猛暑のイタリア旅行　ローマ～フィレンツェ～ヴェネチア　フィレンツェ編③美術館・博物館巡り

2012/08/08 - 2012/08/10

ユーロ安のこの夏、行くならやっぱりヨーロッパでしょう。
行き先は二転三転した結果、イタリアに決定。
まだ行った事のない、ローマ～フィレンツェ～ヴェネチアに。
歴史の流れを辿るのには、この経路が良いかなと。

フィレンツェでは、美術館巡りがテーマ。
昨日は、パラティーノ美術館へ。日本ではあまり有名ではないけれど、ラッファエロを見るならと薦められて行ってきました。

さあ、いよいよ今日はアカデミア美術館でダビデ像をそして、ウフィッツィ美術館へ行きます。

中学生時代に美術の授業で図書館の絵画書の中で、一番気に入った絵を模写する授業がありました。ボッティチェッリの「春」の３美神に心を奪われ、特に３人の手のつなぎ方に注目して模写しました。美術教師は、一目見て「ボッティチェッリのプリマヴェーラだね。」とすぐに判ったのに感激しました。
それ以来、本物との対面を夢見ていました。
今回の旅行で、フィレンツェでの一番の目的です。

おまけに行ったガリレオ・ガリレイ博物館も面白かったです。

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩

ウフィッツィ美術館の予約は、９時１５分なので、その前にアカデミア美術館に行く事にしました。
というのも、ダビデ像は朝日の中で見るのが最高という話を聞いたから。

ホテルからは、徒歩１０分もかからないくらい。
８時１５分の開館ぴったりに到着です。すでに大行列。
予約はしていなかったのですが、フィレンツェカードで並ばずに入れました。とは言え、カードの読み取り機の通信速度が遅くて、他の所より時間がかかって、なかなか入れませんでしたが。。。

ダビデ像はすぐにわかります。朝日を浴びる設計になっていて、いっそう輝いて美しい肉体美。ミケランジェロの偉大さに感動です。
（写真撮影はできないので、購入したマグネットの写真です）

この他に、ミケランジェロのピエタもありました。４体のピエタのうち、３体は未完なんですね。ここのピエタも未完でした。

ウフィッツィ美術館の予約は９時１５分なので、早々にお土産をゲットして退散です。
外に出てみるとアカデミア美術館の予約無し行列は、どんどん長くなっていました。

アカデミアから、ウフィッツィまで徒歩１５分程度でしょうか？
やはり、予約無しは、行列ができています。
フィレンツェカードだとそのまま入れるんですけど、今回はツアーに予約がついていたので、右奥の予約引き換え所に行かなければなりません。

引き換えは、特に行列も無く、窓口も予約時間を気にしている雰囲気はありませんでした。まだ、９時前でしたけど、入り口も問題無く入れてくれました。

日本人ツアーも数組いて、ちょうど９時からだったのか、同じペースで周る破目に。聞くとは無しに解説が耳に入ってきて、ちょっとラッキーかな。
ボッティチェリのヴィーナスの美しい事。目を奪われます。

念願のプリマヴェーラです。
ずっと前で陣取っていると、日本語ツアーが次々通り過ぎ、異なるガイドの説明が聞くとは無しに、耳に入ってきます。ちょっとラッキーかな。

ツアーが通り過ぎるのを待って、しばらく見入っていました。

このほか、ダ･ヴィンチの受胎告知もありました。
日本で見たときは、４,５メートルは離れていたかしら。
全く違う絵みたいな印象でした。
こちらも近くでじっくりと見る事ができました。

ウフィッツィ美術館の窓より眺めたヴェッキオ橋。
窓からの写真なら撮っても大丈夫かと。
橋の上にメディチ家の抜け道（ヴァザーリの回廊）があるそうです。

ウフィッツィとは、英語でオフィスの事で元々は官庁だったとの事。
メディチ家のコジモ１世がピッティ宮から通うために作らせた道だそうです。ここも絵画が飾られた素晴らしい場所だそうですが、今は閉鎖中でした。

さて、ウフィッツィ美術館を堪能し、お土産もゆっくり選んで満足。

しかし、もう今日は美術品はお腹一杯って気分。
フィレンツェカード付属のマップを眺めて、ガリレオ博物館へ行ってみる事に。ミラノで行ったダ･ヴィンチ博物館が意外に良かったから。

化学実験用実験台
いろいろセットされている。

ガリレオはメディチ家の家庭教師をしていたそうだけど、その時の物なのかなあ。フィレンツェは、父親の郷里だそう。生まれは、ピサで、ピサ大学を中退とか。その後も大学を色々替わっていて、大学教員の就職は昔から大変だったのねん。

もちろんガリレオらしい物理実験の装置など沢山ありました。

しかし、薬のビンにどうしても眼がいってしまう。。

携帯用薬ビン

天体学習用
ガリレオと言えば、はずせないでしょう。

自宅用お薬セット。
お茶のセットみたい。
イタリアでは、ハーブティーがお薬だからかしらね。

メディチ家のものなのかしら。。。

お医者様の往診セットかしら。

胎児の人体模型も沢山ありました。
ちょっと掲載するのはためらっています。

思い切って、載せてみました。
こんな模型が沢山ありました。

イタリアは、子ども達の科学教育に力を入れている感じがしました。
歴史が違う　と言ってしまえば、それまでなんですけど。