ジジ・ババ　チロルの旅ー３度目の受難はミュンヘン移動

2013/06/06 - 2013/06/06

年に一度のお楽しみの季節がやってきました。旅から帰るともう次の年のことが気になるoneonekukikoです。今年はトスカーナを中心に、欲張り計画。出発は5月。できれば、一週間くらい滞在してゆっくりしたい。ドロミテ、ザルツブルク、ザンクト・ウォルフガングを加えて２週間の旅となりました。メンバーはいつもの旅中間Y氏夫妻と、おなじみJ子さん。これまでワンコのお留守で夫婦そろっての旅行ができなかったJ子さん。ワンコとのお別れを慰めるべくご夫婦での参加となりました。新たにY子さんが加わり７人旅です。

出発前、家族や自身の健康面での不安がありましたが、全員元気に旅を終えました。
しかし、思いがけないハプニングはいろいろありました。
お楽しみに。
今となっては、楽しい思い出です。

５/２７　　成田発０９：４５フランクフルト経由で
　　　　　 フィレンツェ着１８：１０
　　　　　 送迎タクシーで先にPienza入りしているY氏の待つ
　　　　　「Agriturismo Bonello」まで
　　　　　 ５人+荷物で２４０ユーロ　２時間近くかかりました。
　　　　　「Agriturismo Bonello」　６泊　　
　　　　　 Pienzaから５KM程東にある見晴し満点の宿です。
　　　　　 4rooms, 2kitchen, 3bathroomsで６泊１,７５０ユーロ
５/２８　 San Quirico D'orcia,Pienzaを散策
５/２９　　Sienaでレンタカー借出し＆Siena散策
５/３０　　Montepluciano,St.Quirico D'orcia散策
５/３１　　Firenze散策
６/　１　　Assisi散策
６/　２　　Firenzeでレンタカー返却後St.Maddalenaへ移動
　　　　　「Hotel Tyrol」　　　　　３泊の予定でした！
　　　　　 ハーフボード　１人１泊　７２ユーロ　
６/　３　　Kastelruthへ移動
　　　　　「Parc Hotei TYROL」 ２泊　
　　　　　 ハーフボード　１人１泊　７２?９２ユーロ　
６/　４　　Siusi散策
６/　５　 Salzburgへ移動
　　　　　「Altstad Hotel Hofwirt」２泊
　　　　　 １泊１room 朝食付き１６０ユーロ
６/　６　　Y子さん帰国
６/　７　 St.Wolfgangへ移動
「Haus Windhager」 ２泊
　　　　　 kitchen付き　　１泊１room １６０ユーロ
６/　８　　St.wolfgang周辺散策
６/　９　　ミュンヘン発２１：１０ー成田着１５：３５　

６/６
久しぶりの長期旅行なので、Y子さんは一足先に本日ミュンヘンから帰国します。
２１：１０のANA便ですので、１４：００過ぎにザルツブルグを出発すればいいと、午前中は昨日する予定だった市内観光へ出かけました。
「まあ、あまりあちこち行っても焦るのでホーエンブルグ城へ行って、お土産を買って、ランチを済ませて出発ね。」こんなやり取りの末ホーエンブルグ城を目指します。
広場では、馬車がお客さんを待って準備万端です。
「早めに帰ってきて、馬車に乗りましょう」
なんだか、昨日の移動のショックから完全に立ち直っているババです。
言葉の壁とはこういうことですね。
新聞を読まない、テレビもつけない、状況を把握していない。
実は一人心配している人がいました。Y氏です。ヨーロッパではこの時期ドナウ川の氾濫はよくあることのようで、心配のようですが、あまりの私たちのノー天気さに言い出しかねていたみたいですね。
さてさて、どうなることやら。
まずはお城へ向かいましょう

