ジジ・ババ　レンタカーでまわるトスカーナの旅ーFirenze Siena Montepulciano Assisi

2013/05/29 - 2013/06/02

年に一度のお楽しみの季節がやってきました。旅から帰るともう次の年のことが気になるoneonekukikoです。今年はトスカーナを中心に、欲張り計画。出発は5月。できれば、一週間くらい滞在してゆっくりしたい。ドロミテ、ザルツブルク、ザンクト・ウォルフガングを加えて２週間の旅となりました。メンバーはいつもの旅中間Y氏夫妻と、おなじみJ子さん。これまでワンコのお留守で夫婦そろっての旅行ができなかったJ子さん。ワンコとのお別れを慰めるべくご夫婦での参加となりました。新たにY子さんが加わり７人旅です。

出発前、家族や自身の健康面での不安がありましたが、全員元気に旅を終えました。
しかし、思いがけないハプニングはいろいろありました。
お楽しみに。
今となっては、楽しい思い出です。

５/２７　　成田発０９：４５フランクフルト経由で
　　　　　 フィレンツェ着１８：１０
　　　　　 送迎タクシーで先にPienza入りしているY氏の待つ
　　　　　「Agriturismo Bonello」まで
　　　　　 ５人+荷物で２４０ユーロ　２時間近くかかりました。
　　　　　「Agriturismo Bonello」　６泊　　
　　　　　 Pienzaから５KM程東にある見晴し満点の宿です。
　　　　　 4rooms, 2kitchen, 3bathroomsで６泊１,７５０ユーロ
５/２８　 San Quirico D'orcia,Pienzaを散策
５/２９　　Sienaでレンタカー借出し＆Siena散策
５/３０　　Montepluciano,St.Quirico D'orcia散策
５/３１　　Firenze散策
６/　１　　Assisi散策
６/　２　　Firenzeでレンタカー返却後St.Maddalenaへ移動
　　　　　「Hotel Tyrol」　　　　　３泊の予定でした！
　　　　　 ハーフボード　１人１泊　７２ユーロ　
６/　３　　Kastelruthへ移動
　　　　　「Parc Hotei TYROL」 ２泊　
　　　　　 ハーフボード　１人１泊　７２?９２ユーロ　
６/　４　　Siusi散策
６/　５　 Salzburgへ移動
　　　　　「Altstad Hotel Hofwirt」２泊
　　　　　 １泊１room 朝食付き１６０ユーロ
６/　６　　Y子さん帰国
６/　７　 St.Wolfgangへ移動
「Haus Windhager」 ２泊
　　　　　 kitchen付き　　１泊１room １６０ユーロ
６/　８　　St.wolfgang周辺散策
６/　９　　ミュンヘン発２１：１０ー成田着１５：３５　

成田からは５人、現地でザグレブからのY氏夫妻と合流　

AMO ITALIAというサイトhttp://www.amoitalia.com/toscana/ncc.htmlで偶然目にした、「MIYAMOTO」さんの送迎で無事合流して、トスカーナでの1週間が始まります。小高い丘の上に糸杉に囲まれたアグリツーリズモでのゆったりした1週間です。

５/２９
すでにＹ氏夫妻はザグレブから自車で陸路トスカーナ入りをしておりますが、今日からドロミテへ移動するまでの４日間レンタカーで回ることにしました。トスカーナ周辺のドライブは迷い道との情報を得て少々腰が引けておりますが、７人で動くには車が便利ということで決断しました。オートマ限定で探しました。返却日が日曜日なのでフィレンツェ返却となり乗り捨て料金が発生します。AVISで円建て、カード割引でオートマ車、５人乗り５/２９シエナ?６/０２フィレンツェ、４日間１０：００?１０：００で４０,３２０円+乗り捨て５０ユーロを見つけました。
二台の車で動くことになります。男性３人がまずＹ氏の車でAVIS営業所へ向かい、女性は９：２３のバスでシエナに向かう。一人４ユーロ。バスの中でチケットは買えました。googleで検索してバス停はPort de ovileがAVISのすぐ近くと判明。１０：３０無事到着。下車したら、偶然にも夫たちの車が後ろでプップー。こんな偶然あるんですね。車両保険をプラスして手続き完了。借りた車は、シエナ観光後営業所に取りに来ることで交渉成立。大した額ではないけれど、最初の１時間が２ユーロ、３０分ごとに２ユーロと聞いていたので、２０ユーロくらいおまけしてもらった気分です。
シエナ観光後、昨日情報を得たサンクイリコ・ドルチャ近くの温泉Vagno Vignoniヴァーニョ・ヴィニョーニで一風呂浴びる計画です

