2013/08/05 - 2013/08/05
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たびたびさん
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山形は花笠が目的。前泊して、初日の8月5日を迎えました。前夜祭があったはずですし、昼間でも何かやっているんだろうと思ったのですが、予想に反して、パレードの始まる夕方までは何もなし。
一日あれば、山寺が適当なんですが、ちょっと疲れもたまっているのでまた行く気にはなりません。天童温泉か、上野山温泉、蔵王温泉・お釜もありますが、これも何度か行っていて、気持ちが盛り上がらない。
仕方ないので、例によって、山形のマイナー街歩きでもしますかねえ。めぼしいスポットは行っているので、残っているところは限られるはずだと思っていたのですが、山形って、小さなスポットが意外に多いんですね。土地柄なのか、政策的なものなのかは分かりませんが、ちょっと特徴的なことかもしれません。
ちなみに、山形県は、最上氏が改易になってしまうと、分割されてしまい、以降、明治維新まで山形県全体がまとまることはありませんでした。敢えて言えば、最上川の水運がつながりと言えばつながりかもしれませんが。
それでも、出羽の歴史から始まる庄内や上杉氏の米沢とか、ユニークな地域はある。一方で、山形市は細分化されてしまって、誇るべきアイデンティティはイマイチな場所。そうしたハンディもあってのことなのかなあとか、勝手に想像しながら歩きました。
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街歩きは、山形駅から。
この歌懸稲荷神社は、山形駅前の大通り沿いです。起源は、最上氏の祖である斯波兼頼が、南北朝時代に築いた山形城内に建立したもの。以来、最上家代々の信仰は、厚かったのですが、
城主や城下の人々が、短冊に歌を書いて神に奉納する風習があって、歌を詠まないものは渡らせないという橋が付近にあり、そのことで「歌懸(うたかけ)」という名が残ったものということです。 -
山形城は、最上義光が築き、その後、鳥居忠政の時代に現在の形に整えられた城。国の指定史跡となっていて、二の丸跡は霞城公園となっています。
で、この三の丸跡は、歌懸稲荷神社境内。霞城公園とはだいぶ離れていますので、山形城の規模の大きさが偲ばれます。こうして土塁と濠の跡が残っています。 -
さらに通りを進んで、諏訪神社。このあたりは、諏訪町です。
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さらに歩いて、もみじ公園。結局、山形駅から歩いて20分くらいで、市内中心部からはちょっと外れです。
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ここは、真言宗の巨刹、宝幢寺の庭園だったもの。
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その後、江戸時代初期に、城主松平氏が手を入れたそうです。
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心字池を中心にした池泉回遊式の庭園ですが、夏の時期でもあり、少し緑が疲れた感じ。季節を選んで行った方がいいのではないかと思いました。
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もみじ公園から山形県立博物館教育資料館に向かっていたのですが、専称寺の前に出てきました。
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ここは、秋の銀杏がとてもきれいなところ。まっ黄色に染まった銀杏は、はっとするような美しさがあります。それと、本堂の大屋根。銅板葺の傾斜の急な形が印象的。これは、冬に木々が枯れ枝になると全景が見えやすくなって、その景色もいいんですよね。
駒姫の物語も涙を誘います。 -
イチオシ
さて、山形県立博物館教育資料館に到着。ここは、明治34年に建てられた旧山形師範学校本館です。
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ルネサンス様式を基調とした木造桟瓦葺き二階建てという美しい建物で、棟中央にそびえる塔屋は、かつての時計塔です。
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ここが入口。ちなみに、建物は国の重要文化財に指定です。
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展示は、江戸時代の寺子屋に、
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明治の尋常小学校から、大正・昭和の戦後まで。
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リアルな雰囲気が伝わってきて、ちょっと感動的。これほど充実した内容は他ではちょっとないのではないかと思います。
山形けっこうがんばってますね〜。 -
日本一の芋煮会は、実際の芋煮の時じゃないと何もないと思っていたのですが、観光案内の地図にもしっかり観光スポットとして書かれているし、何だろうと思ったら、
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イチオシ
道路沿いに、大きな鍋。
テレビで、クレーンで鍋をかき回しているのを見たことがありましたが、その鍋が巨大なモニュメントとして据えられていました。確かに、これはでかい。一見の価値はあると思います。 -
では、周辺散策はこの辺にして、中心部に帰ります。
