2012/01/03 - 2012/01/09
6078位(同エリア8626件中)
RiEさん
旅行4日目、Ta Prohm⇒Banteay Kdei編。
ランチ前に立ち寄ったのはTa Prohm。この遺跡は、人間自身が創りだした物は、人間が管理を行わないと自然に飲まれてしまう事を教えてくれる。
遺跡修復を請け負うフランス極東学院は、発見された当時の状況のまま残す方針を打ち出し、他の遺跡とは一味違ったリアルな姿を今も私たちに見せてくれ、今もなお工事音が鳴り響いていた。
期待を込め、久しぶりに立ち寄ったTa Prohmは残念なことに、記念写真用テラスや安全確保の階段が設置され、数年前とは随分様子が変わってしまっていたけど、自然との共存の難しさを示してくれていた。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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Ta Prohmに到着するとガッツリ工事中。
入口の観世音菩薩像の四面塔には足場が掛けられて、門を潜ることは出来なかった。タ プローム 寺院・教会
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工事用につくられた別入口から中へ。
四面塔に縄が巻き付けられ、固定されている。タ プローム 寺院・教会
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入口付近の工事はインドのチームが担当らしい。
タ プローム 寺院・教会
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しばらく参道を進むと…
タ プローム 寺院・教会
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ナーガの参道に到着。
正規の入口は東側からだけど、どちらからでも入場できるので、観光客の多くが西側から見学する。
今回は私たちも西側からスタート。タ プローム 寺院・教会
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Ta Prohmは1431年にタイ軍の攻撃を受けて放棄されて以降、1860年にフランス人博物学者によって遺跡群が再発見されるまで、約400年以上放置されて、その存在も忘れられていたそう。
この遺跡修復を請け負うフランス極東学院が、発見された当時の状況のまま残す方針を打ち出したお陰で、発見当時に近い印象を知ることが出来る。タ プローム 寺院・教会
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見学通路のすぐわきには、倒壊した石柱がそのままの姿で横たわっている。
タ プローム 寺院・教会
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創建後も建物の増築が続けられたTa Prohm。
内部は迷路のように入り組んでいて、隠された秘密の部屋も存在するらしい。タ プローム 寺院・教会
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遺跡を押し上げるような勢いを見せる巨大スポアンの根。
支えているのか、支えられているのか…タ プローム 寺院・教会
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苔に覆われ、神秘的な雰囲気が漂う。
タ プローム 寺院・教会
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美しいデバターたち。
タ プローム 寺院・教会
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まるで足が生えていて、駆け出しそうに見えるスポアン。
天を目指して真っすぐ伸びた幹は、身体を反って見上げないといけない位高い。タ プローム 寺院・教会
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遺跡に埋め込まれた文様のように這う根。
タ プローム 寺院・教会
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人間と比べてみると如何に大きく、力強い存在なのかが良くわかる。
タ プローム 寺院・教会
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逞しい自然の生命力と…
タ プローム 寺院・教会
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人間が造ったものは人間自身が手を加えて管理を行わないと、どんな結果が待っているのか…まざまざと見せつけられた気がした。
タ プローム 寺院・教会
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薄らと朱の痕跡が残るレリーフ。
タ プローム 寺院・教会
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ここも撮影スポットなので人がいっぱい。
前は砂地に崩れた石が転がっていて足場が悪かったのに、今や板張りのテラスがつくられて雰囲気ブチ壊し。タ プローム 寺院・教会
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イチオシ
誰も居なくなるまで順番待ちすること数十分。
血管のように張りめぐらされた表の白い木が、中の木を包み込み絞め殺している。タ プローム 寺院・教会
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この辺りから、桟橋のように木板の通路が敷かれていて、それに沿って歩いていく。
工事用の一時的なものなのか、今後もこのままなのかわからないけど…この数年で随分と観光しやすいように変貌を遂げている遺跡群。タ プローム 寺院・教会
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ビッシリと彫り込まれた文様。
タ プローム 寺院・教会
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階段が出来て、高い位置から見学できる。
目線が変わって新しい発見もあるけど、もうこれはアミューズメントパークに近い(笑。タ プローム 寺院・教会
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腕を空に向けグッと突き出して、指を開いているように見える。
タ プローム 寺院・教会
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一体化しているような迫力…自然の脅威にのみこまれそう。
タ プローム 寺院・教会
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壁に彫られたのは、連子状窓のフェイク?
