2013/06/13 - 2013/06/15
353位(同エリア850件中)
タックさん
結婚30年の記念に秋田旅行へ、乳頭温泉郷~田沢湖~角館のコースを選んだ。
乳頭温泉郷~田沢湖を回り13日に夕方角館入り、14~15日とまる二日間妻の希望の角館をじっくり楽しみました。
今回は秋田仙北地域の旅をより楽しくしてくれる“あきたTABIYORI”で有名な「仙北TIC」さんに色々と楽しいプラン(企画)でお世話になった。
まずは角館散策1日目…
<角館1日目>
仙北TICプラン“ブロガー後藤さんとまち歩き(朝の外町~武家屋敷ガイド)”~武家屋敷(内町)散策
<角館2日目>
仙北TICプラン“味噌たんぽづくり体験”~外町散策
(参考)仙北TIC『あきたTABIYORI』
http://www.hana.or.jp/~tabiyori/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- びゅうトラベルサービス
-
14日朝、日の出とともに目覚める。天気は良さそうである、今日は8時から後藤さんとまち歩きがあるので朝食を早めに予定しているが、せっかく早く目覚めたので、5時前に早朝散策へ出かけた。
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桧木内川へ出てみる、桜堤をこうして見ると「北」の方角なので、太陽は右手から昇ってくる。そのせいもあり、桜の木々が日陰の角度になるのでさらに緑が濃く見える。
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こちらは桜堤の歩道(桜のトンネル)、横から光が射し始めている(AM5:11)、とても清々しい気分だ。これを待って武家屋敷通りへ向かった。
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イチオシ
残念ながら武家屋敷に着いた時は日が差していなかった(AM5:19)。既に武家屋敷のそちこちで清掃が始まっていた。武家屋敷のお店なども冬以外は8:00より開店して、早いなあと思ったが、その3時間前である。地域のボランティアの方もいるとか…、それで人が住んでいない屋敷内外も綺麗なんですねえ、ほんとにゴミひとつ落ちてないです。
この写真はまさに「角館」武家屋敷の朝にふさわしい景色なんですね。 -
イチオシ
これですね!枝垂れ桜を中心に大きな木々が12間(約11m)ある道路を覆いかぶさるようにせり出してくる迫力、まさに新緑〜深緑の角館。
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場所によっては中央で枝が交差している所もあります、すごいですよね。
時間が早いのでまだ人がほとんど歩いていないのもこの時間の「お得」なところ(笑)。 -
まだまだ公開には時間が早く、閉まっている門(石黒家)。この姿はこの時間でならでは、門に施された5つの丸い鋲、多分裏側の止め木を支える金具だと思うが…、昼にはみられない、朝の静けさを際立たせているような佇まいである。
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イチオシ
日が差すのを待ったのはこちらの写真を撮りたかったからなのです、まだ雲があり残念でした。
「医薬門」や「冠木門」ほど特徴はありませんが、こちらのお屋敷にはなぜか魅せられてしまい二日間で4回ほど写真を撮りに来てしまうほど。 -
この佇まいが素晴らしかった、逆光のため黒塀・門が文字通り真っ黒、門の四方形が切り取る広い庭中央に配置された庭石と植木がまるで絵画のようだった。
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おなじみ武家屋敷通りの赤いポスト、ポストの赤と道路の白いラインが古き時代と現在とを同居させ角館に生活感を与えていて印象的。もうしばらくこの界隈を見学し、朝食を済ませたあとホテルを出発。
朝8時からの観光協会ブログ『角館紀行』を毎日更新しているブロガー・後藤さんとまち歩きへ妻と一緒に出掛けた。 -
外町西宮家向かいの新潮社記念文学館の前で待ち合わせ、時間になると後藤さんはカメラをたすき掛けにしてさっそうと現れた。撮影ポイントを入れてほしいなど打ち合わせを済ませ、さっそく西宮家からスタートした。重厚な蔵の窓の設えの説明や特徴など分かりやすくかつ面白くお話されます。そんな中で気になった井戸です、江戸時代から明治〜昭和と使い継がれた古い井戸で滑車と汲み上げポンプが同居しております。