菓子の柴田屋は、文翔館近くにある和菓子屋さん。看板商品の青嵐巻をいただきました。 -
あんこをゆべしで包んだお菓子で、全体が笹の葉でくるんであります。ゆべしとの相性のいいクルミも少し入っていて、上手にまとめてあるのですが、何よりびっくりするのは餡子のうまさ。
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この餡子は、ちょっと凄味があるような。何かの工夫があるのでしょうが、このうまさは普通のレベルではないと思いましす。
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旧県庁舎及び県会議事堂の文翔館を入って、
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その隣にある湯殿山神社。この神社には山形城の時の太鼓があります。
太鼓は、山形城二の丸東南角にあったといわれる太鼓櫓にあったもののようです。 -
そこから、市役所の展望室に上がって見ます。11階までエレベーターで上がって、そこからは階段で上がります。
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周囲には高い建物がないので、
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ここからの眺めは360度。ちょっと天気がイマイチなので、蔵王とかはきれいには見えません。
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では、霞城公園の方に坂を下りていきます。
老舗 西谷は、名前に「老舗」が入って、けっこう大胆だなあと思いながら、寄ってみました。 -
いただいたのは、お店の一押しアップルパイ。実は、そんなに期待はしていなかったのですが、生地のうまさもほどよいし、焼きリンゴの味わいが優しくて、これもちょっとただ者ではないうまさですよ。
さっきの柴田といい、山形のレベルは高いですねえ。 -
イチオシ
試食ののし梅も梅の素直な味わいがうまいし、どっちにしてもこのお店はすごいです。
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さらに下ったところにある「丸八やたら漬 本店」。やたら漬と書いた大きな看板に、店内に蔵座敷のレストランも備えた風情ある外観の建物が目を引きます。お店では、試食が気軽にできるので、じっくり品定めをすることができます。やたら漬のスタンダードなものから、トウガラシを加えたものなどもあって、けっこう楽しめます。
レストランは、以前、ちょっとした夜の宴会で使ったことがあります。隠れ家のような雰囲気があって、これも印象的でした。 -
さらに進んで、これは、「あんびん」という妙な名前のお店。気になって寄ってみたら、まだ午前中だったのですが、もう名物のあんびんは売り切れとのこと。一方で、予約の引き取りなら朝6時からやってますというのにも驚きました。
あんびんとは、豆大福のようなお菓子だそうですが、ちょっと幻のような感じ。今でもとっても気になって仕方ないです。 -
隣りのまめやは、山形市内にある「元祖 富貴豆」の小さなお店。富貴豆というのは、青えんどうを砂糖で甘く煮たお菓子。
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イチオシ
試食でいただいたら、豆の青臭いところまでほんのり残っていて、とても優しい味わい。
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買って帰って、うちで少しずつ食べましたが、食べる度に、そのおいしさが深まるように思いました。
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これは、市内でよく見る100円循環バス。
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イチオシ
そして、霞城公園の入口までやって来ました。
山形美術館は、最上義光歴史館の隣り奥。庄内地方の民家に似せた屋根が特徴的です。
常設展は、長谷川コレクション、新海竹太郎・新海竹蔵彫刻、服部コレクションに、吉野石膏コレクション。特に、吉野石膏コレクションはフランス近代絵画の秀品で、ちょっと見応えがあります。 -
霞城公園の入口ですが、ちょっと寄りたい店があり、ここを素通りして山形駅の方に歩きます。
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尾去沢のスイカというのはこの辺りではブランドのよう。移動販売車がくると人が集まってきていました。黒光りがしていますね。暑い時期でもあり、うまそうです。
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そして、これが気になっていた「おやつ屋さん」。霞城公園の南門から出てすぐのところです。どんどん焼きという、お好み焼きのようなB級グルメのお店です。山形市内でもかなりの人気店のようで、楽しみにして訪ねたのですが、第一・第二月曜日はお休み。ちょうどその休みに当たっていて、残念なことになってしまいました。いつか再挑戦したいと思います。
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仕方がないので、辺りを見回すと「かすみだんごや」というのがありました。小さなおだんご屋さんです。お店の中はテーブル席が一つあるだけ。
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おだんごは、三種類あって、醤油とあんことずんだ。醤油とずんだのおだんごをいただきました。家庭的な味わいだと思います。で、ここで周辺の情報を仕入れると、もう一軒、気になるお店がありました。
