洛絨牛場(3,990m)電動カートで15分(徒歩1.5時間)
6.洛絨牛場⇔牛女及海(4,500m)徒歩片道2.5-3時間/往復4-5時間弱
尚、香格里拉から稲城亜丁空港までの帰路は、タクシーしか手段がない。
というのも、稲城亜丁空港から成都に飛ぶフライトが朝しかなく、フライトに間に合う為には、前日中に稲城にバスで前日に移動し、翌朝空港バスで移動するしか方法はない。
もし、山から下りて来て、そのまま稲城まで行けば、稲城のホテルに着くのは夜中になってしまうだろう。その時間に公営バスがあるか分からない。
宿泊先のホテルで車を頼むと、片道1,400元もする。
但し、香格里拉地区内にある、パラダイス酒店のホテルタクシーなら片道500元で手配してくれた。
バスと違い、タクシーなら香格里拉地から空港まで1.5時間で行く事ができた。
渋滞があるとは思えないが、一応2時間は見ておいた方が良いだろう。
何れも英語は通じないが、筆談で何とかなるので、是非頑張って頂きたい。
★その他
2014年5月から中国国内ではGoogle&G-mailの利用ができなくなった。
考えてみればTrip-Advisorや各種ホテル予約アプリ、翻訳アプリもGoogleと連携しているので、このご時勢にGoogleなしは不便この上ない。
又LineやFacebookも使えないので、旅先でのセルフィー自慢ができない。
個人的にはSNSなんぞ全然どうでも良いが、旅先でフライトを逃して予約の変更や新規の購入&ホテル手配等々、想定外には大抵スマホで対応していただけに、アプリが使えないというのは少々不安だった。一応、Yahooは使えるので、緊急時のチケット受取用にYahooアドは用意した方が良いかも。
現地ではクレジットカードは使え無い…と思った方が良い。
たまたま、香格里拉のHOTELではVISAが使えた。
宿泊料の決済もC-TRIP経由で事前に支払ったが、結果としてはHOTEL側がクレジットカードの取扱いに慣れてなくて面倒なトラブルになった。
ようは、チェックイン時に300元のデポジットをクレカで仮払いした。
滞在中の支払は都度現金でしていたが、デポジットの際に預けたカードを使って300元が落とされていた。
更には、宿泊費もC-TRIPへの請求金額が間違っていたらしく、日本円で僅か120円程度が過度にカード会社に請求されていた。
カード会社からの要請で請求をOFFSETするために、僅か120円程度のためにC-TRIPの上海の担当者に数千円も掛けて何度も電話をするハメに。
何れも、ホテル側から謝罪があったが、現地でのカード使用は控えた方が良いだろう。
くろへい
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 所在不定さん 2018/02/19 12:41:09
- 貴重な情報ありがとうございます。
- くろへい 様
はじめまして、稲城三神山、、、最期の桃源郷を拝見しました。
私も亜丁でのハイキングを予定しております。やはり情報が少なくてもう少し情報収集してからと思っているうちに2年が経過してしまいました。貴重な情報ありがとうございます。背中を押して頂いた情報です。10月中旬に行く予定です。50台もあるバスが稼働しているかどうか?素朴さが残るうちに是非行くべきかと。気温の関係でもうすこし早める事もあります。
- くろへいさん からの返信 2018/02/20 10:49:51
- Re: 貴重な情報ありがとうございます。
- 所在不定さま
コメント及びご拝読ありがとうございます。
私も殆ど情報も無く「まあ、何とかなるべ」
と楽観しておりましたが、まあ何とかなりました。
日瓦には多くのホテルが建造中で、50台の大型バスが待機しており、大ブーム到来間違い無し!
と確信しましたが、調べてみると未だ稲城空港へのフライトは3便/日程度しか飛んでいません。あんな秘境まで陸路で来るハイカーなんぞ少数派なので、フライト本数からすれば混雑するには未だ程遠いかもしれません。
但し、紅葉の時期は大混雑するとも聞いております(ホントか?)
10月中旬との事ですが、雪が心配ですね。
私が行った5月下旬でも、稲城空港では吹雪による遅延や欠航もあるため、10月中旬は更にリスクが高くなると思います。
ハイキング中も殆どは晴れでTシャツで登れる程の気候でしたが、下山途中では吹雪かれてしまいました。
天候に恵まれれば丹沢や奥多摩並みですが、やはり5000m級の山を舐めてはイカンです。
では、お気をつけて行って下さい。
-
- よーべんさん 2016/06/08 09:24:28
- ヨダレが出ました。。
- くろへいさん、ご無沙汰してます。
いやー 稲城亜丁、いつかは行ってみたいと思ってましたが、バツグンに素晴らしいところですね!
ほんとおっしゃる通り桃源郷ですわ。
特にシェンレリと沖古寺にヤンマイヨン、これは見てみたいです。
世界最高所の空港ってのもやはり興味をソソります。
最近こういったアジアの旅から離れていたので、やはり戻りたい。と思わせてくれました。
行った人ならではの新鮮な情報も助かります。
数年以内にトライしてみようと思います。
相変わらずセンス抜群の美しい写真に魅了されました。
ありがとうございます。
よーべん
- くろへいさん からの返信 2016/06/08 13:23:10
- RE: ヨダレが出ました。。
- ヨーベンさん
稲城亜丁をご存知だったとはさすがですね。
山好きのヨーベンさんなら気に入って頂けると思っています。
体調さえ良ければ、氷河池までのハイキングをお奨めします。
丁度、横尾から涸沢を往復する程度です。
充実した宿泊施設なら麓のシャングリラが標高も低く快適ですが、谷底なので景色はありません。
高度障害が無ければ亜丁村に泊まると素敵だと思います。
亜丁村の何処からでも雪を抱いた神三山を眺める事ができますので、是非"仙乃日山ビュー"の部屋を確保して頂き、桃源郷での休暇を楽しんで下さい。
亜丁村では、150-200元ほどで、風呂付、暖房付きの個室に泊まれるようです。
又、AIR-CHINAを使えば正味4日間で行く事は可能ですが、高度順応を勘案して1-2日程度の余裕のある日程で行かれた方が良いと思います。
とにかく素晴しい絶景で、誰でもきれいな写真が撮れちゃいますよ。
くれぐれも、カメラのバッテリーの予備を忘れずに!
近い内に、ヨーベンさんの作った亜丁旅行記が読めるのを楽しみにしています。
では
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