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

５/２９
１１：００
レンタカー借出しの手続きを終え、パーキング近くのエスカレーターを利用して旧市街に入ります。
すぐ、左手にあるのがサン・フランチェスコ聖堂

荘厳な内装です

門をくぐると旧市街の始まりです

まずは、カンポ広場を目指します。
女性陣があちこちウロウロしているうちに、男性陣は「カンポ広場のレストランでー」という言葉を残して消えていきました。

カンポ広場はすぐわかります。
これまでのピエンツァと違って、たくさんの観光客であふれています。　
１２時前でしたが、まず腹ごしらえです。
３ピッツア、１パスタ、１セコンドディッシュで９０ユーロ。
ジジ・ババなのでこのくらいが適量です。

以前は、富の象徴でたくさんあった塔も、この宮殿と大聖堂のみになったと、レストランのオーナーの説明でしたが・・。そう理解したといったほうがいいでしょう。
高いところが好きなoneonekukikoとA氏は、「登りた〜い」
でも、待つのに小1時間、登って降りて1時間かかると聞いて諦めました。
「団体ですから」
フィレンツェのドゥオーモに賭けます。

「パリオ」はこの鉢状になった半円形の広場を馬が駆け抜けるのです。
圧巻ですね。

シエナ大聖堂はさすがに周りを圧倒しています。共通チケット１２ユーロで大聖堂、美術館入場しました

見応え満点の大聖堂ですが、たくさんの陳列に少し疲れました。

迷路のような旧市街を迷いながら駐車場へ戻ります。
迷うのも楽しみの一つです。
帰路は昨日スーパーで手に入れた情報
バーニョ・ヴィニョーニを目指します。
ずっと南のサトゥルニア温泉まではるばる行くつもりでしたので、近くに見つけられたのは朗報です。
サン・クイリコ・ドルチャを左折せずにそのまま進み突き当りを右に行くとたどりつきます。
水着も持って準備オーケーです。
しかし、タイムオーバーでした。
宿泊者以外は６時まで。
残念。
明日チャレンジしましょうか。

５/３０
今日はワインカーブめぐりと昨日入り損ねたヴァーニョ・ヴィニョーニのスパを目指します。
モンテプルチアーノ・モンタルチーノ・ヴァーニョ・ヴィニョーニ。
いつも時間切れになるので、全部回れるかしらねぇ。
まずは、モンテプルチアーノへ。
ピエンツァにはいる手前を左折して道なりです。
トスカーナの丘陵地帯を快適にドライブです。
パーキングに止めたら、偶然街の入り口の門のそばでした。

トスカーナの街は丘の上にあるとは聞いていました。
登りました。
疲れました。
でも、アーチ越しに垣間見える丘陵地帯の風景は安らぎを与えてくれます。

曇り空でしたが、街を散策していたその時、突然暗くなり、ざーーーーっと一降り。
あわてて近くのお店に雨宿り。
なんと雹が降ってきました。
初めての体験です。
１０分ほどでやみました。
頃合を見計らって散策開始です。

雨に濡れた大理石が光って旅情を誘います

またも大雨。
今度は早めにカフェに避難。
どんどん人であふれてきました。
小雨になったので再びテクテク。

iで聞いたワインカーブを訪ねました。

特別説明はないのですが、地価の貯蔵タンクをぐるりと回ってワインの試飲です。
今晩の夕食用とGENKIPAPAのお土産に２００６年製造を入手しました。夫はアルコール大好きですが、こだわらないのです。せっかくイタリアまで来たのにこれでいいのかなぁ。

ゆっくりしすぎて、この時点でモンタルチーノ行きは断念。
すぐそこに駐車場が見えるのに、迷路のような路地に惑わされて駐車場に着きました。
お次はヴァーニョ・ヴィニョーニ温泉です

