横浜称名寺市民の森（横浜市金沢区）

2012/11/18 - 2012/11/18

　横浜市金沢区にある称名寺を囲む裏山は金沢三山（金沢山・稲荷山・日向山）の金沢山を中心として10.2haの広さがある「称名寺市民の森」となっている。
　百観音の標石がある階段を登ると中腹に百番観音が並んでいる。さらに石段を上った上には石仏が安置されている。少し下りになり、さらに長い階段が続く。そこを上った山頂には鉄筋コンクリート製の八角堂が建っており、がっかりした。それよりも、ここからは通行止めでどこにも行けない。しかなく、来た道を戻った。
　阿字ヶ池を過ぎると、伽藍跡が広い草原になっている。左の金堂裏手にも伽藍跡の広い草原が見える。この谷奥へ入ると中腹に北条實時公御廟があった。本来ならば、八角堂からここに来られたはずだ。
　帰りは御廟の右にある山道を通った。尾根筋をぐるっと回って最初の草原横に出た。夕暮れが迫る中、仁王門の横から参道を通って金沢文庫駅に向かった。
（表紙写真は称名寺市民の森から見る八景島）

エリア 八景島(神奈川)

「百番観世音霊場登口」標石。
かつては、右に登口があった。

「称名寺百観音」標石。今ほここから階段が付いている。

中腹に「奉納大乗妙典六十六部日本廻國‥‥」碑。

中腹に百番観音が。戦時中に建てられた。

百番観音。

百番観音。

百番観音。

参道脇の百番観音。

「西国第一番」観音。

西国第○番観音。

西国第×番観音。

「西国第二十二番」観音。

参道脇の百番観音。

「海中出現観世音‥」標石。
長浜観音は高さ 1ｍほどの立像で、海中出現観世音とされ、一時は金沢山頂の八角堂に祀られたこともある。そのときに立てられた標石であろう。
長浜観音は、現在は称名寺の金堂に安置されている。

「経塚」。

石段を登ると石仏。

「嶋村家一族之碑」。

五輪塔。

百番観音と石仏。

長い階段の山道を登ると「称名寺市民の森、散策者の皆さまへ　只今、工事中です」の張り紙。

山頂付近は下草などを刈っており、この先は通行止めになっていた。世界遺産に向けた整備であるという。

称名寺市民の森から見る八景島。

「称名寺市民の森」案内図。

金沢山山頂に建つ八角堂。

金沢山山頂に建つ八角堂。

金沢山山頂脇の石廟。

今来た道を引き返して降りる。

阿字ヶ池を過ぎ、草原の向こうの谷道脇に咲いていたアザミの花。

北条實時公御廟。

「北条実時の墓」説明看板。

右側に宝篋印塔と2其の五輪塔が並ぶ。
これらの五輪塔は北条（金沢）一族の墓だとされる。

五輪塔。

五輪塔。

宝篋印塔。中心の石塔（北条実時の墓と言われている）だ。

左側にも3其の五輪塔が並ぶ。

五輪塔。

五輪塔。

五輪塔。