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私が写真好きということで、後藤様も毎日「角館紀行」で披露されているスポットから沢山の美味しいアングルをご紹介いただきました。
この太田家に到着して綺麗なサツキや大正ロマンの洋館をご紹介されたのだが…、 -
着くやいなやいきなり「おっ、バラが咲いてる!」といって秋田蘭画風のアングルを教えていただいた(笑)。この日の「角館紀行」でさっそく後藤さんはこのアングルを載せていらしたが、後藤さんは薔薇に焦点を合わせ背景の門をボカしていらした(秋田蘭画風)。
私の場合、薔薇越しの「門」に気持ちがいってます、まさにこれがそれぞれの「写真」ですね。 -
もうシャッター切るのが楽しくてしょうがなかったですね、次は「安藤家:安藤醸造元」、立派な秋田最古の煉瓦(レンガ)蔵です。
写真を撮っていて後藤さんのお話でとても共感できるのが「光」についてだ、午前・午後そして夕方の光を、ある意味とても大切にしていらっしゃる。どの方向から光が来ると、どのスポットが生きてくるのか熟知されている、さすがである。 -
写真は安藤家の蔵の窓、意匠を凝らした立派な窓である。
一番恐れた火災を避けるという意味で水をあしらった模様がどの建物にも見られるそうだ。 -
そしてここからはまさにガイドにないスポットの連続である、私達が歩いたら気づかずに見過ごしてしまいそうなところばかり。
これは「佐々木材木店」の屋根、よく見ると丸くなった留め金に長い棒が引っ掛けてある、雪止めだそうだ、そして木が傷めば差し替え可能な構造となっているのだ。 -
こちらは観光でおじゃますればおしゃれな樺細工の蔵のお店で終わってしまいそうだった「藤木伝四郎商店」の蔵側面、一段低いところにもう一つ窓が設えてある、珍しくかつ美しい景観である。
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そしてちょっと道を突っ切った所の立派な建物かつ変わったお店がこちらのです、大正後期のもので伊保商店:屋号が「イオヤ」さん。
冠婚葬祭に必要なものから日用品までなんでも揃うそうです、この地域では非常識なことをすると「イオヤさいってほじ買ってこい!」といわれるそうですが、それくらいここには昔からなんでもあるんですね(笑)。
(「ほじ」とは常識、良識のこと<方言>だそうです:角館紀行より) -
ちょこっと戻って蔵の蕎麦屋さん「角館そば」の近くで、玄関周りの柵が大正チックな素敵なお宅を訪ね庭のみごとな植木を鑑賞したり、新潮社創設者「佐藤義亮」の生家跡を訪ねたり。
まだまだどんどん続きます、こちらはその佐藤義亮生誕の地からすぐの蔵。こういう立派な蔵がそちこちにあるんですね、絶対見過ごしてしまいそうです。 -
こちらも煉瓦蔵です、上下のデザインの切り返しも素敵だが、大きさの違うレンガをうまく組み合わせてまさに味のある建物に仕上がっています。
それぞれ設えに特徴があって、雪のない時期にこうして窓を開けてまさに出来を競っていたのでしょうか…。 -
後藤さんが特に見せたかったのが窓の造りなのです、すごいですねえ、開けた時に隣どおしの分厚い窓がピタリと綺麗に重なるように造られています。まさに匠の技を競っていたのでしょうねえ。
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そしてこちらは有名な「西宮家」の米蔵の窓、西宮家のホームページではメイン看板のように使われていましたが、こんな場所にあったんですね、意外でした。でもその設えはとても素晴らしく、白の漆喰で統一された細かい造作はまさに芸術的でした。
これだけ見てきても時間はまだ30分ちょっとしか経っていません、確かに中は後でゆっくり見てくださいねということはありますが(開館前のため)、すべてのポイントで興味深いお話をされていました。 -
“外町”最後は樺細工の「八柳」さんから「たてつ家」へ向かいました、こちらは大正浪漫の歴史的雰囲気を評価され景観賞をもらったお店です、案内をしていただいた後藤さんの「料亭稲穂」でもオリジナルのリップミラーを作られていたお店ですね。
翌日みやげで利用させていただきました。 -
そして「たてつ家」についた頃はもう空に雲ひとつないくらいいい天気、「こちらでは資料館もぜひ覗いてみて下さい」とおっしゃりながらさすがに後藤さんも「6月にこの陽気は初めて」と額に汗をかいておりました。
それくらい前日とこの日は真夏日の信じられないくらいの陽気でしたね。 -