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それが、この「オコメカフェ 森のたんぼ」です。ここのおだんごが目当てで訪ねました。お店に入ると、おかあさんのような店員さんが何人か。ちょっと活気のある雰囲気です。
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いただいたのは、みたらしだんご。お店は喫茶もあって、そっちの席でいただきましたが、このだんごめちゃめちゃうまいです。つるんとした団子の表面にどっぷり甘辛いタレが絡まって、まあみたらし団子なのでこれは当たり前ではあるのですが、それでもかなり頭抜けたうまさだと思います。またしても、当たり。山形すごいです。
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では、改めて霞城公園に入ります。
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県立博物館の記憶が薄れているので、行ってみましょう。
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山形城の復元工事。もう何年もやっていますね。たぶん、発掘と同時にやっているんで時間がかかるんでしょう。それにしても長いです。
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これは山形市郷土館。擬似洋風の美しい建物です。
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山形県立博物館は、日本最大の土偶で、最近国宝に指定されたという「縄文の女神」が一番の見所だとか。あれ、そんなの聞いてないなあと思ったら、国宝の指定は、平成24年9月のこと。最近だったんですね。
それに国宝の土偶は三点だけだったはずなので、これで四点目。稀なものであることは確かです。 -
ちょうど県内の舟形町に里帰り中で、レプリカの展示でしたが、
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イチオシ
サイズも大きいし、しなやかな曲線で表す女性美は確かに目を引きます。
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これはこれでいいんですが、ただ、全体としては、自然関係の展示が主体で、歴史の方は少し弱いかも。印象に残っていないはずですね。
やっぱり、歴史として山形全体をうまく説明するのは難しいということでしょうか。写真は最上川の船着き場。大石田の様子ですが、私としては、こんなところが山形のアイデンティティに相応しいのではないかと思います。 -
最上義光像。ちょっと、出来過ぎの像なんですよね。戦国時代にこんなにかっこいいはずはありません。
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大手門が公開されていたので寄ってみることに。
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内部は広くて、かなりの余裕。
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長谷堂合戦のパネルですが、最上軍と上杉景勝の重臣直江兼続の軍が戦った、この合戦が最上義光のもっとも輝かしいもの。この戦いで57万石の大大名を手にします。しかし、書き物によっては、応援の伊達藩からは最上軍が弱いので、退却を始めた兼続の軍を思うように追撃出来なかったという評価です。ちなみに、さっきの像は、長谷堂合戦に向かう最上義光です。
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最上義光歴史館は、前庭の石組庭園がとてもきれいです。ただ、この石は福島から持ってきたと言っていましたね。
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昼は、羽前屋に行ったのですが、あいにく休み。
と、目に入った近くのコロッケ屋さんに寄ってみます。 -
メンチカツを頼んだら、注文を受けて揚げてくれました。とっても熱々、ジューシーです。
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羽前屋がだめだったので、栄屋に変更です。
で、途中の豊烈神社。ここは、山形城の最後の城主である水野家の中興の祖、水野忠元を祀った神社です。水野家は、徳川家康の生母お大の方の生家。忠元は、お大の方の甥に当たり、大阪の陣の功績により、下総山川三万石の大名になりました。
その後、忠元から10代を経た水野忠邦は、「天保の改革」で有名。しかし、その失敗によって、その子忠精がこの山形五万石に移封されることとなります。水野家は、そのまま明治を迎えるのですが、誉れの家ということにはなっているんでしょうか。微妙です。 -
山形の人気B級グルメに冷やしラーメンというのがありまして、この栄屋本店は、その冷やしラーメンの超人気店。この日も、かなりの時間を待って、やっとのことでありつきました。
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イチオシ
きれいに澄んだスープの味がとてもさわやか。さすがです。
ただ、山形には、そばのようにラーメンの麺を食べる食べ方もあって、そっちの方もとてもうまいと思います。 なんだか、丸五そば屋のつけ麺が食べたくなりました。 -
再び、街歩きです。
