2013年年末年始釜山の旅（2日目）

2012/12/31 - 2013/01/05

2013年の正月は、釜山で向かえました。
釜山は海に面してて、海から上る御来光を拝むには絶好の場所。
生まれて初めて海から上る初日の出を見ました。
その後「海東龍宮寺」で初詣して、機場名物カニを食べ、最後は太宗台で夕日が沈むのを眺めるという、てんこ盛りの一日でした。

エリア 釜山(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー

2013年の釜山の初日の出予想時刻は7時32分。
初日の出イベントがあるという海雲台に行くため、朝6時15分頃地下鉄2号線に乗りました。
同じ目的の人で、早朝だというのに電車はこの混みよう。
みんな海雲台に行くのかと思ったら、途中にも日の出ポイントがあるみたいで、広安里で若者がどっと降りて、その後冬柏駅でも沢山人が降りて行きました。

海雲台ビーチに7時過ぎに着くと、もう沢山の人でにぎわってました。
これは太鼓をたたく地元のグループ。

蛇年のオブジェが立ってました。

ビーチにステージが設けられ、映画「サニー」を彷彿させるような女性グループが歌を歌っていました。

そろそろ明るくなってきて、ビーチにはこんなに沢山の人が。

地元のテレビ局の人の掛け声とともに、現地で配られた風船を一斉に離し、初日の出の1分くらい前に海に向かって紙飛行機を投げます。

と同時に海に浮かんでいた鳥かと思っていたものが輪になって、人間だったことが判明。

7時32分をちょっと過ぎたところで、とうとうお日様が顔を出しました。
海から出てくる太陽は、まるで日食みたいにゆらゆらして、とっても綺麗でした。

完全に日が昇りきったのを見届けてから、ビーチを後にして、朝食と暖を取るためにカフェへ。
これはチェーン点のカフェBeneのクロックムッシュ（3800ウォン）。
私達が入ったときは、食べ物が出るまで15分待ってくださいと言われたのが、その後混んでくるとともに待ち時間が延びて、レジに並んでいる男の子が「あの人が45分待ちなら、俺達は1時間待つんじゃないか」となげいていました。
でも結局そんなに待たなかったみたいだけど。

朝ごはんを食べた後は、海雲台駅前のバス亭で海東龍宮寺行きの181番バスを待ちます。
しかし、バス亭の表示で次の181番バスは43分後と表示されて、そんなに待ちきれないので、タクシーをつかまえました。
海雲台駅から龍宮寺まで7400ウォン（1月からタクシー代が一律600ウォン値上がりになったみたいです）。
タクシーの運転手さんに、行き先を告げるときは「ヨングサ」と言うだけでいいみたいです。

タクシーだと龍宮寺参道まで入ってくれます。
バスは国道までだから、行きはタクシーのほうがいいかも。

寺の門をくぐると、十二支の像が出迎えてくれます。
みんな自分の干支の横で写真撮影。

私も寅の像と記念写真を撮った後、像の胸にお金を置きました。

本堂に向かう橋から、像が持つ器に向かってお金を投げます。
私は勿論入らなかったです（泣）。
私がいる間に、命中させた人はいませんでした。

とってもめでたい、金色の大仏様。

観音様。

一番高いところから見た龍宮寺の全景。

観音像の周りに沢山あるお地蔵様みたいな像。
1つの像にカラフルな小さな坊主像が沢山おいてあって、この像の足元にいる坊主はお尻を出しています。

薬水があるというので、並んで飲んでみることに。

同じひしゃくで回し飲みするため、いざ自分の番になるとちょっとためらってしまいます。
気温が低いせいか、水がぬるく感じられ、余計気持ち悪く感じました。
でもその後別にどこも異常ないけど。

水かけ像。
みんなにかけられた水が凍ってバームクーヘンみたいに層になってて寒そう。

これが本堂です。
中に入ってお参りしてみたかったけど、中に記帳場みたいのがあったり、どうすればいいのかわからないのであきらめました。

韓国ではお金を呼ぶ縁起物とされる豚の像。
どの像の前にもお賽銭箱があって、全部真面目に入れてたらお金がいくらあっても足りないな。

海側の仏像に行く手前にある像。

海側から見た龍宮寺の全景。

海の側に立つ金の仏像。
よく見ると、像の足元に、もう1つ小さな像があります。

寺の周りは、なかなかの景勝地です。
岩の上のあちこちに石が積まれていました。

龍宮寺前のバス亭から機場までは、181番バスで向かいます。
バス代は確か1400ウォンぐらいだったような。

機場市場で下ります。
市場はこんな感じ。
この日は、まだそんなに寒くなくて、散策も余裕でできました。

市場にはあちこちカニ屋さんが。
私達は何故か一目で日本人とわかるみたいで、日本語で客引きされます。
まだお腹が空いていないので入らずに街歩き。
市場の周りの道路沿いには、駐車場付きのカニ屋さんが多数あったので、地元の人が行く店に行きたい人は、市場の外のカニ屋さんに行くといいかも。