さっきの雨雲はどこへ消えたのでしょうね。

トスカーナらしい丘陵地帯をドライブです。

ハイ、ここを左折です。

着きました。
お目当てのホテルで、「スパに入りたいんです。７人ね」
「今日は木曜日でスパはお休みです」

諦めきれないジジ・ババです。
確か「足湯」があるっていったわね。
根性で聞きまくりました。
諦めかけたころ、地元の人らしい方が教えてくださいました。
「グラッツェ　ミッレ」

こんな渓谷を眺めながら温泉気分だったのね
まさに「テルマエ・ロマエ」

遺跡の名残があります

「エーーツ、ここは遺跡じゃないの」
「たぶんこれがお風呂の跡よ」

ありました。
「足湯」です。
ヨーロッパの人もするんですね。

たくさん歩いて、疲れた足にご褒美です

５/３１
１日フィレンツェを楽しむ予定です。
しかし、往復４時間かかるので滞在時間はそれほどありません。どんな１日になるのでしょうか？お買いもの？美術館？
早めの８：３０出発です。

途中コーヒーブレイクをはさんで、１０：３０頃、Port Romana近くの駐車場に到着。まずは、ウィフィッツィ美術館をめざします。
アルノ川はなんだか濁ってます。昨日来の雨のせいでしょうか。

ベッキオ橋の商店街をちらっと横目で見て、美術館へ急ぎましょう。

ベッキオ橋から美術館へのアーケード。まだ、人通りも心なしかまばらです。
しかし、予想通り１時間半待ちとのこと。
そこへ「一人１５ユーロで１０分待ちで入れる」との甘い誘惑。速攻で乗りました。
１３：３０に出口のところ
それぞれ自分のペースでまわります。
８年前に来た時とちょっと違う感じです。
そうです。ただいま一部改装中でした。
近代的な展示部分に生まれ変わるようです。
どちらが好きかはお好み次第ですね。
oneonekukikoとしては、古典が多いのでねぇという感じでしょうか？

初めてドゥーモの中に入りました。
圧倒されました。

高いところが好きなoneonekukiko夫婦とJ子さん夫婦はこの後ドゥオーモのクーポラへ上るべく向かいますが、長蛇の列に諦めてジョットの鐘楼に変更です。
アカデミア美術館へ向かうグループとは、１６：３０にカフェで集合。
宿で予約した、２０：００の夕食に間に合うようにするには、渋滞を考慮して１７：００に駐車場出発とY氏からの提案。
お買いものタイムあるのかしら。

ジョットの鐘楼に上りました。
４１４段の階段をひたすら登ります。
６ユーロ。
やっぱり、ドゥオーモの姿は美しい。

ジョットの鐘楼が思いのほか早く登れたので、早めにカフェへ出向きます。アカデミア美術館も長蛇の列であきらめた様子で、すでにコーヒーブレイク中。
「それでは私たちはお買いものに行ってきます。１７：００駐車場でね」
切り替えの早い女性陣です。
アルノ川沿いから一筋入った通りにある「IL BISONTE」がお目当てです。
無事お目当ての品を手に入れ、タクシーをとばしました。

帰り道
夫は出口を間違えて迷いましたが、親切なガソリンスタンドのおじさんに助けられて無事、宿に到着できました。

高速を走るときは出口に気を付けないといけない
フィレンツェはできれば３泊してゆっくり観光しよう

今日の教訓です
　

２０：００から始まったアグリツーリズモの夕食です。
週末にサービスされます。
ひとり２５ユーロです。
週末とあって部屋は満室。ワイン、前菜、パスタ、食べきれないほどのお肉のグリル、デザート、コーヒー。とっても家庭的なメニューですが、量がものすごい。まるで、バイキング状態。お皿が空くと次々サービスされるので断るのに一苦労。
夫はデザートまで持たずにおやすみなさいです。欧米人は元気です。私たちが部屋に戻った後もにぎやかに宴は続いてました。
きっと私たちみたいに目いっぱい日中動き回らないんでしょうね。