ONUMA山形本店は、山形の繁華街七日町にあって、山形では地域一番の百貨店です。元は、元禄年間に、初代大沼八右衛門という人物が荒物屋を創業したのが始まり。日本でも、松坂屋、三越に次ぐ3番目に古い老舗だそうです。
確かに、中に入って少し歩いただけでも、高級感のある百貨店の雰囲気が漂っているのを感じます。地下の食品売り場でちょっと買い物をしましたが、佐藤屋とか地元のブランドをしっかり入れていると思いました。 -
で、その佐藤屋は、山形市内に複数店舗があるのですが、ここは本町店。七日町通り沿いのお店です。
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看板商品は梅のエッセンスを詰め込んだような「乃し梅」やその「乃し梅」にザラ糖をまぶした「梅しぐれ」。酸っぱい中にも、体が元気になりそうな旨味があります。
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ただ、私のお勧めは、この「手づくり最中 五十七万石」。パリッとした最中で、すっきりしたうまさが光ります。
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七日町御殿堰は、山形藩初代藩主、最上義光から、その後の城主、鳥居忠政が行った街づくりの遺構。たびたび氾濫を起こしていた馬見ヶ崎川の上流に取水口となる堰をいくつか設け、そこから町の中へ水路を引く「山形五堰」が整備されます。生活用水として利用され、七日町御殿堰もその一つ。
今では、おしゃれなお店が集まる一角となっています。 -
やまがた伝統こけし館も、七日町通り沿い。NANA-BEANSというビルの5階です。
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東北地方は、どこに行ってもこけしを見かけますし、どのこけしを見ても大差ないと思っていましたが、県によっても、地域によっても特徴があるのだとか。山形だと蔵王系と肘折系では鼻の書き方が違う。細長い鼻に、小さくてつんとした鼻。かわいらしさがそれぞれに違って、解説を聞きながら鑑賞するといろんなことに気づかされます。
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通りに出ると、お祭り姿の人がちらほら。夕方のパレードに向けて、集まってきているんでしょう。
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時間がまだかなりありますね。では。。
山形市内には、小さな観光施設がけっこう整備されていまして、山形まなび館もその一つ。山形県で初めての鉄筋コンクリート造の学校として、昭和2年に建てられた第一小学校旧校舎を活用したもの。 -
中には、どんどん焼きの喫茶店などもあって、街歩きの途中に寄って休憩するにはもってこい。私は、花笠の前に立ち寄ってみました。
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ビデオコーナーでは、前年の花笠に、踊りの種類や見所も解説されていて、とても参考になりました。
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七日町通りに戻ってみましたが、まだまだ時間は早いようです。通り沿いにお餅屋さん池田屋を発見し入って時間つぶし。店内には小上りもあって、きちんとした甘味処です。何種類もあるので、お勧めを聞いたのですが、はっきりしないので、餡子を注文します。
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イチオシ
出てきたお餅はかなりの量。柔らかめのお餅が茶碗一杯。その上に、どろんとした餡子もたっぷりかかって、かなりヘビーなひと品でした。餡子はかなり甘いし、私としては平らげるのに、ちょっとひと苦労だったのですが、周囲を見ると、お年寄りが皆さん平気でペロリと食べていて、山形の人には違和感のないお餅のようでした。
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さらにぶらぶら。
山形市内には、中心部の七日市や三日市、十日町とか市が開かれていた名残りの町名が複数あります。この十日市跡碑は、十日市に因んだもの。
南北朝の時代、斯波兼頼が山形城主となった際、城の南に十日市を設けた場所に十日町が生まれ、城下町山形の発展の基礎となったということです。 -
山形まるごと館 紅の蔵というのにも行ってみましょう。祭りの準備をしている一角を過ぎて、
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ここがそれですね。
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名前を聞いても、実は何の施設か分からないし、取りあえず訪ねてみたのですが、移築したんでしょう、たくさんの蔵が集まっています。
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それぞれが、山形を紹介する案内所のような施設から、おしゃれなお土産物屋さんや食堂になっていました。
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これだけ、蔵が集まるとそれだけでもけっこう楽しい。まだあまりメジャーにはなっていないようでしたが、ちょっといい感じの施設です。
商業施設としては、採算をとるのはなかなか難しいかもしれませんが、街歩きで、ほっと息を付ける施設としてはかなりいい施設だと思います。
さて、さすがに、パレードの時間に近づいたと思います。見物の場所取りが必要。いい場所を確保しに戻りたいと思います。
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