具体的にカニを取り出して、いくらと提示してくれた「テゲチョジャンチプ」という店に入ることに。
ズワイガニ2匹と、それより小ぶりの紅ズワイガニ2匹で、8万ウォンでした。

カニを買うとカゴから目の前で蒸し器に入れてくれました。
店の中でビールとつけだしを食べながら20分くらい待ちます。

本打ちのカニ登場。
蒸しあがってから、店員さんがきれいにハサミで切ってくれて、食べやすくなって出て来ます。

まずはズワイガニから、、、、。

美味しい（≧▽≦）

富山出身の私は、小さい頃セメント袋単位のカニを食べてて、カニの美味しさは誰よりもわかっているつもりですが、その私が食べてもめちゃくちゃ美味しいです。

茹でるのではなく蒸しているせいでしょうか。甘味と口に入れたときのフンワカした口当たりが全然違います。

次は紅ズワイガニ（多分）。

これまたメチャ美味。

ズワイよりも小ぶりな分、甘味が詰まったカンジ。

こんなに美味しいなら、わざわざ釜山から足を運んで、8万ウォン払う価値が十分あります（今まで私達が韓国で払った飲食代の中で最高額）。

カニを食べ終わると、甲羅に入っていたカニ味噌でポックンパップ（炒飯）を作ってもらいます。ご飯代は別料金で2000ウォン。
チゲと一緒に〆のご飯をいただきます。

カニ4杯（8万ウォン）、ビール2本（6000ウォン）、ご飯2杯（4000ウォン）に、調理代別途1人2000ウォン×2で、全部で9万4千ウォン。

あ〜、食った、食った〜。

カニを食べた後、市場を物色して珍しいものを見つけました。

ホヤのキムチです。
味見してみると、刺身のホヤの味そのままでめちゃくちゃ美味しかったので、迷わず買い。1kg入りで10000ウォン。

残念なことに、塩辛ではないので日持ちはそんなにしなくて賞味期間は6日間。

すぐに日本に帰る人なら、お土産に絶対お勧めです。半分のサイズのもありました。

帰りの電車まで時間があるし、またまた街を散策です。
機場の街はこんな風にのんびりした感じ。

バスターミナルの先を右に曲がったところに、真新しい公園がありました。

ここのトイレは綺麗なので、市場のトイレを利用したくない方はここがお勧めです。

取り過ぎたカロリーをちょっとでも消費すべく、運動器具で運動します。

これが国鉄機場駅。

本数が少ないせいか、利用者もまばらでのんびりした感じです。

機場駅の時刻表。

左が東大邸方面、右側が釜田方面です。

遠くは江陵や順天まで直接行けるようです。

電車を待つ間、駅の構内にいた猫ちゃんとしばしたわむれ。

私達が乗るムグンファ号。

何故か国鉄は、日本と同じ左側通行です。
日本統治時代に作られたなごりなんだっけ？

途中海沿いから海が眺められます。
なんで同じ日本海（東海）なのに、冬の風景が日本とこんなに違うのかな？
それに釜山って都会なのに、なんでこんなに海がきれいなの？

約20分で釜田駅に到着。
釜田駅から西面駅まで徒歩10分くらいだし、地下鉄1号線も通っているので、竜宮寺に寄らない場合は、国鉄で機場まで行くほうが圧倒的に便利で早いです。
ただし交通費は2600ウォンと、バスより高いです（と言っても220円程度）。

その後、今度は夕日が沈むのを観れそうな場所に行くため、南下して太宗台公園へ向かいました。

ガイドブックには、南浦洞駅から30番バスに乗ると書いてありますが、なんのことはない西面駅から88番バスに乗れば直接行けたらしい。

展望台まで汽車の形をしたバスで行くこともできますが、2.4kmと大した距離じゃないので、歩くことに。

途中にあった薬水。

やっぱりここのもぬるくてなんだか美味しくない。
周りが寒いからかな。湧水がぬるく感じました。

途中、何度かバスに追い抜かれます。

これはタヌビ号。朝9時から18時まで30分間隔で運行しています。
これ以外に、午後のみ20分間隔で運行するバスと、土日・祝日のみ20分間隔で運行するバスがあるので、週末の午後なら結構な頻度でバスが来ます。
1人1日何度乗っても1500ウォン。