土曜日もどうかと勧められましたが、あまりの量に丁寧にお断りしました。

６/１
曇り空の土曜日
アッシジへ向かいます。
余裕があったら帰りにペルージャも寄り道の予定です。
途中でY氏の車とはぐれてしまい、自力でアッシジを目指します。
「Assisi」を追っていけばよいので難なく到着します。

遠くにすぐそれと分かるバジリカが飛び込んできます。

大きいんだ
正直な感想です。

「ジョットの青が見たくてアッシジを訪れた」という１文を目にして以来ここを訪れる日を心待ちにしていました。
大聖堂に入った途端迎えてくれるジョットの作品の数々。

できれば、ここは滞在して一人でゆっくり訪れたいと思った。

男性たちはペルージャへ寄るというので、女性だけでの帰り道。
迷わないように４人で必死に行先を追いました。

ピエンツァ近くまできて一安心
寄り道する余裕ができました。
小さな農家が経営するワインセラー。
今晩の夕食用にお買い上げ。
オリーブオイルもありました。

目の前はオリーブ畑でしょうか。
ブドウ畑は見当たらなかったのですが・・・。

６/２
１週間過ごしたこのアグリツーリズモともお別れ。
毎日帰るたびにいろいろな表情を見せてくれました。
イタリア語しか話さないお母さんとも、なんだか仲良くなった気分だし、思い出に残る１週間でした。

今朝は初めて雲のない空を見せてくれました。
５：３０

１０：００の返却に間に合うように早めに出発です。
無事次のホテルに着けますように

この旅行記へのコメント （4）

• rimoさん 2013/07/11 14:46:35

  今日も見応えたっぷりでした！

  暑いですねー
  
  ５月の旅ってさぞや快適でしょうね。
  イタリアの空気味わいました。
  
  また明日。。。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　rimo
  

  oneonekukikoさん からの返信 2013/07/12 17:47:55

  RE: 今日も見応えたっぷりでした！

  連日暑くてフーフー言ってます。
  
  毎度訪問ありがとう。
  楽しんでもらえてうれしいです。
  
  水分補給とさわやかな風景で暑さをしのいでください。
  
  またのご訪問お待ちしています（笑）
  
  oneonekukiko

• バートンさん 2013/06/21 22:10:33

  お久しぶりです

  oneonekukikoさん、こんにちは。
  どうもご無沙汰しています。
  
  またイタリアへ行かれたのですね。
  タイトルのトスカーナという文字に惹かれ遊びに参りました。
  
  トスカーナは私の好きな土地の一つであるんですけど
  バスと電車を駆使しての旅行者の宿命で殆どが中世都市ばかり。
  でも宝石のような美しい街をいくつ訪れても飽きが来ないのはなんでだろ＾＾
  
  アグリツーリズモに泊まってトスカーナの大自然を身近に感じる旅も素敵ですね。柔らかな丘陵、糸杉の並木道、太陽が落とす影、何もかもが素晴らしい！
  シエナからバスでフィレンツェに移動した時、車窓から延々と続く田園風景を見たのですがあまりにも美しくていまでも忘れられません。
  あの風景の中で寝泊まりしたらどんなに素敵なんだろう。。。
  いつかoneonekukikoさんのようにアグリツールズモに泊まってみたいです。
  
  続きも楽しみにしています。
  
  ばーとん

  oneonekukikoさん からの返信 2013/06/22 10:46:40

  RE: お久しぶりです

  バートンさん
  ここしばらく、バートンさんのアップがないので
  さびしい限りですが、あちこち行かれているようですね。
  是非、バートンさん視線の
  素敵な画像にお目にかかりたいです。
  待ってますよ〜〜〜〜〜。
  
  最近は街歩きより自然の中にいるのが心地よくなってきました。
  
  毎日、あたり一面に広がる緑の丘陵地帯を目にして
  目ざめるのはとっても贅沢な1週間でした。
  
  これも、時間に余裕があるので実現したことです。
  時間はあるけど・・・なので
  アパートを借りてのケチケチ旅ですが
  それもまた楽しいものです。
  以前は、旅行に行ってまで調理したくない
  なんて思っていたのですが、変わるものです。
  
  一人じゃないのでできるのかもしれませんね。
  これから、ドロミテ、チロルを回ります。
  
  oneonekukiko