エリア ザルツブルク(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

洗練された建物が並びます

モーツアルトの生家です。
お宅拝見。

たしか１０ユーロ

馬車が通ります

そのあとのことが、あまりにも印象が強くて、記憶がないのです。
いずれ、記憶がよみがえったらコメントを入れますね

ケーブルに乗ってホーエンホフ城まで登って行きます
１１ユーロ

「あの方向へマリアたちは逃げたのかしら」

遠くアルプスを眺めながら、お気楽な会話です。

城壁にへばりつくように咲く可愛らしい青い花
身を乗り出して撮りました

広場では大きなチェスでゲームの最中です。

赤い斬新なケーブルカーです。
行きは満員でしたが、帰りはすいていて、ちょうどミュンヘンから昨日ザルツブルグへ着いたというご家族とお話しする機会に恵まれました。
「インスブルックから５時間近くかかったのですよ｝
「私たちも、列車、バス、列車と乗り継いで５時間かかりました」
のんびりムードが一気に緊張しました。
「Y子さんをミュンヘンまで送って行くのはいいけど帰りは帰ってこられるのかしら。」
「むしろ、キャンセルして私たちと一緒に帰ったほうがいいのでは」
そんな会話の後、
「とりあえず駅で確認して、いつでも出られるようにしておきましょう」
と駅とホテルと二手に分かれて行動開始。
駅に行った夫からは「今、チケットを買う列に並んでいるが、とても混んでいる」
ホテルに戻って、フロントのお姉さんに聞くとやはり、交通は混乱している模様です。じゃあ、キャンセルして一緒に帰りましょうということで話がついたのですが、「今日のフライトのキャンセルはどうしたらいいのかしら」
あれやこれやで、「やっぱりまずは空港まで行きましょう」
ミュンヘンに宿泊の場合も考慮してoneonekukiko夫婦が同行。
駅のiで様子を聞くべく長い列に並びます。
そこへ「May I Help You?」と駅の制服を着たおじさんが現れました。
駅員さんなら大丈夫。と情報をもらいました。

１３：０４の列車でTraunsteinまで行ってそこからバスでObersee,、そして再び列車に乗り換えなさい。
ありがとうございます。
大慌てで、チケットを買い（こんな時でもバイエルンチケット購入です。３人が、列車、バスを１日乗り放題で３０ユーロです。ただしECは乗れません）ホームへ向かいます。
折よく列車がホームに入ってきて無事第一関門突破です。

Traunsteinの駅に着きました。
ここからバスでOberseeまで向かいます。
皆の後についてバス乗り場へ急ぎます。
さほど乗客はいなくて降りたのは３０人ほどでした。
バスはなかなか来ません。
「あと２０分」とか「あと１時間かかる」とか確かな情報はありません。
３０分待ちました。
あと３０分待ってバスが来なかったらタクシーにしましょう
と思っていたら、ほどなくバスが来ました。
この時、話をした若いお嬢さんに後々までとってもお世話になりました。
ミュンヘンで外科医をしていて故郷での休暇を終えてミュンヘンへ戻るところだそうです。
付かず離れずで私たちのことを気にかけていてくれました。
バスを降り、Oberseeで列車に乗り換です。
列車は待っていてくれましたが、なかなか発車しません。発車したと思うとまた、ストップ。Rosenheimまではノロノロ運転でした。oneonekukikoのチェックではMunchin-ostでSバーンに乗り換えるのですが、下りようとしたら、「まだまだ。中央駅まで行くのよ」中央駅ではS-8の乗り場まで一緒にきてくれて、電光掲示板の見方まで丁寧に教えてくれました。
「ありがとう、あなたの親切は絶対忘れない」
何回も繰り返し伝えました。何回も握手して別れました。

S-8の終点で降りるとすぐミュンヘン空港につながる通路です。
無事チェックインを済ませ、ほっとするY子さんとoneonekukikoです。

１８：３０に空港で別れて帰りは思いのほか早くホテルに着きました。

ドタバタの１日でしたが、親切な方たちの助けを借りて、幸せな一日でした。

そして、こんなハプニングさえ旅の思い出となるものです。

ミュンヘンーザルツブルグの路線図です

後でわかったことですが×印のTraunstein-Obersee間の橋が壊れたためにバスでの振り替え輸送となりました。

この旅行記へのコメント （2）

• ミモザおばさんさん 2014/09/17 10:28:24

  Wolfgang湖に行く予定です

  oneonekukikoさん、こんにちは！
  
  　４トラ旅行記を読んで、ザルツカンマーグートとチロルに
  行く計画をしています。
  
  　まだ来夏のことですが、St.WolfgangとNeustiftに泊まりたいと
  思っています。
  初ヨーロッパの夫と79歳の叔母親子も同伴予定なのでゆったり
  コースで行きたいと思います。
  
  バイエルンチケットも使用予定ですので頑張りますね。
  又色々教えて下さい。
  
  これから、何度も旅行記にお邪魔すると思いますので
  宜しくお願いします。
  　　　　　　　　　　　　　　　　BY ミモザおばさん

  oneonekukikoさん からの返信 2014/09/17 21:20:55

  RE: Wolfgang湖に行く予定です

  ミモザおばさん
  こんばんは。ご無沙汰しております。
  
  昨日は、偶然ですが、ミモザおばさんのストラスブールにお邪魔したところでした。
  
  ザルツカンマグート、チロル
  どちらもゆったり過ごすのにピッタリですね。
  これから、あちこち検索して
  旅行までの数ヶ月を楽しんでくださいね。
  この、準備期間もたまらなく楽しいですよね。
  しかし、加齢とともに、いざ出発すると
  計画はすっかりうわの空になって
  出たとこ勝負のoneonekukikoです。
  それでも旅の計画は楽しみです。
  いつか行ってみたいアルザスですので
  よろしく御指南お願いしますね。
  
  ミモザおばさんは、事前にしっかり準備されて
  さすがと感嘆しています。
  
  バイエルンチケットは優れものです。
  ユックリ旅にはうってつけです。
  目一杯利用されるといいですよ。
  
  oneonekukiko