後藤さんとまち歩きも後半、武家屋敷へ向かいます、さっそく南の小田野家から見てまわりました、竹を使った柵をきれいに配したアプローチ、その中には笹がこれでもかというくらい植えられており、背の高い木々も鬱蒼というくらい。屋根の木羽葺きなどの特徴から玄関の入る場所が位によって区別されるなど説明をいただく、そこを歩きながら面白いスポット、二つの灯籠にあたります。下弦と上弦の月をそれぞれあしらった灯籠が並んでいます、『なぜこんなに近くに置かれたのでしょうね』、謎だそうです(笑)。
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そのまま庭づたいに河原田家へ入れます、素敵な回廊のようにになっており、こちらのお屋敷もそうですが、大きな木が塀の近くにどんと立っております、私はこの大地にしっかり根を張った様はとても美しく感じました。
周りに苔があり、根の膨らんだ部分に下草をまるで飾りのように配しております、木の力強さ、生命力を感じさせてくれます。 -
イチオシ
そして後藤さんお気に入りの景色がこちら、朝日が古さを美しさに変えています。河原田家の文庫蔵だそうです、光の当たっている下半分がこの角度からはとても美しい素敵な蔵でした。
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こちらの建物には変わった印がついています、河原田家の家紋は三つ巴だそうですが、これはその三つ巴の裏家紋といわれる形だそうです、デフォルメ加減がオシャレですね。そして屋根には先に見た雪止めも見えますね。
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河原田家の外に出ると、門の左側に「覗き窓」があります、来訪者を中から品定めしたんでしょうねえ、それほど大きいものではないのですが、しっかりした造りで下の支えも手が込んでます。
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話が武家屋敷の「黒塀」になった時、『よく見てくださいね』といわれた、
一様に見えるこの黒塀も高さ、上部の形、下の支えの部分が全く違っているのです。
さらに『ここから見て下さい』と…、まっすぐに見える通りもこのようにすこ〜し曲がってます、「人生と一緒かな」とは後藤さんの弁、なるほどです。 -
事前に角館を色々調べている時にとても気になった一枚の写真があった、それは武家屋敷の名だたる屋敷の門ではなく、南の外町界隈のお屋敷のものでもない。どこだろうと思っていたのだが、河原田家から次の滑川家へ向かう途中にあるお屋敷だった、朝5時の早朝散策にて発見した、まさにこの門だった。表札には「非公開」となっている素晴らしいお屋敷の門、大きな樹々、そして庭です。この時間帯はまた違った景色を見せてくれていた。
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こちらはやはり後藤さんお気に入りの滑川家、この時間帯がまたいいという。確かに東からの朝日によってこちらからは門や塀などが黒い影になり、借景とした奥の花場山の緑が青い空とともにクッキリと目に飛び込んでくる。この時間帯ならではである。
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その門の前にできている秋田蕗だ、とても大きな葉をつけている。みごとなものだった、またいい形に葉をつけていますよね…絵になります。
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この大きな木は外から見た岩橋家の柏の木、それは太い幹で葉の大きさも半端ないものだ。手のひらを一緒に移しておけばよかったと思うほど(笑)、天然記念物となっている。
この柏は古い葉が新しい葉が出てくるとき?まで落ちないで、新しいものが出てから落ちるということで?長く家督が続くという事にたとえ、縁起のいい樹木とされているらしい。こちらの岩橋家では古い井戸や蔀戸などの説明を聞くことができた。 -
ここで東勝楽丁から枡形角を経て表町下丁へ入りました。
ここのシンボル「赤いポスト」が水路に映るのを見て後藤さんいわく、「上が現在へのポスト、下のおぼろげに写ったのが過去へのポスト」という男のロマン。 -
イチオシ
おすすめの青柳家の医薬門へ着いたと同時にここでも『咲いた!』のひとこと、写真中央の白とピンクの花が見えているのが「ハコネウツギ」というものらしい。初めて目にした花だが2色の花が同居している、と言うか白からピンクへ色が移ろっていくらしい。とてもきれいだったが、後藤さんも咲いたのを確認したのがこの日が最初らしいです(笑)。この薬医門に施された素晴らしい「懸魚(げぎょ)」も拝見させていただきました、中は午後にゆっくり見学させていただいた。