タ プローム 寺院・教会
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巨大なスポアンの隙間に光が当たり、神々の姿を確認できる。
タ プローム 寺院・教会
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陽気に踊るデバターのレリーフが美しい柱。
タ プローム 寺院・教会
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大規模な修復工事が行われているので、作業している人の数も他の遺跡より多い。
タ プローム 寺院・教会
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まるで、巨大な木が遺跡を抱きかかえるような光景…。
以前は根の隙間から顔を出した記念写真が撮れたけど、写真撮影スポット用のテラスが造られ、環境保存のためにロープが張られていた。
この場所で大所帯の韓国人ツアーと重なってしまい、誰もが1-2人ずつ記念写真を撮るから、私たちのような個人観光客は遠巻きに、誰も居なくなるのをひたすら待つこと約15分。タ プローム 寺院・教会
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鳥たちが運んできた種が雨季になると石の上で発芽し、長い年月をかけて桁違いの巨大な木へと成長する。
お互いを絶妙なバランスで支え合い保っているので、これ程大きくならないよう現状維持しながら、補強していくのが得策なんだとか。タ プローム 寺院・教会
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膨大な量の遺跡のパーツは、1つ1つに目印が書き込まれ、修復後にキチッと元の場所に納められる。
タ プローム 寺院・教会
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修復工事現場は巨大なパズル。
タ プローム 寺院・教会
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東門から外へ出ると懐かしい光景が…色んな土産を抱えて、しつこく付きまとう土産物売りの集団を発見。
自分の家の近所に有名な遺跡があれば、観光客が必ず訪れるから簡単に商売が出来るけど、住まいの立地が悪ければ何時間もかけて外国人観光客が多く訪れる観光名所まで出向き、仕事をするのだとか。
縄張りもあるようで、ある程度の距離しか付いて来ないけど、団体ツアー客を取り囲み食いつくように放さない姿は相変わらずだった。
でも、昔に比べたら子供の土産物売りは減った気がする。タ プローム 寺院・教会
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本当はシュムリアップ市内までランチに戻る予定だったけど、時間が無いのでドライバーの案内で、遺跡エリア内のレストランへ。
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客層は、完全に大回りコースの観光客のみ。
そしてほぼ満席。 -
値段は若干お高め…仕方がないけど。
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【BAYON Beer】1.5USドル
ガンガンに汗をかいたので、アンコールBeerを…と思ったら、初めて見る銘柄を発見。
超マイルドで、苦味が苦手な私には嬉しい味だった。
ちなみに、ミネラルウォーターは1USドルだった(市内なら4.000R)。 -
【Fish AMOK】6USドル
ココナッツミルク系のカレーを、すごく優しくしたような味。 -
【フライドポーク&ジンジャー】5USドル
切干大根状に細切りされた生姜がパリッパリ!に揚げてあって、豚の生姜焼きを想像していた私をイイ意味で裏切ってくれた。
これは本当に美味しかったので、Pub Street周辺でも探したけど見つからなくて残念。
合計:15USドル。 -
再びトゥクトゥクに乗車し、向かったのは“僧房の砦”という意味をもつBanteay Kdei。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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背の高い木に囲まれた長い参道を歩いて行くと、ナーガのテラスが顔を覗かせる。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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寺院全体の構成はバイヨン様式に共通していて、元々はヒンドゥー教寺院として建設されたのに、ジャヤヴァルマン7世によって仏教寺院へと改築されたため、内部は迷路のような複雑な構造になっている。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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派手な飾り付けが見えたので行ってみる。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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東楼門内にある後世に持ち込まれた仏像。
手前に座っているおばあさんは噂に聞く…赤い紐を観光客の手首に勝手に勝手に巻いてお布施を強要する人だなと思い、仏像の写真を素早く撮って退散(笑。
寺院観光をするときはなるべくお供えするようにしているけど、強制的に線香や花を手渡されるのは引いてしまう。バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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崩れ落ちているナーガの欄干を歩いて…
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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アプサラのテラスへ。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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欄干脇に建つこの建物は、瞑想するための場所。
経蔵と似ているけど壁が無いのが特徴。バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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アプサラのテラスと呼ばれるだけあって、柱の四面にアプサラのレリーフが施されている。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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屋根はほぼ崩壊しているので、開放的な印象だった。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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この遺跡の窓はとても大きい。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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中央祠堂付近には、デバターのレリーフが状態良く残っている。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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デバター像は1体ずつ離れて造られていて、探してみたけど他の遺跡のような群像は見かけなかった。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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守門神:ドヴァラパーラは、日本で例えると仁王像のような位置づけだそう。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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ヒンドゥー教の名残のヨニ。
でも、リンガは見当たらなかった。バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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支えで何とか保たれているけど、崩壊寸前…!
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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大きな樹の幹に浸食されている外壁。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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迷路のように入り組んだ内部は、立ち入ることが出来ない場所も多い。
バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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デバターや蓮の上で踊るアプサラの姿が豊富なBanteay Kdei。
観光客も少ないので、静かにじっくりと鑑賞できた。バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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この後は、境内の石槽で死者を荼毘に付しその灰で死者を描く儀式が行われたと伝わるPre Rup
⇒巨大な象が周壁の四隅に建つEast Mebon
⇒僧院だったTa Som
⇒トゥクトゥクドライバーが1番好きな遺跡だと勧めてくれたNeak Pean
⇒ジャヤヴァルマン7世がチャンパ軍に勝利した事を祝い創建したPreah Khanを太陽が沈む前に駆け足で周る。
続きは09へ。バンテアイ クディ 史跡・遺跡
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