アップダウンが結構あるので、45分くらいかけて展望台に到着。

展望台の2階では、釜山出身の女優チェ・ジウさんの写真展が開かれていました。

中には何軒かカフェがありますが、夕日が観れそうな2階のカフェで夕日が沈むのを待つことに。

コーヒーは1杯3000ウォンくらい、おでんはこの少なさで5000ウォン。

インテリアとか統一されていないし、テーブルに物が置いてあるしで、雰囲気はよくなくて、食べ物も高いし、普通なら利用をためらう場所です。

残念ながら海上が煙っているせいか、夕日が直接海に沈むところは見れませんでした。

夕日が見えなくなったのを確認して、カフェを後にしました。

帰りは暗くなったし、寒いからとバスに乗ることに。

ところが展望台で人が沢山降りるだろうと思っていたら、全然降りなくて、何台待ってもバスに乗れません。

展望台の1つ先の灯台のところなら乗れるかと行ってみましたが、やっぱり同じ。

40分くらい待ってようやくのれたタヌビ号は、吹きっさらしのため、激寒〜。

ちなみに、チケットは、乗務員さんから、直接購入できます。

その後バスと地下鉄を乗り継いで、今日から4泊するエンジェルホテルへ。
3時頃一旦チェックインしようとしたんですが、まだ部屋の清掃が終わっていないとのことで、荷物だけ預けて夜に戻ってきました。

私達が泊るのは、一番狭いダブルルーム。Pusan Naviで予約して、平日4200円、金・土は4700円でしたが、ホテルの料金表を見ると、それぞれ5万ウォンと5万5千ウォンだったので、直接予約したほうが若干安そうです。

これが問題のバスルーム。
狭いだけでなく、シャワーブースの水が便器を通りこして洗面台の下の排水溝に流れるので、シャワーを浴びたら床がビショビショになります。

しかも水はけがイマイチだから、備え付けのサンダルだと穴から水が入ってくるので、靴を履かないとトイレも利用できません。

よって私は、1回しかシャワー使いませんでした。

チェックイン後は、再び昨日の居酒屋さん路地に行って、飲みタイム。
今日はポンイトントンというこの居酒屋に。

中はこんな風にこじんまりして、落ち着いた雰囲気です。
釜山は日本に近いせいか、ソウルの人たちより心なしか静かで、話声が小さいような。

まずは焼酎C1を。
つけだしは青唐辛子のピクルスと缶詰のフルーツ。
このピクルスは、焼酎にぴったりでお酒がすすみそうです。

釜山の居酒屋では、みんな汁もの（湯）の汁をスプーンで飲みながら酒を飲むようです。

真似して湯（タン）と名のつくものを頼もうとしましたが、結局はおでん湯という和風なものに。

おでんの串が10本も入って、卵やごぼう天など日本でもおなじみな具が入って、13000ウォンと格安！！

ちなみに韓国のおでんの湯はちょっと辛いです。

やはり地元の人が昨日よく頼んでいたジョンを。
これは海産物ジョン。

生地がお餅みたいにモチモチで、ネギが切れないけど、美味しくて、海産物が入って17000ウォン。

ちなみに昨日の店もこの店も、日本語メニューがなくて、日本語は通じません。

これが私たちが大好きになった居酒屋横町です（と勝手に命名）。

そんなに多くはありませんが、10軒くらいの居酒屋が連なっています。

ちなみにNAVERによる居酒屋横町の場所はここ。

西面6番出口から出て一つ目の道を右折して、さらにすぐ左折して、また右折して、2つ目の道を左折すると着くみたいですね。

ちなみに私は方向オンチなのでうまくたどり着けず、なんとなく歩いてて見つけたというカンジです。

てんこ盛りの2013年元旦はこうやって終わりました。

この旅行記へのコメント （3）

• てしさん 2013/01/07 13:19:11

  はじめまして

  はじめましてこんにちは。　あけましておめでとうございます＾＾
  
  お正月を釜山で迎えるなんてうらやましいですね＾＾
  
  ホヤ好きのわたしは、このホヤチョッカルを市場で買った薄いタッパに入れ代え、冷凍にしてもって帰りましたよー
  おいしいですねーこれ！＾＾

  rosalindaさん からの返信 2013/01/07 16:43:18

  RE: はじめまして

  はじめまして。
  
  ホヤチョッカルっていうんですね。
  
  冷凍にしなかったので、消費期限が今日までなんです（泣）。
  火を通したいい食べ方があったら教えて下さいm(_ _)m

  てしさん からの返信 2013/01/08 08:41:58

  RE: RE: はじめまして

  > はじめまして。
  >
  > ホヤチョッカルっていうんですね。
  >
  > 冷凍にしなかったので、消費期限が今日までなんです（泣）。
  > 火を通したいい食べ方があったら教えて下さいm(_ _)m
  
  
  消費期限が多少過ぎても臭わなければ大丈夫ですよ＾＾(アバウトすぎ＾＾；)
  火を通した食べ方はちょっと想像付きませんが、、、
  モンゲビビンバ風にしてみるのはいかがですか？
  たたいて、刻んで、韓国海苔や黄身、コチュジャンなどを入れご飯と混ぜ混ぜ！　おいしいと思います。。