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おとなりの石黒家では塀越し門越しに素敵な景色を紹介いただいた、というのもこちらの石黒家では有料だが、しっかりとした屋敷の説明がたっぷり聞けるのである。したがって後藤さんからは角館紀行で紹介した素敵なアングルを幾つか教えていただいた。
門越しに見える素敵な家紋と飾り、そして大きな石灯籠(右)、相当な年代モノですね。 -
この青柳家との境に見える景色も時代を感じさせてくれる味わいのある風景です。こうして幾つもの蔵を見てくると蔵の窓ひとつとっても家・屋敷によって全然造りが違い、また周囲の佇まいが素晴らしいのでついつい引き込まれるような魅力を感じます。
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この木は外から見た石黒家の樅の木、武家屋敷の中で一番の大木だそうです。幹周り4.4メートル以上、樹齢300〜350年くらいだそうです、みごとですね。
ちょうどこの石黒家の案内をされている時に、現在の石黒家12台目の当主のご子息(13代目)とお会いした、このプランの後にお屋敷の中を拝見した際にも会うことができました。 -
お屋敷最後はこちらの旧石黒(恵)家でした、どちらかといえば昭和の匂いがしますね。近年大変な思いをして手直しをしたということで、写真でも家の基礎が新しくなっており近代的な網目の通風口になっています。そのために家全体を持ち上げる大掛かりな改修工事になったそうです。
後藤さんが見せてくれた面白いところが写真に見える戸にはめられたガラス、「この適度な歪みがなんともいえません」という、なるほどこうして見える映った景色が凸凹になってる、いつも見ている人じゃないと気が付かないですよね、さすがです。 -
最後に向かったのがこちらの「平福記念美術館」です。こうした比較的近代的な建物が、武家屋敷の中にあるという不思議、でも後藤さん曰く「昔から町に一緒に暮らしている馴染みの外人さん」という感覚らしい。
そして不思議な体験を最後に味わうことになるのだが…、まずは素敵な庭を通ってエントランスに向かいます。 -
青緑の回廊などの説明の後、後藤さんがこの平福記念美術館にてすてきなサプライズを演出してくれたのである。
この入口の右にベンチが置いてあります、そのベンチに後藤さんが「こちらへ腰掛けてみて下さい」と私達を誘います…、 -
その視線の先には回廊越しに朝日を受けた庭園の木々が見られます、それは素敵な景色ではありますが、なにか特別なものがあるのかなと凝視しました、青緑の壁が絶妙に景色にマッチします、派手すぎず地味でもなく適度な存在感を示します。
そして私達も腰掛けて後藤さんの話に耳を傾けていたのですが、おもむろに後藤さんが「さあ、それじゃあちらへ歩いてみましょう」といって腰を上げた、私達もその後へ続きます…、 -
そして回廊をくぐって外へ出たとたん目に入ってくる「庭園」を見て鳥肌が立ちました!目の前にまさにフワーッと視界が広がるにつれて目に入ってくる朝日を浴びた木々の緑。そして「何かの空気に全身が包まれる感触」、まさにこれです。後藤さんが体験させたいと思っていらしたものだとしたら間違いなく追体験できました。
今これを書いている時点でも思い出すと鳥肌が立ちます、ぜひこちらに行かれたらこの時間帯に体験してみて下さい。 -
『角館紀行ブロガー後藤さんとまち歩き』はまさに素晴らしいクライマックスで幕を閉じた。その後近くのゴール地点「ぷかぷ館」にてお茶・休憩です。
このぷかぷ館は秋田の写真家小松ひとみさんの季節の写真を常時展示してあり、時には近隣の作家の企画展なども開催されます。
ここで素敵な写真をを拝見して桧木内川の見える涼しい窓際にて美味しいアイスコーヒーをいただきました。 -
するとギャラリーの小松様より「結婚30年おめでとうございます」とお声をかけていただき、さらには春限定の「さくらロール」をご馳走になるというサプライズが…。
ほどよい甘さで目にも美味しい素敵な「さくらロール」で妻もとても喜んでおりました。
まだ早い時間のためこの「ぷかぷ館」は私達二人だけの素敵な空間となっておりました。 -
ぷかぷ館を後にしたのが午前10時過ぎ、なんと中身の濃い2時間だったことでしょう。それに仙北TICのプランといえども、ブロガー後藤さんやぷかぷ館の小松さんの旅人に対する「おもてなしの心」、これにはほんとうに感激いたしました。ぜひたくさんの方に体験していただきたいと思っています。
この地図はブロガー後藤さんと歩いただいたいのコース、とても味わいのある散策コースになっており、おすすめです。
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